松本卓也監督『花子の日記』を観る。
『花子の日記』(2011年/日本/105min)
松本卓也監督の前作『グラキン★クイーン』が面白くて、それがきっかけで松本卓也監督がやってる映画の寸評を語るPodcast『健康会議室』を愛聴し始めてるんだけど。その松本監督の新作。
『グラキン★クイーン』に続き、今作も香川県が舞台。松本作品はまだ『グラキン★クイーン』しか観たことなかったので、本来の作風(グラキンが直球なのか変化球なのか)が分からなかったけど、今作は割とギャグ少なめでストレートな感じですね。題材がブランド牛の精子を韓国人が盗みに来るというものだけど、瀬戸内ののどかな”夏休み!”って感じで、香川のグルメスポットをちょいちょい入れてたり(映画のチラシ自体もB4二つ折りでロケ地マップが付いている)と、地元から応援されてる庶民的な作品。滅茶苦茶極悪な人は出てこないのでどの層が観ても安心設計やね。夏休みに観るとイイかもね。
倉科カナさん(マナカナの三倉佳奈さんと混同しがちだよね)は、今までノーチェックやったやったけど、中々イイ味出してはるね。ラストの笑顔で肉が食いたくなった。サトシの姉役の歌原奈緒さんキレイやったなぁ。
『グラキン★クイーン』よりはパンチがなかったけど、また次の作品が楽しみですね。