『ヤン・シュヴァンクマイエル「ドン・ファン」その他の短篇』

『山形スクリーム』井口昇監督が役者で出てるんだけど、予告を観る限り、なんかスベってる(井口監督が、じゃなく映画が)感じがして観る気が起きませんね〜。竹中直人さんは、クスッと笑わすような演技は面白いと思うけど、おもっきり笑かしに掛かった時は全く面白いと感じないと言うか。
(昔、”デカメロン”って番組が深夜やってたけど、”ザ・東京!”って感じで面白さが1mmも分からなかった覚えがある。ホント腹が立つぐらい面白くなかった。)個人的な趣味ですけど。
井口監督の部分だけ観たいかな。


ヤン・シュヴァンクマイエルの”「ドン・ファン」その他の短篇”を観る。
このジャケ良いですね。20090804.jpg
『ドン・ファン』をはじめとする短篇。『ドン・ファン』は『ファウスト』の要素もちょっとありますね。ヤン・シュヴァンクマイエル作品でよくある人形劇的な劇場の舞台チックな見せ方いいっすよね。

・『棺の家』(1966年)

『エトセトラ』(1966年)

・『アッシャー家の崩壊』Part1(1980年)

・『アッシャー家の崩壊』Part2(1980年)

・『コストニツェ』(1970年)

『ドン・ファン』は動画ねーや。

『ヤン・シュヴァンクマイエル「ジャバウォッキー」とその他の短篇』

うわうわっ!西村映造さん(残酷効果・特殊メイクの西村喜廣監督率いる残酷集団)、倉庫の大掃除をするらしく、ボランティアを募集してて、しかも今まで作ったアイテムを全部捨てちゃうとか。うわ〜〜行きて〜〜!
『残酷警察』の”何か”欲しい〜〜!けど、行けね〜〜!
っていうか、その捨てちゃうところが凄い!単純に場所を取るんだろうけど、血まみれ過ぎてえらいことになってるのかな?


ヤン・シュヴァンクマイエルの”「ジャバウォッキー」とその他の短篇”を観る。
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処女作『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』や『ジャバウォッキー』等、他のに入ってない短篇をまとめた感じ。
どれも実験的で、中々面白い効果を使ってますね。
ヤン・シュヴァンクマイエル作品全部に関してだけど、マチエールというか”汚し”というか、壁の汚れやモチーフの削れ具合、塗料の剥げ具合、金属の錆び具合なんかホントたまりませんね。個人的に最近の映画の人工的なクオリティの高い”汚し”(ファンタジー系の)より、こういう汚ったない感じイイっすよね。

・『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』Part1
・『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』Part2

・『ジャバウォッキー』Part1
・[ジャバウォッキー』Part2

・『オトラントの城』Part1

・『オトラントの城』Part2

・『J.S.バッハ-G線上の幻想』

・『家での静かな一週間』Part1
・『家での静かな一週間』Part2

・『庭園』Part1
・『庭園』Part2

曲と効果音がまた絶妙ですね。
『オトランドの城』は、切り絵的なパーツを動かしてるけど、
なめらか過ぎ!こういうこと出来たらいいんだけどね。
もしくは、『猫目小僧』的なゲキメーション(劇画+アニメーション)とかね。電気グルーヴの『モノノケダンス』的なね。

『ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集』

女子バレーのポーランドの選手、みんな美人ですよねぇ。
特に、6番アニエスカ・ベドナレク選手と、11番アンナ・バランスカ選手。
んん〜〜〜、僅差でアニエスカ・ベドナレク選手派かなぁ〜。


ヤン・シュヴァンクマイエルの『ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集』を観る。
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これも名作ですね。(って、全タイトル名作ですが)
VHS版は表記がまだ”シュワンクマイエル”だったけど、”シュヴァンクマイエル”に統一されたみたいですね。フンデルト・ヴァッサーとワッサーみたいなもんですかね。ビビンバとビビンパ?ビピンパ?みたいなもんですかね。
これまた、粘土の仕事がたまりません。このモチーフで、シュヴァンクマイエル・フィギュアとか出したらいいのにね。面白い瞬間の。とか思ったり。

・『フード』”Breakfast”(1992年)
・『フード』”Lunch”(1992年)
・『フード』”Dinner”(1992年)

・『肉片の恋』(1989年)

・『フローラ』(1989年)

・『石のゲーム』(1965年)

・『ワイズマンとのピクニック』(1968年)

・『アナザー・カインド・オブ・ラブ』PV(1988年)

・『スターリン主義の死』(1990年)

神すぐる!

『シュヴァンクマイエルの不思議な世界』

ヤン・シュヴァンクマイエルの『夢と残酷のエクリチュール シュヴァンクマイエルの不思議な世界』を観る。

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これはもう何回観たか分かりません。

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右はVHS版で、10年位前に買ったのかな。
まだDVDが普及する前で、この頃のアート系ビデオ(これはそんなでもないけど)は、高いので相当腹を決めないと買えないんですよね。
短編集なんですが、YouTubeに「地下室の怪」以外全部あるじゃないですか!

・『自然の歴史(組曲)』(1967年)

・『部屋』Part 1(1968年)
・『部屋』Part 2(1968年)

・『陥し穴と振り子』Part 1(1983年)
・『陥し穴と振り子』Part 2(1983年)

・『男のゲーム』Part 1(1988年)
・『男のゲーム』Part 2(1988年)

・『闇・光・闇』(1989年)

・『対話の可能性』Part 1(1982年)
・『対話の可能性』Part 2(1982年)

ああ〜〜、全部イイんっすよね。全部お薦めッス!

『ヤン・シュヴァンクマイエル コンプリート・ボックス』

昼ドラ『夏の秘密』の紀保さんの会社は2部屋あって、手前が事務所兼ショールーム的な部屋で、奥が縫製室な感じで廊下のシーンでは扉が2つあるんだけど、手前の部屋に入ると凄い奥行きがある(奥の壁には窓があって光も入っててる)けど、どう考えても位置関係、奥行き的に縫製室のスペースがないですよね?若干出っ張りはあるけど、縫製スタッフは3〜4人いたはずだし。とか思ったり。観てる人、ちょっと来週意識して観てみてください。


そして、
おおお〜〜〜。ついにヤン・シュヴァンクマイエルのDVDコンプリート・ボックスを買っちまいました〜。1,000セット限定生産だったのが人気過ぎて買えなかったのだけど、何かアンコール生産で追加500セット出てたみたいで、いっちゃいましたよ!
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ううう〜〜〜贅沢の極みですね〜。

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違うメーカーでこのセット!単体で全部そろえるより全然安いです。
もちろん全部何度も観てるんですけど、これは生涯持っておきたい逸品です。
これはちょっと贅沢過ぎますね〜。

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特典で、ポストカードが付いてたり。
くぅ〜〜、たまらん!

『ザ・ムーン』

『ザ・ムーン』を観る。

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1969年のアポロ11号が月に降り立った前後の当時の映像、世界の反響などを体感できるドキュメンタリー。
いまだ12人しか知らない遥か38.4万キロの旅。
自分が生まれる前の話だし、今は到達出来たことを知ってるけど、当時のリアルタイムでテレビで観てた人からしたら凄い出来事だったんでしょうね。最後の方はちょっとおもしろくなかたけど。
僕は全然宇宙に行きたい願望はないですね。怖いもん。

『ザ・ムーン』
『ザ・ムーン』予告編

『田園に死す』

寺山修司監督作品『田園に死す』を観る。

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寺山修司の実験映像は何本か観たことあるけど、これは初めて観た。
うん、おもしろい。センスが良い!本当多才ですね。
74年公開の映画なんだけど、今でも全然ありだし逆に当時の色調や映像の劣化具合、リアルな汚して的なのあたまりません。奇をてらった感もなく説得力あるし。五段飾りの雛人形が川から流れてきたのはビックリ!笑ろてしまった。おもろ過ぎだは。
撮影現場がどんな感じなのか見てみたいものだ。

『田園に死す』予告編

『アラキメンタリ』

アラーキーを撮ったドキュメンタリー『アラキメンタリ』を観る。

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陽気でおもろいおっさんやなぁ〜、っていう印象。
キャラが凄いたってますね。おおっぴろげにエロいけど、ムッツリより全然健全な気がする。裏表がなくて本能のままに撮ってる感じ。性欲を満たすためのエロじゃなく、創作欲を満たすためのエロな感じ。凄いパワーです。
森山大道さんのコメントで「あの人はキャラがかわいいから得してる」みたいなこと言ってたのがおもろかったし、あのキャラだし撮られる人もすぐ気をゆるすんだろうね。巨匠って感じの威圧感や怖さもないし、紳士的だし。
被写体の女性それぞれに生々しいドラマを感じますね。
作品に修正を入れる入らない問題があるけど、この人全然気にしてないし、むしろどんどん新しい修正方法を試みたりしてるし。
愛妻家だってのは有名だけど、新婚旅行や亡くなる直前の話を本人の口から聞くとまたグッときますね。
いや〜、おもろい(魅力的な)おっさんだは。

『ARAKIMENTARI』

『ハリウッド監督学入門』

京都シネマ中田秀夫監督の『ハリウッド監督学入門』を観る。
この監督はリングとかホラー系の監督で、今は4年位?だったかなハリウッドに拠点を移して監督されてるそうだ。この監督、個人的には佐々木浩久監督の『血を吸う宇宙』でMIB役で出てた印象の方が強いかも。

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ハリウッドのめんどくさいシステムが色々分かる。
撮影に入るゴーサイン(グリーンライト)が出るのに無茶苦茶時間も掛かるし、プロデューサー、エグゼクティブプロデューサー、なんちゃらプロデューサー、出資者等ありとあらゆる人が口を出して来て、中々進まないらしいし、監督の感性が大分押し込められるみたい。時間を掛けてあらゆる状況・条件で撮影するんだろうけど、時間を描け過ぎて瞬発的だからこその感性とか、気持ちのピークの持っていき方が大変そう。
観客はそこまでアホじゃないし、かなりイラっとくるシステム。
製作費も莫大なだけに、ほんと会社の投資!っていう感じ。ビジネスの世界に置き換えると当たり前のことなのだけど、文化の違いを感じる。こんな面倒くさいトコで仕事したくね〜な〜。
ときおりはさまってる監督のオフ映像(ヒマ過ぎて悶々とした日々)が皮肉っぽくておもしろかったです。

『ハリウッド監督学入門』予告編

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お!寺町歩いてたら、なんか馬おりますね〜。

”どうしようかナ♪”

お!タワレコ限定でこんなん出てますね〜。
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MJ原作の映画『色即ぜねれいしょん』の主題歌「どうしようかな」のシングル。
2曲目、ヒゲゴジラの「旅に出てみよう」(※音が出るよ)、これ名曲ですね〜〜!!グッときますね〜。公開が待ち遠しいですね〜〜。

『色即ぜねれいしょん』予告編

『ハックル』

『タクシデルミア』のパールフィ・ジョルジ監督の長編デビュー作『ハックル』を観る。

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いや、凄いこれ!!!
ロイ・アンダーソンシュヴァンクマイエルを足した様な、それに若さが加わったような感じ?画面構成が凄い練られてて気持ちイイ!
ロイ・アンダーソンの『散歩する惑星』もバチバチに構図が決ってて、手前の人から遠くの人、建物、景色まで絵の様にキメキメで、その計算された感が滅茶滅茶気持ち良いんだけど、この『ハックル』は、凄い自然にドキュメンタリーチックにそれをやってて観てて凄い気持ちいい。う〜〜わ!ってなる。さらに人、動物、機械なんかのトリミングの仕方が絶妙で、おもしろいカットをちょいちょい挟んでくる。なので、どのコマを切り取っても全部1枚の写真として成立すると思う。また、カメラワークが凄い。動くものの動線に合わせて凄く計算されてて、それが機械的じゃなく凄いナチュラルに収まる。またほとんどの出演者が現地の人らしく(どんな演出をつけたのか、その現場を見てみたい)、手や顔の汚れとか建物のペンキの剥げ具合、”汚し”具合が作りっぽくなくて凄くイイ。個人的にセットで人工的に作ったキレイな”汚れ”より、こっちの方が断然好きだ。イイ質感出してます。しかも、これが長編デビュー作て!完璧過ぎるにも程がある!
もし、自分が映画監督になろうとしてたら確実に影響受けるだろうね。
これ、ちょっとDVD持っておきたい逸品だなぁ〜。

『ハックル』
『ハックル』予告

『芸者VS忍者』

井口昇監督最新作の『ロボゲイシャ』海外版予告編がアップされてるじゃないですか〜!鳳凰マーク入ってますね〜。しかも。いきなり西村監督登場!VFXの鹿角さんも凄い力入ってます!
『片腕マシンガール』
『おいら女蛮』を足した感じで、バカバカしさがさらにパワーアップしてますね。井口監督言うところの”いや〜〜ん”な成分が多そうで楽しみです。

『ロボゲイシャ』海外版予告編


そんな芸者つながりじゃないけど、前からちょっと気になってた『芸者VS忍者』を観る。パッと見どやねん!と思ったけど、何気に予告編が良さげだったので。
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んん〜〜〜。Vシネって感じで、ちょっとチープな感じかな?ちょっと堅いかな。おかしなとこもいっぱいあるし、設定があんま練られてない感じ。アクションを重視した系に多いパターンかな。何せ芸者と忍者の要素は最初の数分間だけだし。。。予告編は良いと思う。

『芸者VS忍者』
『芸者VS忍者』予告編

『鈍獣』

映画サービスデーだったので滋賀会館シネマホール『鈍獣』を観る。
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んん〜〜〜、あんま良くなかったかな〜。。。
お金も掛かってて、出てる人も良いからおもしろくなりそうなのに、
何か空回ってて、で?って感じだった。こっちが「もう、おしまい?」だ。
浅野忠信さんは持ち前の良い仕事されてたけど。
唯一笑ったのが”ぽろす”くらいかな。
あと、天明屋尚さんの絵の描いてかる銭湯はカッチョイイ。実際あれば入りたい。

『鈍獣』
『鈍獣』Trailer

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観ちゃう。
別に、初日に観たい願望があったわけでもなく、人多いんやろなぁ〜?と思って、まぁ、落ち着いたら観よかな的に考えてたんだけど、ユナイテッドシネマ大津で、スーパーレイトショーっちゅう26:30〜のがあったので、ふらっと行ってみる。

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うっ!!おもしろい!!
全く別モンになっている!例えるなら映画”バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2”で未来が全然変わってた的な、別次元の可能性の話な感じ?鳥肌立ったし。
”序”は”序”な感じだったけど、これは”破”だは!”急”どうなんねん!
ううう〜〜、続きが楽しみだ!多分長いこと上映するだろうから、もう2回位行っちゃいそうだ。行っちゃうぞバカヤローー!!

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』予告

『英国王 給仕人に乾杯!』

昼ドラ「夏の秘密」、犯人探しの1ネタで60話引っ張るんですかね?恋愛も絡んでくるんでしょうけど。犯人として考えられるのは現段階ではやっぱフキさんぐらいしか動機がないですが、またどんどん新しい人が出てきたりするんですかね?
TBSの昼ドラ”愛の劇場”が40周年で幕を閉じちゃって、非常に残念なんですが、思った通り、「ひるおび!」も全然ダメみたいですね。
ほれ見たことか!!と言う感じですが。。。

滋賀会館シネマホール『英国王 給仕人に乾杯!』を観る。20090623.jpg
クラシックの曲合わせて、コミカルな動きが楽しげ。
主人公の男もチャップリン的な感じで憎めないです。目の動きが良い。
いい大人たち(金持ちのおっちゃんら)が、無邪気にはしゃいで遊びまわってるのが絵的におもしろかったかな。チェコやハンガリー映画のこういう空気感好きです。とにかく無性にビールが飲みたくなりました。
”一流のホテルマンになるためのヒントを学べるのではないか”的な目的で観る映画ではないはな。

『英国王 給仕人に乾杯!』
『英国王 給仕人に乾杯!』Trailer

『三月のライオン』

『三月のライオン』を観る。
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これは大学か浪人の時に一回観てるんだけど、12、3年前?(公開は91年)なので、雰囲気ぐらいしか憶えてなかったかも。
廃墟の様な生活感のないマンションと、工事現場的な音(厳密には浅間山荘事件的な鉄球が壁を壊す音)の記憶があって、エヴァンゲリオンの綾波レイの住んでるマンション?のシーンを観るたびにこの『三月のライオン』を思い出します。
あと、
Laugh & Peace featuring 藤田陽子の”ちょっときいてな”のPVもね。
(で、映画観終わった後にもう1回観てみたら全然違ったけどね。)

近親相姦の話なんだけど、シュールで重たいのかと思ったら、全然ポップで笑えるとこもあったり。普通におもしろかった。
20年近く前の作品だけど、(画質が劣化してたり、若干だけ服装とか時代を感じるけど)全然時代遅れな感じではない。公開当時自体もあまり時代感や生活感を感じないからかな?
映像の色がまた良いんです。昼間だけど晴れてるのか曇ってるのか分からんような、黄昏というかセピアじゃないけど赤みを帯びた色味が良いですね。
ヒロインの由良宣子さんが、またカワイイイですね。この10年後に「発狂する唇」「血を吸う宇宙」に怪しい霊媒師役(凄い風格ある)を怪演されてて、同じ人と思えませんね。

この映画は、深夜にたまたまテレビをつけたらやってて、何気に観入ってしまって朝方観終わって「おお〜〜!おもろいやん。」って一人噛み締めて嬉しくなる系の映画ですは。