『ミックスマシン』

斉藤加奈子監督『ミックスマシン』を観る。トリウッドスタジオプロジェクトの第1弾作品ですね。ちなみに第2弾は観てなくて、第3弾が『梅田優子の告白』、第4弾が『14才のハラワタ』ですね。

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『ミックスマシン』(2006年/日本/58min)


トリウッドスタジオプロジェクトで現役の学生さんが撮った映画なので、チープなところやおかしなところもありつつ頑張って撮ってる感じは伝わってくるかな。思春期のこういう話多いね。女性の監督だからか?色んなマシン(発明品)の描写が凄くチープで小学生が作るレベルの作り物、例えば、”星を吸い取るための装置”は完全に掃除機に枠を付けただけだし)だし、最後の”ミックスマシン”の装置は昔のカラオケの映像で流れそうないつの時代の装置だ?的な感じ(凄いメカメカしくしなくても、もうちょっと発明品っぽいメカ要素があっていいと思う。もちろん予算や技術的に無理だったんだと想像できるけど)で、リアルな高校生見たら普通に疑問に思うと思うし。特典で監督のインタビューが付いてたけど、”自分に悔しい”的な、撮り終えて今だったらもっとこんなことが出来るのに的な状態だろうし、今後2作3作と撮ることでこの処女作が味わい深くなってくるんだと思うし、次の作品に期待したいところですね。

・『ミックスマシン』
・『ミックスマシン』予告篇

『Oh!透明人間』

右田昌万監督『Oh!透明人間』を観る。
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『Oh!透明人間』(2010年/日本/61min)


原作は読んでないんだけど。ま、完全にエロ目当てですが。。。
新旧洋邦問わず、この手の透明人間や時間を止めちゃう系の映画はいっぱいあるわけで、すなわち誰しも考えちゃう願望なわけで。その時代ごとに趣味であったりVFXの技術は進化していくので、この手のはいつの時代もまた出てくるでしょうし観ちゃうんでしょうね!
そして、全く情報なしに観たんだけど1時間しかないのね!!
ドラマの第1話的な、序盤回な感じで”ええ?!これで終わり?!”ってビックリしたけど、シリーズ化してく感じなのかね?この1話で言うともっと12、3話作ってくれよ!的な寸止め感があるよね。今後の動きに注目ではあります。
あと、このロケ地の学校は『ドグーンV』と一緒だね。

・『Oh!透明人間』
・『Oh!透明人間』予告篇

『ファッション・ヘル』

継田淳監督・脚本『ファッション・ヘル』を観る。
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『ファッション・ヘル』(2010年/日本/75min)


低予算で短期間で撮られたであろう、ほぼファッション・ヘルスの建物内(冒頭ちょっとだけ外の画があるけど)で起こる短編ミニマル作品なので、サクッと観る。
井口西村監督常連の役者が多数出てて、亜紗美さんもいつものかぶく感じからアイドル路線系演技、アクションとありますね。個人的に原さんに(この映画に限らず)一切グッとこないし、何で一般的に人気があるのか分からない(僕のセンスが悪いのかな?)ね。うん。
室田晃さんがイイ味だしてたね。あの鋼鉄の裃『戦闘少女』コレですな。短編(中編)なので、シンプルでストレートな作品でした。

・『ファッション・ヘル』
・『ファッション・ヘル』Trailer

『昆虫探偵ヨシダヨシミ』

深夜にTVでやってた佐藤佐吉監督『昆虫探偵ヨシダヨシミ』を観る。
そもそも虫がキライなので観る気が起こらなかったけど、VFXが鹿角さん、造型が奥山友太さん(この人は西村映造(現:スタジオHIGEMEGANE?)の人で『東京残酷警察』にも出演してて地下鉄車内で虫を食べてたよね)、に撮影が長野泰隆さんなので観る。

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『昆虫探偵ヨシダヨシミ』
(2010年/日本/90min)


う〜〜ん、おもしろくないね。
虫を始めとした犬やインコにアフレコするギャグ映画なんだけど、あんまり好きなタイプの笑いではないかな。虫のアップも多く虫が苦手なのであんま集中できなかったし。こんな言ったらあれだけど、どうでもいい人らや虫のどうでもいい話なので、別にどうでもよかったかな。虫が好きな人はうれしいのかな。

・『昆虫探偵ヨシダヨシミ』
・『昆虫探偵ヨシダヨシミ』予告篇

『超夜明け』

森岡龍監督・出演『超夜明け』を観る。
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『超夜明け』(2009年/日本/66min)


この森岡龍さんは『色即ぜねれいしょん』『君と歩こう』なんかでDT臭い役をやってて、割と男前だけどなんか垢抜けないDT臭さのある人なんだけど監督やったり(他にも何作か自主制作で撮ってるみたい)してはったのね。知らんかった。役者としてのこの人はメインで狙い過ぎるとおもしろくない(『君と歩こう』の時とかね)し、ちょい役でいじられるくらいの方がちょうど良いと思う。他におもろい人がいてそれに絡むくらいが。この映画はその感じで良かったと思う。
三輪ひとみさん、河井青葉さんと好きな役者さんが多数出てますね。内輪ノリで撮ったのを観せてもらった感じでかな。別にいやらしさはなかったし、これで狙いだしたらスベると思うので、良いバランスでやって欲しい。今後が楽しみですね。河井青葉さんカワイイなぁ。

・『超夜明け』
予告は見つからんかった。

『爆発!スケ番★ハンターズ 総括殴り込み作戦』

中平一史監督『爆発!スケ番★ハンターズ 総括殴り込み作戦』を観る。
この”スケ番ハンターズ”は”総括殴り込み作戦””地獄の決闘”と2本あるのだけど、みなみ会館では”地獄の決闘”の方しかやってくれなかったのでようやくDVDで観れた。

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『爆発!スケ番★ハンターズ 総括殴り込み作戦』(2010年/日本/93min)


う〜〜ん。ね。チープで良いところと、チープでダメなところ(低予算なりにもっといけそう)とムラがあるね。亜紗美さんを始めみんなかぶいた演技なので、そのかぶき具合に対して、場面がチープだったりすると(ま、ギャグも入ってるんだけど)ちょっと滑稽な感じだし、そこはギャグとしてつっこめばいいのかもね。もっといけると思う。
最後の集団のアクションシーンは中々良かったかも。

・『スケ番★ハンターズ』
・『爆発!スケ番★ハンターズ 総括殴り込み作戦』予告篇
・『爆発!スケ番★ハンターズ 地獄の決闘』予告篇

『古代少女隊ドグーンV』最終回!!!!!

『古代少女隊ドグーンV』とうとう最終回でしたね。。。
全12話。あっちゅーまでしたね。
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第11話「妖怪 最終貝」(前編)が西村喜廣監督、そして大トリ第12話「妖怪 最終貝」(後編)が井口昇監督担当ですよ。西村監督のあの話から、ガラッと変わって宇宙の真理と言う壮大なテーマに!後は翔太の成長とドジちゃんの妖怪ハンター合格。そして、これまでのドタバタコメディの反動でかなり切ないですね。来週からないのが想像出来ないよ。
いや〜〜、ドグーンVおもしろかった。劇場版はないみたいだけど、また3rdシーズンやって欲しいものです。2/7に出るDVD BOXも買うぞ!

・『古代少女隊ドグーンV』MBS公式サイト
・『古代少女隊ドグーンV』サイト
・『古代少女隊ドグーンV』DVD-BOX CMスポット

『ハッピーエンド』

山田篤宏監督『ハッピーエンド』を観る。
先日『ヘブンズ ストーリー』を観て菜葉菜さんの印象が上がったので、観てみる。この映画も『ヘブンズ ストーリー』と同じく菜葉菜さん&長谷川朝晴さんコンビだったので借りて観る。

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『ハッピーエンド』(2008年/日本/90min)


映画オタクというかちょっとひねくれた監督がラブコメを撮ったのかな?もしくはラブコメを撮りたいけど照れ隠し(つっこまれない様に)でラブコメのお約束を描きつつラブコメを撮る感じなのかな?詳しい事は分からないけどそんな印象。色々つっこみつつ、なんだかんだこの監督もラブコメが好きなんでしょうね。劇中に出て来たハリウッド系メジャー映画を観てワーキャー言うてる人はさぶい的なことを言うビデオ屋のあの感じも面倒くさいですね。

菜葉菜さんは本当年齢不詳ですね。声質や言い回しで主婦っぽく見えたり若く見えたり。長谷川朝晴さんを始めて観たのは昼ドラ『花衣夢衣』で、その後ちょいちょい昼ドラで目にしてたので、昼ドラ系の役者さんだと思ってたら『ヘブンズ ストーリー』観ていこうこっち系(ひねりのある映画系?)でちょいちょい観ますね。『ヘブンズ ストーリー』で夫婦役をしてた2人が別の映画でラブコメをやってるのもまたおもしろい。
またロケ地が山形県なんだけど、街中も郊外も全然人がいないし、地方特有の人気(ひとけ)のなさが、逆に良い具合に生活感(日常感)を消してくれてファンタジーな要素を醸し出してて、この地を選んで正解でしたね。
そして、あの空から振ってきた洗濯機はどういう意味があるんだろ?何かの映画のパロディなのかな?もしくはリサイクルショップの何かがからんでたのかな?
わざとベッタベタな要素を詰め込みつつ、なんやかんやみんなラブコメにケチつけるけど、観たら観たでキュンとするんでしょうな。ま、そんな照れ隠し映画かもしれないね。良かったと思う。

・『ハッピーエンド』
・『ハッピーエンド』予告篇


『ルート225』

中村義洋監督『ルート225』を観る。多部未華子さん主演の映画だ。
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『ルート225』(2005年/日本/101min)


わお!こんなラストなのね。もっとアイドル映画かと思ったらひねってて深い。画的に明るく楽しげな雰囲気だけど、かなりコワイ映画だな、こりゃ。ファンタジーな映画なんだけど、あのラストの感じだと逆にリアルでどこかの誰かの日常で密かにに起こっててもおかしくないかも、って想像しちゃうよね。ぽっちゃりした弟のキャラもイイ感じだし。巨人の高橋由伸選手をネタにしたり微妙なギャグのニュアンスを上手くついてるし、結構練られてる。多部ちゃんが弟を突き飛ばすシーン、ちょっとしか押してないのに弟が転げてそこがおかしくて巻き戻して観てしまった。うん、意外とおもしろかったね。

・『ルート225』
・『ルート225』予告篇

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

京都シネマ東陽一監督『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』を観る。
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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010年/日本/118min)


うん、おもろかった。浅野忠信さんに永作博美さんと両方好きな役者さんなので、たまりませんね。浅野さんのダメな人役は大好きです。永作博美さんの演技も半端ない!脇を固める役者さんどの人もイイ味出してるし、西原理恵子さんのカメオ出演はもうお約束ですね。あの関西弁の女医さん(高田聖子さん)もなんか魅力的だった。
コメデイ部分も面白いけど切ない部分は切なくて、面白かった。あと、無性にカレーが食べたくなる映画だは。うん。鴨志田穣さんの原作も読んでみたくなった。これは『毎日かあさん』小泉今日子さん&永瀬正敏さんの元夫婦共演の)も観ないとですね(予告を観ると別視点で撮ってる様な感じで見比べると面白い)。原作読んでないけど。

・『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
・『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』予告篇

『彼とわたしの漂流日記』

イ・ヘジュン監督『彼とわたしの漂流日記』を観る。
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『彼とわたしの漂流日記』(2009年/韓国/116min)


このチラシのデザインが気になってたので観てみる。
この”彼”と”わたし”がもっと絡んだバカっぽいラブ・コメディかと思ったら、コメディはコメディなんだけど後半結構シリアスというか、傷のなめ合いの様な内面的な話だね。ま、こここから恋愛が始まるっていう出会いの寸止め部分で
終わらすのがニクいね(中々出会わなくてもどかしい)。
都会を流れる河の中州の無人島で遭難するんだけど、何もないとこから畑を作って”ジャージャー麺”(韓国映画に出て来る”ジャージャー麺”は美味そうだよね)を作っちゃう過程が電波少年を観てる様な感じで都会だということをすっかり忘れてしまってた。想像してたのとちょっと違ったけど、これはこれで悪くなかったかもしれない。

・『彼とわたしの漂流日記』
・『彼とわたしの漂流日記』予告篇

『ゴスロリ処刑人』DVD

neutronですっかり恒例となった『今月の池田』(12月)を観る。『先月の池田』(11月)は10年、100年単位の時間経過意識したレディ・メイド作品でしたが、今月はさらにつき詰めて森羅万象の領域にまで達してましたね。普段興味ない絵だと1、2秒で(無意識に)視線を外すけど、これはチラリズムの効果を用いていて、”ん?これなんだ?下に何があるのだ?どういうことなんだ?”的な観る人が推理してじっくり観る(分析)するので、そういう意味で意識を操作される様な行動を起こさせるような作品ですね。果たして今後どうなっていくのか?!『来月の池田』が楽しみですね。


小原剛監督『ゴスロリ処刑人』のDVDが遂に出ましたね。これが家で観れるようになって嬉しい。
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『ゴスロリ処刑人』(2010年/日本/88min)


これは、劇場で観ておもしろかったので2回(1回目2回目)も観に行ってしまった作品。
井口昇監督『片腕マシンガール』以降、その手のガールズアクションもの(制服で日本刀振り回したり)がいっぱい出て来たが普通によくないのが多かったけど、これは”ちゃんとおもしろい”です。
前にも書いたけど、個人的に特にゴスロリにひかれる方ではなかったし、特殊造形の西村さんVFXの鹿角さんが絡んでるので、一応観ておこうかな的にみたら予想外におもしろかった。ゴスロリ要素もよくあるヴィジュアル系バンド的なゴシックゴシックしたしんどい感じでなく、ギャグ要素も沢山あってどれもおもしろいし、敵キャラがみな個性的でどの人もキャラが立っている。

そして、監督の小原剛さんはアクションの人なので、アクションがスゴい!!特典で映像コンテが付いてたんだけど絵コンテ以上にヴィジョンがはっきりしてはるんですね。そして、『古代少女隊ドグーンV』ドジちゃんこと桃瀬美咲さんがコテコテのコギャルをやってて、それが全然ドジちゃんのキャラと違ってこっちはこっちでスゴいアリだし、この当時16歳でものおちしない演技(ドジちゃんも)はスゴいと思います。うん。ドジちゃんファンも必見ですよ!

・『ゴスロリ処刑人』
・『ゴスロリ処刑人』予告 ツイステッド編
・『ゴスロリ処刑人』予告 ストレート編

『デスカッパ』

七藝”TOKYO SHOCK”シリーズ第3弾 原口智生監督『デスカッパ』を観る。
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『デスカッパ』(2010年/アメリカ=日本/85min)


”TOKYO SHOCK”シリーズ
と言うのは北米のソフトメーカー”メディアブラスターズ”が出資してスプラッターでビザールなアメリカ製日本映画を海外向けに作ったもの。第1弾が井口昇監督『片腕マシンガール』第2弾が西村喜廣監督『東京残酷警察』。元々日本で公開する予定で作られてなかったけど逆輸入されて大ヒットしたシリーズだ。
第2弾までヒットしてるだけに第3弾何がくるかと思ったら怪獣映画でしたね。海外でもウケそう。僕自体怪獣映画世代でもないし、ゴジラをちょっと観たことあるぐらいであまり怪獣にグッとこないし詳しくないんだけど、”ウルトラファイト”だったり色んなオマージュがあるんだろね。
正直、面白いか面白くないかでいうと面白くない(ギャグ的センス)けど、設定は話の流れが無茶苦茶で好きなことをやりまくってる感じですね。観終わったあとは”ポカ〜〜ン”としてしまうと言うか、風呂敷広げて丸投げしちゃう様なヘンテコリンな作品ですね。狂ってる。
個人的には、もうちょっと本気(バランス的にもうちょっと真剣に)でやって欲しいかなと思ったりしつつ。第4弾がどうなるのか目が話せませんね。

・『デスカッパ』
・『デスカッパ』国内版Tralier
・『デスカッパ』海外版Tralier
・『デスカッパ』プロモ

『マザーウォーター』

京都シネマ松本佳奈監督『マザーウォーター』を観る。
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『マザーウォーター』(2010年/日本/105min)


京都が舞台ということで、知ってる場所がいっぱい映ってましたね。
でも言葉は標準語(チラッと出る脇役の人は多分現地の人で関西弁を話してた)だったし、みんなどっかから来てるみたいな口ぶりだったので、特に京都でっせ!ってのを打ち出してはないみたいだね。このポスターの五重塔も出てこないし、鴨川は出てたけど京都京都したベタなとこは映ってないし、京都以外の人が観たらそこまで深く京都を意識せず、日本のどこかの町的な感じなのかな。
話はいつものノリというか空気感で、食べ物(ウイスキーも)も美味そうってパターン。まぁ、ズルイっちゃぁズルイし、このキャストで美味そうなものを出して、ちょっとした人間模様を入れたらどの土地でも話が出来るし、上手い方程式を見つけてるね。あと、もたいまさこさんがハンバートハンバート”おなじ話”を歌ってましたね。”日の出湯”もまた行かねば。

・『マザーウォーター』
・『マザーウォーター』予告篇

『平凡ポンチ』

佐藤佐吉監督『平凡ポンチ』を観る。
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『平凡ポンチ』(2008年/日本/102min)


う〜〜ん、おもしろくないね。(原作は知らないけど)佐藤佐吉さんが監督と主演もされてるんだけど、ダメな自主映画の監督役で映画内で撮りたいものを撮ってるんだけど、それがそのまま佐藤佐吉監督と連動してる感じで、結局ダメな感じというか。ほんでどやねんって感じで退屈だった。役者としての佐藤佐吉は、強面だけどクスッとくるちょい役位の方が向いてると思う。秋山莉奈さんも、どやおもろいやろ!感が出るとスベっちゃうね。
(原作は知らないけど)佐藤佐吉さんの役がたまに男前(別の男前の役者さんに)にすり替わるんだけど、服が同じなだけで髪の毛まで生えちゃうので、ミカ(秋山莉奈さん)の目線なのか、真島(佐藤佐吉さん)の意識的なものなのか、はたまたファンタジー的な事なのか曖昧だし、説明もないし、かと言って後々効果的なフリ(ま、フリと言えばフリになってるんやけど)にもなってないし。何かボヤけた映画だった。

・『平凡ポンチ』
・『平凡ポンチ』予告篇

『転々』

吉高由里子さんが出てるということで、三木聡監督『転々』を観る。
麻生久美子さんもカメオ出演してたね。
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『転々』(2007年/日本/101min)


うん。良かった。三木監督のいつもの小ネタをビッチリ詰め詰めな感じじゃなくて結構シンプルめでのんびりしててイイね。オープニングの横スクロールの長回しシーンも好き。散歩する話なので、街の行く先々で何に出くわすか分からない冒険感がイイし、車やバイクのロードムービーとは違う歩きのペースが良いんだろね。
吉高由里子さんのキャラはちょっとバカっぽ過ぎるけど、カワイイね。声やセリフの言い回しがアニメ『それでも街は廻っている』の主人公・歩鳥に似てるなと思った。うん、おもろかった。

・『転々』
・『転々』予告篇
・吉高由里子インタビュー