美術研究所時代の友人、川中政宏くんの個展「her sounds, her memory, her 13552minute.」のオープニングがあったので、大阪・難波にあるCASへ。
MASAこと川中政宏くん。
白を基調としたした空間。
”ほどけ落ちるオーディオテープを見た時、
私は音のなくなり方を感じました。
テープにはそれぞれ思い入れがあり、その楽曲や内容等と共に、その時の記憶や思い出が流れ落ちるのを感じました。
そしてそれ等はその場所に染みこんでいく様に思いました。
音はその記憶と共に、その場所や我々の中に在り続けるのだと思います。
今回は一人の女性から頂いたオーディオテープを用いました。
彼女は生前唄を嗜んでおり、これ等はその練習に使用したテープです。”
だそうだ。
MASAお得意のオーディオテープを使用した作品。
別のスペース。
オーディオテープの残骸が。
側には、無数のオーディオテープが。
つまりどういうことかというと、
穴の空いた天板付き片面の開いた立方体の装置。
その上段部にオーディオテープ(カセットを開いて出したもの)を設置。
ピントが合ってないが、その中心部をポチッと下に押すと、
”シャーーーーーーーッ”と渦を巻きながら落下していくのだ。
静まり返ったギャラリーに、小川のせせらぎの様な、はたまた近くに大蛇が近付いてくるんじゃないかと錯覚するような耳馴染みの良い?”シャーーーーッ”音が聞こえるぞ。
先着200本用意したとのことで、体験してみてはいかがだろうか?
展示は〜11/8(土)までだそうだ。
川中政宏展「her sounds, her memory, her 13552minute.」
Art Shower 2013 CAS賞展
2014年10月25日(土)〜11月8日(土)
14:00〜19:00月・火休み
・オープニングレセプション:10月25日(土)17:00〜¥500(1ドリンク付き)
・アーティストトーク:11月8日(土)16:00〜(参加費¥500)
・聞き手:笹岡 敬(アーティスト)