『机のなかみ』

吉田恵輔監督『机のなかみ』を観る。
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『机のなかみ』(2006年/日本)


この監督の他の作品は以前『純喫茶磯辺』を観たけど、狙い過ぎで物語的にもかなり薄っぺらかった(芸人さんのキャラが強過ぎると微妙な空気になるよね。芸風を活かした当て書きは別にして、役じゃなく普段のキャラやん的な浮く感じ?)けど、麻生久美子さんの魅力が凄かった(コスプレしたり、鼻血だしたり)ので、それ目当てでDVD欲しいくらい(本気で)だけど、昨日観た『さんかく』がすこぶる良かったのでこの『机のなかみ』(これも、あべこうじさん主演なので、中々手が伸びにくかったけど)を観てみる。

あべこうじさんは、まぁ自分のキャラでネタをやってはる感じで、鼻持ちならないキャラだけど、そういう芸風なのでそこをツッコムのは野暮なわけで。ダメな男が勘違いして暴走する感じは『さんかく』に通ずるところがあるし『純喫茶磯辺』とも共通しているね。『なま夏』も観てみようかな。
あべこうじさんの彼女のキャラがやさぐれ過ぎだ!あの望月家の父も冒頭では変な家庭やなと思ったけど、なるほどそう言うことか。藤巻くんは昼ドラ『ラブレター』じゃないか。その彼女役の清浦夏実さん(確かお爺ちゃんが総理大臣だよね)が個人的にちょっとタイプ。
ラストのとこはちょっと長いような気もしつつ、女子の部屋が女子の部屋っぽくなかったり荒削りだけど凝ってて面白かった。次の作品にも期待。

・『机のなかみ』
・『机のなかみ』予告篇

『さんかく』

neutronで、すっかりお馴染みとなった画家・池田孝友が毎月違ったアイデアの作品を発表していく企画こと、”今月の池田(8月)”を観る。本人も主張ている通り、強烈過ぎるマチエールの平面作品だった。次どうなるんだいったい!


そして、京都シネマで、吉田恵輔監督『さんかく』を観る。
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『さんかく』(2010年/日本)


お!面白かった。
このポスターのビジュアルや予告篇の印象だとちょっと面白くなさそう(このビジュアルは損してる)だけど、実際みたら中々面白かった。サスペンス?的な要素もあったり。

3人ともアホな感じだけど、桃ちゃん(小野恵令奈さん・AKB48の人らしいよ)が、また悪女(役がね)だなぁ〜。田畑智子さんの状況も愛情のベクトル次第で誰にでも起こりうる感じで複雑な心境になるし、高岡蒼甫さん(この男も百瀬だからモモちゃん)もかなりダメな男だけど、変な方向にいっちゃう感じがこれまたあり得る状況でリアルというか痛々しいというか。
田畑智子
さんにでなく、小野恵令奈さんを観て女の人って怖いなぁ〜と思った。でもそれを面白おかしく描いてて中々良かった。
テーマ曲歌ってる”羊毛とおはな”の「空が白くてさ」もイイね。

これちょっとDVD出たら買いかも。アリですは。
ちょっとこのチラシや予告だとあんま惹かれないかもしれないけど、全然イメージ違いますので。京都は明日(8/13)までですよ!

・『さんかく』
・『さんかく』予告篇
・羊毛とおはな「空が白くてさ」

『屋根の上の赤い女』

岡太地監督『屋根の上の赤い女』を観る。(↓後日チラシ持ってたの発見) 20100811aa.jpg
『屋根の上の赤い女』(2007年/日本)


何の情報もなく観たら、30分しかなくてビックリした。
そして、この西山さん(神農幸さん)どっかで観たことあると思ったら”おけいはん(3代目)”やんか。バリバリの関西弁話してるし、普段関西弁のセリフってなんとも思わないし、女の人がコテコテにしゃべるのは全然グッとこないけど、この西山さんの冷たい関西弁は中々イイね。そしてこのOLというか工場の事務員的制服もイイし、それプラス赤のコートがイイねぇ〜。
逃亡シーンちょっと画が足らないような気もしたり、おかしな設定だけど、『リアリズムの宿』的な冬のザラついたコントラスト強めな色調好き。

・『屋根の上の赤い女』
・『屋根の上の赤い女』予告篇

『放流人間』

岡太地監督『放流人間』観る。これは『屋根の上の赤い女』のDVDに一緒に入ってたもの。
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『放流人間』(2007年/日本)


これも64分の中編作品。ロケ地が京都ですね。
『屋根の上の赤い女』もだったけど、この監督はフランス映画チックな世界観というか撮り方ですね。湿ってるのか乾いてるのか分からんけど。冒頭の空から柿の木のカット結構好き。好きな質感なので、新作(長編も)も期待したいところ。

・『放流人間』

『エスター』

ハウメ・コジェ=セラ監督『エスター』を観る。
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・『エスター』(2009年/アメリカ)


公開時にこのチラシのビジュアルが良かったけど、タイミングを逃して観れなかったもの。(このビジュアルは、顔半分を反転させてシンメトリーにしてるね)楳図先生の「洗礼」や「赤んぼ少女」のタマミにも通ずるとこもあるね。
”この娘、どこかが変だ。”のコピーから。どう言うオチなんやろ?と観たら、そういう事ですか。怖いね。

・『エスター』
・『エスター』Trailer

『お姉ちゃん、弟といく』&『象のなみだ』

NYAFF 2010(NEW YORK ASIAN FILM FESTIVAL)関連の某動画を観てると、某監督2人が某深夜ドラマの2が10月からあることを完全に明言してるじゃないですか!やっぱり黒でしたね。これは嬉し過ぎる!
正式に情報が解禁されるのが楽しみですね。


吉田浩太
監督『お姉ちゃん、弟といく』『象のなみだ』を観る。
そう、あの『ユリ子のアロマ』の監督だ。
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『お姉ちゃん、弟といく』
(2006年/日本)


『ユリ子のアロマ』
より前の作品で、これも江口のりこさん主演の変態系映画。弟が姉(江口のりこさん)のパンツを盗んでしまって・・・。的な話。これまた登場人物が少なく(外のシーンはチラっと他の人は映ってたのかな?)最小限なんだけどそれが全然気にならないしミニマルにまとまっている。え?どうなんのどうなんの?って感じで他人の非現実な秘密を固唾を飲みながら盗み見しているようなドキドキ感。中編ということでサラッと観れる。
自分自身女兄弟がいないので実際こういう状況は分からないし、いたと想像してもこんなことにはならないと思うけど、”友達のお姉ちゃん”的視点でグッとくる。この映画の弟は成人してるけど、自分が昔友達の家に遊びに行った時にお姉ちゃんが居ると妙にドキドキするあの感じを凄い思い出した。『ユリ子のアロマ』もそうだったけど、”お姉ちゃん感”もしくは”年上の女性感”の描き方はイイですね。江口のりこさんの変態シリーズまた撮って欲しい。


『象のなみだ』
(2005年/日本)

こちらは、監督の実体験をベースにした20分の短編映画。
動物園でデートしているカップルの彼女が妊娠を告白して、、、的話。
そのままの話なので、観終わった後に監督のどういう実体験なのか何でこれを撮ろうと思ったのか、ちょっと調べないといけない感じかな。(→こんな感じか)なるほど。
ということで次はどんな作品を撮られるのか非常に楽しみですね。

・『お姉ちゃん、弟といく』
・『象のなみだ』
・『お姉ちゃん、弟といく』予告篇

『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』DVD!!

ついに(と言うか早くも)出ましたよ!うぅ〜〜っ、えいっ!!
『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』DVD!!家で観れる!嬉しい!!

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今回は特にアウタースリーブ的な装飾はないみたいですね。

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特典で↑制服バージョンのポストカードが付いてきましたね。

そして!”あのヨシエ”がウチにも来ましたよ!うぅ〜〜っ、えいっ!!
ヨシエのスピンオフが付いてるんだけど、これはたまりませんね。これはちょっと可愛い過ぎる!可愛さの暴力だ!!
井口監督作品には毎回”ヨシエ”が登場するんだけど、いつかそのヨシエを全員集めて何か撮って欲しいよね。とりあえず『hajiraiマシンガール』のヨシエ(木嶋のりこさん)と『戦闘少女』ヨシエ(森田涼花さん)と対峙したとこが観たい!!!

そして、コメンタリーは3監督によるものでこれまた嬉しい。個人的には出演者のコメンタリー(も良いよ)より井口監督とその周辺の気心の知れた人らでのコメンタリーが好き。一番良いのは、監督(3人)とヒロイン(3人)のコメンタリー2タイプ入れてくれるのが嬉しいかな。
ってことで、コメンタリーでは答え合わせじゃないけど色々裏話が聴けて良かった。確かにあの場面で、”志村後ろ!”って言ってる!
ってことで、これは買いですよ!うぅ〜〜っ、えいっ!!

・『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』DVD

・戦闘少女外伝『ヨシエZERO』予告編

・『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』海外版 予告編

『グラキン★クイーン』

松本卓也監督『グラキン★クイーン』を観る。
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『グラキン★クイーン』(2010年/日本)


お!アリ!面白かった!!
何かおもしろいテンポというか、独特の世界観。この不思議なノリは何かイイね。どストレートのアイドル青春映画と違って、ちょっと劇団チックなノリが入ってて、そのコメディーな感じがどや?おもろいやろ?的な空回りでスベった感じじゃなくて、全部突き刺さってくる。昔のスラップスティックなような演出も楽しい。撮影現場も楽しそうだ。

出てる女の子がみんなカワイイし、それが微妙に垢抜けてない地方的な感じが逆に良い!凄い美人ってわけじゃないけど、みんな凄く魅力がある。こういう女の子が変なセリフを言ったり滑稽な動きする(劇中の”マリン・ビューティー歩き”もイイね。)のは凄い好きだしグッとくるよね。これは狙ってやるのは難しい(やり過ぎてもやらなさ過ぎてもダメ)し、この監督センスいい!!独特な演出だは。ロックな展開でグンバツ!これDVD買っても良いかな。

『ピョコタン・プロファイル』『首都圏からややはずれた海岸物語〜早春、少女と地引き網』に通ずる独特な世界観。新しいジャンル(自主系変化球アイドル映画?)が確かに存在するな。狙い過ぎたらコケるけど、このジャンル攻めるのもアリかもしれない。いや、アリだ。
あと、余談だけど『片腕マシンガール』に出てた男の子も出てたし。このセーラー服は『片腕マシンガール』と一緒だね。胸のマークが一緒だ。

・『グラキン★クイーン』

・『グラキン★クイーン』予告篇
・『グラキン★クイーン』予告篇(30秒)

・「飯田里穂★うどんDON!DON!!踊ってみた。」1
・「飯田里穂★うどんDON!DON!!踊ってみた。」2
・「飯田里穂★うどんDON!DON!!踊ってみた。」3

『14才のハラワタ』

佐山もえみ監督『14才のハラワタ』を観る。
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『14才のハラワタ』(2009年/日本)


うん。良かった。
もっと思春期のドロドロした感じなのかな?と思って観たら結構爽やかで素直な映画だった。栗コーダーカルテットのリコーダーも気持ちイイし。土曜の午前中の授業の様なサラッとした爽やかさというか。
本当に悪い人も出てこないし、重過ぎず軽過ぎず調度良い浮遊感があるね。
主人公のハラワタ(原田ワタルの略)も良い力の抜け具合で、思春期の何て言うんだろボンヤリ物思いにふけるあの感じを上手いこと映像に収められてる。
子役のユウスケも良い演技するし、青木さんがまたイイ絵描くんだよね。上手かった。うん。サラッと心地良い映画だった。

・『14才のハラワタ』
・『14才のハラワタ』予告篇

『川の底からこんにちは』

京都シネマ石井裕也監督『川の底からこんにちは』を観る。
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お、京都シネマのスタンプも満杯になったね。

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『川の底からこんにちは』(2009年/日本)


う〜〜〜〜ん。狙い過ぎというかぁ、ちょっとあざといというかぁ。。。
全員が前のめりで演劇的と言うかぁ。抑えるとこは抑えた方がもっと笑えるような気がする。もちろんそれぞれの役者さんはそれぞれの仕事をちゃんとしてはるし、そういう演出なんだと思うけど

それぞれの人が自分勝手で全然噛み合ない感じ(役)をやろうとしてるんだけど、噛み合な過ぎてリアリティがない(こういう人や状況あるある!でもなく、実際経験なくてもありそう!でもなく、ないな〜って感じの)というかちょっと、過剰にやり過ぎな感じで白けちゃうというか。(他の人は笑ってたけど)
おばちゃんらが男の人の目を気にせず着替える場所も現実的に不自然(ちょっと狙い過ぎ)だし。

会社の同僚や、しじみ工場の従業員などで元々距離がある人同士噛み合ないのは分かるけど、家族や恋人同士でも本当に噛み合ってなくて(各々に問題が合って不器用な人らの話だけど)完全に他人同士な距離感を感じた。即興で組まされた人同士の探り探りの演技を観てるような感じ?演劇やライブ的な状況だったら面白さが生まれたりするけど、この家族や恋人の関係だと、相手のことを知らなさ過ぎ(隠し事じゃなく最低限の事など)な気がするから薄っぺらくてリアリティに欠けるのかもしれない。
佐和子も健一もダメな人過ぎて全然感情移入出来なかったので、2人が上手くいこうがいくまいかどっちゃでもエエは!的な気持ちで観ちゃったかなぁ。。。佐和子は放っといても生きてけそうだし、健一は同姓だけど僕の中にないタイプだからかもしれないしね。
でも、白装束おばちゃん軍団は良かった(牧野エミさんも完璧)し、とある”骨”のシーンも良かったかな。周りの人は笑ってたし。もうちょっと練れる気がするけど。即興で組まされた感の演技は撮り直しを重ねれば逆に微妙になってくるのかもしれないし、難しいのかもね。

個人的にダメな人の映画は大好きだけど、これは自分の趣味とはちょっとズレてるかもしれない。あくまで個人的な勝手な感想ですよ。
何だろ?この感覚。全力で前のめりにダメな人を演じてるから、やってることや状況はダメだけど、笑えるダメな感じじゃないのかもね。
全然内容が違うので比べるもんではないけど、安藤モモ子監督の『カケラ』の方が好きかも。あくまで個人的な勝手な感想ですよ。

あと、缶ビール(発泡酒)の音が凄い気になったかな。頻繁にキリン淡麗を飲むシーンがあるけど、空けたてのビールでも常に残り少ないような音(効果音)だった。内容量に対してあんな音はしない。

んん〜〜〜、何とか誉めたかったのですけど、ゴメンなさい!!
多分僕の趣味が偏ってるのだと思う。笑ってる人は凄い笑ってたので、ハマる人はハマるのだと思います。
この石井裕也監督の『ガール・スパークス』観たいけど近所のTSUTAYAにもゲオにも置いてないなぁ。


・『川の底からこんにちは』

・『川の底からこんにちは』予告篇
・『木村水産 社歌』

『4匹の蝿』

『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』DVDが早くも8/6に発売なんだけど、スピンオフの戦闘少女外伝「ヨシエZERO」の予告篇が公開されましたね!!これはたまらん!!ヨシエ(森田涼花さん)が可愛い過ぎる!この”えいっ!”ってかけ声は反則だね。可愛さの暴力だ!!

・戦闘少女外伝「ヨシエZERO」予告篇


そして!
日本初の本格的海外征服レーベル”The SUSHI TYPHOON”が先日立ち上がりましたが。その海外版サイト海外向けプロモーション動画がアップされてるのですが、まだどこにも未公開(SUSHI TYPHOON国内向けサイトにも出ていない)のあんな映像や!あんな映像が!!これ凄いですよ!アレも動いてるよ!『戦闘少女』じゃないけど”全世界へ、宣戦布告。”ですね!

・”About Sushi Typhoon”


そしてそして!
今日の昼ドラ『明日の光をつかめ』は、なんと井口監督作品常連の島津健太郎さんがなんと!まさかのお父ちゃん役で出てましたね!今日1回きりの登場で、後日談で交通事故で亡くなる役でしたが。嬉しくてニヤニヤ観てしまう反面、渡辺いっけいさんとの迫真のぶつかり合いに息をするのも忘れてみてしまいました。良い話でしたね。今日の話で1週間いくのかと思ったら1日完結な感じで、時系列を入れ替えててイレギュラーな回でしたね。


そんなこともありつつ、みなみ会館へ。
ダリオ・アルジェント監督『4匹の蝿』を観る。
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みなみ会館のスタンプ10個たまってたので早速使う。

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『4匹の蝿』(1971年/イタリア)


ってなわけで、
内容の方は中々面白かった。37年前の作品なんだけど、構図や撮り方、色んな演出が今観たら凄い斬新でグッとくるシーンが多かった。”4匹の蝿”ってそう言うことかいな。予告編はおどろおどろしい(本編にないシーン。予告用に撮った部分が多いね)けど、コメディータッチな部分もありそんなに恐い映画ではないよ。でもあのお面コワイね。映像的にも良かった。

・『4匹の蝿』
・『4匹の蝿』予告編

『巨乳ドラゴン 温泉ゾンビ VS ストリッパ−5』

”極楽浄土ヘ逝ッチマイナー!!”ってことで、
中野貴雄監督『巨乳ドラゴン 温泉ゾンビ VS ストリッパ−5』を観る。

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『巨乳ドラゴン 温泉ゾンビ VS ストリッパ−5』(2010年/日本)


ということで、原作漫画は読んでないので元の設定がどんなのか知らないけども、色々流行りのモンを放り込んだ感じですね。”ドラゴン”要素は?1シーンだけ出て来るトラックスーツ風の楽屋着ぐらい?
かなり低予算な感じですね。普段西村映造の作り物を観慣れてるので他のを観ると色々違いが分かって新鮮ですね。VFXの鹿野さんも予算に応じたVFX具合ですね。ビジュアルも高橋ヨシキさんだし、そのパッケージングでキュッと締めてる感じですかね。
ゾンビの数も少ないので、別の場所の違うシーンにも何回も同じゾンビが出てくるよ。血が飛び散るシーンでは周りが汚れないようにビニールシートを掛けるんだけど、それ自体ももう全部映しちゃってるね(セットとしてわざとやってます風に転がれば良いよね的な感じかな)。低予算で技術的にも演出的にもつっこみどころが山盛りだけど、劇中で自分らでつっこんでネタにして(死亡フラグが立った時に、「そんな死亡フラグみたいなこと言うな!」って言うみたいな)的に処理したり、まぁ、こんなモンかなって感じですかね。

・『巨乳ドラゴン 温泉ゾンビ VS ストリッパ−5』
・『巨乳ドラゴン 温泉ゾンビ VS ストリッパ−5』予告篇

『Samurai Princess〜外道姫〜』

梶研吾監督『Samurai Princess〜外道姫〜』を観る。
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『Samurai Princess〜外道姫〜』(2009年/日本)


特殊造形が西村さんで、VFXが鹿角さんの作品だ。
希志あいのさん主演で個人的に好きなんだけど、外道前と外道後でまた違った魅力がありますね。話は、アニメの様なゲームの様なちょっと過剰な感じもありつつ、クライマックスシーンの希志あいのさんの必殺技部分がこれでもかってぐらいCGでゴテゴテにしてて、ちょっと笑ってしまった。(光が出たり、背負ってる魂の表現だったり)横画面で戦うシーンはゲームっぽかった。

毎度の事だけど、特殊造形の西村さんは少ない予算でどこまで出来るか(多分毎回予算以上のことをされてて、熱い!)の挑戦で、この作品もいっぱい作り物が使われてます。ギターが武器になって音が響いて音符が出るシーンは、のちの『戦闘少女』に活かされてますね。あと番傘の先が武器になってるのも『ゴスロリ処刑人』の原型かもしれませんね。

あとは、出られてる女優さんがみなさんキレいだし、狂楽の側近?2人のコミカルな感じも可愛かったかな。

・『Samurai Princess〜外道姫〜』
・『Samurai Princess〜外道姫〜』Trailer

『エアベンダー』2D

M・ナイト・シャマラン監督『エアベンダー』を観る。
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『エアベンダー』(2010年/アメリカ)


う〜〜〜ん。。。
アニメやゲーム的な単純な話だけど、何か突き抜けない感じかな。
主人公の子(ボウズの子)がアクション重視で選んだんだと思うけど、何かもっちゃりした茶坊主というか、魅力的じゃないね。

(ネタバレぎみにいくので観るつもりの人は以下は読まないで。)
”気・水・土・火”の4つの国の人たちが使う各技がどれも致命傷を負わすための技じゃないというか、風圧や水圧(氷もあるけど)、岩の壁だったり、火も激しく人間が燃えるというより”熱っ熱っっ!!”って退かす感じで、攻めというより守り系の技なので地味なのかもしれない。

(ネタバレぎみにいくので観るつもりの人は以下は読まないで。)
また、最終的な技の神髄?が”誰も傷つけない”的なことなので、最後劇的に勝利するというよりは、敵を追い返す感じなので何か盛り上がらないというか。まぁ、根本がそういう神髄ならしょうがないけど。でも続編がありそうな終わらし方なので、序章という感じなのかな?特に何か残る感じはないねぇ。

あとは、どの国もアジア系のオリエンタルなイメージだったね。日本チックな要素も結構入ってた。『スラムドッグ$ミリオネア』の人も出てるね。

・『エアベンダー』
・『エアベンダー』Trailer

『弓』

キム・ギドク監督『弓』を観る。
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『弓』(2005年/韓国)


船の上で老人と少女が暮らしていて、実はその少女は10年前に拉致されてきていて、17歳の誕生日にこの老人と結婚することになっていたのだが、そこに外から青年がやってきて、、、的話。

まぁ、変態ジジイの話だけど、映像も奇麗でセリフもあんまないので観る側が色々想像して深読みしちゃう感じですね。(このサイトの方の解釈がなるほどなと思ったり)少女が大人の女性になっていくところが得も言えぬ感情になりますね。
後半はファンタジーな展開に。あのじいさんああなったのに、無人の舟の戸が閉まるカットがあったけどどういうことなんだろ?巻き戻してみたけど、勝手に戸が閉まってるので狙ってるっぽいし、何かしらの意味が隠されてるのかもしれないね。
海上のミニマルな世界で音楽と共に淡々と進んでいくので、あっちゅう間に時間が経った感じ。うん、良かった。

・『弓』
・『弓』Trailer

『デコトラ☆ギャル奈美2~爆走!夜露死苦編~』

城定秀夫監督『デコトラ☆ギャル奈美2〜暴走!夜露死苦編〜』を観る。
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『デ コトラ☆ギャル奈美2〜暴走!夜露死苦編〜』(2010年/日本)


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よりクオリティが上がってますね(走行中の奥の窓はCGをやめて磨りガラスにしてたり)。亜紗美さんが婦人警官役で出てて親近感が(「片腕マシンガール」の亜美と、奈美とイントネーションが似てるし)。特殊な衣装を見慣れてるので、ノーマルの婦人警官の制服が逆に新鮮ですね。
『戦闘少女』に続いて、これもカツ丼が食べたくなる映画だ。

話は、ベタと言えばベタだけどそれが安心する感じだし、シリーズでまたどんどん続いていったらいい感じかな。1が悲しく切ない話だっただけに2もか?!と思ったけど、ああなってよかったね。
スケ番刑事の”何の因果かマッポの手先”って台詞や、”恐れ入谷の鬼子母神”なんて言葉が飛び交ったり色々ギャグも詰まってる。特典で付いてたメイキングを観てみると吉沢明歩さんも大分打ち解けてる感じだし、3も楽しみですね。

・『デコトラ☆ギャル奈美2〜暴走!夜露死苦編〜』