『飯と乙女』

栗村実監督『飯と乙女』を観る。

『飯と乙女』(2010年/日本/75min)


キシケンさん(岸建太朗さん)が出てるやつですね。井口・西村監督系でしか観ない(というかほとんど出てるよね。「恋チョコ」「でんぱコネクション」にまで出てるよね)ので、大芝居キャラじゃなくて新鮮。プライベートは滅茶苦茶紳士的で良い人なんですよ(以前ひょんなことからラーメンをおごってもらった)。 ロン毛は、この映画で切らはったんですね。
映画の方は、設定や撮り方が割と荒削り(横スクロールの室内の撮り方だったり、一人暮らしの男のフライパンがめちゃくちゃ大きかったり、会社のシーンの置くの棚に「バレーボーイズ」やマンガが並んでたり。と思ったら、この監督「バレーボーイズ」の映画に関わってるからか。なるほど)な部分もありつつ。料理自体はそんなに美味そうじゃないけど美味そうというか。料理モン映画的には割と作って出し(キメキメに美味そうに作り込んだ感じでなく)で素人臭さもあるけど、それが逆に食欲をそそるし、食べる咀嚼音が美味そうやったね。あとは食にまつわる”あるある”的なエピソードが散りばめられてたり。3組の男女の話だけど、わけあり具合が描かれてる人とあまり明かされない人とまばらな感じだね。メリハリともいえるけど。
長編初監督作品とのことで、次どんなのを撮らはるのか気になるところですね。

・『飯と乙女』オフィシャルサイト ←音が美味そう。
・『飯と乙女』予告篇

投稿者:

jumpei

イラストレーター。