山田篤宏監督『ハッピーエンド』を観る。
先日『ヘブンズ ストーリー』を観て菜葉菜さんの印象が上がったので、観てみる。この映画も『ヘブンズ ストーリー』と同じく菜葉菜さん&長谷川朝晴さんコンビだったので借りて観る。
『ハッピーエンド』(2008年/日本/90min)
映画オタクというかちょっとひねくれた監督がラブコメを撮ったのかな?もしくはラブコメを撮りたいけど照れ隠し(つっこまれない様に)でラブコメのお約束を描きつつラブコメを撮る感じなのかな?詳しい事は分からないけどそんな印象。色々つっこみつつ、なんだかんだこの監督もラブコメが好きなんでしょうね。劇中に出て来たハリウッド系メジャー映画を観てワーキャー言うてる人はさぶい的なことを言うビデオ屋のあの感じも面倒くさいですね。
菜葉菜さんは本当年齢不詳ですね。声質や言い回しで主婦っぽく見えたり若く見えたり。長谷川朝晴さんを始めて観たのは昼ドラ『花衣夢衣』で、その後ちょいちょい昼ドラで目にしてたので、昼ドラ系の役者さんだと思ってたら『ヘブンズ ストーリー』観ていこうこっち系(ひねりのある映画系?)でちょいちょい観ますね。『ヘブンズ ストーリー』で夫婦役をしてた2人が別の映画でラブコメをやってるのもまたおもしろい。
またロケ地が山形県なんだけど、街中も郊外も全然人がいないし、地方特有の人気(ひとけ)のなさが、逆に良い具合に生活感(日常感)を消してくれてファンタジーな要素を醸し出してて、この地を選んで正解でしたね。
そして、あの空から振ってきた洗濯機はどういう意味があるんだろ?何かの映画のパロディなのかな?もしくはリサイクルショップの何かがからんでたのかな?
わざとベッタベタな要素を詰め込みつつ、なんやかんやみんなラブコメにケチつけるけど、観たら観たでキュンとするんでしょうな。ま、そんな照れ隠し映画かもしれないね。良かったと思う。