『へんげ』

京都みなみ会館大畑創監督『へんげ』を観に行く。
京都にやっと来ましたね。ネットやtwitterでの情報を遮断するのが大変だったけど、やっと観れましたね。(ちゅーかもうDVD出ちゃってますね)

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この日は、大畑創監督(『へんげ』)と今泉力哉監督(ヴァージン『くちばっか』)の舞台挨拶があって豪華ですね。『へんげ』上映前の『ヴァージン』今泉監督舞台挨拶も観せてもらったけど、今泉監督は見た目も語り口も仙人かヨガの達人の様な悟りを開いたかの様な存在でした。

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『へんげ』(2011年/日本/54min)

いや〜、クオリティが高い!低予算(大畑監督がバイトしてお金貯めて撮ったんやって)の自主映画なのに、美術面、役者さんの演技、VFX、音楽がどれも重厚で細部までこだわりを感じる。33歳とまだ若いし、若い人の自主映画って大体(話の面白さは別にして)どっかチープで役者さんも知合いや身内の人で演技にばらつきがあったり、善くも悪くも自主映画って感じのが多いし、等身大の何気ない日常を描いた系作品はともかくとして、こういう特撮系・ゴア系のはなおのこと特殊メイクやVFXがチープになりがちだけど、この大畑監督の重厚感は凄いね。このジャンル的に若手で貴重な存在だし、今後の作品も楽しみですね。


『大拳銃』(2008年/日本/31min)

大畑監督が映画美学校の卒業制作作品。これも凄い。
卒業制作系で注目される人の作品でも、↑先に書いた通り、善くも悪くもクロリティが自主制作!って感じやけど、この大畑監督の『大拳銃』は骨太で重厚感が凄いね。映像の質感も小道具の質感(あの銃はプラスチックらしいけど)は凄いね。役者さんもみな良かったし。特殊造形の表現も全然安っぽくない。末恐ろしいですね。


・『へんげ』
・『へんげ』特報
・『へんげ』予告編
・大畑創インタビュー(「映画美学校」)
・大畑創インタビュー(「映画と。」)
・大畑創インタビュー(「OUTSIDE IN TOKYO」)

・『大拳銃』
・『大拳銃』予告編

・「へんげ」×「ハカイジュウ」実写PV
・恐怖バーUSTREAM「新世代の逆襲」ゲスト:大畑創・内藤瑛亮・今泉力哉

投稿者:

jumpei

イラストレーター。