『片腕マシンガール』に続く、
TOKYO SHOCKシリーズ第二弾の『東京残酷警察』を観る。
”TOKYO SHOCK”シリーズってのは、北米のソフトメーカー”メディアブラスターズ”=FEVER DREAMS PRODUCTIONが贈るスプラッターでビザールなアメリカ製ニッポン映画シリーズ。ちゅーことで、海外向けに日本のスプラッターを紹介するという趣旨?なので、逆輸入な感じ。なので、日本では色んな規制や内容的に出資してもらえなかったりするので残酷描写が抑えられるんだけど、これは海外資本なので、かなり自由に出来たらしい。(ちなみに、アメリカ側の規制としては子供と犬猫だけは殺すなってことだけらしい)
ちゅーことで『東京残酷警察』を観る。
『片腕マシンガール』も含めてだけど、日本人が日本人向けに撮った”日本”ではなく、外国人が撮った”日本”でもなく、日本人が海外向けに作った”日本”の逆輸入なので、日本だけど日本じゃない感じ?上手いこと言えないけど何か科学変化が起こってる。”外国人はこんな日本好きなんでしょ?”的な悪ノリ感が面白い。
スプラッターで大量に血が出たり人体が吹っ飛んだりするけど、洋画の殺人鬼的な怖いのでなく、邦画の「リング」とか「呪怨」的な怖いのでもなく、エグいんだけど何か笑ってしまうのだ。多分、漫☆画太郎先生の漫画的なニュアンス?(スプラッターってのは本来そういう楽しみ方らしい)それに、確実に笑かそうとしてるしね。アナゴさんはウケた。
あと、ヒロインのしいなえいひさんがイイ!美人なんだけど美人じゃないような、けど美人というか。ルーシー・リュウ系のアジア人的な顔立ち。スタイル良い。昼ドラ「白と黒」の西原亜希さんか、かすみ果穂さんに顔が似てるかも。こういうヒロインが良いってのは映画的にも大きいよね。キャラというかカリスマというか衣装も重要ですよね。そういう色んなモンのバランスが良いんだろね。他の登場人物も良いし、『魁!!男塾』の監督で剣桃太郎役の坂口拓さんが特別出演してるんだけど、その桃をしいなえいひさんが日本刀で斬るのも面白い。ただ、パトカーのデザインがもっちゃりして合ってなかったかな。殺陣シーンももうちょっと観たかった。
アニメやゲーム的な表現を規制を気にせず実写化したような映像。こら、海外でウケるは。会田誠的な感じもあるかな。何でもアリな感じなので、わぁ!最後そんなんなっちゃうか〜!的なラストだし。
いや〜〜、TOKYO SHOCK激熱ですよ〜〜!!目が離せません。
シネ・ヌーヴォだと『東京残酷警察』の上映に合わせて『片腕マシンガール』も上映されてるのでセットで観るのがお勧めッスよ!
↑パンフレットを買ったら裏面がB2サイズのポスターになってますよ的な仕様なんだけど、この折り線入るの嫌よね。折り線なしのポスターが欲しいところだ。『片腕マシンガール』もだけど、ポスタービジュアル無茶無茶イイよね。(高橋ヨシキさんデザイン)
『東京残酷警察』Official Site
『東京残酷警察』Trailer
『東京残酷警察』劇中CM01”東京警察株式会社PR”
『東京残酷警察』劇中CM03”リストカッターG” ←アホやこれ!!
ここ最近、描いてる人物の顔は大分影を減らしたナチュラル系になって(して)きたけど、またコントラスト強めの影キツめな感じにいっちゃいそうだ!