午前中寝てたら、選挙の世論調査とかいう電話で起こされる。。。もー!
みなみ会館で映画『選挙』を観る。
想田和弘監督が一人で撮影・編集、全てをこなしてるとのこと。
2005年、切手コイン商をしていた山内和彦さんが、ひょんなことから市会議員の補欠選挙に出馬することに。政治家の秘書経験もない素人がいきなり政治の世界に放り込まれたらどんなことになるのか。頭の下げ方から握手の仕方、色んなイメージアップの戦略(選略?)、はたまた奥さんの役割まで大変そうで、笑かそうとしてるんじゃなくて本気で選挙にのぞんでる人のドキュメンタリーなんだけど、面白い!
僕は、あまりというか全く政治的なことに疎いけど、巷の選挙運動を見てると選挙の時だけ良い顔してる様な、気持ち悪い笑顔に、独特の言い回しが逆に胡散臭く感じるけど、普通のトーンで話す方が説得力あると思うが(映画内でも偉い先生や有権者に訴える時より、素のトーンで本心を語ってるシーンの方が共感出来るし)、まぁ兎に角アピールして名前を覚えてもらうことが重要なようだ。何度も自分の名前を連呼して、この映画で何回”山内和彦”って言ってるかカウントしても面白いかも。偉い先生になるのに比例して、エエ声になってくようだ。
とりあえず、滑稽な裏側がおもしろかったし、”選挙運動”ってのがひいて観れて、今後、街頭演説や選挙カーで廻ってくる人らの見方(善し悪しは別として)が変わったかも。選挙前のこの時期に観れて良かった。
この映画アリだアリ。おもろいおもろい。