山下敦弘監督の『不詳の人』と『道』を観る。
『不詳の人』(2004年/日本)『道』(2005年/日本)
疑似ドキュメンタリーで茶番なんだけど、中々おもしろい。
山下敦弘監督作品の中で『リアリズムの宿』が一番好きなんだけど、その木下や舟木のスピンオフな感じというか。坪井(長塚圭史)と木下(山本浩司)が最初の宿に着いたあと、ゴルフのパット練習をして時間をつぶしてるシーンで架空の映画「大いなる楽園または逃亡七秒前」の話をする(今DVDを人に貸してるので正確に確認できない)けど、『道』ではその架空の映画「大いなる楽園または逃亡七秒前」の監督・脚本を野嵜好美さん(ジャーマン+雨の)がやるていで、その撮影のメイキングを撮ってる的な疑似ドキュメンタリー。撮影初日から全く上手くいかずみんなギスギスしだして大もめになって。。。野嵜好美さんのふてぶてしくて憎ったらしい感じ(そういう役)がよく出てて、おもしろい。完全に(観るからに)うそドキュメンタリーなんだけど、そんな人おるは的な変な生々しさがあった。
山下監督の『その男狂棒に突き』も、まだ観れてないのでチェックせねば!