新京極シネラリーベで、ラース・フォン・トリアー監督『メランコリア』を観る。
『メランコリア』
(2011年/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア/135min)
シャルロット・ゲンズブールにキルスティン・ダンストに、シャーロット・ランプリングと主役級の人らの豪華な面子やね。『ドラゴン・タトゥーの女』のマルティンも出てたね。キルスティン・ダンストは、作品によって可愛いかったブサイクだったりするけど、今回は後者かな。
兎に角、冒頭のスローモーションの映像は素晴らしいね。精神的に病んでいるジャスティン(キルスティン・ダンスト)のイメージの世界を表してるんやけど、予告篇の様なダイジェストの様な感じなので、それを観せつつ本編で現実視点で描いてるんだけど、1回ダイジェストを観せられてるので、話の向かう方向は分るので、どんでん返しがあるのか?と思ったらそのままやったね。最後どういう表現するのかと思ったらコントの様な終わり方やね。実際あんなことなったら、もうどうにもならんもんね。それを想像すると怖いね。カメラワークも手持ちの不安定で忙しない感じ(第三者の誰かが覗き見してる様な視線)と、クラシックの曲が不安感を無茶苦茶煽るし。結婚式のシーンもちょっと長い気もしつつ。ま、映像美を楽しむ感じかな。うん、冒頭部分はよかった。
あと、『去年マリエンバートで』(まだ観れてないんだけど)の庭に似てたね。三角形の植木とか。