今日もタイムトラベルもの。
ニコラス・メイヤー監督『タイム・アフター・タイム』を観る。
『タイム・アフター・タイム』(1979年/アメリカ/112min)
おもしろかった。
H・G ウェルズがSF小説『タイム・マシン』を発表する以前に本物のタイムマシンを発明していて、それにのって猟奇連続殺人犯”切り裂きジャック”が?1979年のサンフランシスコに逃亡してしまい、それを追いかけてH・G ウェルズも1979年に来てそこで現代の女性(1979年)の女性と恋に落ち、、、という話。
このヒロインのエミー(実際のウェルズの奥さんの名前なんやって)を演じる、メアリー・スティーンバージェンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』でドクと結婚する人やんか。タイムスリップづいてるね。
未来の世界(ウェルズからした)は公開された1979年当時で、街並や文化的にも当時最先端のものだったんだろうけど、2012年に観るとそれは33年前のもので古いという、新しいけど古いという新たな楽しみ方が出来るね。当時(1979年)のマクドなんかも出て来るし、1979年は博物館のセキュリティーが甘かったり、銀行で顧客情報を普通に話したり当時だから撮れる話だね。今だと携帯やネットが絡んで来るだろうし。SF表現も七色に光ったり今だと逆にカッチョイイね。タイムマシンは何かアール・ヌーヴォー調のデザインだったね。
ラストも潔いというか、スパッと終わるし時代を感じるね。細かく丁寧に伏線が貼られてるしセオリー通りに回収してくれて(最後の時計だけ特に触れてなかったけど、もしかしたら何か意味があるのかな?)、中々ハラハラした。ウェルズのキャラもイイ感じやね。