『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』

T・ジョイ京都竹中直人監督『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』を観る。

『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』(2012年/日本/106min)


“サービス残業や社会のいじめでストレスを抱えるOLの百合亜は、自らを縛り上げることを密かな趣味にして、ストレスを解放していた。やがてブログを通じて知り合った「運命の人」と出会った百合亜は、次第に大胆になっていき…。”って話。
コメディ要素も多く、ちょいちょい竹中直人さんっぽいギャグを挟んでくるね。これは腐すわけじゃないけど、竹中直人さんの箍が外れたコメディアン的な部分って世間的におもしろいとされてるけど、個人的におもしろいと感じなくて(やり過ぎなパターン)クスリともしないんだけど、そんなんより人から与えられた役だったり、渋い役やそれに微量のギャグを入れるのは好き。今作は本人が演じてるわけじゃないのでそんなに嫌みな感じはなかったけど、もうちょっとだけコメディ要素を抑えて、シリアスめにした方が個人的には好みかな。何かちょっと軽かったかも。もうちょっと課外活動やBlogの記事でバリエーション観せて欲しかったね。女性でも観やすいポップさにはなってけど。
自分で緊縛する行為はその過程が見せ場で、縛り終わっちゃうと一人ポツンと横たわる状態になる(多少もだえはするけど)ので、その後は映画のシーン的にも短いし絶頂の達っする部分も観えにくい。その辺があんまり描かれてない(描きにくい)感じかな。人のオナニーを観せられてるような間抜けさもあって。そういう話なんやけど。

平田薫さんは、体当たりな演技で攻めてるね。スレンダーで好みのタイプやわ。『魁!!男塾』の時にちょっとカワイイなと思ってて、その頃は普通にグラビアアイドルの一人って感じやったけど『深夜食堂』でショートヘアになっておもしろい役やってて、今回さらに一皮むけた感じ?飛び飛びでしか観てないけどエエ感じの役者の方に来てはるね。ちょっと影のある表情が印象的やもんね。今後どうなってかはるのか楽しみだ。あと、馬渕英俚可さんの首筋や襟足具合?が妙にセクシーやったな。

あと、T・ジョイ京都って↓こんな劇場あるよね。

2人掛けのソファーシート。

稼動式で、シートをどけたらスタンディングのライブハウスっぽい空間。
2人掛けシート×14=定員28人で、この劇場に当たると何か曖昧な笑みを浮かべてしまうね。日曜のレイトやったってのもあるけど、自分入れて客3人やし。公開2日目でここ当てがわれてる残念さ。客3人やし劇場側の判断は正しいけど。あららら、ってなるね。

・『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』公式サイト
・『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』予告篇

投稿者:

jumpei

イラストレーター。