『ヒルコ/妖怪ハンター』

塚本晋也監督『ヒルコ/妖怪ハンター』を観る。
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『ヒルコ/妖怪ハンター』(1991年/日本/90min)


うん、おもしろかった。『リング』以降のJホラー的な恐いのと違って、こう言うちょっとコメディ要素のあるエンターテイメント・アドベンチャー・ホラーは、中々イイね。昔のお化け屋敷的な恐さだけじゃない楽しませてやろう的な感じが。沢田研二さんの鈍臭くて凄い怖がる演技も面白いし。キンチョールでヒルコが倒せるのね!考古学者の設定や、ヒルコという妖怪な感じから井口監督作品のソースにも少なからずなってるね。竹中直人さんも出てるしね。

ヒロインの上野めぐみさんという娘は何か見覚えあると思ったら、あ!『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』の赤い帽子の娘か。”覇悪怒組”当時好きだったんだよね。ディスクも持ってたし。この時代のこういうファンタジー要素の入ったノリはアリだね。あ、あと『三月のライオン』のハルオ(趙方豪さん)も出てたよ。

・『ヒルコ/妖怪ハンター』
・『ヒルコ/妖怪ハンター』Trailer

『茜さす部屋』

恵文社のアンフェール石渡明子さんという刺繍作家さんの展示をたまたま観る。中々良かった。

星崎久美子監督『茜さす部屋』を観る。
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『茜さす部屋』(2009年/日本/75min)


女性監督が撮ったなって感じの作品。30歳目前にして周りの女友達は結婚して子供も出来て的な不安な状況。日常的に同じ様な年代の女子が観たら痛てて痛ててなる感じの映画。劇的に悲壮な感じでもなく、どこでも起こってる状況を切り取った様な作品。出て来る男子もダメな感じだし。山下敦弘監督なんかが撮るダメな人は笑えるけど、これは結構生々しくて(描写じゃなく状況が。凄い不幸ってわけでもなく、何となくこの先どうやっていこ的な漠然とした感じ)希望がないというか。女子的な目線かもしれない。前半はそんな感じなんだけど、ちょっとずつコメディ要素も入ってきて、最後はああ言う感じになると。丁寧に作ってると思う。ベットの下のエロ本やエロDVDの隠し方はちょっとリアリティがないし、そこも女子目線かもしれない。長編デビュー作とのことで次の作品も楽しみです。

『茜さす部屋』
・『茜さす部屋』予告篇

『バトルハッスル』

倉田保昭企画、浅井宏樹監督『バトルハッスル』を観る。
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『バトルハッスル』(2010年/日本/80min)


色んなオマージュやインスパイアがありつつも、おもろかった。雰囲気がイイね。コメディ部分は何か劇団チックというかスラップスティック的なリアクションや効果音を多様してて、それはそれでどやおもろいやろ!的な嫌らしさや媚びてる感じがなくて良い。アクションはやっぱ凄い。全員がアクション出来る人で終止アクション満載で嬉しいね。現場の雰囲気も凄い楽しそうだ(もちろん安全面だったり実際色々大変なんだろうけど)。一生懸命バカバカしいことをやってる感じが伝わってきて観る側も楽しい気持ちになる。
船津美帆さんという人が美人なんだけど、こういう顔を崩せる女優さんはイイね。スタイルも良くて手足が長いのでアクションが非常に映える
こういう、普通の服装(日常着)や普通の建物(この映画ではアパート)で急にカンフーアクションを始める系の映画は大好きだ。

・『バトルハッスル』
・『バトルハッスル』Trailer
・『バトルハッスル』冒頭アクションシーン。←必見。

”赤青式3Dメガネ”

井口昇監督が作った、ザ50回転ズのPVがついに公開されましたね。凄いコラボだ!あと『富江アンリミテッド』の情報も解禁されたし、10/6(水)25:35〜待望の『ドグーンV(ファイブ)』も始まるし、井口監督祭りですね。

ということで、
そんな「古代少女隊ドグーンV」のオフィシャルブログも出来ましたね。
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で、”ドグーンV”の番宣映像を観てもらうと分かる通り劇中で、赤青式3D(アナグリフ)で西郷輝彦さんが飛び出すみたいなのだ。
ということで、ブログオープン記念で3Dメガネの型紙.pdf画像が配布されたので早速プリントアウトして作ってみた。

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赤青のセロファンは自分で用意しないといけないんだけど、去年の建仁寺でのメガネ・ワークショップの時に買ったのが有り難い事に残ってたので使って完成。
井口監督が以前ブログで”3Dが撮りたい!”って言ってたのがこういうカタチで実現するとは。どんな魅せ方をしてくれるのか、すんごい楽しみですね。

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注意しないといけないのが、一般的な赤青3Dメガネと赤青が左右逆に映像を作ってるらしいので、オフィシャルのメガネ以外の人は裏っ返して使った方が良いみたいですよ。でもやっぱこの機会にオフィシャルメガネを頑張って作った方が本編観た時の感動が違うかもしれませんよ。あ〜放送が楽しみ!!

・『古代少女隊ドグーンV』オフィシャルサイト

・『古代少女隊ドグーンV』オフィシャルブログ
・『古代少女隊ドグーンV』予告篇


そして、今これを書いてる時に入ってきた情報だけど、北米のメディアブラスターズというアメリカ製のニッポン映画を作るべく出資してる会社があって、そのシリーズを”TOKYO SHOCK”シリーズって言うんだけど、その第1弾が井口監督『片腕マシンガール』で、第2弾が西村監督『東京残酷警察』。で、この2本以降動きがなかったんだけど、第3弾原口智生監督『デスカッパ』というのが日本公開されるみたいですよ。”TOKYO SHOCK”シリーズの企画はまだ生きてたんですね。
で早速YouTubeで海外版トレーラー発見。特撮怪獣映画ですね。個人的に怪獣映画はあまり通ってこなかったけど、”TOKYO SHOCK”シリーズということでチェックせねば。

・『デスカッパ』公式サイト
・『Death Kappa』Promo
・『Death Kappa』Trailer

『君に届け』

サービスデーだったので、椎名軽穂先生原作、熊澤尚人監督『君に届け』を観る。ちょっと新鮮な感じを味わいたくて大津アレックスシネマへ。多分記憶では『エリザベス』を観に来た憶えがあるけど、それぶりだからかなり前だね。サービスデーなのに自分含め6組くらいだったけど大丈夫なのかな?浜大津アーカス自体がちょっと寂れた感があるね。

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『君に届け』(2010年/日本/128min)


凄く楽しみにしてた作品。愛情を持って作ってる感じですね。
ただ2時間に1年間の一連のエピソードを押し込んでるのでちょっとダイジェストな感じになってる印象かな。原作やアニメは中々進展しないもどかしさがまたグッとくるけど、映画はどんどん展開していくから、行間や余韻が全くないかもしれないね。まぁそれはしゃーないのかもしれないね。たっぷりゆっくりヤキモキしながら観たいのでTVドラマ向きかもしれないね。もうちょっとだけ原作的なコメディー要素(やり過ぎたらダメだよ。もうちょびっとだけ)を入れても良かったと思う。

あとは、大事なシーンでピントが合ってなかったり、あれは完全に意図的な演出ではないね。あと、石ころでキャッチボールしてる設定もおかしいし、偶然話しを聴いてしまうシーンも立ち位置的に完全に視界に入ってるのに気付いてなかったりちょっとおかしなとこが多いけど、でも原作への愛情は感じるのでやむを得なかった事情な感じかな。

キャスティングも良いと思う。原作の爽子は美人の時デフォルメキャラ(あと貞子キャラもあるけど)の時があるけど、多部ちゃんはその中間かもしれないね。制服姿は結構ムッチリしてるし。なのでジャージ姿でお団子ヘアのシーンが一番爽子っぽいと思った。クルミちゃんも『女帝 薫子』桐谷美玲さんだったけど、ぽかったね。あと爽子ママの富田靖子さんは雰囲気出てました。
という感じで、ん?と思うとこもあるけど愛情を持って作ってる感じは凄く感じるのでまぁ良かったかな。恋愛部分よりも友情部分でウルッときた。

・『君に届け』
・『君に届け』予告篇

・『君に届け』公開記念SP-1
・『君に届け』公開記念SP-2
・『君に届け』公開記念SP-3
・『君に届け』公開記念SP-4

『うばわれた心臓』

楳図かずお原作、早川光監督『うばわれた心臓』を観る。
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『うばわれた心臓』(1985年/日本/30min)


髪型やファッション、口調なんかが時代を感じるけど、でもそんな凄い古い感じはなかったかな(多分、当時すでに古い寺や建物、都会じゃない寂れた街で撮影してるから?)。30分と短いのでサクッと観れた。女子のキャイキャイした部分と後半の部分とのギャップが上手く効いてる。脳死や臓器移植問題をすでに扱ってるのねと思った。

・『うばわれた心臓』

『スペル』

サム・ライミ監督『スペル』を観る。
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『スペル』(2009年/アメリカ/99min)


ホラーだけどギャグ映画ですね。ゲロや鼻血、目ん玉飛び出したり、うんおもろかった。話は、小さな逆恨みでこんなめに合わされたらたまったもんじゃねーよ的な話。恐さよりも面白さが勝ってるので全然安心(精神的に)して観れた。

・『スペル』
・『スペル』予告篇

『BECK』

ハロルド作石先生原作、堤幸彦監督『BECK』を先日うどんツアーで行った香川県のワーナー・マイカル・シネマズ綾川(どこやねん!)で観る。

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『BECK』(2010年/日本/144min)


原作を読んでないので本当は原作読んでから観たかったけども。
まぁ、普通におもしろかったかな。あの歌わない演出は失敗だと思うけど。
向井理さんはイイね。個人的にハロルド作石先生の『ゴリラーマン』が中学高校時代本当に大好きで何回も何回も読んでて、『BECK』もまぁ完結したら読もかなと思ってたのだけど、読めてないので内容や登場人物まで細かく分からないけど、桂南光(ベカちゃん)さんが出てたり『BECK』にも出てるのかな?だったり、忽那汐里さんが『ゴリラーマン』6巻を読んでた(『ジャーマン+雨』も6巻だった気するかも)のも嬉しかったかな。原作読もっと。

・『BECK』
・『BECK』予告篇
・「EVOLUTION」PV

『SURVIVE STYLE5+』

企画・原案・脚本多田琢関口現監督『SURVIVE STYLE5+』を観る。
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『SURVIVE STYLE5+』(2004年/日本)


普段CMをバリバリやってる多田琢さんと関口現さんの映画。2004年なので今観ると若干古さも感じつつ。キャストも豪華だし、セットから小道具までかなりお金掛かってる感じ。話自体はそんなに大した出来事じゃないけど豪華さや細かいネタでびっちり埋めてて、1分位のCMを何個もつなげてる様な感じなので、最初はワクワクするけど段々”もうわかったて!”的な、何かスキルを見せつけてやるぞ的な詰め込み感があるよね。抜きやメリハリがないと言うか。とんがったモンを密集させてるから逆にマイルドな感じになっちゃっているかも。

出てる人もみな個性的だし個々の人は自分の仕事をちゃんとしてはるけど、豪華過ぎて例えるならハンバーグにステーキに、トンカツ、唐揚げに海老フライにパスタをおかずに、チャーハンにカレーかけて、さらに豚汁付けてはいどうぞ!的な”もうええて!”感があるかな。何か凄いお金使って豪華に遊びましてん的な洒落臭さがあるよね。悪くはないと思うけど何かでっかい盛り上がりがないのかな?短編とかCM向きの人らかもしれない。部分部分独立した映像的には良いと思う。

・『SURVIVE STYLE5+』
・『SURVIVE STYLE5+』予告篇

『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』

待ちに待った『古代少女ドグちゃん』の続編『古代少女隊ドグーンV(ファイブ)』の予告篇動画がついに解禁になりましたね!!
西村さん
の造形物が5倍の、鹿角さんのVFXも5倍と、凄いことになってますね!秒単位で細かい情報が垣間見れるので、色々想像すると楽しくなりますね。前作『古代少女ドグちゃん』の放送前にスポンサーへのプレゼン用に西村監督が撮った『パイロット版ゴグちゃん』亜紗美ドグちゃんも出てたり、巨大化してる様なシーンがあったり上げるときりがないぐらいメガ盛り動画ですね。そして、ドグーンVの5人がみな可愛い!井口監督曰く大林宣彦監督のデビュー作『HOUSE』のオマージュらしいのだけど、まさにそんな感じですね。あ〜〜ホンマ楽しみだは!!

・『古代少女隊ドグーンV(ファイブ)』
・『古代少女隊ドグーンV(ファイブ)』予告篇


そんな嬉しい解禁もありつつ、みなみ会館亜紗美さん主演、奥田真一監督
『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』を観る。
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『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』
(2010年/日本/73min)


ということで、特殊造形が西村さん、VFXが鹿角さんコンビの作品。
そして、このスケ番ハンターズは、『やくざハンター』という17分の短編作品が元になってて、奥田真一監督『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』と中平一史監督『逆襲!スケ番☆ハンターズ/総括殴り込み作戦』の2本からなるのだけど、残念なことにみなみ会館では”地獄の決闘”の方のみということで。。。この1本だけで判断はできないけども。”地獄の決闘”は、う〜〜ん、微妙な感じかもしれない。この監督の作品はこれしか観てないのでこの1本で判断出来ないけど、あんま器用じゃない感じだね。完全に低予算なのはしょうがないとして設定やセリフ、キャラがかなり荒いし、つじつまとか画がつながってないとこばっか(意図的な演出のとこと、あんま考えてなさそうなとことある)りで、ちょっと練りがたらないような気がしたかな。復讐前のためも弱いし。”総括殴り込み作戦”の方がおもしろそうだね。DVD待ちかな。

・『逆襲!スケ番☆ハンターズ』
・『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』予告篇
・『逆襲!スケ番☆ハンターズ/総括殴り込み作戦』予告篇


そして、
『スケ番ハンターズ』チラシ↑ロッキン・ジェリー・ビーンさんのイラストがカッチョイイですね。ポスター買っちゃいました。
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ロッキン・ジェリー・ビーン
さんと言えば、↑佐々木浩久監督『発狂する唇』が作品的にもチラシ的にも好きなんだけど、この主人公が三輪ひとみさんで今回の、『逆襲!スケ番☆ハンターズ/地獄の決闘』にも出演されてるんだけど、

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ロッキン・ジェリー・ビーンさんに描かれるの今回2回目ですね。

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ちょっと脱線するけどロッキン・ジェリー・ビーンさんで言うと『キラーコンドーム』のチラシも良いですよね。

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ちなみにパンフレットが、コンドーム型なんですよね。

『ユメ十夜』

夏目漱石原作のオムニバス映画『ユメ十夜』を観る。
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『ユメ十夜』(2007年/日本/100min)


十人の監督がそれぞれの解釈で各1話(10分)担当したもの。市川崑監督から豊島圭介監督・清水崇監督に山下敦弘監督に松尾ズズキ監督まで。さらに特殊造形は西村映造に、VFXは鹿角さんだ。不条理系の夢の話なので、ストーリーがどうこうって感じではないかな。監督がどういう風に解釈したか。その幻想的な雰囲気を映像化するか。
清水厚
監督、市川崑監督のは結構好きな世界観。松尾スズキさんのが単純明快で好きかな。山口雄大監督は、う〜〜ん。この人の作品は1度も面白いと思ったことがないね。今度こそはと毎回あまりハードルを上げずに観るけど、この人はギャグのセンスはないと思う。”実写化できそうにないギャグ漫画を、あえて実写化する”ことで有名だけど、やることに意味がある的な感じでセンスは感じない。

・『ユメ十夜』
・『ユメ十夜』予告篇

『トイレット』

『ミックマック』後そのまま、荻上直子監督『トイレット』を観る。
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『トイレット』
(2010/日本・カナダ/109min)


荻上直子節というか、ズルいって言ったらあれだけど、美味そうな料理(フードスタイリスト・飯島奈美さんの)とええロケーションと、あとはちょっとした人間関係のドラマを添えたら、無限に作れちゃうとういうか。(あ、『プール』は別の監督なのね。『マザーウォーター』もまた別の監督なんだ)
で、話の方は、まぁギクシャクしてた人間関係が段々良い方向にいきつつ、、、的ないつもの感じだ。もたいまさこさんは、ゴリラーマンばりに全然しゃべらないね。他のキャストは外国人だけど撮ってるのが日本人だから何か日本人臭さがあった。ラストは急展開過ぎる様な実感が湧かない感じだったけど、意外な終わらし方したね。まぁ、この一連の世界観は、観終わっても心地いい感じだし、何か美味いモンでも食って帰ろうかな的な良い気分になるよね。

・『トイレット』
・『トイレット』予告篇

・『マザーウォーター』
・『マザーウォーター』予告篇
(↑京都の知ってるとこがいっぱい映ってるよ)


そんなわけでその後、
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映画内の餃子が美味そうで、劇場を出る頃には餃子の口になってしまったので、王将で餃子を食って帰る。”食は王将にあり”だね。

『ミックマック』

京都シネマで、ジャン=ピエール・ジュネ監督『ミックマック』を観る。
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『ミックマック』(2009年/フランス/105min)


『アメリ』
っぽい色調や世界観で、ジャン=ピエール・ジュネ作品ってすぐ分かりますね。『アメリ』の出演者も何人か出てるし、主人公がアメリからおっさんに代わった様な話。小ネタも散りばめられてて、まぁハズレはないでしょうね。あの計算が得意なメガネの娘、可愛いかったかな。(オドレイ・トトゥももだけど、前髪に弱いです)まぁ、楽しめました。
この『ミックマック』は、公開前から京都シネマはかなり力入れて宣伝してましたね。入場チケット(他の映画の)を買う時にチラシも一緒に渡したり、(他の映画の)座席にまたチラシが置いてあったり、スタッフみんなミックマックTシャツ着用だったし。『アメリ』のヒットがあるだけどに、この『ミックマック』も勝負賭けてる感じですね。

・『ミックマック』
・『ミックマック』Trailer


『アメリ』
は好きで当時大阪・京都と2回観に行ってDVDも持ってるんだけど、お!京都みなみ会館で↓こんなイベントがあるじゃないか!20100918b.jpg
その名も”「アメリ」とザッハトルテの夜”だって。詳しくは>>
つまり『アメリ』(韻を踏んでるよ)の上映とザッハトルテのライブがセットになったイベントで、パリ気分を味わえると言うわけだ。はうあ!しかもよく見るとこのチラシの絵は、寺田めぐみさんではないか。

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京都シネマ『ミックマック』公開を記念して京都みなみ会館でイベントをするとは、みなみ会館の器のでかさを感じるよね」

『掌の小説』

川端康成原作『掌の小説』を観る。
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『掌の小説』(2009年/日本/80min)


岸本司監督「笑わぬ男」三宅伸行監督「有難う」坪川拓史監督「日本人アンナ」高橋雄弥監督「不死」の四編のオムニバス。
キャスト欄に寉岡萌希さんの名前があったので観てみる。この寉岡萌希さんは子役時代にNHK「ちゅらさん3」や昼ドラ「偽りの花園」出てて、大人になったら美人になるなと、雰囲気ある女優さんになるなとずっと注目してるのだけど、中々ドカン!っとこないね。現在18歳なんだけど、まだ10代で成長期のまん丸な顔なので、もうちょっと歳とってシュッと締まってきたら美人になると思うんだすけどね。もしかしたら20代後半、30歳位の遅咲きめでドカーン!っとくるタイプかもしれないし引き続き注目です。周りの人がちゃんとしイメージ戦略を立てて個性派女優の方向へ導いていって欲しいんですけどね。まだ充分いけますよ。

で、4人の監督が撮ってるだけどそれ以外のスタッフが同じっぽいので、映像の統一感もある。(寉岡萌希さん目当ての前知識なくみたので、後から監督が4人ということを知った)映像の色調や昔風の画質なんかがキレイで丁寧に作られてる。映像はキレイ。原作は読んでないけど、調べると川端康成の122編からなる短編集とのこと、短いもので2ページ程度、長いものでも10ページにみたにらしく詩の様な小説らしい。なので、この今回の4編も詩的でミニマルな感じなので特に激しい変化はない。まぁ、退屈っちゃぁ退屈だけど、何となく静まり返った深夜にでもボケ〜〜っと観るタイプの映画かな。

・『掌の小説』
・『掌の小説』予告篇

『きまぐれロボット』

辻川幸一郎監督『きまぐれロボット』を観る。
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『きまぐれロボット』(2007年/日本/40min/モノクロ)


元々携帯で配信されてた動画らしい。登場人物4人+ロボのシンプルなショートストーリー。うん。おもろかった。サラッとしたモンです。
浅野忠信さんのキャラは大好きだ。あの博士はレッツゴー三匹の逢坂じゅんさんだったのか、大分雰囲気変わってたので分からんかった。最近はこんな感じになってはるのか。凄い貫禄。

・『きまぐれロボット』

『鍵がない』

『ゴースト・リベンジャーJK』って映画の予告をたまたま観たけど、全部内容が分かっちゃう編集だね。”シャイニング・ウィザード”とかもしてるし、ちょっとギャグテイストもあるパターンなのかな?
煽り文句で”「片腕マシンガール」「吸血少女 対 少女フランケン」「ロボゲイシャ」”って出してるから、お!何か関係があるのか?と期待したけど、何にも関係あれへんがな。唯一紅井ユキヒデさんが出てるくらいじゃないか。(あと、サーベルの作りが西村映造チックかもと思って調べたら、元西村映造形スタッフの征矢杏子さんという人が作られたみたいだ)
これも井口監督以降の亜流系パターンな感じだけど、ヒロインのしほの涼さんが結構好みなのでDVDチェックしちゃうんだろうな。多分観る前と同じ感想を持つだろうけど。


山田英治
監督『鍵がない』を観る。つぐみさん主演なので観てみる。
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『鍵がない』(2005年/日本/83min)


夜から朝にかけての一晩の話なので夜中に観るのがいいかもね(終わる頃に朝日が出る位の時間帯に)。つぐみさんと一緒に一晩歩いた様な観後感。ファンタジーな要素もあり、街ですれ違う登場人物それぞれの何気ないドラマがあったり、つぐみさんの移動に合わせて色々起こってく長いPVを観てる様なそんな演出。毒がなく悪い人もいないので、サラッと安心して観れる。普段CMを撮ってらっしゃる監督さんらしいので、ならではと言った感じ。つぐみさんは前髪作って欲しかったかな。

ちょっと前に知ったんだけど、大森南朋さんは麿赤兒さんの息子らしいね。ってことはMJが以前話してたけど、麿赤兒さんの子供が小学生の時にお父さんの顔を描くって授業で、白塗りの顔を絵を描いたら問題がある子だと思われて学校に呼び出された的な事があったって話してたけど、もしかしたら大森南朋さんの話かもしれないね。(兄さんの方かもしれないけど)その話をいつも思い出す。

・『鍵がない』
・『鍵がない』予告篇