『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1960年版)

今日もタイムトラベルもの。先日2002年のリメイク版を観ましたが、1960年版ジョージ・パル監督『タイム・マシン 80万年後の世界へ』を観る。

『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1960年/アメリカ/103min)


H・G・ウェルズ原作のSF小説「タイム・マシン」の映画化ですね。
なるほど。2002年版を観てから観たので、脚本の違いやデザイン・撮影技術の進歩が分かっておもしろいですね。2002年版は結構オマージュしてるなということも分かったし、ここ数日色んなタイムトラベルものを観たけど、これの影響やオマージュをしているのも多いね。結構な率で共通してるのが天井がガラス張りの音質が出て来るし、植物の成長の早送りが時間経過を見せるのに調度良いというか、この映画が古典になってるね。『タイム・アフター・タイム』は太陽光をエネルギーにしてたってのもあるし、世界を見せつつある程度マシンを守らないといけないってもあるしね。『サウンド・オブ・サンダー』でも研究所じゃないけど温室出てきたし。

で、1960年版の今作も今観ると特撮表現も斬新で、地底の世界観(セット感)やそこに住むモーロックのデザインや特殊メイクもイイね。広い地底空間を作ってその1フロアで色々撮ってるのがドリフのセット(舞台)を観てるみたいな感じだし。また撮影当時の1960年近辺での未来表現も当然2012年の今とは違うし、その時代(世界観・特撮技術)を感じれるという意味でも今作に限らずタイムトラベル映画自体がタイムマシン的要素があってイイよね。

・『タイム・マシン 80万年後の世界へ』
・『タイム・マシン 80万年後の世界へ』Trailer

投稿者:

jumpei

イラストレーター。