『ホドロフスキーのDUNE』

京都みなみ会館フランク・パヴィッチ監督『ホドロフスキーのDUNE』を観る。アレハンドロ・ホドロフスキー監督の未完の大作『DUNE』をめぐるドキュメンタリー。
2014.07.04.b
『ホドロフスキーのDUNE』(2013年/アメリカ/90min)


おもしろかった。ホドロフスキー監督、85歳なんだけど、若いね。凄い嬉しそうに(時には怒ったり)未完の『DUNE』の構想を語ってて、パワーが漲って(みなぎって)はった。岡本太郎さんやアントニオ猪木さん、山本寛斎さん系の熱量の人だね。なので1975年当時凄い豪華キャストやスタッフ(ダリミック・ジャガーオーソン・ウェルズピンクフロイドetc.)なんだけど、この映画で語ってたみたいなノリで出演交渉したのが想像できるね。ホドロフスキー監督曰くこの映画に携わる人間を”魂の戦士”って言ってるだけど、キャラクターデザインにそって似た容姿だけの役者を探すんじゃなく、この人じゃないとダメだっていう本当に人間的にイッてる人をキャスティングしたり、この人はアーティストだね。SF表現の美術陣(メビウスクリス・フォスH.R.ギーガーetc.)が超絶技巧過ぎてたまらん!観終わった後は、凄い絵描きたくなったしマクドでビッグマック食べたくなって食べちゃったよ。
そして、後にヒットしてるSF映画に凄い影響を与えてる描写も多く、やっぱ完成を観たかったな。でも最後にホドロフスキー監督も言ってた通り同じことを思ったけど、いつか誰かが映画化する気がする。当時のキャストは難しいのでアニメーションで観たいかもしれない。

ま、兎に角23年ぶりの新作『リアリティのダンス』も楽しみだは。
2014.07.04.c
B1ポスター(河村康輔:コラージュ&デザイン)買っちゃったよ。でかいの嬉しいね。

・『ホドロフスキーのDUNE』公式サイト
・『ホドロフスキーのDUNE』Trailer

投稿者:

jumpei

イラストレーター。