『ミルコのひかり』

クリスティアーノ・ボルトーネ監督『ミルコのひかり』を観る。
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『ミルコのひかり』(2005年/イタリア)


うん、イイ映画だった。現在もイタリアで活躍する盲人音響技師ミルコ・メンカッチの幼少期を映画化したもの。中々ゾゾッときた。
こういう子供系の映画はイイね。『僕のスイング』も好きだし、イラン映画系も好き。『運動靴と赤い金魚』とか健気な感じのん。

1カ所絵がつながってないところがあった。チャリ2人乗りで街に出るシーンであの女の子、最初スカート履いてたのに次のシーンではズボンになってて、また次のシーンでスカートに戻ってたよ。

・『ミルコのひかり』
・『ミルコのひかり』予告編

『時をかける少女』

MOVIX京都で、谷口正晃監督『時をかける少女』を観る。
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『時をかける少女』(2010年/日本)

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そして、このチラシ良いよね。

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2つ折りを開くと、全身になるよ。


そして本編の方は、
事前情報なしに観たけど、細田版の真琴のキャラで大林版の続きの様な感じ。だけど、細田アニメ版も含め、今の時代にタイムリープする女の子はこんな娘でしょ的な、優等生じゃないキャラ(活発なキャラ)で、時代設定も神田川的な松本零士的な昭和な感じで新しいものになっている。すぐに引き込まれて中々良かった。今の時代だから出来るCGな感じ。
アノ人とアノ人が廊下ですれ違うシーンは、大林版のラストシーンを意識してるのかな?このシーンを観るともしかしたら冒頭でもそのシーンがあったのか?どうなんだろ?もう1回観ないと確認出来ないけど。

こういうタイムスリップもの全般にだけど、時代が違う人同士の恋は中々切ないモンがありますね。(バック・トゥ・ザ・フューチャー3のドクは結婚してたけど)で、観終わったあとトイレで用を足しながら”時〜を〜、かける少女〜”って口ずさんじゃってたのでした。

本編前に『ゼブラーマン2』の予告が流れてたけど、このゼブラクイーン仲里依紗さんなのか。でも仲里依紗さんと言えばこういうクセのあるキャラ(怪演系)が多い印象があるかも。

・『時をかける少女』

・『時をかける少女』予告編

旧友のウェルカムボード的な。

小・中学の剣道部時代の友人の結婚式に行く。
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ちゅーことで、ウェルカムボード的なものを描いたりしつつ。
普段描かない系のジャンルの感じですね。これまでも何度かウェルカムボードを描いてきたけど、これまでは文字入れなどもるので出力だったけど、今回は原画で。文字も切って貼ってます。

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そんなわけで、知り合ったのが小学生だから四半世紀近く経つのか。
あの男がねぇ〜。

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そんなわけで、お2人さんお幸せに!

『明日、君がいない』

ムラーリ・K・タルリ監督デビュー作『明日、君がいない』を観る。
これ撮った時19歳だったんだって。スッゲ!
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『明日、君がいない』(2006年/オーストラリア)


よく出来たある。中々深いラストだね。
6人の主人公の動向・コメントを各視点で撮っててそれを入り組まして編集してるのだけど、それが複雑過ぎず丁寧に整頓されてて観やすいし”どうなるの?どうなるの?”って引き込まれる。見事に期待(推理)を裏切られて、そう来たか!この6人が多過ぎず少な過ぎず、推理が追いつくか追いつかないか的な絶妙なバランスなんだろね。よく練られてる。深いなぁ〜。

2006年カンヌ国際映画祭の”ある視点部門”に正式出品されたもので、”ある視点部門”系の作品は面白いのが多いので、”ある視点部門”しばりで映画観るのも良いかもね。

・『明 日、君がいない』
・『明 日、君がいない』Trailer

『コドモのコドモ』

萩生田宏治監督『コドモのコドモ』を観る。
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『コドモのコドモ』(2008年/日本)


小学5年生が妊娠しちゃう話で、公開当時ちょっと興味がありつつ観れてなくて、結局産んだのかどうなったのか気になってたので観てみる。テーマが衝撃的だけど、クラス全員が団結してなんとかしようと奮闘する感じで、ちょっと『漂流教室』を思い出す。ポジティブな感じで描いててある意味ファンタジーかな。ネガティブ部分が全然ないので、子供が観る分にはちょっと危険な気もするけども、これを観終わった後にクラスで話し合う場を持つのが大事のかもね。麻生久美子さんもイイね。

・『コドモのコドモ』
・『コドモのコドモ』萩生田宏治監督&麻生久美子インタビュー
・『コドモのコドモ』予告篇

坂本渉太個展「むげんがんばるぞ!」

数々の衝撃脱力作品を発表し続ける鬼才アニメーション/映像クリエーター
坂本渉太さんの展示「むげんがんばるぞ!」のオープニングへ。
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digmeout ART&DINER

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壁の作品、お祭り騒ぎ的なことになってますね。

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ボスや、最近オフィシャルサイトが出来たことでもお馴染み、NPPことピロピロさんも居ますね。

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YAAA KYAAAS藤田U5も居ますね。

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オリジナルDVDから、neco眠るのCDも売ってますね。
(僕全部持ってます)

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わ!NPPことピロピロさんサイン貰ってる!羨ましい!
そして、このDVD、2,000円とお求めやすい!これは絶対買いですよ。
〜3/28までだそうだ。


・坂本渉太オフィシャルサイト
・neco眠る「ENGAWA DE DANCEHALL」
・BOGULTA「メッ政治」

BATI-HOLICのん。

ドラマ『泣かないと決めた日』最終回でしたね。全8話は短い!!
そして杏ちゃんコワイ!これまでの7話が相当イジメられてきたので、最終回はその悪い人らが気持ちよくギャフンとなるところを見たかったけど、結局のところ梅沢部長(段田安則さん)意外ゴメンなさいで済んじゃった感じですね。盗撮だったり、注文の数をわざと書き換えたり、あんなあっさり済んで良いのか?!そして、団結したらあんな迅速に対応出来るんじゃないか。最後はガラス、パリーン!にならなくて良かったね。


先日の京都公演
の成功が記憶に新しい、我らが京都の和太鼓・芸能集団BATI-HOLICポスターの原画でも載せとこうかな。
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こんな、

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こんな、

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こんな、(こういうカタチとらなアカンのは苦手ですね)

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こんな、(これは薩摩地方の”ゴッタン”。”ゴッタン”で検索すると”もしかして:ゴッドタン”って言ってくるよ)

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こんな、

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こんな、

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こんな、

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こんな、

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こんな感じ。

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この”手に持てる”感が、何か嬉しいんですよね。
大きい絵もイイけど、こういう小さいのもイイね。ミニチュア感と言うか。

『UMEZZ HOUSE』展

毎年の事ながら最終日ギリギリで確定申告無事終了。
その後、税務署の近くに清水寺があるんだけど、そこの京都極楽堂書店/蜷川実花写真館というところ(こんなトコあるんだ。初めて知った)で、蜷川実花『UMEZZ HOUSE』展をやってたので観に行く。

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蜷川実花『UMEZZ HOUSE』展

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京都極楽堂書店/蜷川実花写真館
そう、楳図邸写真集『UMEZZ HOUSE』のオリジナルプリントの展示。
もうちょっとデカいサイズで観たかったかな。あと映画『さくらん』の衣装が飾ってあったり。

そして、店頭には”毒まんじゅう”なるものがあったので、
ちょっと買ってみる。
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”毒まんじゅう”

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中はこんな感じ。色粘土みたいですね。あと仮面ライダーの蜘蛛男が浮かんだ。今お腹へってないのでまだ食べてないけど。


そして、蜷川実花さんと言えば、
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杏さんの写真集も持ってるんだけど、

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お!

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楳図先生とこんな共通点が。

『イエローキッド』

みなみ会館真利子哲也監督『イエローキッド』を観る。
みなみ会館と言えば、本日でRCSとの上映プロデュース提携が終了し、また新たな形でスタートするとのことで、良い方向に変化していって欲しいですね。で、今日は、真利子監督(男性)の舞台挨拶があったんだけど、いつもはRCSのSさんがまわされるんだけど、今日はみなみ会館の館長さん(ギャルソンとか好きそうなお洒落な女性)がされててそれを脇からSさんが見られてて、何か変わる瞬間を目撃出来たようなドキドキ感がありました。初々しくて微笑ましい舞台挨拶でした。

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『イエローキッド』(2009年/日本)


真利子監督
が東京芸大大学院の終了製作として作られた作品。
舞台挨拶で監督が言われてた、大学の時に周りの人は記念的な感じで作品を作ってたけど、自分は卒業してもこの道でやってくためにそういう人らを集めて作ったとのことで、予算や技術面は荒削りだけど本気な感じが伝わってくる感じの映画でした。途中までちょっと退屈かなぁ〜と思ってたら後半はガラっと雰囲気が変わって引き込まれる。町田マリーさんも出てたし。
世界観は違うけど、山下敦弘監督の「どんてん生活」を思い出したし、次どんなモノを撮られるのか楽しみです。

・『イエローキッド』
・『イエローキッド』予告編


そして、
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おわ!寺田めぐみさんデザインのみなみ会館の新キャラ「みなみちゃん(仮)」がお披露目されてるじゃないですか。正式なのか仮なのか分からないけど。

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「ぬいぐるみ展開を視野に入れたキャラだよね」

『BATI-HOLIC Nippon,in the groove』

BATI-HOLIC”Nippon,in the groove”っつうことで、
プロモーション用の非売品だけどDVDをもらってくる。
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表。

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裏。

そしてポスターも。
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太鼓篇。

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踊り篇。

結構エエんちゃいます?
ポスターは多分公演会場でお求めになれるんじゃないですかね。
気になった人はバチ・ホリックのライブへ!!

『BATI-HOLIC Nippon,in the groove 京都公演』

neutron「今月の池田」を観つつ、ネットの画像から何でどうやってんだろ?って思ってたけど、こうなってましたか。前から変態だと思ってたけど、この立体も変態なことしてますねぇ〜。「先月の池田」に引き続き触ってみたい衝動にかられたのでした(触ってないよ)。

その後、
我らが京都の和太鼓・芸能集団「BATI-HOLIC(バチ・ホリック)」の京都公演”Nippon,in the groove”を観に行く。
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”Nippon,in the groove”

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御所の西側にある京都府立府民ホール アルティへ。

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(開演前の画像だよ)

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お!ポスターも飾ってますやん。
初めて肉眼で確認。イイじゃないですか〜。

そして、講演の方は良かった!普段事務所で見るおちゃらけた感じと違って、ビシッと舞台の顔になりますね。そうだ、ミュージシャンだった!ということを再認識。そして、色んなパフォーマンスや決めのポーズがちゃんとポスターの絵とダブったし、バッチリです。
事前に”可愛いゲスト有り”的な噂があったけど、確かに!偽りなし!
子供たちの太鼓の演奏があって和ましてくれました。
新曲も良かったし、締太鼓の軽い音で連打する感じが和太鼓ながら”剣の舞””タヒチアンダンス”を彷彿するような感じで凄く気持ちいい感じでした。


その後、ちょっと前にリニューアルオープンした四条大宮の王将1号店へ。
ちなみに、本社は山科にあるよ。
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食は王将にあり!

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庶民に優しい店ですね。

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餃子!

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角煮的な!

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小龍包的な!
大人数だと、1〜2人で行った時には注文しないモンとか味わえてイイですね。食は万里を越える!!


そんなわけで、
・京都の和太鼓・芸能集団「BATI-HOLIC」オフィシャルサイト
・秘蔵写真満載!日々の活動ブログ。ほぼ毎日、気合いで更新中!ブログ
・2009年度BATI-HOLICプロモーション映像

「ほえる犬は噛まない」

ポン・ジュノ監督長編デビュー作、ペ・ドゥナ主演
『ほえる犬は噛まない』を観る。
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チラシ探したら持ってたね。横構図なので無理矢理縦に。

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『ほえる犬は噛まない』(2000/韓国)


以降の「殺人の追憶」「母なる証明」のイメージで観るとタイプが違って、あら?こっち系?とビックリする。何か起こるようで大して何も起こらない系のコメディというか雰囲気系の映画。
ポン・ジュノ監督がこれで何を言いたかったのか分からなかったし、逆に何か隠れたメッセージがあるのか?と深読みしてしまう。
ミラーを破壊するとこや、カラオケのシーン等、「母なる証明」とダブるシーンもあった。というかミラーを破壊するのは、韓国の文化というか韓国流のいたずら的なことなのかな?

・『ほえる犬は噛まない』
・『ほえる犬は噛まない』予告ではないけど。

『戦闘少女』

井口昇(イヤ〜ン)×西村喜廣(残酷・特殊造形)×坂口拓(アクション)共同監督作品『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』特報動画が公開されましたね。気になるシーンもありつつ、まだ大分出し惜しみしてる感じですね。

・『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』特報


BGV的に井口昇監督『片腕マシンガール』のDVDを久々に観たけど、これはやっぱイイですね。とりあえずDVDのパーケッジングとして完璧な逸品だと思います。本編がまず良いうえに、コメンタリー、メイキング、スピンオフ、さらには上映前のレクシャー動画、その他盛り沢山で、コース料理として完璧だと思います。これ1本で井口監督の魅力がとりあえず分かるし、今も探せばまだ初回限定の”マシン缶”あると思うので、絶対これは買って損はないですよ。うん。(レンタルはコメンタリーもスピンオフも入ってないらしいよ!)

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最近は、自分の中に無い系のジャンルの絵を描いたりしてるわけで。

オタマトーン。

姪っ子にホワイトデー何しよかなぁ〜?と思ってたところに、
あ、そや!明和電機の「オタマトーン」アリかも!と思って、いってみる。
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姪っ子には白。

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自分用にも、黒いっちゃった。
馴れるまで力加減が難しいけど、ハマるなこりゃ。楽しい楽しい。

・「otamatone説明」
・「津軽海峡・冬景色」←上手なったらこんな事も出来るみたい。

あと、練習してて、何かの音に似てるなと思ったら、
仮装大賞の点数の音

『土俵際のアリア』

山下敦弘監督(向井康介脚本)×栗山千明『土俵際のアリア』を観る。
牛丼にカツを載せるような贅沢な組み合わせですね。
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『土 俵際のアリア』(2009年/日本)


栗山千明さんが小学生・中学生・高校生役を一人で演じてるあれだ(情熱大陸で出てたアレ)。元々auの携帯ドラマとのことで、短くサラッとしてて、ん〜〜〜、面白くなくはないかな。笑かそうとしてる感が強いけど、出てる人ら的に嫌みな感じはない。他ではあんま見ない栗山千明さん(素に近そうな気がした)にはなってます。森山未來さんをはじめ他の子供たちも良い味出してるし。個人的に栗山千明さんのセーラー服にヘルメットはアリかな。本編27分しかないので、サクッとしたモンだ。

・『土 俵際のアリア』
・栗山千明インタビュー

『ファニーゲーム U.S.A.』

ミヒャエル・ハネケ監督『ファニーゲーム U.S.A.』を観る。
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『ファニーゲーム U.S.A.』(2007年/アメリカ)


うそ〜〜〜んって内容で、大声でおもしろかった!とは言いづらいが、他には無い感じ。監督的にハリウッド映画の暴力描写へのメッセージが込められてるみたいだけど。ひっでぇ〜なぁ〜この2人。若干前知識があったので構えながら観れたけど、いきなり観たらポカ〜〜〜ンってなるかも。長回しも多く、計ってみたら長いところで1カット9分半ぐらいあった。

音楽にしろ演出にしろ完全に監督が、これでもくらえ!的な意図が分かるので、そっかこういう映画なんだと自分の中で納得はできる。そこがまだ救いというか。逆に淡々とやったら非道過ぎるし。
97年に監督が撮った『ファニーゲーム』のリメイク版とのことで、そっちは観てないけど、予告編だけ観ると完コピしてて比べるとおもしろいね。

・『ファニーゲーム U.S.A.』
・『ファニーゲーム U.S.A.』予告編(2007年)
・『ファニーゲーム』予告編(1997年)

↓比べてる動画もあるね。
・『Funny games 1997 v. 2007』
・『Funny Games comparison: eggs scene』