ちゅーことで、お葬式なんだけど、(もちろん悲しい儀式で語弊があるかもだけど)ちょっとお祭りのような、親戚一同やその集落全体から人が集まってわいわいやってて、女性陣はみなエプロンや割烹着に、チラシ寿司を作ったり大忙しの、男性陣は(誰がだれか分からなかったが)祭壇の前でご飯を食べつつ呑んでて、みんな悲壮な感じではない。
それに、特殊な宗教や宗派ではなく、この地域の風習で、僕も頭に文字が入った幽霊的な三角形のをして、腰には縄を巻いて、足には(画像の)わらじを履いて、棺を台車に乗せて悲しげな歌を歌ってる人の中、みんなで白い紐を引っ張ってで村の端の霊柩車まで引っ張ってって、最後棺を時計回りと逆に3回ぐるぐる回したり、不思議な経験をさしてもらう。さながら寺山修司や石井輝男の世界と言った感じだ。
滅茶苦茶写真を撮りたかった(いや、ちゃんと記録としてね)けど、僕も棺を持つ役だったので断念。
そんなわけで、全体的に悲壮感はなかった(祖父の人柄なのであろう)けど、亡骸を観たり骨を拾ったりすると、生前の思い出から死後のことから、魂や霊のこと、人体や骨の構造など、森羅万象的な壮大なことを色々考えちゃいますね。大往生でした。