『クヒオ大佐』

吉田大八監督『クヒオ大佐』を観る。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
『桐島、部活やめるってよ』の監督ですね。

『クヒオ大佐』(2009年/日本/113min)


女性たちから約1億円をだまし取った実在の結婚詐欺師の話。
う〜ん、悪くはないけど、こぢんまりした印象だったね。もっと何か起こりそうな感じだったけど、あんまり起こらんかったね。実在の人物(を元に創作した)ってのもあるし、原作を読んでないのでその違いなんかは分からないけど、もっといけそうな感じかな。もしくはもっと90分位に縮められそうな内容かな。満島さんはこういう叫ぶキャラばっかり(それが求められてんにゃろけど)やね。

・『クヒオ大佐』
・『クヒオ大佐』予告篇

『怪談新耳袋 異形』DVD

井口昇監督の『怪談新耳袋 異形』のDVDが早くも出ましたね。
先日、京都みなみ会館で観たばっかりなんですけどね。地方の映画館の難儀なとこは上映日が遅いことだけど、逆に良いとこは劇場で観て良かった作品のDVDがすぐ出てくれることだね。(上映よりDVDが先出ちゃうのもあるけど。。。)

『怪談新耳袋 異形』(2012年/日本/92min)


ま、感想は前観た時ので。
とは言え、2回目でも面白かったし新たな発見もあったり。そして、井口作品はやっぱコメンタリーやメイキングが魅力ですよね。そのコメンタリーを聞きながら観ると、あぁ、そんな細かいこだわりがや演出が入ってたのか〜と関心とその独特の世界観にヤラれちゃいますね。いや〜、井口監督はやっぱ面白いしハズレがないね。
それと別に、本編は4篇からなるオムニバスで上映時間は計92分なんだけど、、、2話づつの2枚組(今回は2枚組セットだけどバラでも売ってる)で発売なんやね。1枚の上映時間約40数分。それプラスメイキングや舞台挨拶やインタビューが入ってるけど、1枚3,990円。2枚組DVD BOXで7,980円(Blu-rayは10,080円)と、高い!!!!!しかもインタビューは別日に収録した感じでなく、舞台挨拶後のついでにちゃちゃっと済ました感じ。アイドルだから忙しいのか?)しかも、ブックレットが付いてたけど、劇場公開時のパンフレットを縮小しただけで全然味気ない。。。ちょっと高過ぎだね。アイドルのそういう商法というか相場なのかね?全然1枚に収録出来る内容なのにね。まぁ、井口監督ファンだから当然買うし本編は満足だけど。何か大人の事情を感じるね。。。とは言え、メンバー中学生から最年長で高3なので、取り分け初々しさ以外、これ以上なんもないもんね。でも、あやちょはカワイイわな。

・『怪談新耳袋 異形』公式サイト
・『怪談新耳袋 異形』予告篇

・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」トークセッション
・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」和田彩花誕生日祝い!
・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」囲み会見

 

『恋はデジャ・ブ』

久しぶりにハロルド・ライミス監督『恋はデジャ・ブ』を観る。某エンドレスエイトや某魔法少女の映画を観た時に、この『恋はデジャ・ブ』を思い出すんだよね。

『恋はデジャ・ブ』(1993年/アメリカ/101min)


ストーリーは、主人公のビル・マーレー扮する人気天気予報官が、田舎町の祭りの取材に行きそこで、時間の迷路にはまり、朝目が覚めると毎回2月2日6:00と同じ日を何度も繰り返し抜けれなくなるタイムトラベルもの(ループもの)。このダサい邦題的にも出てる役者的にも中々キャッチーさに欠けるけど、これが名作なんだよね。こういうタイムスリップものは大好きだしワクワクするよね。(「時をかける少女」とかね)
当時観たのが吹替え版ってのもあるけど、吹替え版が観やすいし、吹替えの人がイイ味だしてるんよね。コメディ部分、ラブコメ部分もおもしろいし、それだけじゃなく嫌な性格だった主人公が段々変わってくし中々グッとくるし、これはエンターテイメントとして良く出来てるは。名作だは。

・『恋はデジャ・ブ』
・『恋はデジャ・ブ』Trailer
・町山智浩のアメリカ特電 第73回 ”啓蟄と『恋はデジャ・ブ』とニーチェ”

”WE MADE in Y.A.I 2nd”

川端二条下がったとこにある、garerie weissraumへ。そう、あの川端通り沿いにあるkanso(缶詰Bar)が併設してる白い建物だ。

この白い建物(garerie weissraum)、元々美術研究所(絵の予備校)だったとこで、僕も受験生当時通ってたとこなのだ。今は研究所はやってなくて、ギャラリーと缶詰Barをやっているのだ。

で、”Y.A.I美術研究所”って名前だったんだけど、そこのOB(僕は参加してないけど)の人らの展示があったので観にきたのだ。

外から剥き出しのギャラリー。

家原くんのドローイングがグッときたね。

ギャラリーは路面部分だけでなく、建物の奥にもあるのだ。
おっ!先日彦根のCaro Angeloさんでも展示販売してた、masaco.先輩夫妻も出展してますね。

誰か寝てますね。(これも作品)
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の初号機?!

で、同じ建物ないのkanso(缶詰Bar)へ。

今回のグループ展でも展示してる(作品の写真撮りそこねた)、川中くん
久しぶりにココ来たけど、なんと川中くんがオーナーになってたよ。

ここは生ビールが350円と安いのだ。発泡酒違って、ちゃんとスーパードライやで。

色んな缶詰あるね。

お!”だし巻き”の缶詰やって。(食べてないけど)
kansoのオリジナルなんやって。京都の老舗「吉田喜」さんとのコラボなんやって。

そんなわけで、懐かしい面々がぞくぞくと登場したりして、語らいあったのであった。

『生きてるものはいないのか』

石井岳龍(聰亙改め)監督『生きてるものはいないのか』を観る。

『生きてるものはいないのか』(2011年/日本/113min)


おもしろい!コレおもしろい!!
PVのようなオープニングで始まり、漠然と登場人物が徐々に突然死していくって話ししか知らずに観たので、どういうジャンルか分からず観たけど、なるほどコメディなのね。原作は元々、前田司郎さんの戯曲とのことで、セリフが滅茶苦茶練られてるね。ちゃんと面白かったし、役者さんの演技が凄い!あんま有名な人出てないし初めて観る人も多かったけど、妙にリアル(大学生っぽい)なんだけど、間やセリフの掛け合い、テンポが絶妙で、相当稽古したんちゃうか?というか舞台で何回もやってセリフが染み付いてるような演技で、イイ意味で劇団っぽい(狙ったイイヤらしさ、やり過ぎ感もなく絶妙)し。個人的に妊娠してた白石廿日さんのキャラ・演技(表情)が妙におもしろかった。あと、出てる女子がみんなカワイイ!知らん人ばっかりだけど、芸能人芸能人した感じでなくイイ意味で大学生っぽいカワイイ人らって感じ?
ハマる人はハマるし、ちょっとのズレでハマらない人はハマらないと思うけど、僕的には細い隙間にド直球のボールを通された感じだね。また、観る状況にもよるけどね。これを人から面白いで!って薦められたり世間的に流行ってたら構えてハードル上がるだろうし。個人的にそういうなんを抜きに観れたから良かったし、この映画に限らず僕は人に映画を薦めないし、逆に有名人のコメントとかあんなんまったく観ないし(コメント頼まれたら褒めるの当然やし)。ま、脱線したけど。
そしてこの映画、神戸芸術工科大学で撮ってるみたいだね。学生も参加してるみたいだし。芸工は昔受験で受けたけど、もう15〜6年前だし学内の様子は全く憶えてないけど。こういう学校とか大人数がいるシチュエーションだと低予算で人気が無さ過ぎるとしょぼくなるけど、今作は主要キャスト多いとは言え学校単位ではすくないけど、そこは全く気にならなかったね。また”生と死”を扱ってるけど、そこよりも会話劇の面白さが一番際立ってる作品だね。おもしろかった。個人的今年のベスト10入りだわ。これはDVD買いやな。

・『生きてるものはいないのか』公式サイト
・『生きてるものはいないのか』予告篇
・『生きてるものはいないのか』キャスト・インタビュー
・『生きてるものはいないのか』石井岳龍(聰亙改め)監督インタビュー

『キツツキと雨』

沖田修一監督『キツツキと雨』を観る。『南極料理人』の監督だね。

『キツツキと雨』(2011年/日本/129min)


とある山村(役所広司さんはそこで木こりをしている)に、ゾンビ映画の撮影隊だやってきて色々巻き込まれて、、、的な話。役所広司さんの映画!って感じだね。木こりの役だったけどちゃんとチェーンソーで木切ったり重機に乗ったりしてはったね。最初は、そんなヤツおらんやろ〜(そんなこと起こらんやろ〜)的なやり過ぎ感を感じでたけど、段々観入って最後はええ話やんみたいになって、全然友好的に観れたかな。ちょっとクサいっちゃぁ臭いけど、割とどの層にもウケる感じだろね。完成したゾンビ映画をエンドロールで観せないのが潔いね。ま、撮影風景で全然想像出来るクオリティの内容で、特に内容もないだろしそこは焦点ではないんだろね。DVD特典にも付いてないみたいだし。映画内で映画撮影場面(撮影機材やケータリング等)そのまま実際のものを転用出来るから都合良さそうだね。

・『キツツキと雨』
・『キツツキと雨』予告篇

『ダーク・フェアリー』

トロイ・ニクシー監督『ダーク・フェアリー』を観る。
『パンズ・ラビリンス』ギレルモ・デル・トロ製作・脚本の映画ですね。

『ダーク・フェアリー』(2010年/アメリカ・オーストラリア・メキシコ合作/100min)


1973年のTVムービー『地下室の魔物』のリメイクだそう。”トゥース・フェアリー”っていう子どもの歯や骨を主食とする妖精(欧米に伝わる話?)の話をミチーフに、古い屋敷に越してきた少女が地下室で封印を解いて、、、って話。
その”トゥース・フェアリー”だけど、小猿くらいの小さいのがウジャウジャ出ててくるだけで、それ以外凄いモンは出てこないね。最初は少女にしか見えず父親らは信じてくれない(妄想と思われて精神的におかしいと思われ)その感じと、バカ親父の感じがこの映画の事象とは別に、よくありそうな事でそこはおもしろいなと思ったけど。少女がポラロイドでバンバン撮ったり(逃げるだけじゃなく立ち向かったのが良かったね)、1匹仕留めて、主っきり証拠あるのに、そこ全然拾わへんし、(ちょっとネタバレあり)数はいたけど、小さいので人間の本能的蹴っ飛ばしたりするのが普通やのにやられっぱなしやし。人があの地下の穴に引きづり込まれてるのに何の捜査もせず塞いじゃうし。結構穴大きいのにね。ファンタジーって片付けたらしまいなんやけども。
子供の歯しか食わへん妖精(元々そういうモンなんやろけど)は、梅干しの種の中の”天神さん”しか食べないで生活するくらいピンポイントな主食やな。
う〜ん、もひとつやったかな。

・『ダーク・フェアリー』
・『ダーク・フェアリー』Trailer

『怪談新耳袋 異形』

京都みなみ会館で待望の井口昇監督『怪談新耳袋 異形』を観る。
やっと京都に来ましたね。

『怪談新耳袋 異形』(2012年/日本/92min)


いや〜、井口監督は女の子を可愛く(独特の)撮るのが上手いですね〜。
ただのアイドル映画でなく、ちゃんと面白い。ドジっ子要素だったり、絶叫時のポーズ(顔に手を当てて)だったり。井口監督が実演して演技指導してるのが目に見えますね。そして、井口監督はこういう女子のわちゃわちゃした雰囲気好きだね〜。井口監督自身が女子な部分があるし。途中まで、あぁアイドルだしそんな無茶出来ないんだろなぁ〜と思ったら、結構攻めてますね。井口監督BiSを撮って欲しいなとか思ったり。
話の方は、「赤い人」のもっちゃり感も愛嬌あって良かったし、個人的に「部屋替え」がおもろかったな。意外なオチが良かったね。最後のセリフも。で、全体通して2回出てきた”何がしたいの!”的セリフ、あれ間違ってないね。うん。面白かった。今回は井口組常連の役者さんが出てなかったね。
あと、和田彩花さんはカワイイわ。やっと18歳だけどもっとキレイになってくだろね。

・『怪談新耳袋 異形』公式サイト
・『怪談新耳袋 異形』予告篇

・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」トークセッション
・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」和田彩花誕生日祝い!(赤い人おもろいな)
・スマイレージ「怪談新耳袋 異形」囲み会見

”Caro秋まつり in えびす講”@彦根 2日目。

そんなわけで、急遽Caro Angelo平野さん家に泊めてもらって2日目の彦根。

街中にえびすさんの顔が。


イイ天気ですね。


朝から、平野さん家自慢の手作りカレーをよばれる。


ちゃんとスパイスから作ってる本格カレーですね。美味でした。


出展作家の松本寛司さんの木工ワークショップの準備も出来てますね。
店員オーバーで出来なかったけど、参加者の方が、お奇麗な女性ばかりでワークショップってアリやなぁ〜と密かに思ったり。。。(ここだけの話)


1階の花屋さんは平野奥様がされてるみたいですね。


オシャレな花屋さんですね。


天井には、色んな花(乾燥させてるのかな?)が ぶら下がってますね。


一々オシャレですね。


昨日は来たのが遅過ぎてゆっくり見れなかったけど、道路が歩行者天国になってCaro Angeloさんの店先で出店してたんですね。


masaco.さんも出店準備。


masaco.の旦那の方こと、洋太郎さんが新作を見せつけてきますね。


どんどん前に出てきましたね。


どんどんアピールしてきますね。


シャッター音に合わせてポージングを変えてくれますね。


masaco.さんの服は、こんなイカついイメージではありません。


そんなわけでオープン。


イベント3日目で大分疲れが見えますね。


カメラを向けるとどんどんポーズとってくれますね。


こういうイメージらしいです。


そんなこともありつつ。。。


あら、何か来た。


平野さん家のご子息ですね。


masaco.ブースはこんな感じ。


新作ですね。


子ども服もありますね。


こんなシャツ型のケース(スマートフォンやコンデジなんかを入れる用)があったり。


出店者さんたち。
左の赤いニット帽の人が、陶芸家・NEO*SHIHOの宮脇志穂さん。
真ん中で座ってる人がdaskaの杉崎悟さん。


ホント、ええ天気ですね。


隣ではライブも始まりましたね。


”grass hopper”さんがイイ感じでしたね。


見入ってます。


おっ!なんか目出たそうな人が来ましたね。


ミスえべっさん的位置付けの女子がお菓子を配ってますね。


ありがたや〜。


ちょっとぶらぶら。


”銀ぶらアート”(彦根の銀座)ってのをこの古いビルでやってたので観る。


この階は元ジャズ喫茶なんだって。映画に出てきそうな空間ですね。


この方は、 ”LIFE?夢のカタチ?”で観たことありますね。


こっちは水が垂れてますね。


こっちの部屋は畳からキノコ生えてますね。


豊作ですね。


一番奥の部屋には、ハラミイシ カズコさんというパンチの効いた世界観の方と作品が!そのハラミイシさんの作品の服を着るmasaco.の嫁の方こと雅子さん。


中々前衛的ですね。


着こなしますね〜。


洋太郎さんも。


腹ごしらえ。千成亭さんの近江牛ステーキ串。ええお値段しますね。


こっちは近江牛の肉うどん。


さぁ〜食べますか。


あと、味噌煮込みおでんとスジ煮込みも。彦根までくると、名古屋要素もちょっと入ってくるのね。


焼きそば。


そんなわけで美味しくいただいたのでした。


全然服売ってなさそうに見えるけど、あくまで合間の出来事ですからね!


そんなわけで、彦根の”えびす講”を堪能したのであった。
仕掛人、彦根の渡辺謙ことCaro Angeloの平野さんも動かしときましょうかね。お世話になりました。

”Caro秋まつり in えびす講”@彦根 1日目。

今日は、ひょんなことから滋賀県の彦根は彦根商店街で開催される”えびす講”へ。

彦根に到着。


駅前には井伊直政公の銅像が。


彦根の街をぶらぶら。”ひこね丼”っちゅうのを名物にしようとしてるみたいだね。


彦根商店街に着いたのが遅過ぎて、色々閉まってるね。。。


露店はちょこちょこ開いてるね。


年季入ったスマートボールやね。Dr.なんとかやね。


こっちはドラゴンなんとか。中々インタレスティングな絵やね。
釘の間をぬって描いたからこんなことなったのかね?


これが、えびす神社なのかね? 暗くてよく分からないけど。。。


そんなわけで、本日の目的地、彦根のお洒落セレクトショップ&花屋のCaro Angeloさんへ。肉屋さんと床屋(美容院)の多い商店街に急に表れますね。


おもむろにCaro Angeloさんの店内へ。1階が花屋さんなんですね。


誰か寝てますね。(ちょっと壁紙画像によさげだね。)


な、何かカッコイイ寝方ですね。


このCaro Angeloさん、古民家を再生してらっしゃるんですね。イイ風合いですね。


今回、彦根まで来たのは美術研究所時代の先輩夫妻の服飾ブランド”masaco.(マサコドット)”さんが展示販売をしてたので、観に来たのだ。


冬物ですね。


子供服も展開してるんですね。そんな感じで店内を見て回っていると、、、


何か、食事会にお邪魔することに。


このお二人が、”masaco.”の金子夫妻。


美味しい食事をよばれつつ。


奥のお二人が、Caro Angeloの平野夫妻。今回のイベントのフィクサーだ。


弾き語りのライブがあったり、他の出展作家さんらと交流を深めたのでした。
っちゅーか、終電がなくなり平野さん家に泊めてもらうことになったのであった。

『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』

TVでやってた佐藤東弥監督『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』を観る。

『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』(2011年/日本/133min)


吉高由里子さんの位置付け(設定)はちょっとどうかと思うけど、なんやかんや最後は楽しめたかな。藤原竜也さんの演技は、合ってるのか合ってないのかちょっともう判断がつかないね。あと、セットや”沼”の造形がちゃっちかったね。

・『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』
・『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』予告篇

『ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』

京都みなみ会館で、アレハンドロ・ブルゲス監督『ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』を観る。

『ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』(2011年/スペイン・キューバ合作/96min)


キューバ史上初のゾンビ映画。予想以上におもしろかった!
キューバのラテン系のノリもBGMがイイ感じやったし、CGもちゃんとしてるね。モブも凄かった。それぞれのキャラもイイ味出しててすぐ愛着沸いたし。主人公の”フアン”は元ラガーマンの松尾雄治さんにそっくりだね。”カリフォルニア”上田バロンさんに似てたな。
昔のポッカコーヒーの缶の絵のようなタッチのアニメーションもカッチョよかった。うん、おもろかった。

・『ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』
・『ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド- 』Trailer

『レッド・ティアーズ』

辻本貴則監督『レッド・ティアーズ』を観る。倉田プロモーションの作品ですね。倉田保昭さんの映画出演100作目記念作品なんだね。

『レッド・ティアーズ』( 2011年/日本/87min)


ドラマパートはVシネ臭というか昭和な感じ?オールアフレコってのもあるけど、独特なセンスで逆に新鮮だね。で、やっぱ倉田プロモーションだけあって、アクションは凄いし魅せてくれますね。特殊造形も西村映造STUDIO HIGEMEGANEチームで、いつもよりは血少なめだけど骨飛び出したり、人間折り畳んだり色々考えるね。倉田さんの関西弁シーンはかなりおもしろいね。加藤夏希さんは牙が似合うね。あんなけアクションあるねんからカラータイツ破って欲しかったかなぁ。
あと、内容とは関係ないけど、辻本貴則監督はキングレコード・山口幸彦プロデューサー(”ホラー秘宝”レーベルの人)と顔が似てるね。それだけなんだけどね。『レッド・ティアーズ』、続編作れそうなラストだったね。あるのかな?

・『レッド・ティアーズ』 公式サイト
・『レッド・ティアーズ』予告篇
・『RED TEARS』Teaser

『カエル少年失踪殺人事件』

イ・ギュマン監督『カエル少年失踪殺人事件』を観る。

『カエル少年失踪殺人事件』(2011年/韓国/132min)


”カエル少年”って響きが一見カワイらしさがあるけど、韓国で実際に起こった未解決事件。ちなみに、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』の元になった”華城連続殺人事件”と、”イ・ヒョンホ誘拐殺人事件”(これも『あいつの声』という映画の元になってるらしい。これは未見)とで、”韓国三大未解決事件”と言うらしい。
”カエル少年失踪殺人事件”(城西小学生失踪事件)は、1991年に小学生5人組が「カエルを捕まえに行く」と行ったまま行方不明に、2002年に少年らとみられる白骨死体が見つかり、2006年に時効が成立したらしい。

こういう未解決事件の映画化は、未解決なのでラストがモヤモヤした感じになるし観る前からそうなると予想できる。タイトルにも殺人事件って入ってるし、観てても殺されてるんやろなというのも分かるし。中々手が出にくい。まぁ、そのままやるのか、オリジナルのストーリーにするのか元にし具合にもよるけど。とは言え、元々の事件を知らなかったので、どうなんにゃろ?って感じやったけど。う〜ん、あんま跳ねんかったね。前半は被害者の親を疑って家宅捜索するけど、え?そんな薄い推理で?!みたいな感じ(それに対する結果なんやけど)やし、実際あったことだし凄いヒーローが出てきて解決してくれたりはないはね。華はないね。主人公の男は新日本プロレスの菅林社長にちょっと似てたかな。

・『カエル少年失踪殺人事件』特設サイト
・『カエル少年失踪殺人事件』予告篇

西淑個展「つきよ ほしよ」

西淑さんの個展「つきよ ほしよ」を観に壽ビルヂング5Fの”メリーゴーランド京都”へ。

西淑個展「つきよ ほしよ」


”メリーゴーランド京都”

一段と洗練されてきてる印象やね。切り絵の手法もイイ感じ。紙なにんやろうけど、質感や厚みが何か金属板にでも描いてるような、良いアンティーク感というか、風合いやね。なるほどね。切り絵の手法イイ感じやは、切り絵の手法。うまいことしたもんだ。
今日(〜21日)までですよ。オススメです。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』

T・ジョイ京都庵野秀明総監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』を観る。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』(2012年/日本/95min)


どの回も満席で、何とか25:30〜の回で。こんな時間帯でも満席で凄いね。普段満席って状況で映画を観ることがないので、変な圧迫感と共有感。入る映画は客入るんやなぁと思ったり。
内容にはふれないけど、”急”って感じでしたね。”序”は”序”って感じだし、”破”は”破”って感じやったし。元々、僕自身エヴァが大流行りしてた当時は全く観てなくて(アニメ自体観ない人だった)、ひょんなことから2008年にたまたまTV版と旧劇場版を観てしまって、どハマリしちゃって。そのハマッたのがちょうど”序”の劇場公開が終わってしまった後だって悔しい思いをして”序”のDVD(のちにBDも)を買って観る。そんな感じで遅れてきた流行りのため、”破”の時には劇場に11回も観に行ってしまった。そんなわけで、今回の”Q”も何回か行っちゃいそうだね。
で、旧エヴァに関しての謎や解釈なんかは色んなとこに出てて(当時じゃなくこの2012年には)調べれば色々でてくるけど、今回”Q”で始めてリアルタイムで”え?これどういうこと?!”的な謎を味わえてて嬉しいな。なんて思ったり。”Q”こんなことなって、4作目はどうなるんでしょうね?

・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』オフィシャルサイト
・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』予告篇
・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』旧予告篇