京都シネマで中田秀夫監督の『ハリウッド監督学入門』を観る。
この監督はリングとかホラー系の監督で、今は4年位?だったかなハリウッドに拠点を移して監督されてるそうだ。この監督、個人的には佐々木浩久監督の『血を吸う宇宙』でMIB役で出てた印象の方が強いかも。
ハリウッドのめんどくさいシステムが色々分かる。
撮影に入るゴーサイン(グリーンライト)が出るのに無茶苦茶時間も掛かるし、プロデューサー、エグゼクティブプロデューサー、なんちゃらプロデューサー、出資者等ありとあらゆる人が口を出して来て、中々進まないらしいし、監督の感性が大分押し込められるみたい。時間を掛けてあらゆる状況・条件で撮影するんだろうけど、時間を描け過ぎて瞬発的だからこその感性とか、気持ちのピークの持っていき方が大変そう。
観客はそこまでアホじゃないし、かなりイラっとくるシステム。
製作費も莫大なだけに、ほんと会社の投資!っていう感じ。ビジネスの世界に置き換えると当たり前のことなのだけど、文化の違いを感じる。こんな面倒くさいトコで仕事したくね〜な〜。
ときおりはさまってる監督のオフ映像(ヒマ過ぎて悶々とした日々)が皮肉っぽくておもしろかったです。