『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト』

『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト -写真、絵画、グラフィック・アート-』展が神奈川名古屋と巡回し、それを逃してしまったので今回岡山県立美術館まで観に行く。
この日の朝、布団に入りながら中々寝付けずベン・シャーン展の事を行くか行くまいか考えてんだけど、”よし、今日行こ!”と急遽思い立ち車で岡山へ。
岡山の距離感があんまピンと来てなかったのか、高速を使わずに向かったら片道7時間も掛かってしまった。まぁドライブがてら行ったんやけどね。兵庫県でかいね!

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美術館閉館までに着くだろうと思って朝8時に出発。着いたのが3時過ぎ。
何とか間に合ったぜ!美術館に無料の駐車場もあり車を停め美術館へ。
と、思ったら何個も美術館があるんやね、間違って別の美術館に行ったり迷いつつ(駐車場のすぐ側にあった)お目当ての岡山県立美術館へ。

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『ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト -写真、絵画、グラフィック・アート-』

いや〜、ついに着ましたよ。ベン・シャーンは昔から大好きな作家で、受験生の頃よく模写したし、一時期常に画集を持ち歩いてたりしてたね。それが生で観れる!早速中に入ると、生ベン・シャーン!作品保護のため会場が暗いので若干観ずづらかったけど、画集でずっと観てた絵が至る所にあり、小さいと思ってた絵が意外とでかったり、青っぽい印象を持ってた絵が実は緑っぽかったり(画集によっても印象違うし)。
それに、でっかい絵なので、小さい印刷物では分らない細かいマチエールが入ってたり、あとは、筆による線画やえんぴつにより肉筆感がたまらんかったね。終始ニヤニヤしながら観てしまったのでキモかったかもしれんけど。。。

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で、間もなく5時で閉館。いや〜〜、7時間かけて来て良かった〜。

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こちら、岡山県立美術館

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結構でっかい川も流れてて、良さげな店もあるっぽいし、
岡山の雰囲気いいね。

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おっ!マンホールが桃太郎やね。
あと、運転中で写真撮れんかったけど、岡山のバスってモノトーンで渋いね。(ちょっと護送車か仏教系の送迎バス的な雰囲気やね)
で、この時点で5時過ぎ。帰ったら何時になるのかコワいので、美術館と川とマンホールだけ観て、すぐに岡山を後に。。。岡山もっとゆっくり観たかったな。
結局また帰りも7時間くらい掛かったんやけど、寝ずにテンションだけで来たので眠くて眠くて運転危なかったぁ。。。自分の顔や太ももを叩いたりつねったり、目に入った看板の文字を大声で叫んだり、”眠眠打破”飲んだり(全然効かへんし、、、)しつつ、何とか帰ってこれて良かったぁ。寝不足での運転はいかんね!


そんなベン・シャーンなんやけど、僕自身結構影響を受けてたりパロディ的なことしてたりするんですよ、実は。
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これは2001年頃に描いた絵で、SALのCDジャケットの絵(これは、当時描き下ろしじゃなく、これ使わしてって話やった)なんやけど、実はベン・シャーンの↓この絵のパロディというのか、オマージュというのかソースだね。

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右の人に左の人をミックスした感じやね。
これも今回展示されてて、大っきかったしたまらんかったね。

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これは、jimamaの2ndシングル『ガーリックトースト』(2004年)の盤面部分(CD外した背面部分)の絵やけど、この絵の中に人物が12人いるけど、このウチの3人↓この絵の3人やからね。

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これは、こっそり遊びで入れたというか。誰も分らへんと思うから自分でバラすけど。。。

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あと、これは2006年頃の絵だけど、↓これやからね。

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本家の方が、何百倍も良いけどね。お遊びな感じだね。
そんなわけで、
ベン・シャーンといえば、社会的な事件をテーマにしてたりするけど、グラフィック・デザイナー的側面に僕は結構影響を受けてるかもしれないな。そして、普段コピックってアルコール性のマーカーで絵を描いてるけど、久々に絵の具で描いてみたくなったなぁ。ベン・シャーンたまらん!

・Art as Activism: The Compelling Paintings of Ben Shahn

投稿者:

jumpei

イラストレーター。