今日もタイムトラベルもの。昨日の『バタフライ・エフェクト』がすこぶる良かったので、2を。これは続編ではなく主人公も監督も違う。ジョン・R・レオネッティ監督『バタフライ・エフェクト2』を観る。
『バタフライ・エフェクト2』(2006年/アメリカ/92min)
1が良い作品って往々にして2はコケるジンクスは昔からあるので、これは期待もせずハードルを下げて絶対アカンのやろ?と決め込んで観た。むしろ友好的に観ようと意識して。けど・・・アカンなこれ。
話は、主人公が彼女や友人4人でドライブに出かけるも、急な仕事で帰るはめに。その道すがら車がパンクしてしまい事故に巻き込まれ、主人公以外亡くなってしまう。そこから1年後、主人公が昔の写真を見返してると、過去(事故前に)タイムスリップしてしまい、過去を修正しようとするが過去を小さく変えることで未来が変わっちゃい、それを修正していく話。1同様”バタフライ・エフェクト”(”一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”というカオス理論)ってこと。
んんん〜〜〜、何か安っぽいね。登場人物にも魅力やカリスマ感がないし、海外ドラマっぽい質感やね。オープニングのタイトルの出し方もダサいし、安いわ〜。1がヒット下から、この”過去の写真を見たらタイムスリップ出来る”パターンでいけばウケるやろ!ってノリで作った感満載。この作品はいきなり2から観る人はほとんどいない(2のクオリティ的にいきなりTVでやったりしなさそうやし)ので、2は1観てる前提で過去のトラウマとか関係なくすぐタイムトラベルしちゃう。1のメインの旨味部分だけを抽出して(もちろんその旨味を味わいたいけど)他の副菜だったり器に全然力入れてないし、変にエロ描写を足してる安っぽさ。そして最後はああいう締め方すりゃいいんでしょ?感。そんな要素を求めてるんちゃうのにね。
まぁ、バタフライ・エフェクト自体が過去を変えてストーリーが幾重にも変わるので、そういう意味では『バタフライ・エフェクト』は良いルートで、この2は失敗ルートなんかもね。