『エヴォリューション』併映『ネクター』

京都みなみ会館ルシール・アザリロビック監督待望の新作『エヴォリューション』と併映で『ネクター』を観る。
2016-12-25『エヴォリューション』(2015年/フランス/81min)
併映『ネクター』(2014年/フランス/18min)


っていうか、『ネクター』の併映を知らなかったので、18分で終わり一瞬短っ?!って思ったら違ったのね。『ネクター』は短編なのでシンプルで分かりやすい話だった。『エヴォリューション』への期待が高まる。
(少しネタバレするかもなので、興味ある人は読まないで!)
前作『エコール』が少女の精神世界を描いていたが、今回は少年の世界。『エコール』は、特に説明はなく物語が進んで行き最後に何を表現してたかに気付いた時に、うわ!そういうことか!と衝撃を受けたが。今作は少年なんだけど、男子が妊娠するような表現がちょっとブレてるという気もしたが、そっか少年ということでなく、人間じゃない生物、ハナからヒトデの生態を表現してるものとして観ると間違ってはないのか。単純に少年の世界なら、『エコール』と同じことになるしこれはこれで成立してるのか。男性が描く少年と、女性監督が描く少年だから表現方法が違うのかな?観る人の性別によっても感じ方が違うのかもしれないし。ヒトデの生態を知ってる人は少ないだろうし、分かりやすさ(もちろん分かりやすければ良いと言うものではない。テーマの明確さね。)では『エコール』だけど、これはこれで悪くはない。
映像(構図もロケ地も色調も)はやっぱズバ抜けてるし世界観的にも好きだな。ソフト化されたら買うだろうし。

『エヴォリューション』公式サイト
『エヴォリューション』Trailer
『ネクター』公式サイト
『ネクター』Trailer

『変態だ』

みうらじゅんさん企画・原作、安齋肇監督『変態だ』の舞台挨拶があったので、MOVIX京都へ。
2016-12-17-a『変態だ』(2015年/日本/76min)

おもしろかったですよ。モノクロのコントラストも気持ちいいし(後でパンフレットでカラーを見たら、また違う良さがあった)、アフレコ(ピンク映画的な)の感じは独特な味わいがあるね。前野さんも雪山で体張ってたし、月船さららさんのドSっぷりも良かったね。(「世界で一番美しい夜」でも脱いではったっけ)
真心ブラザーズの桜井さんもチラッと出てたし。後半あんな展開になるとは!(『THE GREY 凍える太陽』のオマージュらしい。まだ観てないのでチェックしなければ。)

2016-12-17-b安齋肇監督・みうらじゅんさん・前野健太さん・サワサキヨシヒロさん・ウクレレえいじさん。

2016-12-17-c舞台挨拶後の撮影タイムにて。前野さんの生歌とウクレレえいじさんのネタも観れて贅沢でしたよ。

『変態だ』公式サイト
『変態だ』予告編

『君の名は。』

TOHOシネマズ六本木ヒルズで、新海誠監督『君の名は。』を観る。
2016-12-08『君の名は。』(2016年/日本/107min)


何となく、男女が入れ替わってくらいの漠然とした情報しか知らずに観たので、途中で、え?オカルト?え?どうなんの?みたいにになりつつ。ま、こんなけ日本中でウケている(老若男女、カップルからファミリーまで)ので、ラストはまぁ大丈夫やろという安心感はあったけど。背景に定評のある監督なので、ま、映像もキレイやわな。途中、時間軸が分からなかったけど、普通に楽しめた。

『君の名は。』公式サイト
『君の名は。』予告
『君の名は。』予告2

『第22回 京都国際子ども映画祭』

宮平貴子監督の新作短編が観れるということで、京都文化博物館で開催してた『第22回 京都国際子ども映画祭』へ。

2016.08.04.a『KINDER FILM FEST KYOTO

2016.08.04.b『わたしの宝もの TREASURE HUNT』(2015年/日本/20min)
宮平貴子監督の作品。“転校生の佐藤さんから、「宝もの」への道順が記された地図をもらったミイとハナは、なぞを解きながら沖縄の町を探し回る。ふたりは宝ものを発見できるのか?”という作品。那覇の知ってる場所がちょこちょこ出てきて、何か嬉しいな。子どもが夏休みに観るに良さげな感じかな。

2016.08.04.c宮平貴子監督のゲストトーク。写真撮ってくれと頼まれて。

2016.08.04.d宮平貴子監督。去年12月の沖縄以来ぶりか。
“KIFFO”(Kodomo=Kidsこども International=国際的な Film=映画 Festival in=祭 Okinawa=沖縄)の活動をしているのだ。
映画を通じて世界を感じ、ワークショップなどの活動を通じてさまざまな年代の子が集まり、自分を表現することにワクワクし、人の表現にワクワクする。大人もこどもも、ワクワクを作る場所。それがKIFFOです。だ。

KIFFO オフィシャルサイト

『シン・ゴジラ』

映画ファーストデーということで、T・ジョイ京都にて庵野秀明監督『シン・ゴジラ』を観る。

2016.08.01『シン・ゴジラ』(2016年/日本/119min)


うん、おもしろかった。個人的にこれまで特撮や怪獣を通ってこなかったし、ゴジラも小学生の時に『ゴジラvsビオランテ』を友達と観に行ったくらいで、人間ドラマやテンポ的にあまりピンとこなかったというか、凄く退屈だった印象だった(今観たら違うんだろうけど)。ので、特にその後も特撮の方に行かなかったのかも。

で、今回のは庵野秀明監督ということで、アングル(圧縮効果だったり、ローアングルだったり)にしろ、音楽にしろ、フォントにしろ、エヴァ感満載で、たまらんかった。エヴァが実写化されたらこんな感じなんやろな〜って感じで嬉しいわな。
セリフも多く、メチャクチャ早口で途中笑ってしまうくらいだ。ので、バンバン進んで行くしテンポが凄い良かった。出演してる役者さんエエ人がちょい役でいっぱい(島津健太郎さんや諏訪太郎さんや他いっぱい)。マフィア梶田さんっぽい人やなと思ったら本人やし。凄いな。西村喜廣監督も関わってはったのね。
いや〜、面白かった。ソフト化されたら買うだろね。


『シン・ゴジラ』公式サイト
『シン・ゴジラ』予告1
『シン・ゴジラ』予告2
『シン・ゴジラ』白組によるCGメイキング映像

『シン・ゴジラ』特報1
『シン・ゴジラ』特報2
『シン・ゴジラ』TVCM①
『シン・ゴジラ』TVCM②

『ハリウッドザコシショウのものまね100連発ライブ!』

ハリウッドザコシショウさんのDVD出ましたよ。
2016.07.06『ハリウッドザコシショウのものまね100連発ライブ!』(2016年/日本/本編98min+特典130min)

おもしろかった!
高校生の頃(G★MENS時代)から大好きな人。売れて凄く嬉しい。頭がおかしくて無茶苦茶キレれば良いってもんじゃなくて、この人はちゃんと面白い。もはやアーティストだし、長くしつこく続けることが大事(大変)だと思った。
中毒性があって何回も観てしまう。ものまねは、似てないけど似てるけど似てないけど似てる、って感じだ。たまに本物とは違うけど凄く似てる時もあるし、笑えるし、凄い!買った初日で、観終わった後、余韻に浸ってたらいきなり隠しコマンド(そんなんあるって知らなかった)発見したし。ビックリした。
これは絶対買いですよ!

『若葉のころ』

京都みなみ会館で気になってた、ジョウ・グータイ監督『若葉のころ』を観る。
2016.07.01『若葉のころ』(2015年/台湾/110min)


良かった〜。実はこういう台湾系の青春もの割と好き(割と男性が撮ってることが多い)なんよね。同じアジア人で日本人(文化や街並み)に近いけど微妙に違うその異国感と親近感。台湾の制服って妙にジャストサイズだし(今作は違うが)黒髪だし、やっぱオカッパ(前髪)は最強ですな。主人公の娘も可愛いかったし母も同級生もみんなキレイやな。友達の後ろの席の黒縁メガネの娘も気になったかな。
そして、時期的に夏前のちょうど今観るべき(観れてよかった)作品かな。雨と風を巧みに使ってたし。青春って感じやった。台湾行ってみたいな〜。

・『若葉のころ』公式サイト
・『若葉のころ』予告編

『キネマ純情』2回目。

京都みなみ会館井口昇監督待望の新作『キネマ純情』を観る。
感想は以前渋谷アップリンクで観た時ので>>

2016.06.09.a『キネマ純情』(2016年/日本/82min)

2016.06.09.bここ1年ちょいくらい忙しくて、みなみ会館から足が遠のいてたけど、久々にまた会員に入り直す。おっ、劇場のトビラにサインするシステムになってるのね。井口監督ノーメイクスのサインも。
で、『キネマ純情』の方は2回目観たけど、やっぱイイ!ニヤニヤが止まらないし、早くソフト出て欲しい。コメンタリーが早く聞きたいな。

・『キネマ純情』公式サイト
・『キネマ純情』予告編(YouTube)

『リリカルスクールの未知との遭遇』

デモ田中監督『リリカルスクールの未知との遭遇』初日舞台挨拶があったので、シネマート新宿へ。
2016.05.28.a『リリカルスクールの未知との遭遇』(2016年/日本/75min)


井口昇監督作品の常連役者でもありメイキングを撮ってたり、元々一緒にAVを撮ってたり一緒に住んでたこともあるデモ田中さんの初長編監督作だ。不思議な映画だなと思って観てたらラストは妙に切ない気持ちにさせられるぞ!

2016.05.28.bそして、上映後はリリカルスクールのパフォーマンスと舞台挨拶が。
写真OKだった(アップして良いとは言ってないので後ろ姿にしとこか)。

2016.05.28.cそして、リリカルスクールと、デモ田中さんにサインをしてもらった。嬉しい。パンフレットの井口監督のコメントも熱いぞ!!グッときた。

・『リリカルスクールの未知との遭遇』公式ホームページ
・『リリカルスクールの未知との遭遇』予告編(YouTube)
・RUN and RUN / lyrical school 【MV for Smartphone】

井口昇監督ミニ写真集「監督」

ふふふふふ。井口昇監督のミニ写真集「監督」を手に入れたぞ!

2016.04.27奥さまが撮られたプライベートな写真満載でニヤニヤしてしまうぞ!
お幸せそうですごいイイですよ。
大盛堂書店内★聖地書店 渋谷スクランブル交差点角、センター街入り口、大盛堂書店2階にて販売中ですよ。買いですよ。

『変態団/自傷戦士ダメージャー』DVD

待望の井口昇監督『変態団/自傷戦士ダメージャー』のDVDが出ましたよ。
2016.04.23『変態団』(2015年/日本/45min)
『自傷戦士ダメージャー』(2015年/日本/23min)


この作品、渋谷アップリンク名古屋シネマスコーレ沖縄桜坂劇場でしか公開さあれなかったので、去年の12月の沖縄展の合間に名古屋まで観に行った(逆に沖縄公開はタイミングが合わず)作品。ソフト化されへんやろな〜と思ってたら出ましたね。2回目ということで、色々細部まで分かったり。ダメージャーの曲も頭から離れないね(サントラも買ったし)
『変態団』の方は、“井口昇のワクワク映画塾”第一回卒業作品なんんだけど、どういう意思でこの塾に来てはるのか(井口監督ファンはもちろんのこと、映画の講座なのかとたまたま受講されてる人もいるだろうし)凄く気になるね。どういう心持ちで演じてはったのか。気になるね。
とにかく凄い貴重な2作品だ。井口監督といえば『キネマ純情』の関西公開が楽しみである。

・『変態団』/『ダメージャー』 予告編(YouTube)

『珍遊記』

T・ジョイ京都漫☆画太郎先生原作、山口雄大監督『珍遊記』を観る。
客、自分1人だけで貸切状態やった。(自分が来てなかったらどうなってたんやろね?映画かけずに終わるんかね?

2016.03.24『珍遊記』(2016年/日本/100min)


(※あくまで個人の感想です)ん〜〜〜、おもしろくないね。
この監督は、今まで漫☆画太郎先生の漫画を実写化してきた(実写化することに意味がある的なことになってて、成功はしていない)が、まず最初の『地獄甲子園』(2003年)はこんな適当なことしやがってっと怒りすら覚えたし、その後の『漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)』(2004年)でこれまたふざけんな!(原作はふざけてるけど、そういう意味じゃなくね。ええかげんなことすんな!的な意味ね)って感じで、その後は全く期待してないし、その後も楳図作品の実写もしてきたけど、怒りを抑えハナから無の感情で原作が好きだから一応チェックをするくらいの気持ち(全然ハードルを上げず、極力フラットな気持ちで楽しもうと心がけるようにして)観るようにしてきました。そして、今作の発表があった時も、ハァ〜またか。もちろん駄目だろうなといつも通りハードルは上げず、いつものごとく期待もせず観たけど、冷静に観て、んんん〜〜〜、おもしろくないですね。これを観て面白いと感じる人は自分とは感性が合わないと思う。田山涼成さん、笹野高史さん、温水洋一さんは各々良い仕事はしてはった。くらいかな。
元々期待してないし、いつものことって感じかな。(っていうか、この監督が悪いんじゃなくて、誰がやっても無理ちゃうかな。そっかそういうことか。)

『キネマ純情』

渋谷アップリンク井口昇監督待望の新作『キネマ純情』を観る。
行った日は、井口監督とノーメイクスの柳杏奈さんの舞台挨拶がありましたよ。久しぶりに生井口監督

2016.03.16.a『キネマ純情』(2016年/日本/82min)

2016.03.16.bこの映画は、井口昇監督プロデュースのアイドルグループ“ノーメイクス”主演の映画。クラウドファンディングで作られた映画で、微力ながら僕も出資してみた作品。エンドロールに自分の名前も入ってて、井口作品に自分の名前が入ったのは凄く嬉しいな。ソフト化が待ち遠しい!

映画の内容の方は、こんな映画観たことがない!!凄いモンを目撃した!という感じ。アート性が高く井口ファンとしてはたまらない作品だった。スプラッター系の作品と双璧を成す井口監督の女子的世界観。これはたまらん!(初見の人はどう感じるかは分からないけど、ええっ?!ビックリするんちゃうかな?)『自虐戦士ダメージャー/変態団』のワクワク映画塾の人らも出てたりと、井口監督を慕う人らの愛情で出来てる、そんな作品だ。

そして、ノーメイクス井口監督プロデュースということで、オーディションから観てたし、CDも全部持ってるけど特に誰か推しってこともなく箱推しって言うの?だったけど、上埜すみれさんおもしれ〜な〜と思った。(みんなイイキャラなんだけどね)
ノーメイクスの今後の動向(今都内中心だけど)も楽しみですな。『キネマ純情』京都での公開も、また観に行くと思う。井口監督ノーメイクス、京都来て欲しいなぁ〜。

2016.03.16.cパンフレットとポスターに井口監督柳杏奈さんのサインをもらいましたよ。嬉しい!レア・チラシももらえたし、ホクホクして帰ってきたのであった。

・『キネマ純情』予告編(YouTube)

『さよなら、人類』DVD

ロイ・アンダーソン監督『さよなら、人類』のDVD出ましたよ。
2016.03.02『さよなら、人類』(2014年/スウェーデン=ノルウェー=フランス=ドイツ/100min)


感想は、前劇場で観たときので>>
メイキングが観れて良かったけど、少ないね。もっと観たかったかな。でも、まぁ、やっぱ大好きだ。たまらん。

・『さよなら、人類』オフィシャルサイト
・『さよなら、人類』予告篇

『ヘイトフル・エイト』

T・ジョイ京都クエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』を観る。
2016.02.28『ヘイトフル・エイト』(2015年/アメリカ/168mm)


タランティーノって感じの映画。普通にどうなんのどうなんの?って感じで楽しめた。あと、雪の中の撮影大変やろな〜と思った。オープニングのキリスト?の像がだんだん退いていっての遠くに馬車が来る1カットの画が、お〜ってなった。メイキング観たいね。ネタバレもあるので内容について書けないので、こんなとこかな。

・『ヘイトフル・エイト』公式サイト
・『ヘイトフル・エイト』Trailer

『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』

DVDで松尾スズキ監督『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』を観る。
2016.02.17『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』(2015年/日本/121min)


松尾スズキさんや大人計画系のキャラの濃い人らの期待を裏切らないやつですよ。みんな面白いし、滑稽なことをさせられてる感がいいですね。中村優子さんが凄くグッときた。色っぽいなぁ。他の人は安定した面白さだ。流石です。

・『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』公式サイト
・『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』予告編(YouTube)