『ナイスの森 〜The First Contact〜』

石井克人三木俊一郎ANIKI監督『ナイスの森 〜The First Contact〜』を観る。
20101022.jpg
『ナイスの森 〜The First Contact〜』(2004年/日本/150min)


う〜〜ん、全然面白くないねぇ。どや!おもろいやろ!的な笑らかしたろ感が強過ぎてスベってるね〜。ほんでなんやねん、って感じかな。短編がいっぱい続くけどCMなんかでパッパッと単発のシリーズで観るのはいいかもしれないけど150分観るのはしんどいな。4コマ漫画を週刊で見るのはまだいいけど、単行本で読むのがしんどい的な感じかな。
個人的に石井克人監督の『鮫肌男と桃尻女』が好きで映画館に2回観に行ったしVHSもDVDも持ってるだけど、その後の『PARTY7』『茶の味』も期待して観に行ったけど、笑かしてやろ感が強過ぎて全然おもしろくなかったんだけど、この人は狙ったらダメですね。カチョイイ系にいって微量の笑いを入れる程度ならいいんだと思うけど。この映画含め出てる人が豪華だったり特殊な人が出てるんだけど全員がそんな感じだからメリハリもなく退屈なのかもしれない。浅野忠信さんのこういうキャラは好き。バトミントンの娘が可愛いかった。

・『ナイスの森 〜The First Contact〜』
・『ナイスの森 〜The First Contact〜』予告篇

『新京極映画祭』

新京極シネラリーベで開催中の第9回『新京極映画祭』へ。
20101021a.jpg
ふれあいタウン〜新京極〜、ふれあいタウン〜新京極〜♪”

20101021b.jpg
新京極シネラリーベへ。

20101021c.jpg
松江監督。わ、NYAFF(通称:ニャフ)のカバンだ。”この2人”も持ってますね。来年みなみ会館松江監督の特集上映をやるにあたって色々お話を聞く。詳細は決まり次第追って!!その奥(左のメガネの人)は『正義の人』谷口恒平監督だ!!

20101021d.jpg
お!新刊『セルフ・ドキュメンタリー』も売ってますね。監督を始めてこの10年の各作品を振りかえった内容。作品は大体観てるので、読みながら画が浮かんで面白かったです。

20101021e.jpg
そして、林由美香さん主演の2作品、いまおかしんじ監督『たまもの』吉行由実監督『ミスピーチ 巨乳は桃の甘み』を観る。ミスピーチは2回目。SPOTTED直井さんがちょいちょい映ってるよ。

20101021f.jpg
その後、みなみ会館チームに混じって、中打ち上げ的なのにお邪魔しつつ。

20101021g.gif
ほんで、木屋町のみよしでラーメン食って帰ってきたのでした。美味いね。

『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』

東海林毅監督『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』前作に続いて観てみる。監督も違うし、キャストも設定も違うし続編というわけではないのね。

20101020.jpg
『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』(2009年/日本/


う〜ん、良くないね。別に前作も好きではないけど、これはちょっとヒドいかもしれない。
コスチュームも微妙だね。(原作のゲームがどんな感じかしらないけど)テンガロンハットのつばも小さくてバランスが悪い。手島優さんもなんかドタドタしてるし、魅せ方的に二刀流の良さが出てない。セーラー服の娘もなんであの靴なんやろね?(調べたら原作通り。なら原作のセンスが悪いは)
んで、全員武器の扱い方(持ち方や全身の力の入り具合が)が全然サマになってないね。最後ののシーンも下にいるゾンビは上に上がってこないし放っておいたらいい話やし。ま、それは無粋なのかな。
あとは昼だったのが次の場面で夜だったり、その逆で夜だったのが朝になってたり、画がつながってないし。よくないね。

・『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』
・『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』予告篇

『お姉チャンバラ THE MOVIE』

福田陽平監督『お姉チャンバラ THE MOVIE』を観る。
元々ゲームが原作みたいなので、正直たぶんアカンにゃろなぁ〜と手が出なかったけど、アクション監督が小原剛さんということで観てみる。VFXは鹿角さんでしたね。撮影監督も長野泰隆さん。

20101019.jpg
『お姉チャンバラ THE MOVIE』(2008年/日本/80min)


原作のゲームは知らないけど、ゲームが原作だからゲームやマンガみたいな設定や演出になるはなと。間違ってはないなと。ゲームちっくな演出だからイイところと、ゲームちっくな演出だからダサいところと両方あるかな。後者の方が多かったけど。敵との間合いが近かろうが遠かろうが刀振るだけで倒せちゃうからどんな状況でも無敵ですはな。超(スーパー)サイヤ人黄金聖闘士(ゴールドセイント)みたいな光速を超えた様な動きになったのは笑ってしまったけど、ここまでやっちゃうとアリなのかもしれない。
後はキャラや場所とシリアスな演技が合ってないところや、主人公のテンガロンハットにビキニに日本刀なのに無口なキャラ(主張したいのかしたくないのか、どっちなんだい!的な)も、全部ゲームやから!で説明つくし、許されるんだろうね。主人公よりのビジュアルの方が好きかな。回想シーンで刀の持つ手が左右逆だったけど。
後は諏訪太朗さんの基地?研究所?があんな巨大は建物だったにも関わらず、使われたのは1Fのエントランスみたいなとこだけだし、いとも簡単にたどりついたよね。ま、20XX年の荒廃した時代の話だから、廃墟ちっくなところに入り込んでその一部分のスペースで研究してたのかもしれないけど。
鎖の付いたトゲトゲの鉄球を使う娘がいたけど、鎖部分のペイントがはげはげでしたからプラスチックの黄色い鎖が見え見えでもうちょっとちゃんとやったらいいのにね。

・『お姉チャンバラ THE MOVIE』
・『お姉チャンバラ THE MOVIE』予告篇
・ネタバレだけど、最後の闘いシーン
(↑途中からドラゴンボールみたくなるよ)

『乱暴と待機』

『ぼくのエリ』後、もっと余韻に浸りたかったけど、5分後立て続けに冨永昌敬監督『乱暴と待機』を観る。
20101017.jpg
『乱暴と待機』(2010年/日本/97min)


本谷有希子
さん原作の戯曲や本は読んでない。あくまで個人的な趣味や好みの話だけど、どのキャラも共感出来ない(全員それぞれ悪い様な、それぞれ悪くないような?)自業自得な感じというか。不思議な四角関係だけど全員問題ある人なので、誰かがかわいそうって感情よりも、しゃぁ〜ないがなみたいな感じかな。
スウェットの娘も特にタイプではないし、イライラさせるキャラで周りは笑ってたけど、観ててギャグ要素よりも面倒くせ〜なー!という感情が勝っちゃっておもしろく感じなかった(イライラさせるキャラなので役としては正解なんだと思う。逆にタイプの娘だったら、面倒くせー!ってならずに、カワイイ〜!ってなってたと思う)かな。スウェットももうちょっと体のラインが分かるサイズが個人的にはグッとくるのにな(この緩めな感じが逆にグッとくる人も多いと思うけど)と思ったり。浅野忠信さんがこういう変な役をやるのは凄い大好きだ。他の男前の人がダサい役をやるしゃら臭さ(『たみおのしあわせ』的な)がなくてイイよね。っていうか浅野忠信さんのキャラはズルいは。屋根裏から観てる画はおもろいは。
後はなんだろね?浅野忠信さん以外出てる役者さんに興味が沸かなかったからかな?『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』佐藤江梨子さんはグッときたけど。これは完全に趣味の問題だね。

で、お兄ちゃん(浅野忠信)とスウェットの娘(美波) の関係にどんな秘密があんにゃろ?引っ張って引っ張ってどうなんにゃろ?って思ったけどそんなでもなかったかなぁ。スウェットの娘のメンタル的な方にいったというか(原作読んでないけど)、前半の派手な感じに比べ、ちゃちゃっと終わった様な印象だったかな。昔の事故の回想シーンの画もなくセリフのみだし(そのセリフにきっかけがあるんだけど。あ、その後のシーンとかぶるからかな?いや、かぶせるパターンもあるか)。
全体的に照明も明るいし、デジタルちっくな画質で詳しい技術的な事や意図は分からないけど世界観と合ってないような、もっとコントラストをつけてもっとジメジメ陰気くさい感じ(スウェットの生暖かい感じや、路地のぬかるんでる感じ)にした方が個人的には好きかもだけど、これはあくまで個人の趣味だけどね。笑ってる人は凄い笑ってたし、ハマる人はハマるんだと思う。

・『乱暴と待機』
・『乱暴と待機』予告篇
・「乱暴と待機」相対性理論と大谷能生 PV

『ぼくのエリ 200歳の少女』

neutronで、すっかり毎月恒例となった『今月の池田』を観に。今月は、カボチャにアクリルでぬり絵の様にして制作した作品が展示されて、、、いるはずなのだが、、、あっれ?!なんでも展示1週間目にして、カビが発生したらしく!店舗から撤去されてしまったようだ。。。『今月の池田』は今回で12回目(丸一年)で皆勤賞だったんだけど、幻の回になってしまった。。。が!なんでも彼のサイトでそのカボチャの腐敗具合、変化を観察中とのこと、『10月の池田』は展示場所をネットに移して展示ちゅうなのだ。鮮やかな色なだけにエグい腐敗具合は分からないけど着実にカタチがとろけ出してますね。今後の経過から目が話せません!!


そして、
京都シネマ
トーマス・アルフレッドソン監督『ぼくのエリ 200歳の少女』を観る。(タイトルの”200歳の少女”って部分は不要だね)20101016.jpg
『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008年/スウェーデン/115min)


うん、良かった。始めチラシの印象が良くて、その後予告を観て大体ストーリー分かったけど、全然良かったね。この主人公オスカー(男子)、ビジュアルが凄い可愛いは(ちょっと女子バレーのキム・ヨンギョン系なんよね)。ヴァンパイアもんだけど、ホラーホラーしてたりゴシックゴシックしてなくて良かった。街が大騒ぎになる感じでなくこの主人公2人の切ない感じをメインにしてて、大人じゃなくてこの12歳の子供やから良いんかもね。いっぱい言いたいことあるけどネタバレになるからもどかしいけども。この映画に限らず男子が普通の非力な人間で女子が特殊な能力(戦闘力だったり運動神経良かったり、仕事出来たり的な)があるパターンは切なくてグッとくるは。ラストのプールのとこもゾクッときた。映像的にもかなり好み。森の壁紙はうまいことやったもんだ。DVD出たら欲しいかな。

・『ぼくのエリ 200歳の少女』
・『ぼくのエリ 200歳の少女』Tralier

『秋深き』

深夜にテレビでやってた池田敏春監督『秋深き』を観る。
20101015.jpg
『秋深き』(2008年/日本/105min)


出てる人的にあんま引きがなかったけど何となく観る。関西以外(あ、矢嶋智人さんは奈良出身なのか)の人に関西弁をしゃべらすのはかなり賭けだし、ちょっとイントネーションおかしいとこもあるけど、まぁいやらしさはないし大阪っぽい街の話的な感じで観る。大阪が舞台でみんな大阪弁しゃべってると何か「ミナミの帝王」感が何か出るよね。まぁまぁ、良い話なんだけどそこまでグッとはこなかったかな。

・『秋深き』
・『秋深き』予告篇

『シルビアのいる街で』

観ました?昨日の『古代少女隊ドグーンV』第2話。いっぱい小ネタが入ってましたね。大学の先生役で三宅隆太監督も出てたし、ヤラれちゃいましたが。あとは、『ロボゲイシャ』『戦闘少女』を観てたら”あ!”っと思うシーンがいっぱいありましたね。電話帳引き千切るのからカツ丼に、竹中直人さんが演説してた会場も出てきましたね。戦闘少女のイジメっ子役だった和川未優さんやミスロボゲイシャの村田唯さんも出てたし。
そして、ドジちゃん初めて変身しましたね。”初大剣”もついに出た!やっぱ僕はドジちゃん(桃瀬美咲さん)派かな。ドリちゃんもイイけどね。
そして、来週は西村監督回ですよ!西村監督と言えば、前作『古代少女ドグちゃん』の放送前にスポンサーへのプレゼン用に通称『パイロット版ドグちゃん』を製作したところ、これはちょっとマズイぞ!ということで修正されて出来たのが『古代少女ドグちゃん』だったので、その西村監督が地上波に降臨ですよ。どんなことになるのか非常に楽しみですね。


そんなこともありつつ、
みなみ会館
ホセ・ルイス・ゲリン監督『シルビアのいる街で』観る。
20101014.jpg
『シルビアのいる街で』(2007年/スペイン=フランス/85min)


おっ、良かった。映像も音も凄いイイね。凄い長回しも多く凄い。
そして、兎に角”音”が凄い。みなみ会館の音響設備が良いってことじゃなく、凄い凝って録音してるんだと思う。街中のあらゆる音が凄いリアル。それこそ本物より本物。映像を観てるんだけど目をつぶった時の様な自分の聴力が凄くアップしたかの様さ錯覚を起こす程だ。例えば人の足音かから自転車、車のタイヤが道路に擦れる音、ニュートラムの音に、噴水や川の音、人の話声から、街中で聴こえてくる音楽まで、凄く立体的に聴こえて中々おもしろい。話はシンプルだし主人公が男前だから成立するのかな。やってることはストーカーだしね。長尺で撮ってて何が起こるでもなくその間や空気感が凄くゆったりしてて心地いい。普通にBGVとして流しっぱなしでも楽しめるは。NHKの『世界ふれあい街歩き』好きな人は好きやと思う。もちろん映画は、街の紹介的な内容ではないし、そこにファンタジー的な要素も入ってきつつするしね。思いがけず新鮮だった。映画館を出ると、やたら人の足音や物音に敏感になってたし、聴力が上がったのかもしれないね。世界がちょっと違って感じられた。

『シルビアのいる街で』
・『シルビアのいる街で』Trailer

『ラッパー慕情』

藤原章監督『ラッパー慕情』をようやく観る。
20101013.jpg
『ラッパー慕情』(2003年/日本/93min)


『オカルト』のネットカフェ難民の江野さんの直後に観て、この映画もダメな3人兄弟の話なのでちょっとブルーな気持ちになりつつ。井口監督も出ててあの舌ったらずな感じがおもろい。本編よりも特典で付いてた井口監督のラップが面白過ぎだ。
作品の方はあまり説明がなく、多分こういうことなんやろな的に想像しつつ正直映像的にも技術や編集的にも凄い荒いし、画もつながってない(場面によって髪が伸びたり短くなったり。夜だったのが次の場面で昼でまた次の場面で夜だったり)し、悪く言うとこだわり(映像的な)がないし、良く言うと自由というか自然体なんだろうね。OKラインが凄いゆるいというか、逆にこのクオリティで終始いけるのが凄いし中々ないかもしれない。商業的な作品と言うよりは、ライフワーク的に作られてる感じ。これ用に撮ってない日常の映像素材も入れちゃえ的な自由な感じ。中々他にはないね。

・『ラッパー慕情』
・『ラッパー慕情』予告篇

『オカルト』

白石晃士監督『オカルト』を観る。
20101012.jpg
『オカルト』(2008年/日本/110min)


フェイク・ドキュメンタリーということで、最初どういう話か分かるまで集中出来なかったけど、方向や観方が分かってくにつれて引き込まれる。ラストは凄いチープだけど、結末が結末なだけにこれはフィクションですよということを印象づけするためって意味もあるのかもね。吉行由実さんの娘が”サトミ”って名前だったのが『発狂する唇』を思い出したし、狙ってたのかもしれないね。
普通の映画だと、映画側が観客に向かってどや!って感じで球を投げてきて、観客がそれを受けるみたいな感じだけど、フェイク・ドキュメンタリーだとストーリーは監督のさじ加減でこうなって欲しい方にいけるけど、ドキュメンタリー風で被写体を追いかける構造なので監督側も受けて的位置(実際は違うけど)にいる様な不思議な感じだね。うん、おもろかった。

・『オカルト』

・『オカルト』予告篇

『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』

辻本貴則監督『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』を観る。
『ハード・リベンジ、ミリー』の続編ですね。

20101011.jpg
『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』(2009年/日本/72min)


おもろかった。尺が長くなった分、ドラマ部分にちょっと遊びが入ってきましたね。水野美紀さんのアクションシーン(前作に続き吹き替えなし!)もさらに凄くなってる。そして、ヌンチャクの両先端が銃になってるヤツのシーンは圧巻ですは。四方八方にいる敵を一気に倒しちゃうし、巻き戻して観ちゃった。あと、長澤奈央さんもこう言うアクション映画にちょいちょい出てますね。普段なんか垢抜けない微妙な位置(世代)にいてるなぁ〜と思ってたけど、ちょっとカワイイなと思った。そんなハル(長澤奈央さん)がある秘密を知ったシーンで腕に鳥肌たってたのが凄かった。っていっても撮影が12月で薄着してたってのもあるけど、画としては成功だね。

あと、西村映造が絡んでる映画のメイキングは大体、西村さんが中心に他のメンバーが映り込んでる感じはよく目にするけど、このメイキングは西村映造NO,2の石野大雅氏(何か黒木の同級生の某バンドの弟さんらしい)がこの現場では先頭に立って色々動いてました。
今作もまだ明かされてない謎も多いし、続編を作る前提の終わらし方なので次が楽しみだ。

・『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』
・『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』予告篇
・『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』特報
・『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』予告(全キャラVer.)

『ハード・リベンジ、ミリー』

辻本貴則監督『ハード・リベンジ、ミリー』を観る。特殊造形が西村映造さんに、アクションの鈴村正樹さん(検索して知ったけど、僕と同い年だったのか。スゲー!)も関わってますね。

20101010.jpg
『ハード・リベンジ、ミリー』(2008年/日本/44min)


あら44分しかないのね。なので余分なものをなくしたミニマルな話。復讐(アクション)に徹した感じ。なので逆に謎多きヒロインですね。そして水野美紀さんはアクション凄い(吹き替えなし)ですね。元々あまり感情無さげなイメージなのでその無表情でアクションする感じがピッタリ。プロフィールを見るとデビュー後、倉田アクションクラブで本格的にアクションの修業を積んでたらしい。へぇ〜知らなんだ。(スト2の春麗のCMはそういうことだったんだ)
ちょっと思ったのが、ミリーのコート姿のシルエットがだぼっとしてるので、もうちょっとジャストフィットにして欲しかったけど、ワイヤー仕込んだり動きやすさを考えて余裕をもたしてるのかな。人間をさいの目切りにするシーンがあって”わ!なんかサイコロステーキみたい。。。”って思ったら焼きましたねぇ〜。メイキング観たらやっぱサイコロステーキを意識してたみたい。
あとはコンパクトにまとまっている。謎もまだ多いので続編の『ハード・リベンジ、ミリー ブラディバトル』が楽しみです。

・『ハード・リベンジ、ミリー』
・『ハード・リベンジ、ミリー』Trailer

『アートスクール・コンフィデンシャル』

テリー・ツワイゴフ監督『アートスクール・コンフィデンシャル』を観る。
20101009.jpg
『アートスクール・コンフィデンシャル』(2006年/アメリカ/102min)


うん、おもろかった。あんま詳しいストーリーを知らなかったけど、ラストはあんな風になるのね。色々皮肉めいてて、中々奥が深いね。的を得てるし。出てくる学生も、そんな人おるは的な感じで、美大生って面倒くさい集団だね。脚本の人がメイキングで”美術学校は、不遇の高校時代を送った連中が集まる”って言ってたよ。自分が学生だった頃の事なんかも思い出したりしつつ。
美大・芸大だけに限らず他の分野でもある話だろうね。人間関係というかね。でも、好きな人に自分の作品を良いって言って欲しい的な、認めて欲しい的な欲求は少なからずあるよね。何か『フローズン・タイム』が無償に観たくなってきた。

・『アートスクール・コンフィデンシャル』
・『アートスクール・コンフィデンシャル』Trailer

『穴』

KBS京都『方言彼女。』って番組が始まりましたね。しかもアリやった!方言の彼女と疑似デートをしている体の企画は、今回”名古屋弁”の人だったけどカワイかったし、これはちょっと嬉しいは。あと方言講座があったり(しかもテキストがラッシャー木村の一言で、それを言に変換するだけかと思ったらモノマネしてきたし)、ちょいちょい小ネタ挟んでくるのがいやらしくない。15分しかないけど、その”えっ、えっ、もう終わっちゃうの?!”感がニクいね。放送圏内に住んでてよかった!(地デジになってから、テレビ大阪や奈良テレビ観れんくなったもんね。モテキ観られへんがな)来週もチェックだは!


佐々木浩久
監督・本田隆一監督・麻生学監督・山口雄大監督の”穴”をテーマにしたオムニバス映画『穴』を観る。
20101008.jpg『穴』(2004年/日本/2004年/94min)


佐々木浩久
監督『胸に開いた底なしの穴』は、三輪ひとみさん主演で諏訪太朗さんも出てたり、白いゲロを吐いたり、まんま『発狂する唇』な感じだね。『発狂する唇』が観たくなった。三輪ひとみさんはイイね。回想シーンの高校生の制服姿も全然アリだし。
本田隆一監督『青春の穴』は山本浩司さんが出てましたね。脚本もやられてるみたい。5人の男の関係やキャラのバリエーションがもうちょっと整理出来た様な、もうちょっと上手い事いけそうな気がした。麻生学監督『夢穴』は、なんか最後に無理矢理”穴”要素を付け足したような感じ。もうちょっと夢要素に穴をからめてたら最後の部分が効いてきたと思うけど。
山口雄大監督『怪奇穴人間』は、極端なギャグ要素もなかったし意外に悪くなかった。短編としてキレイにまとまってた。中村ゆりさんもカワイイし。

・『穴』

『君と歩こう』

みなみ会館石井裕也監督『君と歩こう』を観る。
そう、『川の底からこんにちは』の監督だ。
20101007.jpg
『君と歩こう』(2009年/日本/90min)


う〜〜ん、おもしろくないね。ドラマの本筋とコメディ部分が喧嘩してまとまってない(そういう作風やそういう狙いなら仕方がないけど)。勢いだけで設定が薄っぺらくて全然練られてない。主人公のノリオの役も中学生なのか高校生なのか途中まで分からんかったしキャラ設定が甘い。途中で17歳の高校生役だったって分かるけど、性格が中学生みたい(英語出来ないにしても”How are you?”くらい分かるだろ。そのくせ”遺書”は漢字で書けてたし)だし、女子高生の性格も二重人格かってくらい場面によって性格が違う。手荷物だけで駆け落ちしてアパート借りてお金がないのに、次の場面では家財道具一式そろってるし。女子高生の家が例え図書館の真隣(図書館的な建物だと多少敷地に空間があるだろうし)だったとしても、クラッカーの音が発砲音や爆発音に聞こえるわけないし。全然練れてないね。多分頭の中だけで考えた感じで実際映像にしたらリアリティがなかった(リアリティを出す魅せ方が出来なかった)んだと思う。ちょいちょいピントが合ってないシーンもあったし。

『川の底からこんにちは』もリアリティがなかったし、ノリが(個人的に)受け入れられなかったのが、これを観ながら色々考えたけど分かった気がする。多分関東の芸人のコント的なノリというか、観てて「え?それどこがおもろいの?何にもおもしろくないやん」みたいな感覚になるというか。やろうとしてることは分かるけど空回りしてる。力が入って力入ってませんから的な芝居が受け付けないのかな?この『君と歩こう』もそんなコントのノリがビッチリ詰まってて、観ててだんだんしんどくなってくるし観客も誰一人笑ってなかった(逆に笑ってたら、えっ?ってなるけどね)し。

しかし、これはこの監督が悪いのじゃなくて僕がこのノリが受け入れられないだけの話で、これはこの監督の演出、世界観なので面白いと感じる人はそれで良いと思う。それぞれの役者さんも監督の演出のもとそれぞれの仕事をちゃんとしてはるし。うん。個人の趣味的に、僕はちょっと合わないかな。
『ガール・スパークス』
観たかったけど、急にアカンっぽい気がしてきたかも。。。ま、観てみないと判断出来ないけど。

・『君と歩こう』
・『君と歩こう』予告篇

『古代少女隊ドグーンV』

待ちに待った井口昇監督原案の『古代少女ドグちゃん』の続編というか姉妹編の『古代少女隊ドグーンV(ファイブ)』が遂に放送されましたね!普段井口監督系のイベントや舞台挨拶は東京が多いのでいつも悔しい思いをしているのだけど、ドグちゃんはMBS制作ということで、この時ばっかりは関西に住んでて良かったと思いますね。(東京は1日遅れでTOKYO MXで放送されたみたい。そして急遽福岡でもRKB毎日放送でも10/23〜放映が決まったらしいよ)

20101006a.jpgそんなわけでファーストカットはいきなり井口組常連メンバーが出てきましたね。VFXの鹿角剛司さんも出てたし、今回初監督もするらしいよ。そして、オープニングの曲『爆破せよ!ドグーンV』もイイね。そんなオープニングには『パイロット版ドグちゃん』のキモスイも出てきたし。衣装協力はSPINNSじゃないか。書きたい事がいっぱいあり過ぎて上手くまとめきれないけど。そして、何よりドジちゃん(桃瀬美咲さん)無茶苦茶カワイイね!声のノリも良いしドジな演技がたまらない!初めて出て来た時の「さーせん(すいません)」の首の傾げ具合が絶妙!しかも目つぶったパターンもイイ!でもこの桃瀬美咲さん実は極真アスリート空手?なんてのをやってたり実は凄い運動神経が良いのだ。『ゴスロリ処刑人』エルちゃんはギャルメイクであんま顔が良く分からんかったけど、同じ人とは思えない振り幅だね。両方イイし。この娘カワイイは。ドリちゃん(團 遙香さん)もイイなぁ。『ハイキックガール』のドロちゃん(武田梨奈さん)の今後のアクションも楽しみだし、ドカちゃんの土偶ブラは、徳利に焼きそばが入ってるのがイイよね。密かに走る時、胸を叩きながらゴリラ顔になってるよ。全体を通して井口監督が身振り手振りで演出してる姿が凄い浮かぶ。舟盛りのくだりとかも。
で、あと噂の赤青式3Dですよ。先日作ったメガネをかけたら西郷輝彦さんすんごい飛び出してきましたね。VFXの鹿角さん曰く裸眼でもドラマに支障をきたさないように作ってあるらしいし、ちゃんと2台のカメラで本格3D撮影してるそうだ。で、今オフィシャルサイトでも専用3Dメガネ型紙pdfがダウンロード出来るので、これは絶対作って観た方がさらに楽しめるよ!!そして、後半はドグちゃんがおいしいトコもってきましたね。ドグーンVの大先輩という設定らしく、凄い貫禄を感じた。BGMもドグちゃんの時のになったしドキゴローもしゃべったね。同じ声のシャシャ爺は土偶管理長官という役職なんだって。そんな感じで盛りだくさんなんだけど、30分は短いね!あっ!ちゅー間に終わっちゃった。来週が待ちどうしいですね。来週は”筋肉少女隊(帯)”だよ!

・『古代少女隊ドグーンV』公式サイト
・『古代少女隊ドグーンV』オフィシャルブログ

・『古代少女隊ドグーンV』番宣動画