斉藤加奈子監督『ミックスマシン』を観る。トリウッドスタジオプロジェクトの第1弾作品ですね。ちなみに第2弾は観てなくて、第3弾が『梅田優子の告白』、第4弾が『14才のハラワタ』ですね。
『ミックスマシン』(2006年/日本/58min)
トリウッドスタジオプロジェクトで現役の学生さんが撮った映画なので、チープなところやおかしなところもありつつ頑張って撮ってる感じは伝わってくるかな。思春期のこういう話多いね。女性の監督だからか?色んなマシン(発明品)の描写が凄くチープで小学生が作るレベルの作り物、例えば、”星を吸い取るための装置”は完全に掃除機に枠を付けただけだし)だし、最後の”ミックスマシン”の装置は昔のカラオケの映像で流れそうないつの時代の装置だ?的な感じ(凄いメカメカしくしなくても、もうちょっと発明品っぽいメカ要素があっていいと思う。もちろん予算や技術的に無理だったんだと想像できるけど)で、リアルな高校生見たら普通に疑問に思うと思うし。特典で監督のインタビューが付いてたけど、”自分に悔しい”的な、撮り終えて今だったらもっとこんなことが出来るのに的な状態だろうし、今後2作3作と撮ることでこの処女作が味わい深くなってくるんだと思うし、次の作品に期待したいところですね。