柔術家作り…34

左手を着ける。このあたりから、マラソン選手のランナーズハイじゃないけど、イラストレーターズハイ?になってくる。描き続けていると、ある瞬間から上手いこと言えないけどスーパーマリオでスターを取ったような無敵状態になるというか、何を描いても上手いコトいく凄い状態になるんですね。絵が7〜8割位上手いコトいってくると毎回訪れるんです。朝方とか。それがまた絵描いてて、たまらない瞬間なんですけど。俗に言うZONEに入ってんだと思います。”ZONE”について調べてみると「フロー状態」とも言うそうで、これは「実力をフルに発揮できる理想的な心の状態」のコトを言うそうです。最高に集中していながら、同時にリラックスしている状態。自分がやっている作業に強く没頭して、時間の経過や周りの様子がまったく入ってこない状態だそうです。心理学では「フロー」の方をよく目にしますが、スポーツ選手は「ゾーンに入る」って表現してますね。『最高の自分を生きる・達人たちに学ぶ「zoneに入る」生き方』http://item.rakuten.co.jp/book/3588271/

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柔術家作り…31

ちょっと首の長さが気になったので、数mm詰める。『新・風のロンド』はいよいよ第2部山場で、ホントはらはらしましたが、夏生と英明さんが夜中物置きで密会してるところに、怒った麻美が押し掛けるシーン。麻美が、あっちゅー間に物置きに辿り着いて一気に物置きの戸開け過ぎたので、もっと「わぁぁ!!見つかる!!」って溜めが欲しかったなぁ。怒り狂った麻美が迫りくる廊下のカットがあれば、もっとハラハラ出来たのに。。。http://www.tokai-tv.com/kazerondo/

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柔術家作り…26

で、合わなかった部分を埋め、さも何もなかったかのように振る舞う。(おお〜〜、パッと見全然分からへん!)それから、元々ボクは不器用な人間なワケで。。。受験生の時なんか試験でデッサンが必要不可欠なわけで美術研究所でデッサンを習ってたんですが。モチーフを何個も組み合わせて描くんですけど、おもっきり描き込んでから、描いたモチーフが同じ面に載ってなかったり、数cm位置がおかしかったりして。。。(はい!致命的です。)しかし、それを消しゴムで消そう(重複?)もんなら画面がコテコテの真っ黒(いや、この時点ですでにコテコテの真っ黒。。。)になってしまうので、その都度「これ切って動かせたら簡単やのになぁ。。。」とばっかり思ってたので、そういう願望(鬱憤?)もあったのかもしれませんね。

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柔術家作り…25 合体!!

まぁ、Macを使えばもっとキレイに簡単にちょちょちょっと出来るんだろうし、今なら出来きないことはないけど、切り始めた当時はMacをあんま使いこなせてなくて、手でやった方が早いって状態だったんですね。それに、元々は隠ぺい工作で始めた手法(手法ってほど大したコトしてないが)だったのですが。最初は一枚の紙に一枚の絵として描いてたんだけど、ある人物を描いてる時に顔が上手いコトいって、そのまま身体描いたら失敗してしまったんですよ。絵の具なら上から潰せるけど、マーカーなのでそうはいかない。それで別の紙に一から同じ顔を描こうとしたら、どうしても最初に描いた顔(身体失敗した方)に勝てなかったので、仕方なく上手いこといってる顔の失敗した身体を切り取って、新しい身体を付け換えたのが始まりですね。ホントにバレないように、って感じでした。

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柔術家作り…24

よし、切っちゃえ!背景のある一枚の絵ではないので、切って間を詰めればいいのだ。(おおお〜〜!!便利〜〜っ!!)あまり大きな声では言えないけど、よくあることで言うなれば切ってる数だけやり直してるといっても過言ではないのだ。切ってる部分に歴史アリなのだ。

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