フォトグラファー操上和美さんの初監督作品『ゼラチンシルバーLOVE』を観る。
んんんん〜〜〜〜〜、良くなかったかも。あくまで個人的な感想ですよ。
何かキメキメ過ぎて、カッコつけ過ぎというかちょ〜っと臭いかも。。。
フォトグラファー的な質感(壁の汚れや、水面のゆらゆらした感じの)の付け方や構図、物の置き方なんかのこだわりは感じるけど、何かあざといというか、ガチガチに作り過ぎてる感じ。意図的に生活感を消してるんだろうけど、それが良い方に働いてなくて、”そんなヤツ、おらんやろ〜!”的な、つじつまよりヴィジュアル重視なので、中身がないというか。
(あんな外から丸見えのブラインドはおかしい。)
キャスト的に放っといてもカッチョよくなりそうなのに。例えば、永瀬正敏がゆでたまごを食べるシーンがあるんだけど、そこでむせて鼻に黄身が入ってゲホゲホなったりしてキメキメの空気をちょっと抜くなりしたらバランスとれると思うけど。人間味ない人とある人の差をもうちょっとつけてもいいかも。
話は単純でフライヤーや予告で説明してる通りの話で、坦々とした系の映画で、登場人物の背景を細かく描いてないのが、ミステリアスで気になる感じではなく、何もなさそうな感じというか。まぁ、ビジュアル重視の映画という感じ。CMや短編的なものならそこまで登場人物の背景なんかを描かなくてもいいけど、90分だとラストで何かひねらないとちょっと間がもたないかも。大学生、いや高校生の頃に観てたらカッチョイイ!とか思ってたかもしれないが。どやろ?
とにかくガチガチのキメキメが鼻についてしょうがなかったかな。
あくまで、個人的な感想だけど。うん。
もっとおもしろくできると思う。
カテゴリー: 映画
『東京残酷警察』DVD
地上波のプロレス、NOAHの放送は(関西では半年前に)終わってしまい、新日の放送だけになってしまったけど、KBSで先週から全日の番組始まりましたね。MCは武藤社長だし。嬉しい限りっす。
そして、ついに出ましたよ!ついに!
TOKYO SHOCKシリーズ第2弾、西村喜廣監督『東京残酷警察』のDVD!!
『東京残酷警察』
初回限定”GORE EDITION”!!
質感の良い、高橋ヨシキさんデザインのアウタースリーブに、
箔押しのタイトルが高級感ありますね。
お〜。イイっすね。
映画の感想は前観た時ので。
元々日本公開用に作ったものじゃないので、西村喜廣監督が今まで我慢(色々な規制で)してたのが解放されて本当にやりたい事をやった感じですね。出し惜しみなしです。なんでも使った血の量は4tらしいですよ(4tて!!多いのか少ないのかすら分からへん!!)。しいなえいひさんもイイっすね。
TOKYO SHOCK熱いっす。これも繰り返し観よっと!
TOKYO SHOCKシリーズが増えていったら、みなみ会館で”KYOTO SHOCKナイト”的なオールナイト上映やって欲しいですね。
もしくは”西村喜廣残酷ナイト”。個人的に”井口昇イヤ〜んナイト”やって欲しいっす!
『東京残酷警察』official site
『東京残酷警察』Trailer
『東京残酷警察』劇中CM03”リストカッターG”
↑この劇中に流れる井口監督のCM、好きです。
『愛の井口昇劇場 1988-2003』
井口昇監督作品集『愛の井口昇劇場 1988-2003』を観る。
『クルシメさん』『私とクルシメさん』『わびしゃび』『俺の空』『アトピー刑事』の短編が収録作品が収録されている。
『クルシメさん』1997年/56分 <ニューバージョン>
昔の作品ということもあり、自主映画的な感じで荒い(ドラクエ3をやってからドラクエ1をやるような?)ので最初は”頑張って観よ!”感で観始めるけど、すぐに中に引き込まれる。感情を色々揺さぶられます。
好きだこれ。『恋する幼虫』のモチーフだとか。まだ観てないのでチェックせねば!
『私とクルシメさん』1998年/10分
「クルシメさん」の続編のような、スピンオフのような。
井口監督が主演の2人に『クルシメさん』どうでしたか的にインタビューに行き、物語に巻き込まれて行く感じ。唯野未歩子さん、タイプっす。
『わびしゃび』1988/36分
井口監督が好きだった後輩の女の子にカメラを持って会いに行ったセルフドキュメンタリー。これ、たまりません。被写体に35cmまで近づかないとピントが合わない接写レンズのぼやけた感じや光の加減。また、映像内で音がなくなったり、早送り的になったりするのは計算ではなくて偶然起こったことらしく神懸かり的な奇蹟が起こってます。MJの『DTF』もそうだけど、何か昔の思春期の映像や肉声にグッとくる今日この頃です。恥ずかしい物だけど、やっぱ記録することは重要ですね。消してしまいたい恥ずかしさをいかに超えるか。それを超えて残ったものは破壊力が半端無いです。
YouTubeで「わびしゃび」のさわりがちょっと観れます。
『俺の空(くう)』1999/10分 <ニューバージョン>
これまた唯野未歩子さん!タイプっす。出演は唯野さんと井口監督の2人のみの短編。?何かに出品するためにささっと作ったものらしい。「わびしゃび」の後なので井口監督、唯野さん好きなんかな?的に見えたり。デートっぽい感じが何かイイっす。
『アトピー刑事』2003/10分
これは「帰ってきた刑事まつり」の1作。井口組常連のデモ田中さんらが出てます。主人公は女刑事。完成尺10分。1分に1回はギャグを入れる。っていう条件にのっとって楽しんで作ったお祭り的な逸品ですかね。
井口監督の可愛い子が滑稽なことをするパターンはハズレなしですね。
属に言う、萌えやドジッ子的要素。グッときます。
『愛のむきだし』
園子温監督『愛のむきだし』をみなみ会館で観る。
やっと京都来ましたね。第七藝術劇場行きたいところを我慢してました。
みなみ会館といえば、明日クイズラリー的なイベントがあるとか。
何でも寺田めぐみオリジナルグッズがもらえるとかもらえないとか。
あのフィギュア普通に欲しいけど、ちょ〜っと行けそうにないなぁ〜。
詳しくは>>
うん、良かった!おもしろかった。
この映画、上映時間が237分もある。途中10分休憩(”リング”と”らせん”的な?)があったり。まぁ、ほぼ4時間あるので長いのは長いけど、「長っげ〜〜!しんど!」って感じじゃなくボリュームが凄くあって、嬉しいたっぷり感なんだよね。山場が何個もあるので、「ここで終わりかな?」と思ったらまだまだどんどん続くのでね。プログレ的映画です。
役者もみんな、むきだしな感じです。
安藤サクラさんが、最近観る映画観る映画に登場してて、しかもクセのあるヤバい人の役が多く身体張ってます。あの涼しい目がコワイんですよね。ご両親の面影もありつつ独特の顔立ちです。何か漫画に出てきそう顔ですね。望月峯太郎の「座敷女」とか系?今は若さ故のもっちゃり感があるけど、年齢を重ねていったら凄い女優さんになりそうです。
満島ひかりさんは、昼ドラ『紅の紋章』にも出てたよね。あのキャラもぶちギレて叫びまくってましたが。主演の西島隆弘さん、AAA(トリプルエー)の人とのことでAAA自体を全然知らないんだけど、普通に良かったし感情移入出来ます。要所要所流れるゆらゆら帝国の曲もイイね。
長いけど、全然2回3回と観れるしDVD出たら欲しいかな。
『おいら女蛮』
井口昇監督『おいら女蛮』を観る。
井口監督作品とは知らず、桃瀬えみるさん経由でパッケージや存在は知ってたのだけど、てっきりAVだと思ってたら違うんですね。
永井豪原作のコミックの実写化。お色気ギャグアクション。
出演者が『片腕マシンガール』と被ってて(井口組常連の面々)、スピンオフを観てるような嬉しさが。特殊造形も西村喜廣さんだし。亜紗美さんもまだアイドル売りの頃のようだけど、マシンガールの片鱗も見え、おもしろい役者さんだと思いました。傾く(かぶく)演技が好きです。
僕はマシンガールを先に観ての後追いだけど、昔からの井口監督ファンは、これがあってのマシンガールなので、「井口組常連の人等がこんなカッチョようなってる!」や、「この表現を待っていた!」的にマシンガールをより楽しんだんだろなぁと思ったり。
井口監督の昭和感、”いや〜ん”な世界観、 真剣にバカバカしいことをするセンス。いいッス!たまりません。
なんでも撮影日数5日間だそうです。
↓この棒読みのセリフが逆にたまりません。味わい深い!
『classroom scene from Oira Sukeban』
『デメキング』
いましろたかし原作、寺内康太郎監督『デメキング』をみなみ会館で観る。
そう!主演は、なだぎ武さんだ!!
それで、なだぎさんと寺内監督の舞台挨拶があったので観に行く。
もうね、高校の頃からスミス夫人が大好きだったのでたまりません。
”すんげー”とか”爆笑BOOING”世代なのでね。こら行っとかなアカンなと。
そんな感じで直前に、いましろたかしさんの原作を読む。
未完の作品であり、作者自身があとがきのインタビューで”失敗だった”とぶっちゃけて言ってたので、どんな感じになるんだろ?と。
直前に読んで行ったので、何か絵コンテを観て実写を観てるような?頭に画が残ってて、それとすり合わせて観れて何かおもしろい感覚。結構忠実に世界観を再現してる。観覧車のギアのカットもあったしね。登場人物の人選も、漫画のごつごつしたタッチに結構近かったです。アクションシーンも凄い高揚感があった。ラストは原作と違うけど原理は一緒だし、ぽいかな。原作読んでって正解だったと思います。
いましろたかしさんが漫画で、こういうことがしたかったんちゃうかな的な?この映画は完成型なんではないかなと思った。
あと、寺内監督は山下敦弘監督と大芸の同級生なんだって。へぇ〜。山本浩司さんも出てるしね。
『デメキング』
『デメキング』予告編
『色即ぜねれいしょん』!!
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督『色即ぜねれいしょん』を、
試写で観せていただく。脚本は向井康介さんですね。
昼からだったんだけど、楽しみ過ぎて朝5時に目が覚める。
そんな感じで期待が大きく否応無しにもハードルが上がるんだけど、なんてことはない、ばっちりイメージ通りです!良かったッス!
内容についていっぱい書きたいけど、どこまで書いていいのか分からないのでストーリーには触れずに。
原作の小説自体がMJの自伝的な話なので映画も自伝的な(再現映像的な)感じ。ちょっとした設定は実話とは変わってるけど。でも本当にイメージ通りで細かい部分が凄くリアル。これはたぶん田口トモロヲさんが監督なので散々MJから色々なエピソード(映画抜きに)を聞かされてるからじゃないですかね?他の人が監督をするより、よりMJの当時の世界観、時代観を再現出来たのだと思う。また、主人公の乾純(いぬい じゅん)がMJの昔の写真の感じに似てるし、何せ声やしゃべり方が雰囲気出てます!(”DTF”で当時の声が聴ける)
あと、劇中の楽曲はMJが実際当時作ってた曲で(これまた”DTF”で全部聴けるよ)たまらない。またヒゲゴジラの曲”旅に出てみよう”はグッときました。鳥肌モンです。
あと、これは個人的なことだけど、くるりの岸田繁さん演じる純の家庭教師のモデルになった人は昨日のblogにチラッと書いた僕の絵の恩師でもあり(リアルにMJの家庭教師をされてた)、どうなんにゃろ?と思ったけど、しゃべり方も口調も何か凄い雰囲気出てました。アウトロー感?他の大人とは違うアニキ感(対等に話してくれる感)が惹かれるんでしょうね。
原作を読んでなくても楽しめるし、読んでても楽しめるし、さらにMJのリアルエピソード(読み物なり映像なりで話してるエピソード、時代背景等)なんかを知ってると 、その世界が実写化された感覚を味わえて凄いたまらん気持ちになれますよ!
夏公開(夏に観たい映画です)とのことで、もう1回観に行くと思います。
『DTF』(非童貞編)
つづいて、『DTF』(非童貞編)も観る。というか聴く。
こっちは、浪人時代から童貞喪失後、大学時代に作られたもので、
総収録時間947分(15時間47分)!総収録曲数106曲。
これまた凄い!
”純情じゅんちゃん”が、だんだん調子に乗ってってイヤな人間になってっちゃう様が赤裸々に記録されてます。かなりヒドいことしてて、山田五郎さんにもだいぶ怒られてます。
本当に起こったこと、感情を全部歌にして残してるので、その肉声がどんな日記やエッセーよりもリアルです。まさに大河ドラマ!
一人の人間の半生を克明に記録したものとしてかなり貴重な資料だと思います。収集・記録癖と、何でも歌にする癖が生んだ奇蹟です。最後感動的。
これは持っておいて損はないですよ。
あと、こんなんも持ってますは。”大島渚”のCD。
時間軸的にDTFのテープの後くらいに、この大島渚がくるのかな?
DTFのDVDには色んな曲のプロトタイプも入っててかなりレアですよ。
んじゃぁ、童貞編から2周目いっちゃいますか!
『DTF』(童貞編)
みうらじゅんさんの『DTF』(童貞編)を観る。というか聴く。
”DTF=童貞フォーク”の略で、MJが高校時代から収録した400曲近くの楽曲を全作品解説入りで紹介したもの。
これ自体、買ったのはだいぶ前なんだけど、観よう観ようと思いつつ放置してたもの。というのも、総収録時間が1420分(23時間40分)!総曲数198曲もあって中々手が伸びなかったのだ。収録時間の都合上、大半が静止画像と音声で構成されたDVD。
ちゅーことで今回思い切って(意を決して)観てみる。
絵描きながらBGM的に。
いや、これは凄い。おもしろい(おっかしい)です。イイ!
これは”童貞編”で、1974年〜童貞を喪失するまで作られた楽曲。当時起こったこと、感じた事を何でも歌にしてて、文字でなく肉声なので当時の空気感が凄いです。同世代の山田五郎さんの解説も超絶だし。
MJ作品というだけでなく、30年以上前の思春期の青年の成長が克明に記録されてて歴史的にも凄い価値があります。誰にでも起こる不安定な時期をよくタイムカプセル的に残せたと思います。色んな曲の原型バージョンも入ってるし。
『フロンティア』
みなみ会館で『フロンティア』を観る。
『変態村』にアクションを強めにした感じ?
怖い表現もあるので、常に全身力を入れつつ、口と鼻を両手で抑えつつ観ました。
敵というのか、狂った一家それぞれのキャラが世界観の違うボスキャラの風貌(ハンバーグ、唐揚げ、トンカツ、エビフライ、コロッケ、春巻きが入った弁当の様なボリュームあり過ぎのキャラ達。武器もクラシックな猟銃からマシンガンまで。)で、どんな一家やねん!って感じで絶体絶命なんだけど、意外とトントン拍子に回避していくし。最後は”キラー永田”ばりのことになってました。凄い精神状態になってます。あんなヒドいめに遭ったら刑務所が天国に感じるんじゃないですかね。
血やドロ塗れになってグチャグチャになるけど、ラストシーンは何かキレイな色調(ヨーロッパの色調?)でした。雨粒が見える効果もね。
2時間弱なんだけど、え?もう終わり?って感じで時間がすぐ過ぎました。
それが良かったのか呆気無かったのか分からないけど。
ハンバーグやらトンカツやらあった”ヤングデラックス弁当”を食べたのに、まだ胃に余裕があるというか。まだチャーハンか焼きそばいける的な感じ?
『シティボーイズ ライブ 真空報告官大運動会』
ひょんなことから、シティボーイズのライブDVDを観る。
10年以上前のなので、DVDの形態も時代を感じるね。
シティボーイズの3人+中村有志、いとうせいこうによるライブ。
シティボーイズ自体観るのは初めて。関西ではあんま馴染みが薄い?(そんなことはないのかな。知らんだけ?)ってなわけで、最初はどんな世界観か全く無の状態から観たけど、段々観方が分かってきて、うん、おもしろかった。もちろんみんな個人でも活躍してる人達だしね。 楽しめた。
やっぱ、テレビと舞台とでは印象が全然違うね。
斎木しげるさんは、ドラマのダンディ?な感じの印象しかなかったけど、こんなはじけた人だったのか。へぇ〜、知らなんだ。結局2回観る。
オリジナルフラッシュアニメ『地獄甲子園』
”クソして寝てたら20周年!漫☆画太郎まつりだ、バカヤロー!!”だ、バカヤロー!!
ということで、デビュ−20周年を迎える漫☆画太郎先生の漫画史に刻んだ数々の偉業に敬意を表して、FLASHアニメ化プロジェクトが始動!!だって。
その第1弾『地獄甲子園』が出ましたよ!
2002年公開の実写版『地獄甲子園』はかなり残念なことになってたけど、これは原画を元にしたフラッシュアニメ。原画自体が、おもっきり描き込んでるとこと適当に描いてるとこの差が激しい(そこもまた良さ)ので、あの(良い意味での)雑さをアニメにするの大変そう。小さいコマでもモニター全面に1コマで表示(キレイで簡略されたぶっとい線になる)されちゃうしね。デジタルだから色がだいぶ鮮やかで清潔な感じになっちゃうのでウェザリング的なものがムズイのかな。でもフラッシュアニメで正解と思う。
良い所もあればキビしい所もありつつ、まぁ、フラッシュだしこんなモンかなという感じ。ぽいっちゃ〜ぽいかな。校長(浅倉南太郎)よかった。
原作を読みながら観たら、比べられておもしろかった。アフレコできそう。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ベンジャミンバトン 数奇な人生』を観る。
あの80歳の身体で生まれて逆に若返ってく話のヤツ。
うん。面白かった。
CMや予告でストーリーが分かるので、こんな感じかなって予想はつくけど、実際目の当たりにすると、やっぱ色々問題が起きてくるわけで。老いてく人も若返ってくいく人もどっちも切ない。3時間弱で人間の人生が観れるので、自分自身の人生についても色々考えちゃうね。
あと、赤毛の人いいなぁ。今度描いてみよ。肌の質感と目の色とドギツくならない程度に。
『1408号室』
スティーヴン・キング原作『1408号室』を観る。
色んな種類の恐怖があって、観始めの頃はジャンルを把握するのに予断を許さなかったけど、途中から「あ、そうだパニック映画だった」と、CGのファンタジー的な質感が逆に冷静になれた。都市型の『CUBE』みたいな感じもあるかな。変な例えだけど、聖闘士星矢で言うところの一輝の”フェニックス幻魔拳”を食らったらこんな精神状態になるのかも。
主人公がヒドいめに合わされるのが、何かドッキリに掛かった人の反応(話はドッキリじゃないよ。「元気が出るテレビ」とかのドッキリにハメられた人的な) を隠しカメラで観ているような感じとダブった。
繰り返したりする構造状、何でもありだし、どんな絶体絶命な状況でも作れるのかな。なのでどの部分でも映画を終わらせれるし「いつでもチェックアウトできる」ってのにも通ずるかな。終わり方はあれでいいとして、その前にもう1発最後ドカーンってのが欲しいかな(セミファイナルの試合で終わったみたいな感じ?)。
どの映画でも洋製黒沢年雄こと、サミュエル・L・ジャクソンの存在感はコワイ。ストーリーと関係ないけど、映画に出てきた女の子が良い顔してた。横顔(髪型や鼻のライン、目の感じが)なんかそのまま描けばキャラクターとして成立するなと、チラッと思ったり。
「ノボル、ナイッシュ〜〜〜!!」
井口昇監督『片腕マシンガール』無茶無茶イイッす。
無人島に何か1つだけ持っていけるとしたら何持って行く?的な話よくあるけど、いや、このDVDでしょ!
本編を観ればコメンタリーを観たくなるし、コメンタリーを観ればスピンオフが観たくなる。スピンオフを観ると、また本編が観たくなる。メイキングもね。もう何セット観たか分かりません。イイっす。
出来ればレンタルでなくセル版(特典映像的に)ですよ!
何度か書いてるけど、
この映画は北米のソフトメーカー”メディアブラスターズ”ってとこが海外向けに日本製のスプラッターを紹介するという趣旨で”TOKYO SHOCK”というシリーズを作り、その第一弾がこの『片腕マシンガール』。なので、元々日本で公開される予定はなかったので、井口監督が、おもいっきり血吹き出したり首飛ばしたり(日本だと色々制約が厳しい。海外出資だから制約がゆるいみたい)、間違った日本のイメージ(台所に仏壇があったり)をわざと入れたりしつつ、それが海外で大評判になり、日本に逆輸入された。そういう意味で、無から新しくシリーズを作っていく、その第1弾を大成功させた功績は大きいし、第2弾の『東京残酷警察』(マシンガールで残酷効果をされてた西村喜廣監督)の成功にも繋がるんだと思います。エポックメイキングな1本です。 なので”TOKYO SHOCK”シリーズ熱いですよ!
で、あまりに尊敬に値するので、衝動的に井口監督を描いちゃいました。
ご本人のキャラクターも”イヤ〜ン”なセンスもまた良いんです。
魅力的な人物に出会うと、”この人、描きたい!!”っていう衝動にかられるんですよね。
ちょっと絵の説明をすると、見た通り『片腕マシンガール』のパロディで、マシンガンの代わりにクラシックなシネマカメラ。ハイテクな業務用カメラでなく、”杉原モーターズ”のスグルさん(主人公・アミのマシンガンを作った人)が作った的な感じに。通常のカメラはファインダーが左面(右利き用。絵で言う見えてる面)についてるけど、左手に装着し、覗くのは左目になるので実際のカメラとは構造が反対になってますが、既製品ではなくスグルさん(西村映造さん)が作った一点ものということで。なので微妙なデッサンのくるいも味わいということで。右手は、井口監督特有の親指を立てる3本指ピース。
あと、こんなマシンガールポスター風にしてみたり。。。
全く営利目的ではなく、単なるファン心理というか。(怒られへんかな?)
パロディなんだけど、リスペクトの気持ちを持って。
こういう、”勝手にリスペクト”シリーズで作品制作してもいいかもね。
『魁!!男塾』
「男塾の教科書に死という文字はあっても敗北という文字はない」
ということで、『魁!!男塾』を観る。
ちょうど一年前にみなみ会館で観てるんですけど、この映画はアリだと思う。感動、感激しました。視聴者冥利につきます。
照英の富樫はピッタリ(牛丼が滅茶滅茶美味そうです)だし、虎丸も華奢だけど、雰囲気ある。松尾と田沢もいい。なんせ千葉繁さんのナレーションがたまりません。桃カッチョよ過ぎ!
あと、今回気付いたけど鉄カブトの教官が『片腕マシンガール』のリュウジだよぉ〜!
伊達臣人はbuggyさんに似てます。鎧のバランスがちょっとよくないかな。
続編作って欲しいです。