neutronですっかり恒例となった『今月の池田』(12月)を観る。『先月の池田』(11月)は10年、100年単位の時間経過意識したレディ・メイド作品でしたが、今月はさらにつき詰めて森羅万象の領域にまで達してましたね。普段興味ない絵だと1、2秒で(無意識に)視線を外すけど、これはチラリズムの効果を用いていて、”ん?これなんだ?下に何があるのだ?どういうことなんだ?”的な観る人が推理してじっくり観る(分析)するので、そういう意味で意識を操作される様な行動を起こさせるような作品ですね。果たして今後どうなっていくのか?!『来月の池田』が楽しみですね。
小原剛監督『ゴスロリ処刑人』のDVDが遂に出ましたね。これが家で観れるようになって嬉しい。
『ゴスロリ処刑人』(2010年/日本/88min)
これは、劇場で観ておもしろかったので2回(1回目、2回目)も観に行ってしまった作品。
井口昇監督『片腕マシンガール』以降、その手のガールズアクションもの(制服で日本刀振り回したり)がいっぱい出て来たが普通によくないのが多かったけど、これは”ちゃんとおもしろい”です。
前にも書いたけど、個人的に特にゴスロリにひかれる方ではなかったし、特殊造形の西村さんやVFXの鹿角さんが絡んでるので、一応観ておこうかな的にみたら予想外におもしろかった。ゴスロリ要素もよくあるヴィジュアル系バンド的なゴシックゴシックしたしんどい感じでなく、ギャグ要素も沢山あってどれもおもしろいし、敵キャラがみな個性的でどの人もキャラが立っている。
そして、監督の小原剛さんはアクションの人なので、アクションがスゴい!!特典で映像コンテが付いてたんだけど絵コンテ以上にヴィジョンがはっきりしてはるんですね。そして、『古代少女隊ドグーンV』のドジちゃんこと桃瀬美咲さんがコテコテのコギャルをやってて、それが全然ドジちゃんのキャラと違ってこっちはこっちでスゴいアリだし、この当時16歳でものおちしない演技(ドジちゃんも)はスゴいと思います。うん。ドジちゃんファンも必見ですよ!
・『ゴスロリ処刑人』
・『ゴスロリ処刑人』予告 ツイステッド編
・『ゴスロリ処刑人』予告 ストレート編