『ベティの小さな秘密』

『ベティの小さな秘密』を観る。脚本は『アメリ』の人みたい。
主人公のベティが、かなり可愛い。ファッションもいいんだけど小学生サイズのチャリンコが可愛いくて凄い似合ってる。
”ベティの小さな秘密”ってタイトル通り、少女に起こった小さな秘密の話なんだけど、本人的には大きな出来事、周りから見たら本当に小さい出来事で登場人物も少なく行動範囲も狭くミニマルな感じ。なので、観てる分には「え?終わり?え?それだけのこと?」的な印象だったけど、子供の”小さな秘密”って最初から言ってるし意図通りっちゃぁ意図通り。その”小さな秘密”感を出そうとしたんだろし。
観る前の期待よりは派手なことはなかったし、そういう映画ではないんだろう。映像の美しさやベティの可愛いさ、世界観を楽しむっちゅー感じかな。
白夜なのか?分からないが、夜の表現が昼間の曇りの様な明るさで、その色味や質感がイイ感じ。楳図先生は昼間を夜みたく描き込まれるけど、その逆な感じ?
まぁ、サラッと観る感じか。うん。ベティは可愛いですよ。
どっかの鹿児島の男が今実家に帰ってるみたいで、そこにあった自分の子供の頃の写真画像をメールで何枚も何枚も送りつけてきて「可愛いやろ?可愛いやろ?」ってしつこく同意を求めてきて(実話)気色悪いけど、そんなんとは雲泥の差だ。

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『ベティの小さな秘密』

『ベティの小さな秘密』Trailer

『東京残酷警察』

『片腕マシンガール』に続く、
TOKYO SHOCKシリーズ第二弾の『東京残酷警察』を観る。

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”TOKYO SHOCK”
シリーズってのは、北米のソフトメーカー”メディアブラスターズ”=FEVER DREAMS PRODUCTIONが贈るスプラッターでビザールなアメリカ製ニッポン映画シリーズ。ちゅーことで、海外向けに日本のスプラッターを紹介するという趣旨?なので、逆輸入な感じ。なので、日本では色んな規制や内容的に出資してもらえなかったりするので残酷描写が抑えられるんだけど、これは海外資本なので、かなり自由に出来たらしい。(ちなみに、アメリカ側の規制としては子供と犬猫だけは殺すなってことだけらしい)

ちゅーことで『東京残酷警察』を観る。
『片腕マシンガール』も含めてだけど、日本人が日本人向けに撮った”日本”ではなく、外国人が撮った”日本”でもなく、日本人が海外向けに作った”日本”の逆輸入なので、日本だけど日本じゃない感じ?上手いこと言えないけど何か科学変化が起こってる。”外国人はこんな日本好きなんでしょ?”的な悪ノリ感が面白い。
スプラッターで大量に血が出たり人体が吹っ飛んだりするけど、洋画の殺人鬼的な怖いのでなく、邦画の「リング」とか「呪怨」的な怖いのでもなく、エグいんだけど何か笑ってしまうのだ。多分、漫☆画太郎先生の漫画的なニュアンス?(スプラッターってのは本来そういう楽しみ方らしい)それに、確実に笑かそうとしてるしね。アナゴさんはウケた。

あと、ヒロインのしいなえいひさんがイイ!美人なんだけど美人じゃないような、けど美人というか。ルーシー・リュウ系のアジア人的な顔立ち。スタイル良い。昼ドラ「白と黒」の西原亜希さんか、かすみ果穂さんに顔が似てるかも。こういうヒロインが良いってのは映画的にも大きいよね。キャラというかカリスマというか衣装も重要ですよね。そういう色んなモンのバランスが良いんだろね。他の登場人物も良いし、『魁!!男塾』の監督で剣桃太郎役の坂口拓さんが特別出演してるんだけど、その桃をしいなえいひさんが日本刀で斬るのも面白い。ただ、パトカーのデザインがもっちゃりして合ってなかったかな。殺陣シーンももうちょっと観たかった。
アニメやゲーム的な表現を規制を気にせず実写化したような映像。こら、海外でウケるは。会田誠的な感じもあるかな。何でもアリな感じなので、わぁ!最後そんなんなっちゃうか〜!的なラストだし。

いや〜〜、TOKYO SHOCK激熱ですよ〜〜!!目が離せません。
シネ・ヌーヴォだと『東京残酷警察』の上映に合わせて『片腕マシンガール』も上映されてるのでセットで観るのがお勧めッスよ!

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↑パンフレットを買ったら裏面がB2サイズのポスターになってますよ的な仕様なんだけど、この折り線入るの嫌よね。折り線なしのポスターが欲しいところだ。『片腕マシンガール』もだけど、ポスタービジュアル無茶無茶イイよね。(高橋ヨシキさんデザイン)

『東京残酷警察』Official Site
『東京残酷警察』Trailer

『東京残酷警察』劇中CM01”東京警察株式会社PR”
『東京残酷警察』劇中CM03”リストカッターG” ←アホやこれ!!

ここ最近、描いてる人物の顔は大分影を減らしたナチュラル系になって(して)きたけど、またコントラスト強めの影キツめな感じにいっちゃいそうだ!

『アイズ・ワイド・シャット』

スタンリー・キューブリック監督『アイズ・ワイド・シャット』を観る。
今描いてる絵で”仮面”の資料が必要で(確かヴェネチア的な仮面が沢山出てた記憶があったので)観てみる。公開当時観に行った時の印象は、”要は浮気してゴメンなさいっちゅー話か”的な印象だったけど、今観たら普通におもしろかったかな。時間が全く気にならずにテンポよく観れた。何か良いエロさだ。

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『アイズ・ワイド・シャット』Trailer

『ぐるりのこと。』

「クリリンのことかーーーーーーーッ!!!」

いいえ、『ぐるりのこと。』です。を観る。お!良かった!
法廷画家とその夫婦の10年の話。夫のリリー・フランキーさんのひょうひょうとしたキャラも良いし、妻の木村多江さんたまらんですね〜。凄い魅力的。イイよね〜。
ちょいちょい色んな人が脇役で出てて、雰囲気的にも笑かそうとしてないんだけど、おもしろい空気が漂っている。長回しのシーンも多く、普通に観てたら「おわ!そういやこれ1カットで撮ってるやん!」ってビックリする。結構長い。
夫婦のドラマもイイんだが、法廷でのやり取りも中々おもしろい。その10年の中で起きた某地下鉄サリン事件や連続幼女誘拐事件等の実際あった社会的事件を模してて、石井輝男監督の『地獄』を思い出す。
あと、無性に絵描きたくなった。絵を描くってイイよね。
うん。良かった良かった。
木村多江さんエエなぁ〜。

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『ぐるりのこと。』
『ぐるりのこと。』予告編

『落下の王国』

清原引退しましたね〜。小学生の頃から、清原に似てる似てると言われることがあったので、感慨深いですね。今はあんま言われないけど。

ターセム監督の『落下の王国』を観る。そう、『ザ・セル』の監督だ。
映像がカッチョイイ。衣装もロケ地(世界遺産13カ所、ロケ地24カ国以上)も、別の惑星みたいな感じでイイ感じ。色調も好みだし、スクリーン下段ギリギリに地面を持ってきての真横構図や、広大な砂漠や荒野の退きの構図で人物を小っちゃく持ってきた画がまたたまらない。どのカットも1枚の写真として成立すると思う。
話的には、ん〜〜〜、もひとつやったかな。
↓ポスターもっとエエのいけんちゃうの?と思ったり。。。

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『落下の王国』
『落下の王国』予告

『水の中のつぼみ』

『水の中のつぼみ』を観る。中々イイ感じ。
女子の思春期の不安定で微妙な感情をうまいこと映像化してる。
(って、ボク男子だけど。。。)
劇的な事が起こるわけではないが、当事者の中では凄い揺れ動く時期なんだろうし、そこがリアル。
女子の思春期の出来事だが、全然男子にも同じことが当てはまると思う。
ただ、これ系の映画を観ていつも思うのが、自分が女子心になってるのか父親的心境になってるのか、登場する男たちに「おぇおぇ!その男やめとけって!」的な何て言うのか、汚さんといてくれよ的心境になるよね。「エコール」もそうだったけど。
男子のDT映画の感じにしろ、女子のこの感じにしろ、こういう青春ノイローゼな感じ良いよね。繊細でカタチにしにくいモヤモヤした瞬間をカタチに出来るのがスゴい。イイね〜。

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『水の中のつぼみ』
『水の中のつぼみ』Trailer

『ざくろの色』

セルゲイ・パラジャーノフ監督映画『ざくろの色』を観る。
ヴィジュアルは前からちょいちょい目にしてたけど、今回、配給期限が切れて日本最終上映ということで観に行く。
色身や質感、構図が中々たまらない。特に真横構図(あんまパースをつけない感じ)でカメラ目線の感じが絵画っぽいというか、舞台チック(8時だョ!全員集合的な真横の構図)なのがたまらない。色々動物も出てくるが真横でジッとしてるし。
詩的な感じで、ストーリーはあってないような感じ。セリフも少ないので映像で魅せる感じ。
この本のくだり、たまらん。>>

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『ざくろの色』

『おろち』

楳図かずお原作・鶴田法男監督映画『おろち』を観る。
中々丁寧に作られてる。木村佳乃さんが、おもしろい演技で熱演。女優さんだな〜って感じ。うん、キレイ。
おろち役の谷村美月さんは、おろちっぽかったり、ぽくなかったり。黒目の感じは良い雰囲気かな。黒髪が重いというか、でも原作みたく茶髪(赤髪?)にしたら逆に安っぽくなるのかな。前NHKでエスパー魔美が実写化された時はヒドかったけど、そんな感じになっちゃうのかな。コスプレ的な感じというか。けど、帰って原作読み返したらぽいような気もするし。まぁ、なんでやねん!的なことではなかったかな。
独り言的な説明ゼリフも楳図先生的な感じで再現されてたし、なにより愛情を持って丁寧に作ってるのが伝わって良かった。

話変わって、1回でいいから誰かモノクロでもカラーでも良いので、おもっくそコントラストつけたタッチで楳図漫画を実写化してみて欲しいかも。口の横の恐怖ジワや昼間やのに夜みたいな感じや、室内のスポットライト当てた的な表現というか。上手くいくか分からんけど、実験して欲しいかな。闇の感じを。

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『おろち』
『おろち』予告編

『片腕マシンガール』

待望の、井口昇監督『片腕マシンガール』を観る。

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『片腕マシンガール』
やっべ!ポスターに井口監督のサインもらっちゃった。
江口寿史作品的にも、デザイン的にもイイ感じ。
高橋ヨシキさんのデザイン。ロゴも上手いことしたある。

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というのも、先行上映で井口昇監督の舞台挨拶があったのだ。
さらに、映画ファーストデイで¥1,000。かなりお得だ!

映画の方は、滅茶苦茶おもしろかった!観る前の期待をかなり上回ったし、
男子はこれ好きだと思う。そんな要素いっぱい!
スプラッターで、血が過剰に吹き出したり首が千切れたりするけど、ここまでやるとおもしろい!楳図先生が以前何かのインタビューで「恐怖と笑いは紙一重だ」的なことを言ってらしたが、正にそんな感じ。

北斗の拳の敵が破裂する的なニュアンスっちゅーのかな。
とにかく、「痛いたいたいたいたい!!!!!!!」って思いながらも笑ってまうのだ。(もちろん劇場中笑ってるし、派手なスプラッターシーンごとに拍手もする。プロレスで言うところの技を出した後の拍手的な感じ?)ああ、これが正しい楽しみ方なんやなと思った。
舞台も登場人物も日本なんだけど、自分の知ってる日本とは違う、不思議な不気味さみたいなのも面白い世界観を作ってるし、出演者もみんな良い味だしてる。ヒロインの八代みなせさんは特にタイプじゃなかったけど、何かちょっと意識しちゃいそう。
これはテレビでは絶対無理だろうし、DVD出たら絶対買いだコレ!

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パンフレット買ったら、こんな↑日活映画風の封筒に!
こういうことされると嬉しい。

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で、これパンフレット。
やっべ!これにも井口監督のサインもらっちゃった。かなり嬉しい!
監督の脳内に続編の構想もあるみたいなので、楽しみだ!渇望!

『The Machine Girl 』trailer
『片腕マシンガール』予告編


『赤んぼ少女』

楳図かずお原作の映画『赤んぼ少女』を観る。
この映画は、山口雄大監督なのだが、この監督は実写化不可能なギャグ漫画を映画化することで有名だけど、個人的に漫☆画太郎の『地獄甲子園』や『漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)』をヘコむぐらいヒドイもんにしてて(丁寧に雑にしてほしいのに、雑に雑なことしてて)、凄くショックだった(あくまで個人的な感想)ので、この『赤んぼ少女』もヒドいことなってんちゃうかと心配したけど、意外とちゃんとしてました。ちょっと見直したかも。
結構原作に忠実だし、お金も掛けて丁寧に作ってあった。タマミの表現もいいと思う。原作のタマミは人間味があるけど、映画版はだいぶ凶暴です。昔風の質感もいいし。浅野温子さんは特にだけどキャストも楳図マンガ顔だし。なんせヒロイン・葉子役の水沢奈子さんが、カワイイじゃないか。昭和顔なのも合ってる。
可哀想な話なんだけど、やっぱコワい!

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『赤んぼ少女』

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で、思いがけず、こんなんもらえました。
”幸運を呼ぶ(金)タマミお守り”。

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中身は、、、おわっ!!!

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金のタマミだ!つくりはちゃっちいけど、まさかこんなのが入ってると思わなかったので嬉しい!手に金の粉が付くけど。。。

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意味なく、家にあった金のモンと並べてみたりしつつ。

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『赤んぼ少女』Trailer
公開初日舞台挨拶(1/2)
公開初日舞台挨拶(2/2)

『おろち』

映画『おろち』の前売りを買ったら、ノベルティでこんな手鏡がもらえた!
ロゴだけが入ってるようなちゃっちいモンじゃなくて、普通に楳図グッズとして(鏡自体の質は置いといて)イイ完成度。うん、これは嬉しい!!
白地に黒のコントラスト、赤の差し色がたまりません。2色だけなのが良い方に働いてます。これはいっとかないと!!

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『おろち』

ただ、おろち役の谷村美月さんが、あんまおろちっぽくないような、もっとぽい人がいると思うけど、観終わった後も同じ感想な予感もするが。あぁ、おろちだ!アリアリ!と観る前のイメージを払拭してくれることを期待しよう。

『おろち』予告編


『ジャンパー』

昼ドラ『白と黒』サリナさん去って行きましたね〜。。。ちょっと、ウルッときた。

続いて『ジャンパー』を観る。何となく、テレポーテーションして世界の色んなとこに行ってるような映像の印象ぐらいだったので、エスパー魔美的な感じかなと思って観たけど、そういうとこもあるけど、そんなことしてる人にはシワ寄せが来るぞ的な話。世界各地に実際行ってるのでかなりお金掛かってる。東京も来てたし。
黒沢年男みたいなんが追いかけてきてコワい。主人公は今後このままでいいのか?的な気もするが、まぁ普通におもろかった。
劇場出たら、自分もジャンプ出来んちゃうか?思って”フン!”ってやってみたけど、そら出来きんはな。

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『ジャンパー』予告編

『バンテージ・ポイント』

ギャァァァーーーーーッッ!!
普通に絵描くのに熱中してたら、プロフェッショナル見逃してもた!!
夕方まで憶えてたのに。。。再放送で見るか。

祇園会館『バンテージ・ポイント』を観る。この映画館は半年ぐらい前の映画を2本立てで観れるのだ。
お!普通におもしれー!よう出来たある。
米大統領暗殺事件を8人の視点から映して、全容を明かしていく話。っちゅーことで、時間軸入れ替え系の話だけど、そんな複雑にしてるわけでもなく、同じ時間を通して8通りの目線で事件を順番に映してて、その都度ちょっとづつ真相が分かっていくのだが、ちょっとづつ小出しにするので、いいトコで、また最初に(次の人物に)戻るので、またかよ!と思いつつ、勿体ぶって勿体ぶっての貯めがあっての、後半一気に畳み掛け!って感じで、中々ハラハラ楽しめた。
うん。おもろいおもろい。
常に走り回ってるので、映画館を出たら何か走り出しそうになった。

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『バンテージ・ポイント』予告編

『KAMATAKI-窯焚-』

我らが、クロード・ガニオン監督・宮平貴子助監督作品 映画『KAMATAKI-窯焚-』滋賀会館シネマホールで観る。
この映画は陶芸の話で、滋賀県の信楽が舞台になってて、やっぱり滋賀県で観ないと!ですね。で、2年前に1回試写会で観てるんだけど、結構新鮮に観れた。『THE FIRE ARTIST-炎の声-』も観た後だし。

もう何年前か忘れたけど(6年前?)、僕が『Revival Blues』のポスターを描き終わったぐらいの頃に、ちょうどこの『KAMATAKI-窯焚-』の撮影に入るべくクロード・ガニオン監督が信楽の現場に着てたので、仕上がった絵を持って行ったんだけど、その時に実際の窯とか建物とか現場を見せてもらってたので、「あ、知ってる!知ってる」ってとこが映って、クロード・ガニオン監督が撮るとこんな世界になるのか〜って差が分かっておもろいです。おまけに劇中には、『Revival Blues』のポスターが背景の壁に貼ってあって(前に観た時のことを忘れてたので)で、そやった!とビックリしてニヤけてしまった。
映像的にも信楽の自然の緑がや川の色味が良い。個人的に(画的に)良いなと思たのが、軽トラのフロントガラスに映り込む木々が、(車が進んでるので)下から上に流れていくんだけど、その画が前にも思ったけどカッチョイイ。あと、信楽焼のぐいのみで呑むお酒がまた、美味そうなんだ。

陶芸の技術や作品の説明を、”どや!”っていやらしく押し付けてこなく、その奥ゆかしさの精神が、陶芸とクロード・ガニオン監督の見せ方と相俟って良い効果になってるような。そして、陶芸というモチーフということで、淡々と話は進む(炎は劇的に変化するけど)んだけど、最後は中々ドキッとさせられる。どう説明していいのか分からないが、窯とは別に人間ドラマの部分で何か”怖さ”を感じたというか。もちろん怖い映画ではないよ。なんていうか、”うぅ〜〜〜わ。。。ひえぇぇぇ〜〜〜!”的な。まぁ、観ないと説明できませんが。
あと、誰が撮ったか伏せられてこの映画を観たとしても、クロード・ガニオン監督が撮ったって分かる自信あるかも。もちろん全部コンプリートしたわけじゃないけど、監督の好きな画や撮り方が何かちょっと分かるというか。まぁ、素人の目線からですけど。
普通に良かったッス。

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『KAMATAKI-窯焚-』

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滋賀会館シネマホール

”たんたんたぬきの ぶ〜らぶら〜”がお出迎えです。
この劇場初めて来たけど、密かに交通の便的にみなみ会館より近いです。

『フローズン・タイム』DVD

待ちに待った『フローズン・タイム』のDVDが出たので購入。
この映画は、イイ!!

男子目線なので、女子の人はどう思うか全く分からないけど、かなり男子心を鷲掴みしてくる。
主人公が美大生で絵描いてるってのもシンパシーを感じるし、なんせ(前にも書いたけど)エミリア・フォックス演じるシャロンが滅茶苦茶タイプ!(ちなみにジャケの女の人はシャロンではない。)かなり魅力的です。
その他の登場人物のキャラがまたイイ。スーパーの従業員もドリフのメンバーみたいだし。色んな要素があってイイね〜。センスもイイ。
あと、劇場では ぼかし 入ってなかったけど、DVD版は ぼかし 入ってて、ちょっと損した感みたいなのがあるけど。
しかし、この映画、今年一番気に入ったかも。たまらん。

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『フローズン・タイム』予告編