この”手に持てる”感がイイ。

密かに、こんなモンあったり。何年か前に作った、”京都市美術館”。もちろん、コレも切り絵で全部パーツを組み合わして作ってます。自分で言うのも何やけど、今見ても結構イイんちゃう?コレ。建もんもイケるね〜。うん〜。コレも当時、作った後に本物の京都市美術館を見たら、”うわ!自分の絵が実写化された!”的な不思議な感覚になったのを憶えている。って言うか今回も原画をず〜っと見て、実写の画像見たらまた同じ感覚になった。

『京都市美術館』

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ナンシーができるまで…..15

普段切り絵にしてるので、こういう時はその部分だけを取り替えるという利点があるのだが、眉毛や微妙な表情などデリケートな部分は直に描いてたりするので、眉毛を数mm上げるのに、逆に大掛かりな事になってしまうのだ。ってことは、次回から眉毛も別パーツで作った方がいいのかなと。まぁ、状況によりけりだがやり方を考えなあかんかなと。で、差し換える。リアルな話をすると、切り絵で差し換えが利くものの、しっかり貼付けたりしてると、貼ったり剥がしたりを繰り返すと紙に負担がかかるので、極力避けた方がいいのだが、顔にメスを入れる判断の方が作品的に良くなるのであれば、そっちを選択するかな。ま、切り貼りの数だけ、やり直してると言っても過言ではない。ちなみに、(ここだけの話)実はこのナンシーの前に別のナンシーを作ってたのだが切り貼りを繰り返し過ぎて、180Kのケント紙が厚い部分で8層、9層とカチンコチンのガチガチに重ね過ぎて修復不可能な状態に。。。っていう失敗もあったりしつつ。そんな裏話もあったり。

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ナンシーができるまで…..14

で、すでに文庫本を購入されてる方はお気付きだと思うが。(まだの方は、急いで!)現段階のと表紙の完成系のと比べると、表情が違うのだ。(現時点のは)右の眉毛(ナンシーからしたら左眉)が下がっていて、複雑な心境を出そうと思ったのだが、ちょっと睨んでるようなメンチ切ってる様な(プライベートの長介的な)感じにも見えるので、顔部分を一からやり直す。

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