“the ENGINEER channel” 2012 ART EXHIBITION

CABさんの展示を観に、大阪・中崎町のイロリ村ギャラリーへ。
20120520a.jpg
イロリ村ギャラリー

20120520b.jpg
“the ENGINEER channel” 2012 ART EXHIBITION

20120520c.jpg
CABさん(絵、他色々)さんと、HIRANKENさん (写真、デザイン、他色々)と2人展のようだ。

20120520d.jpg
CABさんの自画像。うんま!無駄な線が1本もないし、超絶テクですね。
このタッチを見たあとに、CABさん本人と対峙してしゃべると、CABさんの顔がこういうタッチに見えてくるよね。

20120520e.jpg
デッサンも完璧やし、ため息しか出ないね。

20120520f.jpg
こんなけ描けたら気持ちイイやろなぁ〜。何でも描けはる感じやね。
この人は、ホントにちゃんと上手い(技術だけじゃなくセンスも)尊敬するはぁ〜。

20120520g.jpg
そんなわけで作品を堪能しつつ、↑こんな木彫りの消しゴムを買っちゃった。”汚し”が絶妙だね。


・CABさんインタビュー『コントロールできない脳内工場とどうつきあうか』

『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト』

『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト -写真、絵画、グラフィック・アート-』展が神奈川名古屋と巡回し、それを逃してしまったので今回岡山県立美術館まで観に行く。
この日の朝、布団に入りながら中々寝付けずベン・シャーン展の事を行くか行くまいか考えてんだけど、”よし、今日行こ!”と急遽思い立ち車で岡山へ。
岡山の距離感があんまピンと来てなかったのか、高速を使わずに向かったら片道7時間も掛かってしまった。まぁドライブがてら行ったんやけどね。兵庫県でかいね!

20120513a.jpg
美術館閉館までに着くだろうと思って朝8時に出発。着いたのが3時過ぎ。
何とか間に合ったぜ!美術館に無料の駐車場もあり車を停め美術館へ。
と、思ったら何個も美術館があるんやね、間違って別の美術館に行ったり迷いつつ(駐車場のすぐ側にあった)お目当ての岡山県立美術館へ。

20120513b.jpg
『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト -写真、絵画、グラフィック・アート-』

いや〜、ついに着ましたよ。ベン・シャーンは昔から大好きな作家で、受験生の頃よく模写したし、一時期常に画集を持ち歩いてたりしてたね。それが生で観れる!早速中に入ると、生ベン・シャーン!作品保護のため会場が暗いので若干観ずづらかったけど、画集でずっと観てた絵が至る所にあり、小さいと思ってた絵が意外とでかったり、青っぽい印象を持ってた絵が実は緑っぽかったり(画集によっても印象違うし)。
それに、でっかい絵なので、小さい印刷物では分らない細かいマチエールが入ってたり、あとは、筆による線画やえんぴつにより肉筆感がたまらんかったね。終始ニヤニヤしながら観てしまったのでキモかったかもしれんけど。。。

20120513c.jpg
で、間もなく5時で閉館。いや〜〜、7時間かけて来て良かった〜。

20120513d.jpg
こちら、岡山県立美術館

20120513e.jpg
結構でっかい川も流れてて、良さげな店もあるっぽいし、
岡山の雰囲気いいね。

20120513f.jpg
おっ!マンホールが桃太郎やね。
あと、運転中で写真撮れんかったけど、岡山のバスってモノトーンで渋いね。(ちょっと護送車か仏教系の送迎バス的な雰囲気やね)
で、この時点で5時過ぎ。帰ったら何時になるのかコワいので、美術館と川とマンホールだけ観て、すぐに岡山を後に。。。岡山もっとゆっくり観たかったな。
結局また帰りも7時間くらい掛かったんやけど、寝ずにテンションだけで来たので眠くて眠くて運転危なかったぁ。。。自分の顔や太ももを叩いたりつねったり、目に入った看板の文字を大声で叫んだり、”眠眠打破”飲んだり(全然効かへんし、、、)しつつ、何とか帰ってこれて良かったぁ。寝不足での運転はいかんね!


そんなベン・シャーンなんやけど、僕自身結構影響を受けてたりパロディ的なことしてたりするんですよ、実は。
20120513g.jpg
これは2001年頃に描いた絵で、SALのCDジャケットの絵(これは、当時描き下ろしじゃなく、これ使わしてって話やった)なんやけど、実はベン・シャーンの↓この絵のパロディというのか、オマージュというのかソースだね。

20120513h.jpg
右の人に左の人をミックスした感じやね。
これも今回展示されてて、大っきかったしたまらんかったね。

20120513i.jpg
これは、jimamaの2ndシングル『ガーリックトースト』(2004年)の盤面部分(CD外した背面部分)の絵やけど、この絵の中に人物が12人いるけど、このウチの3人↓この絵の3人やからね。

20120513j.jpg
これは、こっそり遊びで入れたというか。誰も分らへんと思うから自分でバラすけど。。。

20120513k.jpg
あと、これは2006年頃の絵だけど、↓これやからね。

20120513l.jpg
本家の方が、何百倍も良いけどね。お遊びな感じだね。
そんなわけで、
ベン・シャーンといえば、社会的な事件をテーマにしてたりするけど、グラフィック・デザイナー的側面に僕は結構影響を受けてるかもしれないな。そして、普段コピックってアルコール性のマーカーで絵を描いてるけど、久々に絵の具で描いてみたくなったなぁ。ベン・シャーンたまらん!

・Art as Activism: The Compelling Paintings of Ben Shahn

『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』

神戸ファッション美術館『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』を観に行く。何とか最終日間に合った。

20120401a.jpg
『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』

20120401b.jpg
神戸ファッション美術館、10年以上振りに着たかもしれんね。

20120401c.jpg
いや〜、おもしろかった。出展ブランドは10組だけど凄い時間を掛けて観てしまった。好きなブランドも多く出てたし。ネットや雑誌の媒体じゃなくて、本物観るとやっぱ凄いですね。
ANREALAGEは仕組みは分ってても、視覚的に面白い錯覚を起こすし。
SOMARTAに関しては、もうため息しか出ませんね。初めて本物の無縫製ニットのボディウエアを見たけど、凄い仕事してますね。マネキンが着てるんだけど、全身を覆われてるってのもあって、凄く艶かしい。エロいって言ったら響きが卑猥だけど、凄くエロティックで身体(しんたい)を感じたね。角度や見る距離によってボディウエアの濃淡が変わって見えるし。圧巻だは。
先日NHK BSの『東京ファッションエクスプレス』で、この『感じる服〜』東京会場の様子がやってたけど、あの梁の仕切りは効果的じゃないね。潜るという行為はいいけど、引きで借景として見た時にあんまキレイじゃないね。SOMARTAも神戸展の展示は背景は濃紺系のダークな世界観だったので、神戸の方がイイ見せ方だったね。
各デザイナーがデザインした10ブランド計450部限定のカタログが欲しかったけど、そら当然ないはな。

そして、自分の絵は、ネットや印刷物では伝わりづらいし、効果的ではない細かいことしてるけど、この細かい仕事は大事やなと改めて再確認したのでした。


・SOMARTA A/W 2012-2013 COLLECTION
・SOMARTA S/S 2012 COLLECTION

・デザイナー・廣川玉枝×SOMARTA(前編)
・デザイナー・廣川玉枝×SOMARTA(後編)

高橋涼子展 | MIND CONTROL

その後、南森町から西長堀の方まで歩いて(結構あるね)、studio Jへ。
『高橋涼子展 | MIND CONTROL』のオープニングへ。

20120317a.jpg
そう、アノ髪の毛の人だ。
これも凄いね。このちっこい丸全部髪の毛(本物の人毛)ですよ。

20120317b.jpg
こっちはでっかい球体ですね。無論髪の毛だ。
ほつれ(やつれ?)具合がまた、こいつ生きてんじゃねーか?的な生々しさを感じさせますね。

20120317c.jpg
こんな感じ。(アングル的に触ってる様に見えるけど、触ってないよ)

20120317d.jpg
この人は、このパターンでブレないし、安心と実績の高橋クオリティですね。
〜4/28(土)までやってるので、観れる人は観といた方がいいですよ。

やまもとりえ個展「Rinpotage 03」

やまもとりえちゃんの個展を観に、南森町のART COCKTAILへ。
20120316a.jpg
やまもとりえ個展「Rinpotage 03」

20120316b.jpg
観るたび、印象が変わってきますね。

20120316c.jpg
今回はこんな感じで、カラーインクで描かれた作品。
テキスタイルだったり何かの包み紙(六花亭の包み的な)とか、地が白いもんなら何でもいけそうですね。

20120316d.gif
おっ、本人もいますねぇ〜。持ちネタのポーズも出たよ!

20120316e.jpg
今回は食器類もありますね。

20120316f.jpg
こっちはスプーンですね。白もんにあいますね。
ちゅーことで、次はどんな変化を見せるのか楽しみですね。

中村muchoよしてる個展「Pen Friend」

三越伊勢丹(通の人は”みつたん”って言うらしいよ)のDMO ARTSで開催中の、中村muchoよしてる個展「Pen Friend」のレセプションに行ってくる。そう、”爽やかの権化”で同じみのアノ男だ!

20120225a.jpg
中村muchoよしてる個展「Pen Friend」

20120225b.jpg
こんな感じで、切手から色んな物のパッケージやラベル、ありとあらゆるものを収集・コラージュした作品!

20120225c.jpg
こっちはネコですね。これは売れるは。
今まで全く意識してなかったけど、意外と周りにネコ好きが多く、ネコの絵って需要あるなぁと最近気が付いたかもしれない。現に黒木仁史はそれを狙ってかわいいネコだのクマだの描いてるしね。

20120225d.jpg
こんな感じでいっぱいあるよ。
イイ感じで垢抜けてきてるというか。これまでは(良い悪いでなく)小学生が集めた的なノスタルジー感があったけど、今回のは(イイ意味で)何か海外のジジイがこっそり趣味でやってる的な深みというか圧倒的な落ち着き、風格があるね。イイ海外感が出てる。日本人のダサさが出てないし。と思った。

20120225e.gif
この楳図先生の次にボーダーが似合うと言っても過言ではない男(cobaマロンさんよりもね。DMOスタッフよりも着こなしてるよね)が、中村muchoよしてる。爽やかがボーダー着て歩いてる様な男ですね。

20120225f.gif
今日のレセプションもそうだったけど、兎に角女性ファンが多い!
日頃からモテるのも頷けるし、そらこんなけ爽やかを全面に出されたらイチコロやで。

20120225g.gif
4ヶ月前にパパになった、”digme宍戸開”こと古谷マスターもおるよ。

20120225h.jpg
奥さんに似てるかもしれないね。
(あっ、左の人は奥さんちゃいますよ、ダニーですよ)

20120225i.gif
首元の”マッキー極細”の挿し型が一々爽やかやね。

20120225j.gif
爽やかやし多めにgifで動かしとこか。

20120225k.jpg
”早く人間になりたい!”の人もおるね。

20120225l.jpg
ちゅーことで、これは売れるは。うん。お値段もお求めやすいし。うん。
三越伊勢丹3F DMO ARTSで、〜3/13まで!
詳細はムーチョ.コムまで>>

『7 Segments Group Exhibition ”or”』

関西を拠点に活動する同世代のイラストレーターが、7年通して継続、発展していくコンセプトの展覧会『 7-SEGMENTS』を観に、同時代ギャラリーへ。

20111121a.jpg
”金”がテーマということで、
上田バロンさんの金の使い方も上手かったし、ワクイアキラさんの立体インスタレーション作品が凄かたですね。ある平面的なモチーフをどの方向からでも観れる(魅せれる)肉厚でボリューム感のある作品にしてて圧巻でした。凄い!
ちょっと”金”を使いたくなりました。

『萬福寺芸術祭-EN-』

宇治は黄檗にある萬福寺であった『萬福寺芸術祭-EN-』を観に行く。
ちなみに去年の様子はコチラ。去年は夜に行ったけど、今回は昼間に。

20111121b.jpg
黄檗山萬福寺

20111121c.gif
『萬福寺芸術祭-EN-』
1日目は凄い雨やったけど、2日目は凄い風やったね。

20111121d.gif
黄色に赤字(↑これは黒字やけど。去年の色やね、たぶん)が、
少林寺感というか、キョンシーのお札手的な中国感があるね。

20111121e.jpg
満腹感のある布袋さんを拝みつつ。

20111121f.jpg
ライブを観るお客さん。
中央に見覚えのあるボウズ頭の人がいますね(後で登場します)。

20111121g.jpg
色々展示物を観てまわる。
はうあ!これは香川が生んだ伝説の股旅ユニット”ザ・カイドウズ”
メンバーでもある田岡和也くんの作品ですね。

20111121h.gif
ででで、出た!田岡和也くん本人が出現!

20111121i.gif
ファミコン『忍者ハットリくん』の死ぬとこの動き?

20111121j.gif
角田信朗のレフェリーストップのものまね?(動画探せんかった)
ということで、久しぶりに動かしてみたけど。
そんな田岡くん、何でも四国のご当地ヒーロー”瀬戸内戦士シマジマン”のレッドのスーツアクター(スーツの制作も)をやってるらしいよ。近々観れるかもしれないよ。

20111121k.jpg
その他、面白そうな作品がいっっぱい。

20111121l.jpg
木々がサラサラ風に揺れて、庭でボーッとするのもイイですね。
ちと寒かったけど。

20111121m.jpg
こっちの枯山水の庭も、面白い事になっている。
庭の岩に向かって双眼鏡が設置されてるので、のぞいてみると、、、

20111121n.jpg
こんな風景が。マン盆栽ではなく、実際こんな庭でやるのは大変なので、贅沢ですね。

20111121o.jpg
対岸から見るとこんな感じ。

20111121p.jpg
他にはこんな作品も。
おもっきりこの上にセントーンしたい衝動にかられますね。

20111121q.jpg
こんなライブペイントをやってたり。

20111121r.jpg
このパネルの裏は、、、はっ!!

20111121s.jpg
そんなこんなでウロウロしつつ。

20111121t.jpg
日も暮れて、流石に寒くなってきたので退散。
個人的に去年よりも面白かった印象。これは来年も楽しみですね。

『刺繍する犬(Stitch dog) SOLO EXHIBITION 2011』

南船場の浜崎健立現代美術館で、Apple製品を手刺繍で再構築し、マニアから熱い支持を集めることでお馴染みの、”刺繍する犬”さんの展示を観に行く。好きな作家さんです。
ちなみに、2010年の展示の様子はコチラ

20111120a.jpg
『刺繍する犬(Stitch dog) SOLO EXHIBITION 2011』

20111120b.jpg
で、出た!!手刺繍Macbook!!
おや?質感が何かいつもと違う?!

20111120c.jpg
はうあ!こ、ここ、こりは!鉛の板で出来ているではないか!
この鉛Macbookは非常時に鈍器として武器になりますね。

20111120d.jpg
他には、今回”基盤”を手刺繍でやってるらしい。
というか、この壁の配置の仕方、完璧ですね!

20111120e.jpg
見よ!この変態的手刺繍!!(褒め言葉)
さらに、余白の美とでも言うのか、刺繍のない周りの面がキレいで、
その対比が効いてますね!

20111120f.jpg
赤の空間に赤の基盤がピッタリ!
おや?左下の”+と-”の刺繍がちょっとズレてるって?
いやいやいや、実際のモデルとなった基盤の方もズレてるんだって!
なんという再現度!!変態ですね〜。イイ意味で。

20111120g.jpg
赤壁に、ブルーがまた非常に映えますね〜!

20111120h.jpg
他には、”刺繍する犬”さんのダークサイドな一面を表現した、こんな作品も。
これまた、文字一つ一つに厚みある手刺繍を施していて、暗い内容だけど仕事がキレイなので、不快感は全く感じずむしろ引き込まれてしまう始末。
クオリティに反して、お求めやすいお値段なので、いつか懐に余裕がある時に作品が欲しいです。この作品は買いですよ!
兎に角展示は〜11/29までなので、現物を観て欲しい!!

黒田潔 個展『一対の図から成る』

みつたん(三越伊勢丹の略。通の人はそう言うらしいよ)のDMOARTS
黒田潔 個展『一対の図から成る』を観る。黒田潔さんの展示を観るのは、
2007年に京都のスフェラで観て以来。

20111119a.jpg
黒田潔 個展『一対の図から成る』

20111119b.jpg
お馴染みの感じから、

20111119c.jpg
えんぴつで描かれたものまで。
11/26には、黒田潔さんのトークイベントがあるらしいよ。

20111119d.jpg
ボスが居ますね。走ってはるので、凄い痩せてますね。
スタッフは皆、萬福寺芸術祭-EN-に出払ってるんだとか。

浜七重 作品展『心星のセレナーデ』

浜七重さんの作品展『心星のセレナーデ』を観に、
大阪・中崎町のtentoten galleryZAZIE hairへ。

20111118a.jpg
この日は凄い雨で、この張り紙がビッチョビチョだけど、
これはまたこれで、イイ感じだね。

20111118b.jpg
今回2会場でも開催で、先にtentoten galleryの方へ行くと、七重さん本人もいらしてて少しお話しつつ。いや〜、まぁ〜作品が垢抜けている!
こういう、布で鞄やアクセサリーを作ってる人は山ほどいるけど、この人の作品、センス、魅せ方は群を抜いてますね。カリスマ感がハンパないし。僕は絵だけど、こういう魅せ方したいなぁという、色々参考になりました。尊敬してる作家さんです。

続いて、ZAZIE hairの方へ。
こちらはヘアサロンの一部での展示なので、数は少なかったけど、
花や植物をモチーフにしたヘッドピース作品。革で植物を表現してて、その肉厚なボリュームがまたたまらないし、これまた色々参考になったのでした。
あと、関係ない話だけどZAZIE hairのスタッフさんが可愛いかった。うん。

『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』

文博の『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展』後、そのまま京都シネマへ。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』を観る。

20111019a.jpg
『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』(2010年/チェコ/108min)


みんなが大好き、ヤン・シュヴァンクマイエル新作。
モノクロの背景にカラーの人物やモチーフのコントラストが気持ちいいし、カットアウトアニメなので、その切り口や稼働させるためのジョイント部分や質感が、(僕も切り絵で作ってるので)たまりませんね。そして、圧倒的センスによる安心感ね。とにかく、たまりません。パソコンが出て来たり現代な感じが新鮮。
若干登場人物の名前がややこしいし夢と現実の曖昧な世界なので、もう1回観たいところですね。DVD出たら勿論買いですし、繰り返し細かく観たいところですね。色々刺激をうける。


その後、
京都シネマと同じフロアにある京都精華大学がやってるkara-Sで、
『デディケイト・トゥ・シュヴァンクマイエル』という関連展示を観つつ。
20111019b.jpg
ヤン・シュヴァンクマイエルに、みんな影響を受けてるっちゅうことですね。
嫌いって人、聞いたことないもんね。


・『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』

・『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』Trailer

”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”(後期)『〜映画とその周辺〜』

京都文化博物館の別館ホールで開催中の、
”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”(後期)を観に行く。
20111018a.jpg
”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”

20111018b.jpg
今回の展示は映画で実際に使われたプロップからオブジェ、エヴァさんの絵画作品と、どれもたまりません!いや〜、これはたまらん!
前回に引き続き、感じたのが旧日本銀行京都支店というロケーションと圧倒的な作品の世界観に反して、展示方法が非常にちゃっちい。。。(精華大の学生さんがやってるから?会場描各所に座ってる学芸員の人(これも学生?)が結構な確率で寝てたね。『サヴァイヴィング ライフ』してましたね)吹き抜けの広いスペースなので、壁を作らないといけないんだけど証明が家庭用のクリップライトで、その配線がむき出しで延長コードがいっぱい丸見えだったのが残念だったり、オブジェ作品の展示の高さが低過ぎて、全部かがんで観なアカンかったのがしんどかったけど。まぁ今回はそれも忘れるくらい作品に感動。

何回も観てる映像作品のオブジェがまさか肉眼で観れるとは(年代物のあるので)思ってなかったので、感動。『ファウスト』(1994年)の舞台装置や『陥し穴と振り子』(1983年)の装置(これはモノクロ作品なんだけど、現物はこんな色やったんですね)等、実際のサイズ感が分って、その大きさとボリュームに感動。とにかく、映像で見慣れた色んなモンがあって、たまらんとしか言えないね。京都に住んでて良かったぁ。DVD観返そ!

『ミナ川明・ペルホネン展』

minä perhonen皆川明さんの展示『ミナ川明・ペルホネン展』が寿ビルヂング5FのメリーゴーランドGALLERYGALLERYであったので観に行く。
20110828a.jpg
絵本「おいで、もんしろ蝶」の原画展で、ちょうちょがいろいろ展示されてました。

20110828b.jpg
で、トランプが売ってたので買っちゃった。
スペード・ハート・ダイヤはなくて、クローバー1組だけのトランプ。
なんだけど、”Joker”が2枚入ってて”Jack”がないよ?多分同じ”J”やから間違って入ってるねコレ。どうしよ。またもって行って聞いてみよ。

木野下円 個展「さっきの手本は一旦無視して下さい」

大阪は三越伊勢丹(通の人は”みつたん”って言うらしいよ)のDMO ARTSで開催してた木野下円 個展「さっきの手本は一旦無視して下さい」を観に行く。

20110808a.jpg
木野下円 個展「さっきの手本は一旦無視して下さい」

20110808b.jpg
お、進化してるの。個人的にこのスケ番チックなんと、

20110808c.jpg
この雨のんが好きかな。

20110808d.gif
おお?!何かゾロゾロ出てきたぞ?!
(動かすのん、あんま上手い事いかんかった)

20110808e.gif
木野下円グッズ販売促進部隊でした。
(左からシンペーくん、しおたん、アサヒさん)

20110808f.jpg
会場の一角にテーブルが置かれてるんだけど、おっ、先客がおるね。

20110808g.gif
テーブルの上は木野下円グッズや芳名帳が。
今、digmeout 04号の表紙の絵を見ると大分変化してるね。

20110808h.gif
はうあ!さっきの男(右)は黒木仁史じゃねーか!
っていうか?!左の人は売れっ子イラストレーターの山下良平さんではないか!そう、先日似顔絵の世界大会で見事優勝し、世界一の称号を獲たソノ人ではないか!

20110808i.gif
ちなみに関係ないが、ウチの弟も”良平”なので会うたびにその話をするよ。

20110808j.gif
おっ、名刺交換してますね。

その後、
E-maD-baでCDジャケ展を観たりしつつ、
20110808k.jpg
アメ村のdigmeout ART&DINERへ。

20110808l.jpg
黒木とお茶しながら、eimi個展「ロミーとロミー」を堪能。

20110808m.jpg
先日目出たく結婚したdigmeの宍戸開こと古谷マスターと世間話をしつつ。

20110808n.gif
お約束の動くヤツをやりつつ。

20110808o.jpg
一筋下がったとこにある、いつもの”味穂”へ。

20110808p.gif
黒木と呑んでると、

20110808q.jpg
団長(右)とタワレコMくん(中)がやってきた。

20110808r.jpg
この二人、田名網敬一Tシャツと新田桂一Tシャツと、”ケイイチ”コンビではないか。仲良いなぁ。

20110808s.gif
そんな感じで、今売れかけているbuggyさんみたいになりたいよね的な話から、恋話、オカマ話まで楽しい時間を過ごしたのでした。

20110808t.jpg
その後、団長タワレコMくんと別れ、黒木と朝までカラオケで盛り上がったのであった。

”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”(前期)『the works for Japan』

京都文化博物館の別館ホールで開催中の、
”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”(前期)を観に行く。
20110726a.jpg
”ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展”

20110726b.jpg
作品の方は兎に角、圧倒的でしたね。コラージュ作品から新作映画『サヴァイヴィングライフ』に関する素材や絵コンテ、版画作品、日本の妖怪をモチーフにした作品まで、生で観れて嬉しかったです。もっとオブジェ系の作品も期待してたけど、それは後期にあるのかな?
コラージュ作品は、センスもテクニックも兎に角他の追随を許しませんね。最近の若い人がやる(アナログ・デジタルともに)とりあえず密度で空間埋めて画面持たしてますよ的な人とは一線を画してますね。僕自身もより細かく切り抜いていっぱい貼付けちゃう方に来てたけど、もうちょっと余裕持って抜くとこは抜いた方がいいなと実感。今後の自分自身の制作にも影響を受けそうだ。
途中15分ほどの木版画の職人さんの工房をヤン・シュヴァンクマイエルが訪れる映像があったけど、そのラストにdigme谷口さんの奥さんがチラッと映ってたよ。確認の為に2回観たし間違いない。

あとは、展示方法がちょ〜っとちゃっちいかな。この京都文化博物館の別館ホールは、旧日本銀行京都支店だったこともあり非常にレトロで雰囲気ある空間でヤン・シュヴァンクマイエルの作品にも合っているんだけど。如何せん天井が高く四方の壁以外なにもない空間なので、展示する場合、移動式の壁を立ててその上にクリップライトが何個も挟んで付いててさらにそれをつなぐ家庭用の延長コードがむき出しでそれが急に生活感というかゴチャゴチャしてて残念やったかもしれないね。あと最後の『怪談』シリーズの空間の演出もチープだったね。怪しさを演出してるんだろうけど、ブラックライトを使っててそれが作品に反射してて観づらい作品もあったかな。逆に、物販スペースの書籍やDVDを置いてた棚(倉庫の様な)の感じはアリだった。
とは言え、作品は圧倒的に良かったし満足。後期と『サヴァイヴィングライフ』の公開が楽しみですね。