大団円。

アニメ『聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編前章後章エリシオン編』観る。
ついに最終回までいっちゃいました。わりとサラッと一気に観れた。
って、星矢とかみんな声変わってるし!(でも、それもまぁすぐ違和感なくなる)曲も『ハーデス十二宮編』よりは星矢っぽくなってたかな。(ちょっと打ち込みのドンドコさせ過ぎた感じが聴いてて恥ずかしくなるけど。)
キャラと質感の違うゲームみたいな変なCGもなくなったし(やっぱどう考えても不評だったんだろう)。画がキレイなのは良いよね。
敵が108体いる設定なんだけど、後半一気に複数倒してく(原作もだけど)のであんま108体もいたしない。
ラストもわりとあっさり。でも原作もそんな感じだし、これまでのアニメの各シリーズのラストもそんな感じだしね。変に余韻がなくていいのかな。

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特典で色んな関係者のインタビューが付いてたけど、
車田先生のインタビューあったら良かったのになぁ〜。

『ホームレスが中学生』

ももよん展後、ちょうど観たかった映画『ホームレスが中学生』が新開地の神戸アートビレッジセンターでやってたので観に行く。(京都には来ないっぽいので)

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見た通り「ホームレス中学生」のパロディで、出オチ的な感じなんだけど割とイイ話。
何でも主演うつのみや八郎さんが現役ホームレスらしい。で、映画を観ててそんないじり方して大丈夫か?と思ったけど、帰って調べたらどうやら芸人でホームレスのようだ。
「ホームレス中学生」の原作や映画を観てないから分からないけど、多分タイトルだけがパロディでストーリーは全然違うと思う。
映画自体低予算な感じで、役者(中学生や保護者)もセリフ棒読みでそのチープさ加減(三文芝居)が逆に良い方向に作用してたかな。狙ってるんだろうけど、マンガ的なべったべたの臭っさいセリフやシチュエーションも、変に熟れた(こなれた)役者がイヤらしい狙い方をしてくるじゃなくて、この中学生達だから良かったんじゃないかな。中学生日記的なノリが。
主人公がしゃべらないのはゴリラーマンっぽいな。
軽くサラッと観れた(75分ってのもあるけど)から、これは全然複数回観れる映画だ。

『ホームレスが中学生』オフィシャルサイト
『ホームレスが中学生』予告
『ホームレスが中学生』インタビュー

主題歌が耳に残って離れません。

『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』

今日は”映画の日”世界エイズデーもだし、ミステリーハンターの竹内海南江さんの誕生日でもあるね)だったので、みなみ会館ブラザーズ・クエイの最新作『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』を観る。

幻想的で絵画の様な柔らかい映像なんだけど、いつもの凄い怖い(乱暴な?)動きのアニメーションや実験的な映像で、その夢の中の様な感じが、逆に寝そうになりながらも観る。
最初ちょっと人物の見分けが付かなくて設定が把握できず(この人とさっきの人は同じ人?あれ?別の人?え?自分の幻影を見てる的なこと?って)混乱したり、セリフも詩的な感じで何の話をしてるのか頭に入りにくかったけど解説を読んで理解。ちょっとこれはもう1回観て読み解かないといけないなぁ。オペラとかを観るような感じなのかな?オペラ観たことないけど。
まぁ、話は簡単なことなんだけどね。映像を観せる(魅せる)感じかな。

劇中に明和電機”グラスカープ”的な楽器(大きさの違うガラスを一列にして回転させるグラスハープ。グラスの淵にママレモンをつけて”ポ〜”って鳴らす的なヤツ)がチラッと映るんだけど、もしかして明和電機のを見て?と思って調べたら違った。
バロック時代に実際にあった楽器明和電機がそこから発想を得たようだ。へぇ〜。

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『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』

『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』Trailer

あと、ちょっと業務連絡で、
東京のTKさん、送ってもらったメールの返信を全く同じアドレスに送ってるのですが直ぐエラーで返ってきます。。。んんん〜〜〜???

『東京残酷警察』(2回目)

西村喜廣監督『東京残酷警察』みなみ会館で先行レイトショーしてたので観に行く。前にシネ・ヌーヴォで1回観てるので、2回目だ。
”TOKYO SHOCK”シリーズが熱いんです!

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ヒロインのしいなえいひさんイイです。美人なのか美人じゃないのか分からんところがイイです。シーンによって美人だったり、アレ?ってなったり。
って感想は前と同じなので、そっちで!>>

でもヒロインがイイってのは重要ですよね。アイドルとか美人なら良いってのと違って、演技とは別で主役感というかカリスマ性のある空気感がね。絵を描く時もそれを意識しますね。実際描いてみて、(ゴレンジャーで言うところの)アカレンジャーかアオレンジャーになってるか。あぁ〜これミドレンジャーだな、ボツ!とかって感じでね。複数の人を描く時じゃなく、単体の人物を描く時はそういう”主役っぽさ”を意識しますね。線のちょっとの差で変わっちゃいますからね。

っちゅーことで、みなみ会館で12/6(土)から5日間限定レイトロードショーですよ。

『東京残酷警察』Official Site
『東京残酷警察』Trailer

”ATHENA EXCLAMATION”

アニメの『聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編』を観る。
このハーデス編は当時アニメ化されてなかったもので、2003年以降にアニメ化されたもの。これは、たまりませんねぇ〜。
キレイな人物は良いんだけど、背景なんかが質感の違う変なCGになってたり?オープニングエンディングの曲がなんでコレ?春麗の声なんで?的なツッコミたいところは多々あるけど、やっぱ最後は見入ってしまいますね。
つづきが早く観たいッス!

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”アテナエクスクラメーション”
(アテナが禁じた影の闘法)は、
ちょっと感動しました。

”君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか?!”

小学生の頃、好きだった『聖闘士星矢』を観る。これはたまらん。。。

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DVDで19枚、全114話ある。結構大変でした。
DNAに染み付いてるというか、が流れただけで平伏ものです。
当時は黄金聖闘士(ゴールドセイント)にしか目がいかなかったのかもしれないけど、今回観てシャイナさん結構アリかも。原作は何回も読んでるんだけど、アニメ版のみのアスガルド編が観れたのは嬉しい。ヒルダもイイね。

今の僕の絵の、手(拳の丸い骨の部分)の描き方や、金属の表現車田先生の影響をかなり受けてると思います。

『プラダを着た悪魔』

毎度、昼ドラの話で申し訳ないけど、、、これでもいつもは大分セーブしてるのですが、書いちゃいます。?ちょっと、今日のblogはきしょいかもしれないので、興味ない人は飛ばして下さいね。

4ch「温泉へGO!」最終回でしたね。
最後、劇的な事はないけど、そのひっそり感が「あぁ、終わっちゃうんだぁ〜」って寂しい気持ちになりつつ、こっちはまぁ今後シリーズで長く続けていってくれれば嬉しいですね。薫さん役の加藤貴子さんはホントに適役です。

8ch「愛讐のロメラ」観ました?これもホント面白いですね。
色んな事が何層にも複雑に重なってて、それが上手いこと解けたり絡まったりしてます。しかも、”愛讐”ってのは加賀見家サイドの珠希への復讐かと思いきや!珠希の復讐の話じゃないですか!今まで珠希は聖人の如く罪を償って加賀見家のために献身的につかえてきたけど、顔が変わりました。
今日の放送で残りの話の流れが見えましたね。(ここからはあくまで勝手な想像ですよ)恭介の子供を妊娠した珠希は悟と結婚し子供が生まれる。そこから”5〜6年後”的に月日が流れる。悟の髪型も今風になる。子供もある程度大きくなった頃に、交通事故かなんかにあっちゃって悟が輸血しようとするが、血液型が珠希と悟の組み合わせでは生まれない血液型で、そこで恭介の子供だということが分かると。一方その頃、モザンビーク(やったっけ?モザンビークて!)にずっと行ってた恭介が帰ってきて、「まさか、その子は?!」的になりつつ・・・最後は恭介と上手い事いく的なね。
あとは聖人珠希がどんな復讐劇を見せるかが見所なんじゃないですかね。
あくまで予想で、これをどう覆してくれるかですが、自分の中でアタリハズレを楽しむのがたまりません。
杏さゆりが、亮太の遺書を勝手に見たのはどうかと思うし、内容は誰にも言いません=今後言っちゃいます、ってことだな。うん。
それと別で、主要キャストじゃないけど、たまにチラッと出る看護士・奈緒さん役の伊佐美紀さんがちょっと気になる。登場すると嬉しいです。
”愛ロメ”目が離せませんねぇ。うん〜。
本間このドラマ観てる主婦の人達と熱く語り合いたいところです。
いや本気(マジ)で。

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『プラダを着た悪魔』
を観る。
この手のドタバタサクセスストーリーは、ネガティブなエンディングにはならないので安心して観れますね。
色んな人がちょいちょい出てたり。良かった。おもろかったです。
99%ツンの人が見せる、1%のデレときたら凄い効きますね。
部活の滅茶苦茶怖い先生の家に卒業式後に行った時の感じを思い出す。

『プラダを着た悪魔』Trailer

『ムーランルージュ』

寒くなってきました。この引き締まる感じイイですね。
10日に1回のペースで自分で散髪してるのですが、お風呂に入る前にパンツ一枚でしてるので寒くて泣きそうになります。トニックシャンプーも凍え死にそうになります。

『ムーランルージュ』を観る。
学生時代に何かの授業で『赤い風車』ていうロートレックの伝記映画を観たけど、それとは全然違うようだ。
ミュージカルなので、ストーリーってよりは歌や演出を楽しむエンターテイメントって感じかな。劇の中の劇って感じで、場面や状況によって登場人物が踊り出すんだけど、シリアスな場面よりコメディな場面が楽しくて好きかな。微笑ましいです。美人や男前の人がコミカルなことをするのアリですよね。ギャップがね。
ちょっと違うけど、ジャリズムのこのネタを思い出した(最後の部分ね)。

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『ムーランルージュ』
『ムーランルージュ』Trailer

『縛師 Bakushi』

”縛ることは、抱きしめること。”

っちゅーことで、『縛師 Bakushi』を観る。
3人の縛る人のドキュメンタリー。最近ドキュメンタリーづいてます。
色んな職業があるもんですね。この縛師、ホント職人です。シンメトリーにキレイに縛っていきます。祇園祭の鉾を縄で組み立てる的な感じにも近いのかな。水引工芸品的な感じが外国でもウケそう。女の人をアクロバチックに宙吊りにするんだけど、シンクロ雑技団的な”決め”の要素があったり生け花の様な感じで要所要所足の角度をつけたりと様式美を追求してる感じ。
縛る方と縛られる方では、一見縛る方が楽なように思えるが、そうではなく縛られる方がどうして欲しいかを察して縛っていかないといけないので大変らしい。闇雲に縛ったり叩いたりしてるんじゃなく、微妙に強弱つけたりしてるしね。 (みうらじゅんも小説で”SMのSはサービスのS”って書いてたしね )

個人的に縛ったり叩いたりする系のジャンルは性的な意味では趣味ではない(痛々しいのはあまり好きではない。極道感のある刺青もちょっとダメかな。ポップな感じのが好みです。全部脱いでも靴下や足袋を履いたまんまなのは正解)し、”縛ってみたい”願望はないけど、これ観てちょっと”縛られてもいいかな”って思いもよらぬ感情になった。なんとなく縛られる側の気持ちが分かるし、何って言うか、痛気持ちイイ感じ?おでんに、からしを多めに付けてツ〜ンときて涙が出るけど気持ちいい的な感じ?誘拐されてその後殺されるかもしれない状態で縛られるのは嫌だけど、縛師との信頼関係があっての縛られるのなら、ちょっと分かる気がする。
攻めと受けの感じが、何かプロレスにも通ずるところがあるような気もしたかな。

”縛師”とはこういう仕事ですよ的に紹介するドキュメンタリーなら、これで正解だと思う。でも、何か仕事(実演)後の現場での空き時間にインタビューしただけの感じで、それがDVD出た時なんかの特典映像の規模なので、贅沢を言うと、もっと縛師自身のプライベート(仕事後の飲みの席での本音的なものや、どんなところに住んでるとか)な部分まで突っ込んでって欲しかったかなと思ったり、思わなかったり。つーことで。

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『縛師 Bakushi』
『縛師 Bakushi』Trailer

『2010年』

『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターでは、竹内海南江さんが昔から好きなんですが、前にも書いたけど今日出てた、石橋奈美さんのミステリーハンターっぷりがイイです。前回登場時から気になってたんですが、わざとらしくないリアクションや表情が好感持てます。イイ人に違いない。


んなわけで、『2001年宇宙の旅』の16年後(1984年)に作られた続編の『2010年』を観る。
『2001年宇宙の旅』で謎だった部分を描いたもの。前作のがセリフの少ないドキュメンタリー的な(ドキュメンタリーじゃないよ)感じならば、こっちはドラマな感じ。ストーリーに起伏もあるし人間ドラマもあるし。ちょっとホロっとくるところもありつつ。ジョーズの人が出てた。

宇宙がどうなってるのか凄い興味あるけど、行きたいとは思わないかな。
宇宙船内ならまだしも、宇宙空間はちょっと怖ぇ〜は。

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『2010年』Trailer

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2010年と言えば、こんなんがあった。
2000年に出たカップヌードルを10年間保存できてるという缶詰。
何個か買ってあるので、1個食べてみたら、、、んんん?!?!?!
味が変だ。。。でも、完食。けど、美味くないぞ。

で、ちょっと日清のサイトでこんなのを発見!
”缶入りカップヌードル「TimeCan(タイムカン)」の一部において缶の巻き締め不良が原因で缶内に空気が入り、品質に影響する可能性が生じたため、2004年3月より新聞、雑誌や弊社ホームページで告知し、自主回収を進めて参りました”だって。おい!
食うてもうたがな。まぁ、食べてから何日も経つけどなんともなかったが。
つっても、今ある分は返さないし、2010年になっても開けないしコレクションとして半永久的に保存し続けるけどね。

『2001年宇宙の旅』

昼ドラ『温泉へGO!』いよいよ来週最終週ですね〜。
カオルさんが伝説の女将(旧作「温泉へ行こう」シリーズでの話が伝説化されている)だったってのが意外と簡単にバレちゃいましたね。こっちは情念系ではないので、まぁ、安心して観れるけど、ああ〜〜〜終わっちゃうのか〜。
『愛ロメ』の方は、亮太のヒドさにも慣れてきたところで、何か最終回?みたいな(実際にはあと30話近くある)色々キレイに清算してきましたね〜。まぁ、またここからなんぼでも広がっていきそうな内容でしたが。
僕的には多分、珠希は妊娠するんちゃうかとふんでるんですけどね。それによって良く思わない人も出てくるだろし。目が話せません。
っちゅーか、悟は一切珠希のこと恨んでもないし、自分に正直だったのに一番可哀想ですね。
あと、男性陣のズラのような髪型は、今後”〜○年後”と時間が経過した際にちゃんとした自然な髪型にするためのものだと思いますよ。

有名な映画でも全然観たことないのがあるので、
観とかねばと『2001年宇宙の旅』を観る。
40年前の作品ということで、映像の風化具合というかヴィンテージ感?クラシックな感じが逆にリアルであたかも当時実際に宇宙で撮った映像かのような感覚になる。セリフがあんまりないので、あたかもさもドキュメンタリーを観てるみたい。
宇宙空間で人が作業してる時も、こっちまで唾を飲んで”ハァ、ハァ、ハァ、、、”って息苦しくなったし。色んなパロディの元ネタ的なものが、あぁ〜これかぁ〜って分かった。
公開当時に観た人はビックリしただろうね。

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『2001年宇宙の旅』Trailer

『ヨコハマメリー』

あなた知ってる?”ハマのメリーさん”

『ヨコハマメリー』を観に行く。中村高寛監督の舞台挨拶付きだ。ちなみに先日観た『靖国 YASUKUNI』では助監督をされている。映画の雰囲気から結構歳いった人なのかと思ったら33歳とのことでビックリした。

”メリーさん”っていうのは、横浜に実在したひとりの娼婦。横浜では誰でも知ってる有名な人だったみたいだが、誰もその素性を知らないという都市伝説的な人らしい。そのメリーさんを取り巻く人たちのドキュメンタリー。
構成が凄く上手い。溜めて、溜めて、溜めて、溜めてのラスト!的なね。
例えるなら、「野球狂の詩」の水原勇気のドリームボール的な感じ?
ドリームボールは本当にあるの?ないの?みたいなね。
ラストは、「おおおおぉぉぉぉっっっ!!!!」ってなりましたよ。

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上映後、監督の話をいっぱい聞けたのだが、リサーチに2年、撮影に5年掛かってるそう。しかもドキュメンタリーなので、絶対こうなって欲しいってラストになるとは限らないし、20代のほとんどを捧げたそうだ。そういう意味では最後、良い方に奇跡が起こった感じがする。メリーさんを取り巻く色々な人物のインタビューも、みんな心を開いてるし、一番メリーさんのことを知ってたシャンソン歌手の元次郎さんという人がいるのだが、監督はその人の家の近所にまで引っ越したそうだし、本当、アーティストだなぁ〜って思った。こんだけみっちり突き詰めて、最後良いゴールを経験した人なので話に厚みがあって深い。制作意図や色んな撮影秘話が聞けて、こういう機会はイイね〜。

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お!ちゃっかり、パンフレットにサインしてもらう。
宇野亜喜良ファンとしても、こりゃ嬉しいゼ!

『ヨコハマメリー』Trailer

『靖国 YASUKUNI』

『靖国 YASUKUNI』がアンコール上映の1,000円でやってたので観てみる。
正直、靖国問題についてあんま知らなかったけど、結構分かりやすかった。
(もちろんこれが全てじゃないんだろうけどね)

毎年8月15日に国内外の色んな団体が抗議や参拝に来るのだが、それぞれの言い分も筋が通ってて理解出来るし(そらおかしいやろ!的な人もいたけど)、それぞれの言い分の「この部分はこうして、その部分はそうして」って上手くバランスをとれば上手いこといきそうなんだけど、それぞれの信念が鋼の様にカッチンコッチンで曲がらない感じなので、大変ですね。
その話と平行して靖国神社には靖国刀(日本刀)を現在も作り続けてる刀匠がいて、その制作とも絡めてて、その鋼の様なカッチンコッチンのガチガチの感じともダブらせてるのかな?刀だけに、反りが合わない的な意味も?

まぁ、歴史的背景を知らないってのも問題あるけど、逆に知らないから冷静に客観的に観れたかな。ニュースで、海外の国の政治や軍事的なシーンを見て「けったいな国やなぁ〜」って思う事があるけど、それと同じ感覚で日本もけったいな国やな〜って見えたし、もっと言うと国というよりは、人間って怖ぇ〜な〜っちゅう感想かな。
普通に学校の授業で観せたらいいのに。国側目線だけじゃなく色んな方向からの目線で、ちゃんと説明して。まぁ、知識がないから下手なこと言えないけどね。

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『靖国 YASUKUNI』
『靖国 YASUKUNI』予告編

『ベティの小さな秘密』

『ベティの小さな秘密』を観る。脚本は『アメリ』の人みたい。
主人公のベティが、かなり可愛い。ファッションもいいんだけど小学生サイズのチャリンコが可愛いくて凄い似合ってる。
”ベティの小さな秘密”ってタイトル通り、少女に起こった小さな秘密の話なんだけど、本人的には大きな出来事、周りから見たら本当に小さい出来事で登場人物も少なく行動範囲も狭くミニマルな感じ。なので、観てる分には「え?終わり?え?それだけのこと?」的な印象だったけど、子供の”小さな秘密”って最初から言ってるし意図通りっちゃぁ意図通り。その”小さな秘密”感を出そうとしたんだろし。
観る前の期待よりは派手なことはなかったし、そういう映画ではないんだろう。映像の美しさやベティの可愛いさ、世界観を楽しむっちゅー感じかな。
白夜なのか?分からないが、夜の表現が昼間の曇りの様な明るさで、その色味や質感がイイ感じ。楳図先生は昼間を夜みたく描き込まれるけど、その逆な感じ?
まぁ、サラッと観る感じか。うん。ベティは可愛いですよ。
どっかの鹿児島の男が今実家に帰ってるみたいで、そこにあった自分の子供の頃の写真画像をメールで何枚も何枚も送りつけてきて「可愛いやろ?可愛いやろ?」ってしつこく同意を求めてきて(実話)気色悪いけど、そんなんとは雲泥の差だ。

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『ベティの小さな秘密』

『ベティの小さな秘密』Trailer

『東京残酷警察』

『片腕マシンガール』に続く、
TOKYO SHOCKシリーズ第二弾の『東京残酷警察』を観る。

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”TOKYO SHOCK”
シリーズってのは、北米のソフトメーカー”メディアブラスターズ”=FEVER DREAMS PRODUCTIONが贈るスプラッターでビザールなアメリカ製ニッポン映画シリーズ。ちゅーことで、海外向けに日本のスプラッターを紹介するという趣旨?なので、逆輸入な感じ。なので、日本では色んな規制や内容的に出資してもらえなかったりするので残酷描写が抑えられるんだけど、これは海外資本なので、かなり自由に出来たらしい。(ちなみに、アメリカ側の規制としては子供と犬猫だけは殺すなってことだけらしい)

ちゅーことで『東京残酷警察』を観る。
『片腕マシンガール』も含めてだけど、日本人が日本人向けに撮った”日本”ではなく、外国人が撮った”日本”でもなく、日本人が海外向けに作った”日本”の逆輸入なので、日本だけど日本じゃない感じ?上手いこと言えないけど何か科学変化が起こってる。”外国人はこんな日本好きなんでしょ?”的な悪ノリ感が面白い。
スプラッターで大量に血が出たり人体が吹っ飛んだりするけど、洋画の殺人鬼的な怖いのでなく、邦画の「リング」とか「呪怨」的な怖いのでもなく、エグいんだけど何か笑ってしまうのだ。多分、漫☆画太郎先生の漫画的なニュアンス?(スプラッターってのは本来そういう楽しみ方らしい)それに、確実に笑かそうとしてるしね。アナゴさんはウケた。

あと、ヒロインのしいなえいひさんがイイ!美人なんだけど美人じゃないような、けど美人というか。ルーシー・リュウ系のアジア人的な顔立ち。スタイル良い。昼ドラ「白と黒」の西原亜希さんか、かすみ果穂さんに顔が似てるかも。こういうヒロインが良いってのは映画的にも大きいよね。キャラというかカリスマというか衣装も重要ですよね。そういう色んなモンのバランスが良いんだろね。他の登場人物も良いし、『魁!!男塾』の監督で剣桃太郎役の坂口拓さんが特別出演してるんだけど、その桃をしいなえいひさんが日本刀で斬るのも面白い。ただ、パトカーのデザインがもっちゃりして合ってなかったかな。殺陣シーンももうちょっと観たかった。
アニメやゲーム的な表現を規制を気にせず実写化したような映像。こら、海外でウケるは。会田誠的な感じもあるかな。何でもアリな感じなので、わぁ!最後そんなんなっちゃうか〜!的なラストだし。

いや〜〜、TOKYO SHOCK激熱ですよ〜〜!!目が離せません。
シネ・ヌーヴォだと『東京残酷警察』の上映に合わせて『片腕マシンガール』も上映されてるのでセットで観るのがお勧めッスよ!

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↑パンフレットを買ったら裏面がB2サイズのポスターになってますよ的な仕様なんだけど、この折り線入るの嫌よね。折り線なしのポスターが欲しいところだ。『片腕マシンガール』もだけど、ポスタービジュアル無茶無茶イイよね。(高橋ヨシキさんデザイン)

『東京残酷警察』Official Site
『東京残酷警察』Trailer

『東京残酷警察』劇中CM01”東京警察株式会社PR”
『東京残酷警察』劇中CM03”リストカッターG” ←アホやこれ!!

ここ最近、描いてる人物の顔は大分影を減らしたナチュラル系になって(して)きたけど、またコントラスト強めの影キツめな感じにいっちゃいそうだ!

『アイズ・ワイド・シャット』

スタンリー・キューブリック監督『アイズ・ワイド・シャット』を観る。
今描いてる絵で”仮面”の資料が必要で(確かヴェネチア的な仮面が沢山出てた記憶があったので)観てみる。公開当時観に行った時の印象は、”要は浮気してゴメンなさいっちゅー話か”的な印象だったけど、今観たら普通におもしろかったかな。時間が全く気にならずにテンポよく観れた。何か良いエロさだ。

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『アイズ・ワイド・シャット』Trailer