『モールス』

TOHOシネマズ二条で、マット・リーヴス監督『モールス』を観る。
そう、スウェーデン映画『ぼくのエリ』のハリウッドリメイク版だ。
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『モールス』(2010年/アメリカ/116min)


個人的に『ぼくのエリ』が好き派なので、リメイクの話を聞いた時に、ないなと思ってたけど、『キック・アス』クロエ・グレース・モレッツが出てるので観に行く。(そういう人多いと思う)
『ぼくのエリ』以上の物にはならないと思ってたので(みんな思ってると思う)期待してなかったけど、内容が切ない内容なだけに、切ない気持ちになるね。予告篇の印象から『ぼくのエリ』よりもスリラー色が強くなってるのかなと思ったけど、ちゃんと切ない。クロエやし引きつけられたってのはあるね。主人公のオスカー役の子が中性的な子を選んでるんだけど、やはり『ぼくのエリ』金髪のオスカー(女の子みたい)がやっぱかわいくてバシッと決まってるだけに、こっちのオスカーはちょっと薄くて印象が弱いかもしれない。
『ぼくのエリ』でストーリーを知ってるので脳内で各場面のリメイク具合と照らし合わせながらって作業がなんか楽しいかもしれない。『ぼくのエリ』で描かれなかった部分が描かれてたり、逆に例のボカシに関する要素がなかったり。そして気になるラストのプールシーンはどうなるんだ?!と期待しつつ、動きが派手にはなってるけど、やはり『ぼくのエリ』の方がシンプルで明快だと思う。っていうかリメイクする側も同じものにしても面白くないし自分流に変換しないといけないから難しいし大変やと思う。


・『ぼくのエリ』
・『ぼくのエリ』Trailer

・『モールス』
・『モールス』Trailer

投稿者:

jumpei

イラストレーター。