『美代子阿佐ヶ谷気分』

あ、実弟の誕生日だ。

みなみ会館で、『美代子阿佐ヶ谷気分』を観る。
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安部愼一さんの漫画の実写化。って原作は読んでないんだけども。
70年代の世界観、色調、雰囲気なんかが丁寧に再現されてて好き。よくあるキレイ過ぎる昔の感じの表現じゃなく ジメジメ黄ばんだ感じが良い。
坪田義史監督の、このマンガに対する愛情というか、無茶苦茶好きなんやろ〜な〜ってのが凄い伝わる。安部愼一さんの漫画は読んだ事なくて、読みたくなったし実際どういう人なのか色々調べたくなるね。凄くて丁寧に作ってるから原作読んでたらさらにグッとくるかもしれない。
主演は水橋研二だし、美代子役の町田マリーさんも色っぽい。あとサブカル系の人がちょい役で一杯出てるし、林静一さんも編集長役で出ててビックリ。
主題歌を歌うスパルタローカルズは実の息子(安部兄弟)なんだって。へぇ〜。

・『美代子阿佐ヶ谷気分』
・『美代子阿佐ヶ谷気分』予告編

『母なる証明』

はうぁ!楳図先生のボーダーのロンTバージョンが出るそうだ。いよいよ赤白ボーダーに手を出すか?!いや〜、まだ早いかなぁ〜。。。

ポン・ジュノ監督『母なる証明』を観る。
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”殺人事件の容疑者となった息子。無実を信じる母親は、容疑を晴らすため、たった一人で真犯人を追う・・・。”的な話。
最初は無実を証明するために奮闘する話なんだけど、途中からミステリーというかサスペンスな感じになってきて、中々ビックリするラスト。
「ぅえっ?ぅええっっ?!」と志村けんばり二度見をしちゃうような感じ。
観終わった後、絶望でも希望でもない、不思議な感情になる。不完全燃焼でもなくやり尽くしてるんだけど、ポジティブな意味で感情のやり場が分からなくて混乱する。(ギアをどこに入れていいのか分からないニュートラル状態な感じ?)何かふわふわ、はぁ〜〜、そうくるかぁ〜って。韓国のこういうサスペンスやミステリー、ホラー何かは独特の怖さがあるね、色調だったり独特の街並とか。
タイトルからか、韓流、ウォン・ビンだからか?自身母であろう、おば様率が高かったからビックリしたんじゃないかな。とりあえず、母強し!という作品。うん、おもろかった。

・『母なる証明』
・『母なる証明』Trailer

その後、
同じ古今烏丸内にあるshin-biへ。
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ウィスット・ポンニミットさん(タムくん)の展示『LR展』を観る。
この人の描くキャラは、ほわほわしてイイよね。カワイイ。

『古代少女ドグちゃん』なんと映画化ドキ!!

井口昇監督原案のドラマ『古代少女ドグちゃん』がなんと映画化されるそうだ

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映画秘宝最新号の表紙もドグちゃんだ!定期購読してないけど、もちジャケ買いッス!特殊造形の西村さんのブログの以前の記事でこんな画像があって、テレビ版のもっと後半のものかDVD用のスピンオフなのかな?と思ってたけど、映画の線もありますね。真相は分からないけども。このドグちゃんは関西地区が一番進んでて(他、福岡や北海道や高知等遅れて放送されてるみたいだけど)関東では放送してないんだけど、映画版は2月20日にシネマート新宿で公開されるそうだ。ってことはシネマート心斎橋に来るのかな?テアトルだとMBSの真横だし。これは楽しみですね。

そしてVFXスーパーバイザーの鹿角さんのブログを読んでると、こんな記事や、こんな記事が書かれてて、忌憚の無い意見とその奥にある強い信念が凄く信頼できますね。井口監督(以前、松江監督「あんよん由美香」に対しての愛情ある辛辣コメントであったり)にしろ西村さんにしろそういう熱い信念が好きな所以でもあります。このチームは信頼出来る!

『アンナと過ごした4日間』

『天空の城ラピュタ』やってたけど、ついつい観ちゃいますね。
40秒で支度しな!!

イエジー・スコリモフスキ監督『アンナと過ごした4日間』を観る。
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ポーランドの地方に暮らす独身の中年男が、色々ありつつ片想いのアンナの部屋を覗き見してたのがエスカレートして寝てる隙に部屋に忍び込んで床の掃除をしたりペディキュア塗ったり・・・。的なストーカーの話。と中々おもろそうな話じゃないか。音楽もサスペンスチックでドキドキさせますね。
という感じで。どうなんねんどうなんねん的にハラハラさせながらも割と最後はあっさりだったけども、ポーランドの寂れた地方の男の話ということで、こういう淡々としたモンなのかもしれないね。話の合間に本筋とは関係ないけど、川で釣りしてたら牛の死体が流れてきたり、エンコした車を押してる人が横切ったり的な細工がたまらない。ポーランドの寒いモノトーンの色味もイイね。ナチュラルな汚し(服や手の爪の汚れ、壁のひび割れやペンキの剥げた感じとか)がグッとくる。アコーディオンやオルゴールなんかの小道具も効いてる。オッサンってのが良いね。

・『アンナと過ごした4日間』
・『アンナと過ごした4日間』Trailer

『非女子図鑑』

昨日の『古代少女ドグちゃん』豊島圭介監督回でしたね。30分の短い尺のわりにえらい壮大に風呂敷広げて大丈夫なのか?と思ったら夢オチでしたね。『略奪愛』高橋和也さんも出てたし、杉作J太郎が総理大臣役だったし。全く説明のない安達祐実の腹巻き?のカットがちょいちょい挟まってたけど、豊島監督が腹巻き好きということなのかな?ホットパンツ好きってのは公言されてたけど。本当監督によってガラッと雰囲気変わりますね。

そんな豊島圭介監督や清水崇監督、深川栄洋監督ら7人の監督によるオムニバス映画『非女子図鑑』を観る。
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んんん〜〜〜〜、おもしろくなかったかなぁ。
練れてる監督と、練れてない監督と差があるというか。シリーズ化はされないと思うけど、シリーズもんの第1弾という感じの練られ方、固まり方というか。今後シリーズ化されたらおもろなってくのかな的な感じのパターンかな。テーマと各々やりたい事に温度差やバラつきがあるのかも。
豊島監督の『占いタマエ!』足立梨花さん(長介の野郎がファンらしい)は可愛らしかった。豊島監督の趣味が出てる感じ。塚本連平監督『死ねない女』はまとまりがあって意図が明確だった。山口雄大監督は、んん〜〜〜この人の作品は一度も良いと感じたことないなぁ。役者さんは頑張ってるのにな。あくまでも個人的な趣味だけども。

・『非女子図鑑』
・『非女子図鑑』予告編

『ロボゲイシャ』 2回目・3回目

先日、天満のガクブチの大和に行く用事があったので、そのまま天神橋筋商店街を北に上がって、ホクテンザへ。

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井口昇監督『ロボゲイシャ』、2回目3回目行っちゃう。
ホクテンザは入替え制じゃないのでね、かなり得ですよ!)

1回目はインパクト!という感じだけど、2回目以降はその奥の姉妹愛・家族愛が凄く見えてきて泣けますね。”ギリギリデートに使える映画!”って触れ込みだけど、姉妹の人は姉妹で観に行くとまたグッとくるかもしれませんね。姉妹の着きず離れずの心模様が上手い事表現(イメージですよ)されてるし、井口監督の”乙女”な部分が出てますね。そして、生田悦子さんが締めるところ締めてて泣けるんです。『赤んぼ少女』では怖い役だったけど。
そして改めて造形物とVFXが凄い!大きい部分だけじゃなく、ちょっとした火花やホコリ等、細々した部分が凄いっす。

観終わってちょっと時間が経って思い返すと、ギャグ部分よりも姉妹愛の部分が強く残ってますもんね。2回目以降は本質が観えてきます。こういうところが井口監督の魅力でもありますね。そこらの薄っぺらい”タイトル出オチ映画”とはワケが違います。この監督は信用出来る!
ホクテンザは、『ロボゲイシャ』1日9回上映の初回11:00〜、最終回27:00〜(28:50終了)と観逃しようがない!!〜20日(金)までだぞいっ!


・『ロボゲイシャ』

・『ロボゲイシャ』予告編

『不灯港』

入院してた父が無事退院し、ホッと一安心。タバコはダメです!!

そんなわけで、
neutron
「今月の池田」を観つつ、「来月の池田」「再来月の池田」はどうなってくのか楽しみにしつつ、京都シネマ内藤隆嗣監督長編デビュー作『不灯港』を観る。

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うん、おもろい!!てか、一昔前の武藤敬司(イメージしてる画像や動画が見つからん!)そっくり!

”38歳、未だ独身。愛を求める男・万造のハードボイルドな喜劇”とうことで、無骨で野暮ったくて、でもロマンチストなモテない漁師の男の話。でイイ!こういう不器用な人や、ダメな人の話、大好きだ。山下敦弘監督系の映画好きな人は大好きだと思う。と思って観てたら、何気に音楽は赤犬の人だったり、「ばかのハコ船」の曲使われてたみたいだし。

この万造イイ!!役作り・キャラ設定完璧じゃないか。ハードボイルドさの大小はあるにしろ、男子はみんな持ってるし分かる、この感じ!
前半の盛り上がりに比べ後半はちょっと失速ぎみな気もしたけど、元々平凡な港町に事件が起こってのあのラストだから、まぁああいうモンなのか。そんな野暮ったい映画なんだけど、楽しいシーンでは何か昔のヨーロッパの映画の様なコケティッシュというかコミカルな演出があったりしたので、若い監督なのかな?と思ったら27歳だそうな。ほぇ〜。
とにかく、アリアリ。おもしろかった。観て損はないと思います。

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劇中で”アメリカンドッグ”が出てきて、無性に食いたくなったので食べる。高校か下手したら中学生以来ぶりかも?!全部食べた後、棒に残ってる根元のカリカリのんを前歯でこそげとるのが好き。まぁ、観たら分かりますは!食いたなりますから。

・『不灯港』公式サイト
・『不灯港』予告編

『アンを探して -Looking for Anne-』

ガニオンイズム継承者”こと友人の宮平貴子監督の初長編作品『アンを探して』が〜20日(金)まで梅田ガーデンシネマで公開中だそうだ。

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そう!あの大槻香奈さんが劇中でも多く使用される絵を提供してることでもお馴染み(大槻香奈ファン必見!)のあの映画だ!おまけにテーマソングは実姉のjimamaが担当ときたもんだ(jimamaファン必見!)
僕は1回試写で観てるので、京都シネマ(12/19〜)に来た時にまた観に行こうと思ってるんだけど、大阪の人は〜20日(金)までなので是非!是非!是非!


・『アンを探して』Official Site

・『アンを探して』Trailer
・『アンを探して』Official YOUTUBE
・『アンを探して』Twitter
・上映劇場情報(何か早口言葉みたい)


『坂本渉太映像作品集”THE DVD”』

今日の『古代少女ドグちゃん』、監督が変わると全然雰囲気変わりますね。『呪怨 白い老女』やホラー映画の三宅隆太監督とのことで、ホラータッチでした。観てると何か不思議な違和感を憶えた(韓国ドラマの様な?)ので、よく見るとセリフが全部アフレコじゃないか(たまにずれたり、口の開き方に対して声の量が比例してないような)?それで韓国ドラマっぽかったのか?けどアフレコかは分からないよ。音のバランスによるものなのかもしれないし。 ホラータッチということで日常と違う違和感を出すための手法なのかな?
もしくは、「妖怪 人形つかい」というこで、人形の声を後から入れてるからそのアフレコとのバランスを均等にするために全部アフレコにしたというのも考えられますね。真相はDVDのコメンタリー待ちかな。誠役の窪田正孝さんは昼ドラ『X’masの奇蹟』にも出てて、不思議な温度差(温度が低いというか)のある役者さんですね。『X’masの奇蹟』も、おもろなってきたし、両方目が離せませんね。


坂本渉太
さんの映像作品集「THE DVD」を購入。
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digmeout A&Gマスターが以前カフェブログで紹介してた”neco眠る/ENGAWA DE DANCEHALLのPV”に、鷲掴みされて密かにDVD発売を心待ちにしてたのだ。この人は圧倒的過ぎて、嫌いな人いないでしょうね。子供に観せたら凄い喜びそうだし、姪と甥に観せてみよっと。

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初回特典のCDが嬉しい。ボーナストラックが最高だ。

・『neco眠る/ENGAWA DE DANCEHALL』
・『BOGULTA/メッ政治』
・『AUDIO FOOD/dumdumdum』

『ロボゲイシャ』

井口昇監督最新作『ロボゲイシャ』が遂に関西初上陸!!ということで、
ホクテンザまで観に行く。

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てか何で関西はホクテンザのみ?!全国でも7館だし、ゲイシャモチーフなのに京都は無しかよ!!(いずれ来るのか?どうなんだ?)しかも東京上映時は連日舞台挨拶やイベントが頻繁にあったけど、関西では全くなし。。。角川さんよ〜!

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はうぁ!!
おおお〜〜〜、手描き看板出来てますね〜〜。イイねぇ〜。
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木口亜矢さん、オレンジの光の加減かナチュラルメイクですね。

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筆のタッチが分かっておもろいおもろい。

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ちなみに僕も、以前クロード・ガニオン監督『Revival Blues』の映画ポスターが、京極弥生座(現・新京極シネラリーベ)公開時に、手描き看板になってて、あれは興奮した!

ホクテンザ自体、初めて中に入ったけど、良い感じのくたびれ具合。シートもクッション性がなくなってよれよれな感じ(元はフカフカだったのか?)なんだけど、長年色んな人が座った故の、逆に変な身体へのフィット感?腰の出っ張りがジャストフィット。入れ替え制じゃないので、このおっさん一日中おるやろ!的な人が何人かいらしたり。また、上映前のアナウンスが、凄いウグイス嬢的口調だし、よくあるのは”迷惑行為に気付かれたら、係員までお申し付け下さい”的な感じだけど、このホクテンザは、”スリや置き引き、暴力行為が起こったら、直ちに警察に通報して下さい”だって、自分で通報するのかよ!!とか思いつつ。初めて行く劇場はワクワクしますね。

『ロボゲイシャ』の方は、
井口昇監督に特殊造型監督:西村喜廣さん、VFX監督:鹿角剛司さん、アクション監督:鈴村正樹さん、撮影監督は長野泰隆さんの最強チーム。
何て言うか、いかんいかんと思いながらも楽しみにし過ぎて予告編公式非公式ブログ等で、色なビジュアル、おいしい部分を観過ぎちゃったのが失敗したかな。白紙状態で観たら、凄いビックリできたのかもしれないが。
という本来の観方は置いておいて、登場人物が井口監督常連の人、西村監督がらみの作品周辺の人が沢山出てるので、同窓会じゃないけど、みんな役が変わっておもしろい。(例えば前作で、夫婦だった2人が敵同士になってたり)
他の監督がこれを撮ると、木口亜矢さんのアイドル映画になるだろうけど、井口監督は全然可愛く撮らないというか(井口監督的にはそれが逆に萌えを感じてはる)、顔とか変な表情のアップ(グラビアアイドル・イメージとして大丈夫?的な)とか、そういうところがたまらないよね。あとは、独特の言い回し(笑かそうとしたいやらしさのない)。今回は芸者さんなのでへんな京都弁?のような色んなミックスされた言葉で、美人な人がそういうおかしな言葉使いをするのにグッときますね(予告の一番ラストの”映画館に、おいでやすぅ〜?”的な疑問形イントネーションとか)。あとは、外国人に間違った日本の文化や風習を植え付けるための、おかしな仕掛けが今回もあったり、そういうところもイイんですよね。
天軍のマスクもカチョイイ!また観に行くぞ!!

このホクテンザ、連日オールナイト上映の『ロボゲイシャ』1日9回まわしってのが凄い!!入れ替え制じゃないから頑張れば24時間で9回観れるよ!!

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観終わった後に、天神橋筋商店街を歩いてると、、、城ロボ?!
”おいでやす”やし。


・『ロボゲイシャ』

・『ロボゲイシャ』国内版予告
・シネ通『ロボゲイシャ』特集
・ズムサタ『ロボゲイシャ』

(注)以下、興味ある人は観ないで!観ろってフリじゃないよ!
↓これは本編映像見せ過ぎ!!ほぼ内容が分かるじゃないか!!
・主題歌ART-SCHOOL「LOST CONTROL」PV『ロボゲイシャ』ver.
(総集編的編集だから、観終った後だと嬉しい!!)

・『ロボゲイシャ』未放映TVスポットVOL.1”秋なのに正月気分”編
・『ロボゲイシャ』未放映TVスポットVOL.2”悲しみの城ロボ”編
・『ロボゲイシャ』未放映TVスポットVOL.3”帰って来た志垣太郎”編
・『ロボゲイシャ』未放映TVスポットVOL.4”イケメンだって肩から弾出すの”編
・『ロボゲイシャ』未放映TVスポットVOL.5”ギリギリデートに使える映画!”編

『女の子ものがたり』3回目

今日の『古代少女ドグちゃん』は、清水崇監督回でしたね。『幽霊VS宇宙人』(ロックハンター伊右衛)の宮下ともみさんも出てたり、原案の井口昇監督がカニの妖怪役で出てたし。社会派なテーマだし。
そして、明日は楳図先生がNHKの”スタジオパークからこんにちは”のゲストだけど、国会中継でなくならなければいいのだが。って、11月11日はMJがゲストじゃないですか。

そして、
イオンシネマ久御山『女の子ものがたり』をまた観ちゃう。
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この映画はイイっすね。個人的に2009年でベスト3に入りますは。
みんな良い演技してます。

・『女の子ものがたり』

・『女の子ものがたり』予告編

『狼の死刑宣告』

急に寒なってきましたね。トニックシャンプーを使うと完全に風邪をひきそうになる季節になってきました。

みなみ会館ケビン・ベーコン『狼の死刑宣告』を観る。
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”愛する家族を守るために 街のダニども 全員死刑に 処す”って凄いコピーですね。このポスターのヴィンテージ加工もイイじゃないですか。
家族を殺された投資会社勤務の普通の男が復讐の鬼と化す話なんだけど、ケビン・ベーコン強過ぎ!!普通の会社員が急に無敵になって凄い。
復讐劇は、復讐に駆り立てるために悲惨な出来事が付き物で、そいう部分は切ないね。仇のギャングも極悪非道過ぎ!怖っわい!!中々ハラハラしました。
ケビン・ベーコンは、日本人俳優にあてはめると田口トモロヲさんかもな、とか思ったり。

・『狼の死刑宣告』
・『狼の死刑宣告』Trailer

『九月に降る風』

今日の『古代少女ドグちゃん』豊島圭介監督でしたね。ホットパンツずきでも知られてるけど、推測するに多分エプロンも好きなんじゃないか?
来週は清水崇監督で、原案の井口昇監督もゲストで出られるみたいだし、ますます目が離せないドキよ。
そして、ゲストは『嵐がくれたもの』の香苗ちゃん(山田キヌヲさん)でしたね。白目むくの良いですね。
で、『嵐がくれたもの』もあと、2話で最終回で次に始まるのが『Xmasの奇蹟』ってのらしく、名前からして年内終了のショートサイズっぽいですね。しかも『古代少女ドグちゃん』誠役の窪田正孝さんが出るみたいドキよ。


みなみ会館
で、台湾の映画『九月に降る風』を観る。
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観る前、予告編の印象(そんなこと一言も言ってないけど)から勝手にあの男子がゲイで、女の子と三角関係的恋愛パターンなのかな?と想像して観たら全然違って、むしろ男子高校生達の青春群像劇を描いた感じで、青春の楽しい部分と厳しい部分とを描いた感じだった。ラストはちょっとキレい過ぎかな。
けど、1996年の夏の台湾が舞台で、その当時のアイテム(ポケベルやセガサターン、飯島愛とか)が出てきて、日本人とあんま風貌が変わらないんだけど、日本っぽいけど日本じゃない別の世界みたいな微妙な(良い意味での)違和感が新鮮で小気味良い。弁当も何気に美味そうだったし。

邦画だと、当たり前だけど「お、妻夫木か」とか「加瀬亮ね」と認識してるので演じてはるは、って前提(無意識にも)で観るけど、台湾や韓国だと全く未見の人ばっかりなので、先入観無しに直接入り込めて良いですね。
ヒロインの娘もキレイな方だし。アジアの他の国の人も良いですね。

全く映画と離れるけど、個人的に韓国女子バレーのキム・ヨンギョン選手(9月から日本のチームに来てるのだとか)が密かにずっと気になってて注目してて、モデルなみのスタイルだし、まだ20歳なので、さらにもっとキレイになってかはると見てるんですけど。この人きっときますよ。
と、ちょっとそれたけども、
痛々しい部分もあるけど、まぁ、爽やかな青春映画でした。
9月のまだ暑い時期に観たかったかな。

・『九月に降る風』
・『九月に降る風』予告編

『レザボア・ドッグス』

クエンティン・タランティーノ監督『レザボア・ドッグス』を観る。

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うん。普通におもろかった。
世間的にはB級とか、好き嫌い別れるとか、上級編とか聞くけど、全然そんなことないし普通にエンターテイメンとして楽しめたよ。

・『レザボア・ドッグス』
・『レザボア・ドッグス』Trailer

『恋する幼虫』と『肥大化性器少女』

井口昇監督の『恋する幼虫』を観る。

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『クルシメさん』の5年後に撮られたもので、新井亜樹さんがヒロインで唯野未歩子さんも出られてます。後に『卍』にも出られる荒川良々さんに松尾スズキさんと個性は揃い。その他、いつもの井口組周辺の人々。みんなちょっとおかしな感じでまともな人がいないかも。狂ってるんじゃなく生きるのに不器用なタイプというか。
昔の作品なので予算も技術もチープで、近い人間関係の人等で作っててそこがまた良いですね。逆に今は良い意味で技術的にもいっぱい出来る事が増えて嬉しいでしょうね。井口監督の作品を数観ると、好きなものや言いたいことが分かってきて、それが一貫してますね。笑えるシーンもあるけど切ないんですよね。
チェリオのライフガードが登場する(そう言やクルシメさんでもチェリオの瓶飲んでたよね)んだけど、久々に飲みたくなった。中学の時、よく飲んだよね。

コメンタリーは、井口監督とデモ田中さん。個人的にだけどバタリアンズ(井口監督&山口雄大監督)よりも、デモ田中さんとのコンビの方が好きだしおもしろい。凄く仲が良くて遠慮がないとこが良いですね。 特典映像の番外編もたまりません。
あああ〜〜〜、『ロボゲイシャ』早く関西においでやす!

・『恋する幼虫』

あと、
井口監督『肥大化性器少女』も観る。これはAV(性的な目的ではなく、井口作品という観点で!)なんだけど、西村映造さんの特殊造形で巨大性器を作って凄く贅沢!モザイクが掛かってて変に生々しい。それにAVなのにメイキングや、コメンタリーが付いてて、女優のつぼみさんと井口監督・デモ田中さんコンビで嬉しい。コメンタリーありの方がエロいかも。つぼみさんのドラマシーンの演技も良い。これも『クルシメさん』や『恋する幼虫』に通ずるテーマですね。
井口監督は、スプラッターやスカトロ、異色ギャグ的なイメージが強いかもしれないけど、そに奥には社会的メッセージが入ってるし、何より監督の中にある少女的な部分・演出がまたたまらないんですよね。人柄を含め。イイっす。

『壁男』

昼ドラ『嵐がくれたもの』。来週いよいよ最終週なんですが、ここ最近急に登場してきた菅原がまさかの順子の父親だった、んなアホな的ドえらい展開。あの菅原は、節子に対して何か偉そうだし、宇田川家の人間もみんな偉そうで腹立ちますね。それに比べ順子はエエ子だ。


諸星大二郎
原作、早川渉監督『壁男』を観る。小野真弓さんですね〜。
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”壁男”という、妖怪とも霊とも分からない都市伝説?を取り憑かれた様に壁の写真ばかり撮り続けるカメラマンが次第に・・・的な話。果たして”壁男”とは何なのか的な見せ方で、『野球狂の詩』で言うところの、”ドリームボール”ってどんな球?本当にあるの?的な、壁男って何?的な感じで結構引き込まれる。ラストのシーンはちょっと読めたかな。堺雅人さん演じるカメラマンの壁への執着を表すには、もうちょっと尺というか分量が必要な気がした。
先が分からないので、ホラーなのかサスペンスなのか、心の準備に困るというかジャンル分けしにくくハッキリどこかに属さないとこが”壁”っぽくもあるのかな。

・『壁男』