チャン・イーモウ監督『女と銃と荒野の麺屋』を観る。
『女と銃と荒野の麺屋』(2009年/中国/90min)
コーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』(1984年)の舞台を中国に置き換えてリメイクしたもの。コーエン兄弟の方を観てないので、そのリメイク具合は分からない(中国の荒野の麺屋と大分変わってるんだけど)けど。そっちも観てみたくなった。
で、話はシンプルで登場人物も少なくミニマルな感じ。荒野の麵屋が舞台だけど、荒野過ぎて客がいないし、周りの生活感や人間の気配が全くなく、この麺屋大丈夫か?と思ったり(農業とか別でやってる感もないし)しつつ、荒野という広い土地を使ってるけど、舞台を観ているような少人数で限られた場面といった感じ。鮮やかでコントラスト強めの色調(夜だけど明るいような)も個人的に好きだし。サクッと観れる感じかな。60分位でまとめられそうでもあったけど。まぁ、タイトル通りの作品。もうちょっと麵要素みたかったかな。