『茜さす部屋』

恵文社のアンフェール石渡明子さんという刺繍作家さんの展示をたまたま観る。中々良かった。

星崎久美子監督『茜さす部屋』を観る。
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『茜さす部屋』(2009年/日本/75min)


女性監督が撮ったなって感じの作品。30歳目前にして周りの女友達は結婚して子供も出来て的な不安な状況。日常的に同じ様な年代の女子が観たら痛てて痛ててなる感じの映画。劇的に悲壮な感じでもなく、どこでも起こってる状況を切り取った様な作品。出て来る男子もダメな感じだし。山下敦弘監督なんかが撮るダメな人は笑えるけど、これは結構生々しくて(描写じゃなく状況が。凄い不幸ってわけでもなく、何となくこの先どうやっていこ的な漠然とした感じ)希望がないというか。女子的な目線かもしれない。前半はそんな感じなんだけど、ちょっとずつコメディ要素も入ってきて、最後はああ言う感じになると。丁寧に作ってると思う。ベットの下のエロ本やエロDVDの隠し方はちょっとリアリティがないし、そこも女子目線かもしれない。長編デビュー作とのことで次の作品も楽しみです。

『茜さす部屋』
・『茜さす部屋』予告篇

投稿者:

jumpei

イラストレーター。