『ロベール・ドアノー展』を観に、祇園にある何必館・京都現代美術館へ。この何必館(かひつかん)は、ただ作品を展示してるだけでなく、鑑賞するうえで、最も作品が栄える環境作りをしていると言うか、かなり空間にこだわってます。それに、好みの写真展をよくしているので、好きな美術館の一つです。とくに、お気に入りの空間は、5Fの”光庭”。建物の中に箱庭があって、楓が1本。その頭上には丸く穴が空いており、光が差し込みます。奥には茶室(入れませんが)があり、その脇に腰掛けて、何時間でもボ〜〜っとできる感じです。ロベール・ドアノーさんは、生涯パリを1歩も出る事なく庶民の日常を撮り続けた、20世紀を代表する写真家だそう。ドアノーさんと意識して、作品を観るのは初めてだったんですが、”あ!コレ、この人やったんや!”と言う感じで、知ってる作品が結構ありました。当たり前の話ですが、ようこんな瞬間撮ったな〜!と言う感じで、構図や、人物・モチーフの配置やバランス、タイミングが絶妙で、これで作ってないからスゴイ!かなり参考に。ピカソ、レジェ、ジャコメッティ、ティンゲリーらのポートレートもあり、自分もこんなアーティスト写真欲しいな〜と思いました。何となく観に行ったけど、好きです。アリ。http://www.kahitsukan.or.jp/