中村ムーチョよしてる展「ナガヤノナカヤデ」を観に、奈良の大人気コーヒースタンドCOCO COFFEEさんへ。香芝市という奈良と大阪の境目みたいな辺鄙なところにあるが、すごく地元の人に愛された店だ。ここの2階に住んでたら、釣竿でザル降ろして、コーヒー買いたいな。
COCO COFFEE
見よ!このギュウギュウの店内。見えてるとこが全部の4坪コンパクト空間だ。こういう所、近所にあると嬉しいし、この近鉄 二上駅にCOCO COFFEEという存在があるのはこの街にとってとても大きいことだと思う。(↑密かに傘立てに、ドムドムの傘が入っているぞ!ニクい演出だ。)
4坪と、見せかけて、隣のシャッターが閉まってる空間、こんな小さい穴を通って入れるスペースが出来ているではないか。茶室を彷彿とさせるにじり口は、どんなに身分の高い人でも頭を下げて入る、全ての人が平等という千利休の教えを表現してるとかしてないとか。
こだわりのスピーカーが設置されていて、店主もここでコーヒーと音楽を楽しんでいるんだろうな。そんな贅沢空間だ。
ムーチョの作品が展示されている。穴のアールと間接照明が洞窟のようなかまくらの中の様な温もりを感じますね。
そんなCOCO COFFEEの前の道(川もある)を挟んだとこにある長屋から手を振ってくる人間が!今回の展示の主役・中村ムーチョよしてるではないか!
こんな位置関係。
近鉄の線路と川に挟まれた三角州的な空間に、その長屋は建っている。住宅街にありながら、陸の孤島のようなほどよいプライベート空間がそこはあった。
ムーチョの展示。デカい作品も迫力があって良いな。
これまでの仕事なども余すことなく網羅した展示は、
さながら、中村ムーチョ記念館のような、集大成感溢れるスペースが展開されている。
ペナントや古着Tシャツから出来た新しいシリーズ。
どれもイケてるな。
布で出来てるしグラフィカルなデザインなのでスタジャンとかスカジャンとか、着れるようなものもいけそうだなと思った。それこと1点もの原画Tシャツとかでも。
こっちはお求めやすい、バンバン売れるゾーン。古い長屋の壁を剥がした剥き出しの木とも相性がいいな。
ちょうど、この日は、流浪のたべもの屋のわたりびとさんがお菓子の出店をしてて、美味しかった。
この腕に“よしてる”と刺繍された服を着ている男が、中村ムーチョよしてるだ。
入れ替わり立ち替わりお客さん(日曜ということで家族連れが多かった)が引っ切り無しに訪れていて、人気の程が伺えるな!
土日は7:00からやってるらしく、朝の画像も見たけど、すごく気持ち良さげだった。
ホント住宅街にありがなら、プライベートアイランドになっている。
展示は、〜10/31(日)まで、水木土日のみ営業。
土日 7:00-18:00 水木 9:00-22:30
COCO COFFEEさんのコーヒーとともに展示を楽しんでみてはいかがだろうか。