京都みなみ会館で堀禎一監督『魔法少女を忘れない』をあらめて観に行く。
初日のすぅちゃん祭の日は、準備で不眠で臨んでしまい、、、失礼ながらここだけの話ウトウトしまったので、、、あらためて!
『魔法少女を忘れない』(2011年/日本/90min)
イイですよ!これ!大林宣彦監督的な世界観というか。学園ものっていうと、なんちゃらガールズやボーイズの青春系から、DT系の青臭い系は昨今多いけど、これはあまり他にない世界観かもしれない(あえて言うと大林監督的な)。原作はライトノベルということで、登場人物のキャラも変な時代劇風の言葉を使ったり、妹萌えや委員長メガネっ娘萌えて的などちらかというとオタク的な男子が喜びそうな世界だけど、決してエロにもDT的な汗臭い方向にもいかない。あるキスシーンも口元の接着面は映してなかった。男子生徒も非常に爽やかで、それでいて少女漫画チックににもなっていない。観てて非常にサラッと肌触りの良い感じだ。そしてあつかってるのが魔法少女ということで、一般の人間との苦悩があり中々切ない。凄くグッときたし、また観たいなと思える作品。
すぅちゃん演じる”委員長こと千花ちゃん”のキャラが時代劇風の言葉を喋るのがたまりません。個人的にだけど、女の子が方言を使ったり、変な言い回しをするのに非常にグッとくるようだ。そしてその時代劇風ツンデレキャラにもちゃんと理由があってそれにまつわるエピソードもちょっともらい泣きしてしまった。。。
そして、元・魔法少女みらいを演じる谷内里早さんは、妹キャラってものあるけど、非常に幼い(といっても実際17歳)というか、まだ物心がついてるかついてないか分らないくらいの表情をしてて、セリフも少なく良い意味で何を考えてるか読めないというかそこが非常に魔法少女やエスパー的なキャラにバッチリハマってると思う。これ書いてて谷内里早さんと僕同じ誕生日(12月11日)ですやん。ちょっと親近感。
そして、主人公・悠也演じる高橋龍輝さん、この人って『ハイキック・ガール』に出て来たあの頼りない男の子だったということをたまたま『ハイキック・ガール』を観てて気付く。男前に成長してますね。どの男子のキャラも嫌みがなく。良かった。
担任の前田亜季さんも大人の女性になってますねぇ。
とにかく、この映画ベタな様な新しい様な、凄く不思議な心地良さのある映画でした。うん、良かった。原作を読んでみたくなったので、初めてライトノベルってのを買ってみた。
すぅちゃん祭の日、打ち上げで堀監督とちょっとお話する機会があったけど、非常に優しい目をして話を聞いてくれる感じで非常にイイ人でした。
京都みなみ会館では〜7/1までですよ〜!!是非!!
・『魔法少女を忘れない』
・『魔法少女を忘れない』予告篇
・『魔法少女を忘れない』すぅちゃんシーン多め篇←必見
・『魔法少女を忘れない』舞台挨拶
その後、
元・フランス軍外国人部隊隊員中年の友人宅で呑み食い。
現在、ガンアクショントレーナーなんかもしてるので、そんな話を色々聞きつつ、盛り上がったのでした。