横尾忠則展「PINK GIRL」

先日、竹熊健太郎さんがトークショーで、日本の出版社vs電子出版の話をされてたのだけど。日本の出版社の印税率は通常8~10%だそうなんだけど、アマゾンやアップル、ソニー(米国法人)なんかの電子出版(kindle的な)は出版社を通さずに著者と直接契約したら印税率を(条件付きで)最高70%まで出す的なことになってるみたいで、何人かの作家がすでに動き出してるとか。そんなこともありつつ日本の出版社が電子出版と戦ってるのを、黒船と鎖国してる日本に例えてらして時間の問題だと。その話を聞いてて、大学時代自分が行ってた学科の事を思い出す。

僕が行ってた学科の一番偉い教授の人が30年以上前に、当時色々反対もありつつ他にない学科を作ってそれが革命的な出来事だったそうで、その教授の事を良いと言う人らだけで自分の周りを固めてて、在学当時その話を勲章の様に聞かされたんだけど、外部からまた新しい学科を作る動きがあった時に、それに猛反発してて「いやいやいやいや、アンタら同んなじことしてるがな!キモチ悪い!!」と思ってたのだけど。

そんな僕も、新しいモンや流行ってるモンを毛嫌いする傾向があった(携帯が普及しても、かなり遅くまでポケベルを持ってたし。。。全く無意味だ)のだけど、ハッと我に返る。あの頃なりたくないと思ってた大人になってるじゃないか!あの頃の僕らが笑って軽蔑してた大人に!!

そんなわけで、なんでもかんでも毛嫌いするのも良くないと思い、みんな乗っかってるモンも、乗っかってみて判断しないとダメだなと思ったわけで、、、密かにtwitter的なものを試しに初めてみたりしてみる。こそっと。鎖国は良くない!


Six
で開催中の横尾忠則展「PINK GIRL」を観る。
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「PINK GIRL」

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パースのついたピンクの空間に、横尾忠則さんの60年代から今でも描かれてる”PINK GIRL”シリーズの展示。なのでよく目にするものから最新のものまで、贅沢な感じですね。
ちなみに横尾忠則さんは楳図先生と同い歳の73歳。
どえらい73歳だね。全然見えへんし。