先日『恋はデジャ・ブ』を観てから、タイムトラベルものを欲してるので色々観てみましょうかね。サイモン・ウェルズ監督『タイムマシン』を観る。
『タイムマシン』(2002年/アメリカ/96min)
H・G・ウェルズのSF小説が原作(この監督はH・G・ウェルズの曾孫)で、1960年に1回映画化されてて今作はリメイクというか2回目の映画化って感じかな。ちなみに原作を読んでないので全く新しい気持ちで観ると、前半イイ感じだったのに後半えらい牧歌的でもっちゃりしてるね。80万年の時空の流れの表現(CG)がイイ感じだったけど、何かそこだけで、”タイムマシン”の旨味がちょっとしか出てないというか。とは言え後半のストーリーは原作通りみたいだし、ストーリーがどうこうってのは言いにくいけど。80万年後の地底の種族があんなけ筋肉質なのに重みがないというか(あんなけ筋肉のかたまりだったら主人公が体当たりしたぐらいじゃ吹っ飛ばんやろし)、なんか微妙なデザインだね。前半の彼女との世界観でもっと観たいけど、原作ありきだかなぁ。それに80万年後の地底の種族が同じ言葉そすらすら話せたり、全然生活感がなかったり、なんか薄っぺらいし地球に対して人数(他の地域にもいるのかもしれんけど)少ないし、その種族とのクライマックスもどやねんって感じかな。80万年もあれば主人公以外の人間がタイムマシン作ることあろうにね。
公開当時予告篇がおもしろそうだったのに、その後の世間の反応全然なかったのが分かる感じかな。でも、この2002年版『タイムマシン』を観たあとに1960年版『タイムマシン』の予告を観ると、結構再現してるし技術が滅茶苦茶上がってるし、比べるとおもしろいね。1960年版も今度も観よっと。