『ハーフェズ ペルシャの詩』

アボルファズル・シャリリ監督『ハーフェズ ペルシャの詩』を観る。
麻生久美子さん海外進出初作品。勿論その麻生久美子さん目当てだ。

最近麻生久美子さんが好きだという事を認知(以前は気になりつつも、これは好きとかではない的な、自分の感情を認めなかったが。最近やっぱイイと完全に認めた。この”認知する”という行為は結構大きい出来事かも。)したので、公開当時このチラシや予告の雰囲気から、多分退屈なタイプの映画で、観る事はないだろなぁ〜と思ってた作品。

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『ハーフェズ ペルシャの詩』(2007年/イラン・日本)


で、結論から言うと、麻生久美子さんちょっと(鳥取風に言うと、ちょっこし。ゲゲゲの影響ね)しか出てこん!!ということで。
話の方は、詩的というかイスラムの宗教や文化なんかが、何の事を言ってるのかボ〜っと観てたら頭に入ってこないかも。心情的な部分と宗教的な部分とどっちのニュアンスなのか、話が進んで行って分かるので、え?そんなシーンあったっけ?と思って(DVDなので)巻き戻すと、あ、ホンマや!なるほどね。と分かるし。後から整理すると凄い単純な話だけど、劇場でボ〜っと1回観ると、う、う〜〜〜ん。。。的な微妙な感じになってたかもしれない。ふわっとしたことは解るが、がっつり理解するには2,3回観ないといけないが、話の退屈さ的にそれはちょっこししんどいかもしれないね。

濃い顔立ちのイスラムの人らの中に、日本人でもあっさりめな麻生久美子さんが入ると若干の違和感はあるし。(別に差別的な意味じゃなくね)。が、イランの乾いた大地に鮮やかな衣装に対して、オリエンタルな麻生久美子さんの白い肌が妙に合ってはいる。単体で映る分には。
何だろ?イラン料理を食べに行って、コース料理の中に味噌汁が付いてて、パッと見”えっ?”となるけど、意外に合うなぁ〜みたいな感じ?そんな状況ないから分からんけど。とりあえずこれは誰がやってても難しいとは思う。当初持ってた印象通りの作品かな。

・『ハーフェズ ペルシャの詩』
・『ハーフェズ ペルシャの詩』Trailer

『おと な り』

熊澤尚人監督『おと な り』を観る。勿論麻生久美子さん目当てだ。
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お、チラシ2種類持ってた。下は観音開き出来る仕様。

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『おと な り』(2009年/日本)


オダギリジョーやジャニーズ系の人の映画は、何かしゃら臭いというか避けがちだったけど、麻生久美子さん出てるのはチェックしていこうかな。
ちゅーことで、映画の方は中々好きな色味と良い風合い。
話の方は、そんなことあるかいや的な感じ(逆になかったら物語にならないけど)だけど、まぁ、ああなって良かった良かったって感じですかね。運命と言っちゃえば済んじゃうね。

”音”を大事にしてる感じの映画で、部屋の中での音は常に壁に耳を当ててるみたいな音の演出。メロンパンの袋の音も凄い聞こえる。エンドロールは中々ニクい演出だよね。ちょっと聞こえ過ぎだけど、そこはファンタジーということで。谷村美月さんのコテコテ大阪弁キャラは中々イラっとくる感じかな。いや、役柄がね。”も〜〜!頼むから帰ってくれ!”って思うよね。串カツ美味そうやったけど。
あとはSONYのカメラのプロモーション色強いのがちょっとやり過ぎだけど、でも全体的にイイ雰囲気だった。すなわち麻生久美子さんはイイ!ってことですかね。ちょっとハスキーがかった声もイイんっすよね〜。

・『おと な り』
・『おと な り』予告篇

『HOUSE』

大林宣彦初監督作品『HOUSE』を観る。
すっげー!なコレ。井口監督がちょいちょい着てるTシャツデザインが何なのか調べてたら、この『HOUSE』に辿り着く。(大林監督も着てるし

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『HOUSE』(1977年/日本)


1977年(僕がまだタンパク質にもなってないぐらい?)の作品で初めて観たけど、今観ても斬新!アングラ的でもありアイドル映画でもあり、このセンスや質感は今狙っても撮れないはコレ。おもろいな。
登場人物の女の子の名前が、オシャレ、ファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーって、それだけで鷲掴みされる。個人的にファンタ(大場久美子さん)が好みかな。
とにかく映像や音楽の演出が素晴らし過ぎる!これはたまらんなぁ〜。

・『HOUSE』
・『HOUSE』Trailer

『ザ・カイドウズが高松街道を行く!!』DVD

ポストを見ると謎の小包が押し込まれてた!差出人は滲んで読めなかったので、恐る恐る開封してみると、、、おお?!こ、ここ、これは?!
はうぁ!ままま、まさか〜!!!

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ザ・カイドウズ 1st DVD『ザ・カイドウズが高松街道を行く』
(一般流通していない?)

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そう!あの!あの伝説の股旅ユニット・ザ・カイドウズ田岡和也+小林聖一)が高松街道、丸亀町商店街ドームからこんぴらさんまでの八里(32km)を歩いた手作り感満載ドキュメンタリーではないか!!


ってことで、はやる気持ちを抑えつつ早速観てみたけど、、、ゆるい!
ゆるいなコレ。つっこむところが多過ぎる!!
カイドウズ2人とカメラ1台のみなので、常に映ってるのは1人だけだし、片方がボケても、もう片方が撮るのに必死でスルーしまくりで、変な空気が流れて観てる方も気まずい気分になるというか。(ボケた後スパッと切ればいいのに、変な余韻を残すから、観てる方が何か恥ずかしくなる)が、その変な空気が段々面白くなってくる。
あと、股旅スタイルなので、行く先々で色んな人が声を掛けてくるけど、2人のキャラ設定がふわっとしたものなので、声掛けたもののふわっとしたやり取りになってしまって、これまた観てる方もふわっとしてしまう。
うどん食っても、「美味い」ぐらい言やぁいいのに、普通に無言で流しこんでて、ある意味リアルで美味そうだけども〜。あと、おもっくそ赤信号渡ってるし!

そして、道筋や今どこまで来てるとか全く説明がないから距離感やしんどさが伝わりにくいかも。それこそ田岡絵で地図を合間合間に入れてくれると親切かも。多分、この2人の他にもう1人撮る役の人がいた方が旅に専念出来ると思う。道中で変な落とし物や看板等、おもろいモン発見するセンスはあるんだけど撮りっぱなしで、フォローがないし。2人でカメラ1台の編成上現場では仕方ないのかもしれないので、後からコメンタリーというか座談会的な2人の客観的ナレーション(つっこみや、言い訳、裏話的な)や字幕で補足したらもっと良くなる気もしたり。途中何度かあるPV風のダイジェスト部分は中々盛り上がるね。

でも、序盤は探り探りだったけど、旅が進むにつれ遊びや余裕、開放感(トランス状態)が出てきて撮り方も工夫しだしてきたりと、旅を通じてカイドウズの2人が”ひとつ上の男(by上野クリニック)”に成長していく記録でもあるので、回を重ねるごとに、キャラやルールが固まってくのかもしれないし、これはパイロット版的な、vol.0的な逸品かもしれないね。後々本数が増えてって見返すと別の面白さが出てくるだろうし、色んな街道を行って欲しい!四国八十八箇所や行く行くはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路なんかも!
そんなザ・カイドウズ成長記録的逸品です。今後の動きが楽しみなユニットだ!

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↑このビジュアル、凄いイイじゃないですか。
”ザ・コブラツイスターズ”ニューマキシシングル発売!みたいな。

っていう、辛辣な意見で斬って良いとのことだったんだけど、
田岡くんどうだろうか?

『ダメジン』

三木聡監督『ダメジン』を観る。
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『ダメジン』(2006年/日本)


全然ネガティブな観方をしてないけど何か入り込めんかった。
これも小ネタや細かいところを作り込んでて、それがびっちり詰まってて全然ゆるくない。そういう狙いや作風なんだろうけど。個人的にダメな人の映画好きだけど、これはポジティブ過ぎるなダメな人らだなぁ。みんな全力でやってて脱力系ではないね。狙いまくってる感がちょっとしんどいけど、2周目観たらだんだんおもろなってきたかも。温水洋一さん絡みのシーンはおもしろい。他の役者さんもみんな豪華で個性的で嫌みがある人はいないし、各々が自分の仕事をしてはる。個人的にクスっとくる笑いではないけど、3周4周と観返すともっとおもろなってくのかな。他の三木作品も何本か観ていくと、小ネタやお約束なんかも分かってくるのかもしれないね。

『亀は意外と速く泳ぐ』の予告篇が付いてて観たけど、これも何かしゃら臭い空気を感じて手が伸びにくいかも。『時効警察』は麻生久美子さんが一枚のっかってるので観れると思うが。

・『ダメジン』
・『ダメジン』予告篇

『イン・ザ・プール』

三木聡監督『イン・ザ・プール』を観る。
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『イン・ザ・プール』(2004年/日本)


んん〜〜〜〜〜、どうだろ。2004年の作品ということで若干古さも感じつつ、あんまりグッと来なかったかなぁ。松尾スズキさんや、きたろうさんは放っといてもおもしろいんだけど。他の人は何だろ、シュールに笑かしたろ感が強くて、小ネタや細かい部分も作り込んでるんだけど面白くかったかも。悪くはないんだろうけど、個人的に面白いと感じる部分の趣味とちょっと外れてるのかもしれない。

あと、原作は読んでないんだけど、観ながらちょっと前に深夜アニメで『空中ブランコ』ってのと話が似てるなと思ったら、同じ原作の人なんですね。なのでかぶる話もあったけど、そのアニメが最初の3話か4話ぐらいまで頑張って観たけど、1コも面白くなくて絵や演出(実写や絵で紙人形劇みたくしたり、安いサイケな感じとか)の悪印象があったので、その嫌なイメージに今回引っ張られちゃったのかもしれないが。
”M&M’S”的なカラフルなチョコを各色で分けてたのは良いなと思った。
2回目観るのは、ちとしんどいかなぁ。あくまで個人的な趣味だけど。
コメンタリーで、井口監督の話がチラッと出てたね。

・『イン・ザ・プール』
・『イン・ザ・プール』予告篇

『ロボゲイシャ』DVD

遂に遂に出ましたよ!井口昇監督『ロボゲイシャ』のDVD!
これが家で好きな時に何度でも観れるのが嬉し過ぎる!(結局劇場では4回観た)Amazonで買ったのだけど、『吸血少女VS少女フランケン』に続きタワレコ特典があったのがミスってしまったが。。。20100407.jpg
『ロボゲイシャ』(2009年/日本)


毎度の事ながら高橋ヨシキさんのデザインがたまりませんね!
そして、井口監督作品は本編はもちろんのこと、DVDでのコメンタリー、メイキング、スピンオフが魅力です。(なので、レンタルより絶対に買った方がイイ!)

ええ?!血がたくさん出るんでしょ?!的な食わず嫌いな人が多いかもしれないが、本質はそこだけじゃなくもっと深いところにあって、笑わせるとこは笑わせるが泣かせるとこは泣かせるんです。それに、この『ロボゲイシャ』はそんなに血が出ないよ(ちゃんと映倫通ってるよ!)
それに低予算ながら、凄いプロフェッショナル達(造形・VFX・アクション等)が、井口監督の人柄・脚本の魅力のもとに、おもしろいものを作ってやろう!的なノリの採算度外視で作ってて、その惜しげもない感がたまりません。これは『片腕マシンガール』同様、何回でも観れるし、当分BGV的に流しっぱなしになりそうだ。

あと、コメンタリーだけど、
井口監督・木口亜矢さん・長谷部瞳さんのガールズトーク・コメンタリー(井口監督はガールズトークに持っていきたいんだけど長谷部さんがきっちりまとめようとしてる変なやり取りもいいです)ももちろん良いんですけど、色を変えてもう1本西村さん鹿角さんデモ田中さん、亜紗美さんら辺のぶっちゃけたバージョンのと2本あったら、良いのになぁ〜と思いつつ。
スピンオフは、アクション監督・鈴村正樹さんが主役みたいな感じでおもろかた。ミスロボゲイシャグランプリの村田唯さんも色っぽいね。
こりゃ、買いですは!

・『ロボゲイシャ』
・『ロボゲイシャ』DVDサイト
・『ロボゲイシャ』Trailer

『純喫茶磯辺』

吉田恵輔監督『純喫茶磯辺』を観る。 20100406.jpg
『純喫茶磯辺』(2008年/日本)


あんま惹かれない雰囲気(空気感)の映画だけど、麻生久美子さんが出てるので観る。宮迫さん(関東弁が気色悪い)にしろ吉本系の人が複数出ると、何かちゃっちくなるというかしゃら臭くなるね。そして、個性派系の人を色々出してダメな人のおもしろさを狙ってるんだけど、何か空回りしてるし、話的にも深みがなくて薄っぺらい。役者さんは各々の演技をちゃんとしてはるんだけど脚本や演出が薄いのかも。ダサいセンスの喫茶店の内装も、やりたいことは分かるがコントのセットの様な空気感で何かダサさがズレている。チラシや予告からあんま惹かれなかった予想通りの内容かな。全体的に安直過ぎるかなぁ。

ただ!麻生久美子さんは無茶苦茶魅力的!でも美人な人に変なことをさせる、ダメ人間な役をさせる趣旨で、シュールな感じを狙ってるんだけど、如何せん脚本がダメな気がする。鼻血出したシーンは良かった(女子が鼻血出すの何かイイよね)。麻生久美子さんは決まった設定を言われた通り演じてはるんだと思うけど。ということで、
結論は映画は薄っぺらくて良くないけど、麻生久美子さんは魅力的!というとこですかね。

・『純喫茶磯辺』
・『純喫茶磯辺』予告篇

『スーパーカブ』・『スーカーカブ2 激闘編』

テレビで深夜二夜連続でやってた室賀厚監督『スーパーカブ』
『スーパーカブ2 激闘編』を観る。
1だけチラシ持ってた。(って言うかよう持っとったね。)

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『スーパーカブ』(2007年/日本)

つっこむところ多過ぎだけど、それは無粋というか。
漫画みたいな設定だけど、まぁ、楽しい感じ。カブで蕎麦屋の配達をするんだけど、昔コミックボンボンでやってたもとはしまさひで先生「V8キッド」を思い出した。何かピザ運んでた話あったかも。


『スーパーカブ2 激闘編』
(2008年/日本)

1は、説明回でもあるし、まだカブ感はあったけど、
2は改造が増えてて「トランスポーター」「Taxi」みたくなってるよ!色々爆発したり。海外のアクションと違ってちゃっちいんだけど、そこは日本特有の”特撮”感で対抗してるかな。な?
まぁ、つっこむとこ多いけど、憎めない感じかな。なんぼでも続編作れそうだし、シリーズ化出来そう。

・『スーパーカブ』予告篇

・『スーパーカブ2 激闘編』予告篇

『首都圏からややはずれた海岸物語~早春、少女と地引き網』

市野龍一監督『首都圏からややはずれた海岸物語〜早春、少女と地引き網』を観る。
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『首都圏からややはずれた海岸物語〜早春、少女と地引き網』(2009年/日本)


ドグちゃん
こと谷澤恵里香さんが出てたので借りてみる。
関東でアイドリング!!!というアイドルグループ?番組?の人(関西では目にしないので全然ピンとこないけど)だし、パッケージ的にもゆるいアイドル映画なのかと思ったら全然違って、想像以上におもろかった。ゆるいけど、小ネタやセリフの密度が濃く良く練られてる。他の出演者もほとんど知らない人らだったけど、どの人もキャラが濃く前に前に出てて個性的(スベってない)。
タイトルや予告の印象からストーリーが全然読めないし、何か起こってるようでよく考えると大した事件は起こってないけど、各々のキャラや演技で画面が保ってて、中々楽しめた。劇団系の人らなのか?どんどん攻めてくる。現場も楽しそうだし。藤咲マコトさんも良かった。
また、コメンタリーやメイキングも付いてて、こういうの嬉しいよね。
ドグちゃんファンは観たら嬉しくなると思う。うん、おもろかった。
『ピョコタン・プロファイル』につづき、これも欲しいかも。


・『首都圏からややはずれた海岸物語〜早春、少女と地引き網』
・『首都圏からややはずれた海岸物語〜早春、少女と地引き網』予告篇

『しあわせのかおり』

三原光尋監督『しあわせのかおり』を観る。
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『しあわせのかおり』(2008年/日本)


ちょっと弟子になるまでに溜めと、弟子になってからの修業の描写も結構短いような気もしつつ。でも子供や若者対師匠ではなく、結構良い大人(中谷美紀さん)対師匠(藤竜也さん)なので、激しい根性ものにはならないのかな。大人の師弟関係という感じで、恋愛でもない親子と師弟の間の様な不思議な関係。ちょっと、クロード・ガニオン監督『窯焚-KAMATAKI-』を思い出した。って言うか本編前の新作情報で『窯焚-KAMATAKI-』予告編が入ってた!藤竜也さんは渋いッスね。
後は、
とにかく腹が減る!中華が食べたくなる!観ながら唾液が止まらないし、
これ劇場で観てたらその日は100%中華行くは。
”トマト卵炒め”作ってみよっと!

・『しあわせのかおり』

・『しあわせのかおり』予告編

『チェスト!』

松下奈緒さんの連続テレビ小説こと『ゲゲゲの女房』始まりましたね。
チェストーーーーーッ!!
ってことで、雑賀俊郎監督『チェスト!』を観る。
そう、松下奈緒さんのあの鹿児島の遠泳のやつだ。

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『チェスト!』(2008年/日本)


松下奈緒さんが先生役なんだけど、そんなもん教わりたいは!
ということで、それはおいといて。前に鹿児島に行った時凄い楽しくて食べもんも美味し凄い良い印象だったので、また鹿児島行きたくなる。で、主人公の少年が終止何かエッセイストの黒木仁史(鹿児島出身)を連想しちゃって変に感情移入しちゃったかも。

話の方は、まぁベッタベタで漫画の様な演出で安心して観れたかな。複数のキャラのそれぞれの思いやトラウマの風呂敷を広げて、それをそのままひねらずに出した順番にキレイに閉じていく様な感じで、この監督(他の作品は観てないけど)あんま器用ではない人だなという印象。表現的にアニメの方が良いのかな?と思ったり。夏休みに子供に観せると良いかもね。鹿児島行きてー!

・『チェスト!』
・『チェスト!』予告編

『eiko』

加門幾生監督・麻生久美子主演『eiko』を観る。(後日チラシ発見) 20100328a.jpg
『eiko』(2003年/日本)


麻生久美子
さんのこのパッケージに惹かれて観る。
そんなヤツおらんやろ的な色んな人に騙されまくりのエイコ(麻生久美子さん)だけど、後半急に色が変わってもう騙されない!ってなるけど、いやいやアンタ、あんなけ騙されといと今頃?!というかもっと早い段階で気づきなさいよ!的な(そうなったら話が始まらないんだけど)感じだけど、最後はああなって良かった良かった。阿部サダヲさんもこの人は役者として完璧だ。南果歩さんもおもろい役やってたし。そして、麻生久美子さんイイっすねぇ〜。声がまた魅力的なのかな。鶴田真由さん系の。ドキュメンタリーのナレーションとかやって欲しいかも。

・『eiko』

『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり!スペシャルムービー・エディション』

阪急うめだ本店2Fバッグ売り場で、”BARCOS×digmeout”なるコラボバックが販売されてるとかでこそっと見に行く。そう、あのCHO-CHAN河本詩織さん and 大谷リュウジ氏の例のアレだ。そう、ソレソレ
何か細かい仕事してて、相当な凝り具合だ。こそっと見てたら、店員さんが色々丁寧に説明してくれて、なんでも明日(28日)大谷先生来店されるとからしいですよ。大谷リュウジファンは阪急うめだ本店へ集合!
詳しくはCHO-CHAN Blogで!!


そしてそして!!
待ちに待った!井口昇監督『古代少女ドグちゃん』劇場版『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり!スペシャル・ムービー・エディション』舞台挨拶テアトル梅田まで観に行く。
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『きょー れつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり!スペシャル・ムービー・エディション』(2010年/日本)

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お!土偶ビキニが展示されてる!


そして、本編の方は、
”ドグちゃんまつり”ということで、冒頭のオープニングテーマが、和風アレンジに!例えるなら武藤敬司の入場曲”TRIUMPH”グレート・ムタの”愚零闘武多協奏曲”にアレンジされた的な感じ?で興奮する。

事前情報の通り、前半がTV版ダイジェストでその合間合間に新たな追撮部分、小ネタを挟んでの西村喜廣監督の「パイロット版ドグちゃん」(ドグちゃん役は井口作品常連の亜紗美さん。これはTV版を撮る前に企画・プレゼン用に作られたもので、西村さんのいつものテイスト過ぎてボツになったもの。これはちょっと放送しちゃマズイんじゃないか的なことになったらしく、谷澤恵里香さんをヒロインに作り変えたのがTV版。

なので、TV版は観てるしDVDも持ってるので、おさらい的な感じなんだけど、パイロット版が凄い!一応ドグちゃんやドキゴロー、マコトに父さんは出てくるけど、それぞれの性格や年齢が全然違っておもしろ過ぎる!もちろんこっちが先に出来てるんだけど、なんかTV版のパロディでフザケてやってるような、変な逆輸入な感じ。それが劣化ではなく、パラレルワールドの別のドグちゃんの可能性な感じ。(バック・トゥ・ザ・フューチャー2でビフが博打で儲けた未来的な)
TV版の壮大なフリがあって。パイロット版を観ると無茶苦茶おもろいです。パイロット版はパイロット版でアリですは。凶暴でエロくて。本編と間違い探し的に比べてみると最高だ。この編集具合もさすが井口監督です。
そして、生ドグちゃん(谷澤恵里香さん)カワイかった!亜紗美さんも吹っ切れてた!井口監督&西村監督のフンドシ隊も初めて見れて感動しちゃった。

そして、入場ギリギリに着いたら、井口監督と西村監督がサイン会してたので、あ、上映後もあるんだろなと思ったら大人の事情でなくて残念。『ドグちゃんドキドキBOX』上下巻も持参したのに、非常に残念。。。
東京はもちろんのこと、名古屋のシネマスコーレさんでは井口監督やSPOTTED直井さん周辺の映画に凄い力を入れてて、(テアトルさんでは難しいと思うけど)大阪や京都(みなみ会館さん!でも、名古屋と違って、京都は上映順的に先に大阪なんだろうし難しいね)でも力入れて欲しいっす!

・『古代少女ドグちゃんまつり!』
・『古代少女ドグちゃんまつり!』予告篇
・パイロット版 予告篇

・「総統閣下が古代少女ドグちゃんにお怒りです」

『マーターズ』

パスカル・ロジェ監督『マーターズ』を観る。
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『マーターズ』(2007年/フランス・カナダ合作)


凄いらしいとは聞いてたけど、なるほどきっついなこりゃ。
詳しいストーリーやタイトルの意味なんかを知らずに観たので、全く先が読めなくて、これ完全に無理やん的な状況だったんだけど、ああ、そうなりますか〜的な感じで、引き込まれる。(もちろん現実でのこういう事は肯定しないよ)
しかも、精神的にも肉体的にも痛いんだけど、急に何かが飛び出してきたり的(「屋敷女」とか)な瞬発的に防御しながら観ないといけない感じでなく、じわじわヒドい(不条理な)事をしてくるので、視覚的に観れちゃう(観せつけられちゃう)というか。
精神的な追い込みようも絶望的なんだけど、後半急に音楽が変わって開眼したような?人間の極限を超えてしまったような演出がキレイに?描いてて、脳が混乱し不思議な感覚になる。ヤバいことはヤバいんだけど、未体験な感じなので思ったほど気持ちが落ちなかった。とは言え、あんまホラーやスプラッターなんか痛いのは得意ではないし、現実社会ではそんなの観たくはないですよ。映画としては良く出来ていると思う。

そして、観終わってコメンタリーを観ると、バタリアンズ井口昇監督・山口雄大監督)+清水崇監督だったので、何とか救われた。個人的にバタリアンズは雄大監督の方がよくしゃべる(井口監督が遠慮してるような?)ので、あんま好きくない。井口監督と清水崇監督で聴きたかったかな。

・『マーターズ』
・『マーターズ』Trailer

『東南角部屋二階の女』

池田千尋監督『東南角部屋二階の女』を観る。
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『東南角部屋二階の女』(2008年/日本)


劇的な事件が起こるわけでもなく、淡々とした系のタイプの映画だけど、どこかの街で(どこの街でも)人知れず起こっているような小規模なドラマ(当事者にしたら大きな出来事)。こういう系の映画もイイね。深夜静まり返ったなかで観るのに向いてるというか。
ちょっと画質が荒かったけど、映像はクラシックな照明や色調で柔らかい印象。出てる人もイイね。西島秀俊さんや加瀬亮さんが出てる系の映画は雰囲気良いですね。塩見三省さんも渋い。
アパートの壁に穴が開いてたのは、西島秀俊さん主演の『真木栗ノ穴』を思い出した。

・『東南角部屋二階の女』
・『東南角部屋二階の女』予告篇