アートを通じて「臓器移植」について考えようという展覧会を観にdigmeout A&Dへ。
岸野真生子さん、cicciさん、高山泰治さんの3人が「生命」「絆」をテーマに、「天使」をモチーフにしたオリジナル作品を描き下ろし、メッセージとともに展示されてるとのこと。どの作品もイイっす。
岸野さんもいらしてて作品中にビルケンの靴がちょいちょい出てくるのと、本人もビルケンを履いてらして好感が持てる。良い人に違いない。cicciさんの作品は相変わらずイイし、高山さんの作品がパーフェクトな仕事過ぎて脱帽です。この方も切り絵なのだが、超絶のカッター使いです。多分デザインカッターを使われてるんだと思うけど、カーブの小回り感が凄いです。デザインカッターってのは普通のカッターよりもペン状になってて、すらすらカーブが切れるんだけど、最小のカーブを切るのには限界がある。無理に小回りを利かせると刃はすぐ折れるし紙にも負担が掛かる。まぁ、やろうと思えば出来るけど、この高山さんのはリアス式海岸並みに連続して小回りを繰り返してて、(いや、もしかしたらハサミかも?帰ってから実験的にハサミでやってみたら小回り利いた)完全に手と刃物が一体化してます。
普段から色んな切り絵の人、気になって見るけど、その切り口は大体想像出来る範囲内だけど、この方のはホント超絶テクニックです。特に文字の切り抜きは、志村けん並に二度見、三度見してしまいますよ。シンプルだけど凄い手間掛かってると思います。アイデアも凄いですし、マイナスなツッコミ所がないパーフェクト超人です。
この3人の絵が入った”臓器提供意思表示カード”も置いてあって、提供してもいい人も、したくない人もとりあえず、意思を表示しよう!ということだ。