『神様のイタズラ』

井口昇監督が撮ったドラマ『神様のイタズラ』のDVDが出てたんですね。
これはネット配信とBSでやってた全4話からなる物語で、録画もして観てるんだけど、井口ファンとしては買わんとということで。メイキングも観たいのでね。

『神様のイタズラ』(2013年/日本/110min)


主人公の女の子(久保田紗友さん)がひょんなことから、ヤクザさん・インコ・好きな男の子・おばあちゃんと入れ替わってしまい色んな体験をして成長していく話。井口監督の乙女な部分で出来てる感じ。演技の奥に、井口監督の演出(実演する)が見えますね。いつもとは違うスタッフで撮られてて、DVD的には(メイキング含め)久保田紗友さんの魅力を楽しむ作り(アイドル映画)になってるので、メイキングでの井口監督の描写は大分抑えめで、もっと観たい感はあるけども、アイドル映画の現場に井口監督が入ってる画がちょっとコントっぽくもあり、これはこれで新鮮ですね。『恋チョコ』(2011年)もだけど、ま、たまにドラマも撮ってはるんだけど。井口監督はジャンル映画だけでなく内面が女子なので、全く間違いではないしむしろどんどんやってもらいたいですね。
そして、主演の久保田紗友さんもまだ13歳とのことだけど、顔立ちは凄く大人っぽいし将来美人さんになりそうで今後が楽しみですね。女の子は変なセリフや演技(ヤクザやインコ、おばあちゃんに)をするのはイイですね。話的にもイイ話だし、ターゲット層はかなり幅広いと思う。『まだらの少女』(2005年)の中村有沙さんが『ゾンビアス』(202年)で再び出会ったように、この久保田紗友さんも何年後かに別作品で再会してもおもしろいかなと思った。あと、ヤクザ役の人、ずっと斎藤工さんかと思ってたら井上正大さんという俳優さんでした。しかし似てるなぁ。

・『神様のイタズラ』オフィシャルサイト

BUGGY EXHIBITION“VELVET CODE”

buggyさんの個展『BUGGY EXHIBITION“VELVET CODE”』のレセプションがあったのでJR大阪三越伊勢丹DMO ARTSへ。

『BUGGY EXHIBITION“VELVET CODE”』

buggyさんといえば、著名人のポートレートに鼻血や青たんを付けた攻撃的な作品(まさしくbuggyさんが絵の中で殴ってるような。喧嘩を売ってるような)でお馴染みだ。

deluxeの敏腕デザイナーの星加さんもいるよ。Warholの絵に似てたので。
(ちなみに左奥に写り込んでる青年、紹介されたのだけど最初deluxeの新しいスタッフなのかと思ったらご子息だってビックリ。でかっ!こんな父ちゃんカッコよ過ぎるは)

お、buggyさん登場。飛ぶ取り落とす勢いだぞ!

フォトグラファーの桑島薫さんもおるよ。(動かすと喜ぶので動かしておこう)

某神主さんもいるぞ。イイ刈り上げ加減です。

buggyさんの特注ネオン管作品、何かえらいことになってるね。

次に同じくDMOで展示予定藤田侑吾(U5)も豪腕で捕獲されているぞ。
(ちなみに、↑足は写ってないけどコレ完全に空中に浮いてぷらんぷらんしてるからね)

buggy Tシャツちょっと欲しいなぁ。

(動かすと喜ぶので動かしておこう)

ドン(首領)もいるよ。

賑わっているぞ。

(動かすと喜ぶので動かしておこう)

会場にbuggyさんがいればサインしてくれるんちゃうかな。
展示は〜9/17まで。はっきし言って、おもしろカッコイイぜ!

『ABC・オブ・デス』

シネ・リーブル梅田『ABC・オブ・デス』を観る。関西初上陸ですね。

『ABC・オブ・デス』(2012年/アメリカ/129min)


世界で活躍する新進気鋭の26人の監督が、5分1本勝負でアルファベット文字から「死」をテーマに描くホラー・オムニバス映画。日本からは井口昇監督(F)・西村喜廣監督(Z)・山口雄大監督(J)が参加している。
5分ってムズいなぁ、という印象。スプーン1匙だけの料理を食べるみたいな感じかな。もっと食べたい!っていう試食的な感じで、各監督の長編作品を追いかける感じかな。
短い制約の中で、山口監督は1ネタに絞って意図が明確だったし、逆に西村監督はこれでもかというくらい要素を詰め込んで(ぶち込んで)きましたね。毎度、絵コンテ上でのトリッキーな思いつきを実際具現化しちゃうのが、いつも圧倒させられるし、体操の競技でバック転ややいろんな技を魅せつつフィニッシュで着地もちゃんと決まったような、思わず歓声を上げて拍手しちゃいそうな高揚感があります。
そして、井口監督は商業作品で普段押さえ付けられてる部分を解放されててまさにお腹に貯まったガスを噴射してて幸せそうだった。井口作品のコメンタリーやメイキングを観てると、よくやりたいことをスタッフに説明しても「何でですか?どういう意味ですか?」みたく言われて理解してもらえないと話してて、けど実際映像になるとちゃんと面白くなってるし、twitterでも監督自身がおもしろいと思う事の企画を出しても通らないっとつぶやかれてたりするけど。この『ABC・オブ・デス』でのF(Fart=おなら)は、その商業的なしがらみなく、本当にやりたいことを自由にのびのびされてて観てて凄く幸せそうに観えた。西村監督もそんな感じだった。長編作品ではなくスピンオフでいつも観る箍が外れたパターンの作品だった。ので、普段の作品や趣味を知らないと、ポカ〜ンっとなっちゃう(ココのレビュー、全部否定的だけど、本当の楽しみ方を味わえてないね)と思うし、中々人に薦め難いけど、個人的には、井口監督・西村監督の脳内が観れた感じでニヤニヤしてしまうし、いつもの感じで安心するのだ。ちょっとファインアートな感じかもしれないね。
あと、思ったのが「死」がテーマなんだけど、トイレネタ率が高いね。人が死ぬ表現として、血→ゲロやヨダレの次はシモになるからかな。あとは、ホラー好き(撮る人・観る人)の子供心的にホラーネタに次いで、うんこやオナラネタもテンション上がり具合的に、近いからかな?あとは個室感だったりトイレから何か出て来る(逆に流して隠す)恐怖感も世界共通であるのかもね。とか思ったり。

・『ABC・オブ・デス』オフィシャルサイト
・『ABC・オブ・デス』Trailer

“ちゃあしゅう亭”

大阪駅前第2ビルにある”ちゃあしゅう亭”、前から気になってたので入ってみた。

煮豚・焼豚・ミックス(両方)と選べたり、トッピングで目玉焼きが付けれたり。

ミックスをチョイス。これにご飯(おかわり自由)と味噌汁(好みの味)が付いてくる。

美味いやん。アリだね。煮豚は柔らかくて、焼豚は食べ応えがあって。
5枚載ってたのだけど、1枚でご飯1杯いけそうな感じ。咀嚼するスピードよりも、早く口に運びたい欲求が上回ってご飯噛まずに呑んじゃう系の感じ。タレも美味いしキャベツ(薄めの千切りで食感もイイ)との相性もめちゃめちゃいいな。タレ(からし込み)だけでキャベツ1玉いけるな。ココはありだね。
また行っちゃうと思う。

“Hamburger”

引き続き食べ物系。ハンバーガーを描いて(作って)みました。

(クリックで拡大)

こんな感じで、隠れる部分も描いてます。こういう分解した状態で見せるのもアリですね。液状や柔らかい形状のものが、下のものがなくてもその形でとどまってるのが、”食品サンプル”感があって楽しいですね。柔らかいものをこういう分解図で描くパターンいいね。ちょっと新しい方向性が見えたかも。色々試してこ!

原画はこんな感じ。

こういうレイヤーになってる系モチーフは、メチャクチャ描きたくなる(そそる)んですよね。

動かすとこんな感じ。

構造上、挟む順を変えたり、好きなトッピングに変えたり出来るぞ!もちろんピクルス抜きも可能だ!

(クリックで拡大)
そして、お馴染みコノ”手に持てる”感ね。グルメバーガー特集だったり食べ物特集系にもいけそうな感じなので、他にもいろんなモン(食べたいモン)試していきましょうかね。

“melon parfait”

昨日の“strawberry parfait”に続き、勉強がてら食べ物系に挑戦してみたシリーズ。

メロンパフェ。これも某パーラーの「北海道産 富良野メロンパフェ」。

具と器を用意して。

(クリックで拡大)
盛りつけて完成。この手に持った時の本物の影が出たりする妙な錯覚感が、何か楽しいんですよね。このパターンいけるね。

“strawberry parfait”

僕の絵は黒い線だったり印影が強かったり、切り絵のゴリゴリした感じから“食べ物系”イラストの仕事をしたことがないので、勉強がてらそっち方面も開拓しようと描いてみたシリーズ。

いちごパフェ。勉強がてら某パーラーの。

素材を用意。盛りつけます。(デッサン苦手なので、色々怪しいとこもありますがが。。。)

(クリックで拡大)
グラス内も描いて完成。平面の一枚絵とも立体とも違う。この”手に持てる”感がなんか嬉しいんですよね。

MSPCボツ案。

master-pieceさんのトートバッグを制作しましたが。せっかくなんで話の種にボツになったパターンも載せときましょうかね。“架空のエナジードリンクのラベル風に”ということで。

初期案。全部白で。ベージュの皮部分はマストで変更不可。

(クリックで拡大)
“架空のエナジードリンクのラベル風に”ということで、ギリシア神話の英雄アキレスの顔を。
強靭で不二の肉体(アキレス腱以外)のイメージです。個人的には凄く気に入ってるのですが、イメージと違ったようでボツ。


続いてのボツパターン。

“架空のエナジードリンクのラベル風に”ということで、宇宙や太陽の漲るパワーのイメージで。ですが、これまたイメージと違うとのことでボツに。現在の“エナジードリンクのラベル風”デザインのものになりました。なので、まぁ、“川村淳平のイラスト(世界観)”のコラボというよりは、要望に添ったデザイナー仕事的な感じですね。ということで、ENERGY MSPC!是非!
・master-piece AW2013-2014 GRAPHIC SERIES -tote-

『上京ものがたり』

TOHOシネマズ二条森岡利行監督『上京ものがたり』を観る。『女の子ものがたり』の続編的な作品。『女の子ものがたり』大好き(劇場で3回観たしね)なので楽しみしてた作品だ。
24:00〜回を観たけど、夜中の映画館で観るの好きなんよね。

『上京ものがたり』(2012年/日本/109min)


西原理恵子さんの自伝的マンガの映画化なんだけど、西原作品は個人的にほとんど読んだ事がなく森岡監督の映画『女の子ものがたり』にヤラれてしまって原作の『女の子ものがたり』を読んだ程度なので、正直西原さんの世界観にはうといのだけど。西原作品映画化は色んな監督がしてるけど、森岡監督(見た目は結構強面のおっちゃん)の描く女の子の世界が一番好きかな。群を抜いてるね。
本作も男はダメな人ばっかりで、女性が結構たくましく強い感じでいいね。本当実生活でも女の人は強いと思う。
『女の子ものがたり』を観てたらニヤっとしてしまうようなシーンもちょいちょいあって嬉しかった。サプライズというか共通点というか。そっちを観てるとより楽しめると思う。上京してる人は共感でき、上京してない人は上京したくなる作品だね。
調べたら原作は3部作で『営業ものがたり』ってのもあるみたいだし、森岡監督にはシリーズで撮って欲しいな。劇中作『心の中の不思議なタンス』(通称:ここタン)も。とは言え、『女の子ものがたり』がダントツだと思うけど。

・『上京ものがたり』オフィシャルサイト
・『上京ものがたり』予告篇

“master-piece AW2013-2014 GRAPHIC SERIES -tote-”

master-pieceさんのトートバッグを制作しました。“架空のエナジードリンクのラベル風に”という指示に従って制作したので、ちょっとまぁ普段の僕の絵のタッチ(世界観)とはまた異なる仕上がっておりますが。
master-pieceさんはこれまでにも色んなドリンクのラベルをモチーフにしたバッグを出されてるようです(黒木仁史の時は、ウィスキーのラベル)。パッと見、僕の絵だと分からないと思いますが、このトラを見かけましたら是非!エナジードリンク好きの方も是非!ENERGY MSPC!


GRAPHIC SERIES -tote-
No.12379/税込価格11,550 円(本体価格:11,000円)
W530 H320 D160 重さ:約680g
A:riya B:CHO-CHAN C:川村淳平

本体のプリントはriyaCHO-CHAN川村淳平ら3名に“master-pieceのオリジナルエナジードリンクのラベル”をテーマにデザイン。本体生地には10番糸を3本よりした糸をタテ・ヨコに使用し織り上げた生地を使用しております。底面にはテント等に使用される防水性のある0.5m/m厚のターポリンを使用し、付属レザーには染色やオイル加工等を一切施していない100%植物性タンニンで鞣されることで、日に焼けやすい特徴を持ち、使い込む程に経年変化を味わう事ができる2.5m/m厚のヌメ革を使用しております。裏地には0.35m/m厚のターポリンを使用することで防水性を高めております。

・master-piece AW2013-2014 GRAPHIC SERIES -tote-

『ガリガリガリクソンの真夏の怪談甲子園2〜信じてください、見えたような気がしたんです編〜』

ガリガリガリクソンさんの怪談イベントの絵を描きました。7月につづき、第2弾。

日時:8月26日(月)
時間:開場 19:00 開演 20:00
場所:digmeout ART & DINER
料金:前売1,800円、当日2,000円※ドリンク代500円別途要、70名限定
出演:ガリガリガリクソン、他
予約TEL:06-6213-1007(digmeoutART&DIENR)
URL:http://digmeoutcafe.com/

今日の靴…00066

Cara Delevingneと、ふなっしーが絡んでますね!動画もあるぞ)ふなっしーが行ってるのかな?TVかCMか何かなのかな?続報に期待ですね。

さて、今日の靴は、SAINT LAURENTローラースケート

SAINT LAURENT PARIS” roller Skates(FW2013)

ちなみに、我がサイトのSTILL LIFEページもちょいちょい更新してますよ。
あと、EXHIBITIONページMAKINGページも過去にさかのぼって密かに更新してますよ。EXHIBITIONページはまだ過去の展示の様子はちょっとづつだけど。また追々。

『カレ・ブラン』

京都みなみ会館で、ジャン=バティスト・レオネッティ監督『カレ・ブラン』を観る。

『カレ・ブラン』(2011年/フランス・ルクセンブルグ・スイス・ベルギー・ロシア合作/80min)


説明なく、どんどん進んでいくのだけど、途中から多分こういうことなんなんかな?って感じで分かって来る感じかな。あとは解説を読んでストーリーを追うというか。つまり、ブラック企業(社会)を表してて、そこから逃げる方法は自殺しかない感じで、現代社会で起こってることを意味してるのかな?コントラスト強めのダークな映像と、定期的にながれる放送とビープ音が怖いし、この社会を仕切ってるボスが見えないのがまた不気味やね。色味や映像的には好きな画やな。おもしれー!っちゅうタイプの映画ではないけど、そういうことが言いたいのね、って感じかな。この監督は、第1作目とのことで、次どんなん撮らはんのか気になるところですね。

・『カレ・ブラン』オフィシャルサイト
・『カレ・ブラン』Trailer

『ハナ〜奇跡の46日間』

京都みなみ会館で、ムン・ヒョンソン監督『ハナ〜奇跡の46日間』を観る。

『ハナ〜奇跡の46日間』(2012年/韓国/127min)


一見スルーしがちなタイプ(ポスターデザインも、予告の印象も地味な。ちょっと損してるかも)だけど、ベ・ドゥナということで、ちょと気になってた作品。1991年の卓球世界大会に、韓国と北朝鮮の南北統一チームとして出場することになり対立しつつも優勝めざして力を合わせて、、、って話で、実話を元にしたフィクションらしい。
乾燥は、号泣しちゃったね。1991年の話なので髪型やファッションがもっさりしてるし、ドラマ部分も臭そうな感じだけど、それが北朝鮮や韓国の雰囲気っぽくて、これはこれでアリやった。ペ・ドゥナ含む北朝鮮選手は最初無表情で国のために闘うサイボーグのような感じだったけど、段々打ち解けていって、これは北朝鮮のイメージだけど、それを抜きにすると普通にどの漫画やアニメ、ドラマに出て来るクールなツンデレキャラ(安易にツンデレツンデレ言いたくないけど)、なわけで。ただやっぱ北朝鮮という独特な事情の国が絡んでるので、そこがどうする事も出来ない切なさがあり、徐々に号泣しちゃったね。しかもエンドロールで実際の(本物の選手の)写真を出してくるもんだから、号泣してもうたは。登場人物のどのキャラも最後は愛着が沸いてくるし、分かりやすく上手くキャラを描けてるね。観て正解やった。

・『ハナ〜奇跡の46日間』オフィシャルサイト
・『ハナ〜奇跡の46日間』予告篇

・実際の当時の映像(結構忠実に雰囲気を再現してるね)

『立候補』

元・立誠小学校特設シアター藤岡利充監督『立候補』観る。

元・立誠小学校

『立候補』(2012年/日本/100min)


スマイル党総裁のマック赤坂さんを追ったドキュメンタリー。
300万円の供託金を払えば、立候補出来る選挙。マックさんの他にも泡沫候補と呼ばれるなか色んな思いで立候補する人々。政策や政治的なことは、正しい正しくないは別にして力のある巨大な政党(多数派)の怖さを感じたね。(正しい正しくないは別にして)1対多数の場合、どうする事も出来ない切なさとというか、無力感というか。でも、一人(少ないスタッフ)で超巨大組織に立ち向かう感じがドン・キホーテな感じで凄いというか。アーティストだね。映画のラストではちょっと感動しちゃうし、おもしろかった。観てよかった。
想田和弘監督『選挙2』も楽しみですね。1おもしろかったし期待してるのだけど、京都は9/21〜みたいですね。

・『立候補』オフィシャルサイト
・『 立候補』予告篇
・マック赤坂・政見放送(2011年・大阪府知事選挙)

西淑 作品展「ゆうげのむこう」

西淑作品展「ゆうげのむこう」を観に、nowakiへ。

西淑作品展「ゆうげのむこう」

nowaki初めて来たけど、町家を改装した感じで、知ってないと分からん路地にあるね。
西淑さんの作品は、料理系の絵が多く、どれも美味そうやったな。
まぁね、上手いわな。
〜8/25まで(20、21は休み)ですぞ。>>