『ラブファイト』

成島出監督『ラブファイト』を観る。
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『ラブファイト』(2008年/日本)


予告の印象から、アイドルチックで軽い青春映画かなと思ったけど、割と良かった。北乃きいさん運動神経良いね。左右の連続回し蹴りを始めとしたアクションシーンなんかも良い動きしてた。制服がちょっと野暮ったいというか、男子の学ランと同じ学校に思えないデザインかも。
ラストは、え?ここで終わるか?的なとこで切ってるよね。もうちょっと先まで描いても良いと思う。

でも、まぁサラッと観れて悪い印象はないかな。北乃きいさんの関西弁も悪くない(調べたら関西の人ちゃうんのね)。
女の子が強い映画はイイよね。

・『ラブファイト』
・『ラブファイト』予告篇

iPhone的な。

携帯が壊れた(ボタンが効かなくなったり、触ってないのに、勝手にマナーモードのon・offを繰り返したり等)た、勢いでdocomoからSoftBankに乗り換えてみる。
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iPhoneXperiaか迷ったけど、普段Macなので、Windowsになってもなぁ〜ってことで乗り換える。個人的にタッチパネルに惹かれなかった(画面をベタベタ触るイメージが)んだけど、指の面というより点な感じで全然気にならないや。フィルターも貼ってるし。
そして何だ?この未来な装置!凄い時代になったモンだ。

『処刑山 デッド卍スノウ』

neutronで「今月の池田」を観に行きつつ、2つあるはずの作品が1つ売れてて1つしかなかったりしつつ、「来月の池田」も楽しみだ。


みなみ会館
トミー・ウィルコラ監督『処刑山 デッド卍スノウ』を観る。
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『処刑山 デッド卍スノウ』(2007年/ノルウェイ)


う〜〜〜ん。なるほど。そっち系か。この魅せ方的にネタバレになるから詳しく書かないけど。座席の後ろのグループがゲラゲラ笑っててちょっと冷めちゃったかも。ま、そのグループの人らが本来の楽しみ方だと思うけど。ポップコーンムービーと言うか。(でも箸が転げても笑う位の、笑いの沸点が低くかったけど)
登場人物の若者らが、あんま仲良くなりたくないタイプというか感情移入できないね。後々ヒドイ目に合うから、その対比として憎たらしい感じのキャラにしてるんだと思うけど。微妙な感じかなぁ。ちょっとあざといかな。

・『処刑山 デッド卍スノウ』
・『処刑山 デッド卍スノウ』予告篇


そして、
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みなみ会館リニューアル後、初めて着たけど、お!寺田めぐみさんのロゴというかキャラというか、そんなのが貼られてますね。

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「ミニマルで意図が明確だよね」

『息もできない』

シネマート心斎橋ヤン・イクチュン監督『息もできない』を観る。
っていうか、製作・監督・脚本・編集・主演ってスゲーー!!!!

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『息もできない』(2008年/韓国)


うん、面白かった。2人の最初の出会いから鷲掴みされる。
サンフンは極悪過ぎ(クソ野郎、クソアマを何回言ったかわからんし、人をしばき過ぎ!)やし、女子高生ヨニ(ちょっと紗月結花に似てる)は肝が据わり過ぎてて2人とも迫力が凄い。恋愛感情とも違う傷ついた者同士の寄り添い感が凄いリアル。
当たり前だけど邦画は、役者を知ってるので役を演じてるのは分かるけど、他の国やこの映画は、本当に起こってるんじゃないかと思うぐらいリアルで生々しい。ネタバレになるのでストーリーには触れないけど、この2人おもしろい関係だは。うん。良かった。もっ回観たいな。

そして話と関係ないけど、韓国料理が食べたくなった。濃い味の料理を金属の箸やスプーンでカチカチいわせながら食べたいね。

・『息もできない』
・『息もできない』予告篇

TAKESHI HOSHIKA個展「SURFACE」パーティー

先日行った敏腕デザイナー・星加さんの展示のパーティーがあるとのことで、足下の悪い中、憩いまくりカフェことninoへ。20100416a.jpg
憩いまくりカフェこと、cafe nino

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小さなお店なんだけど、超満員札止めマックスボルテージであります。

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ボスや。(小西康陽さんチックです)

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いつもの懲りない面々が、大挙して押し寄せてきてますね。
団長は身体的部分に関して、なじられてるのか?!)

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はうぁっ!ブルース・リー?!

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なんてこともありつつ。料理が美味い!これはサングリア。
手前は白ワインベースらしい。(サングリア・ブランカって言うらしいよ)

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体に優しそうな料理の数々。何コレ超美味い!胸ぐら掴みようがない!

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これにはビックリした。玉子と白味噌とオリーブオイルなんだって。
ストロボ使って撮ると、玉子って分かるけど、オレンジ系の暗い照明だと何か全く分からんかった。芋や栗かと思った。これは盲点だは。うん。悪ない仕事です。

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さらに驚いたのが、この苺大福!

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あのフクロウ少女ことkyarry+さんの手作りだそうだ!
この何とも言えんほのかな赤みが、艶かしくてイイよね。そして美味い!

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そんな、今日のハットリさんと野菜王子(本名の漢字があたかも四字熟語にあるんじゃないかな的な感じで凄いよ!漢字と感じをかけたよ)でした。

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そんな感じで、朝までやってたらしいけど、終電で帰宅。
星加さんの展示にまったく触れてないけど、、、

展示は〜4/30まで!要チェック!

『ハーフェズ ペルシャの詩』

アボルファズル・シャリリ監督『ハーフェズ ペルシャの詩』を観る。
麻生久美子さん海外進出初作品。勿論その麻生久美子さん目当てだ。

最近麻生久美子さんが好きだという事を認知(以前は気になりつつも、これは好きとかではない的な、自分の感情を認めなかったが。最近やっぱイイと完全に認めた。この”認知する”という行為は結構大きい出来事かも。)したので、公開当時このチラシや予告の雰囲気から、多分退屈なタイプの映画で、観る事はないだろなぁ〜と思ってた作品。

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『ハーフェズ ペルシャの詩』(2007年/イラン・日本)


で、結論から言うと、麻生久美子さんちょっと(鳥取風に言うと、ちょっこし。ゲゲゲの影響ね)しか出てこん!!ということで。
話の方は、詩的というかイスラムの宗教や文化なんかが、何の事を言ってるのかボ〜っと観てたら頭に入ってこないかも。心情的な部分と宗教的な部分とどっちのニュアンスなのか、話が進んで行って分かるので、え?そんなシーンあったっけ?と思って(DVDなので)巻き戻すと、あ、ホンマや!なるほどね。と分かるし。後から整理すると凄い単純な話だけど、劇場でボ〜っと1回観ると、う、う〜〜〜ん。。。的な微妙な感じになってたかもしれない。ふわっとしたことは解るが、がっつり理解するには2,3回観ないといけないが、話の退屈さ的にそれはちょっこししんどいかもしれないね。

濃い顔立ちのイスラムの人らの中に、日本人でもあっさりめな麻生久美子さんが入ると若干の違和感はあるし。(別に差別的な意味じゃなくね)。が、イランの乾いた大地に鮮やかな衣装に対して、オリエンタルな麻生久美子さんの白い肌が妙に合ってはいる。単体で映る分には。
何だろ?イラン料理を食べに行って、コース料理の中に味噌汁が付いてて、パッと見”えっ?”となるけど、意外に合うなぁ〜みたいな感じ?そんな状況ないから分からんけど。とりあえずこれは誰がやってても難しいとは思う。当初持ってた印象通りの作品かな。

・『ハーフェズ ペルシャの詩』
・『ハーフェズ ペルシャの詩』Trailer

トヨクラタケル個展「こどもきかい」

フェルトの貴公子ことRe:VERSEのトヨクラタケルくんの展示「こどもきかい」を観に、天満橋(北浜?間ぐらい)にあるギャラリー箱/2へ。

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トヨクラタケル個展「こどもきかい」

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ギャラリー箱/2。箱だ箱だとは聞いてたけど、本当に箱の様な場所だ。

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いつもと違って、また新しい試みをしてる感じでした。この青は完全に”トヨクラブルー”ですね。本当三度の飯よりフェルト好きな男だ。
フェルト自体を作ってもおもしろそうだと思った。より立体的な展開に。と言いつつ同業者から言われたことはやりづらいと思うので、ネタ潰し?になるかな。

展示は〜4/26までだそうだ。

nomoto piropiro exhibition「into the silent land / osaka」

その後、堀江に行きたくて地下鉄堺筋線 北浜駅→日本橋でそこから歩いても良かったのだが、千日前線乗り換えでなんば駅に行くものの、なんばウォーク内で反対方向に歩いてしまい徒歩で日本橋に戻ってしまう。なんてこともありつつ、引き返して堀江へ。。。

帝塚山画廊が南堀江に移転しての、第一弾企画、nppことnomoto piropiroさん(そう!言わずと知れたアノ青い写真でお馴染みのアノ人だ!)の展示をこそっと観にいく。こちらは”ピロピロブルー”です。

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nomoto piropiro exhibition「into the silent land / osaka」

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どこかで見たことある人がモデルになってたり、中々ドキドキ!
全部好きだけど、(タイトル分かんないけど)茶屋町周辺の写真がちょっと惹かれたっす。

ということで、こちらは〜4/30までだ!
同時開催神戸編TANTO TEMPOは〜4/18までだ!

花見。

その後、靭公園へ。
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かっしゃんこと、新進気鋭カメラマンの河上さん主催の花見へ。
フード好きだね。

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っていうか、桜もう咲いてない!!

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何か秋ですやん。

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ということで、何の花か分からんけど、一応”花見”には違いない。

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靭公園は雰囲気イイね。ノルウェーか北欧のどっかみたい。奥の遊具も。
行ったことないけど。

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お馴染み、スピカデザイン井上社長もおりますね。今日はカープカラー。

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キャッチボールしたり。

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ちょっと動いただけで足つりそうになったり。。。

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お!CHO-SANも。ピザソースととろけるチーズのホットサンド食べたり。
これ美味い!悪ない仕事してますね!
そんな感じで、ちょっと肌寒かったけど花見を堪能したのでした。

TAKESHI HOSHIKA個展「SURFACE」

その後、新町の”憩いまくりカフェ”こと、cafe ninoへ。
普段何かとお世話になっている凄腕デザイナー・星加さんの展示を観に。
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「SURFACE work by TAKESHI HOSHIKA」

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”憩いまくりカフェ”cafe nino

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あらあら、digmeout A&Dの看板娘ことアイちゃんもおるよ。

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何だ、この一々かわいい食器は!

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そんなワケで真打ち登場!デザイン事務所Deluxeの星加さん。

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FM802digmeout系の仕事で滅茶滅茶お世話になってます。凄腕です。

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普段こっちが絵を出しいて料理してもらう感じなので、今回は逆に作品を観せてもらうので、何か不思議な感じ。

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とは言え、話は食べ物や自転車の話でしたが。
”ひっぱりうどん”ちょっとやってみよかな。
(ひっぱり要素より、具の方がインパクトあるね)


そんなわけで、お腹空いてきたので今回はロコモコ丼を注文してみる。
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が!!出された器は、、、丼じゃない!!
そして、何穀米か忘れたけど、具がご飯の上じゃなく横だ!
丼物とは、丼に盛った飯の上に具を載せた料理である。Wikipediaより)

何を〜!田舎モンはロコモコを知らないだろ的なことか!馬鹿にしやがって!と怒鳴りかけたものの、こういう仕様なのだ。まさに丼の概念を覆す逸品。目から鱗である。
そして食べてみると!こ、こ、これはまさしくロコモコ丼ではないか!ロコモコ丼以外の何物でもない!ロコモコ丼としか言いようがないではないか!
ハンバーグのミンチも木目が細かくて粗挽きとはまた違ったやさしい食感に舌触り!凄い丁寧な仕事を感じる。怒りそうになった自分が恥ずかしい。。。そんなロコモコ丼でした。
次回はどんなものが出てくるのか楽しみだ。パスタ系いってみよかな。
謎?のシャーハン?なるもの捨てがたいな。うん。

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こちらがninoの小さな巨人こと、ハットリさん。(密かに双子らしいよ!)
そんなワケで星加さんの展示は〜4/30まで!
4/16(金)はパーティーあるらしいよ!

『おと な り』

熊澤尚人監督『おと な り』を観る。勿論麻生久美子さん目当てだ。
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お、チラシ2種類持ってた。下は観音開き出来る仕様。

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『おと な り』(2009年/日本)


オダギリジョーやジャニーズ系の人の映画は、何かしゃら臭いというか避けがちだったけど、麻生久美子さん出てるのはチェックしていこうかな。
ちゅーことで、映画の方は中々好きな色味と良い風合い。
話の方は、そんなことあるかいや的な感じ(逆になかったら物語にならないけど)だけど、まぁ、ああなって良かった良かったって感じですかね。運命と言っちゃえば済んじゃうね。

”音”を大事にしてる感じの映画で、部屋の中での音は常に壁に耳を当ててるみたいな音の演出。メロンパンの袋の音も凄い聞こえる。エンドロールは中々ニクい演出だよね。ちょっと聞こえ過ぎだけど、そこはファンタジーということで。谷村美月さんのコテコテ大阪弁キャラは中々イラっとくる感じかな。いや、役柄がね。”も〜〜!頼むから帰ってくれ!”って思うよね。串カツ美味そうやったけど。
あとはSONYのカメラのプロモーション色強いのがちょっとやり過ぎだけど、でも全体的にイイ雰囲気だった。すなわち麻生久美子さんはイイ!ってことですかね。ちょっとハスキーがかった声もイイんっすよね〜。

・『おと な り』
・『おと な り』予告篇

『HOUSE』

大林宣彦初監督作品『HOUSE』を観る。
すっげー!なコレ。井口監督がちょいちょい着てるTシャツデザインが何なのか調べてたら、この『HOUSE』に辿り着く。(大林監督も着てるし

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『HOUSE』(1977年/日本)


1977年(僕がまだタンパク質にもなってないぐらい?)の作品で初めて観たけど、今観ても斬新!アングラ的でもありアイドル映画でもあり、このセンスや質感は今狙っても撮れないはコレ。おもろいな。
登場人物の女の子の名前が、オシャレ、ファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーって、それだけで鷲掴みされる。個人的にファンタ(大場久美子さん)が好みかな。
とにかく映像や音楽の演出が素晴らし過ぎる!これはたまらんなぁ〜。

・『HOUSE』
・『HOUSE』Trailer

『ザ・カイドウズが高松街道を行く!!』DVD

ポストを見ると謎の小包が押し込まれてた!差出人は滲んで読めなかったので、恐る恐る開封してみると、、、おお?!こ、ここ、これは?!
はうぁ!ままま、まさか〜!!!

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ザ・カイドウズ 1st DVD『ザ・カイドウズが高松街道を行く』
(一般流通していない?)

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そう!あの!あの伝説の股旅ユニット・ザ・カイドウズ田岡和也+小林聖一)が高松街道、丸亀町商店街ドームからこんぴらさんまでの八里(32km)を歩いた手作り感満載ドキュメンタリーではないか!!


ってことで、はやる気持ちを抑えつつ早速観てみたけど、、、ゆるい!
ゆるいなコレ。つっこむところが多過ぎる!!
カイドウズ2人とカメラ1台のみなので、常に映ってるのは1人だけだし、片方がボケても、もう片方が撮るのに必死でスルーしまくりで、変な空気が流れて観てる方も気まずい気分になるというか。(ボケた後スパッと切ればいいのに、変な余韻を残すから、観てる方が何か恥ずかしくなる)が、その変な空気が段々面白くなってくる。
あと、股旅スタイルなので、行く先々で色んな人が声を掛けてくるけど、2人のキャラ設定がふわっとしたものなので、声掛けたもののふわっとしたやり取りになってしまって、これまた観てる方もふわっとしてしまう。
うどん食っても、「美味い」ぐらい言やぁいいのに、普通に無言で流しこんでて、ある意味リアルで美味そうだけども〜。あと、おもっくそ赤信号渡ってるし!

そして、道筋や今どこまで来てるとか全く説明がないから距離感やしんどさが伝わりにくいかも。それこそ田岡絵で地図を合間合間に入れてくれると親切かも。多分、この2人の他にもう1人撮る役の人がいた方が旅に専念出来ると思う。道中で変な落とし物や看板等、おもろいモン発見するセンスはあるんだけど撮りっぱなしで、フォローがないし。2人でカメラ1台の編成上現場では仕方ないのかもしれないので、後からコメンタリーというか座談会的な2人の客観的ナレーション(つっこみや、言い訳、裏話的な)や字幕で補足したらもっと良くなる気もしたり。途中何度かあるPV風のダイジェスト部分は中々盛り上がるね。

でも、序盤は探り探りだったけど、旅が進むにつれ遊びや余裕、開放感(トランス状態)が出てきて撮り方も工夫しだしてきたりと、旅を通じてカイドウズの2人が”ひとつ上の男(by上野クリニック)”に成長していく記録でもあるので、回を重ねるごとに、キャラやルールが固まってくのかもしれないし、これはパイロット版的な、vol.0的な逸品かもしれないね。後々本数が増えてって見返すと別の面白さが出てくるだろうし、色んな街道を行って欲しい!四国八十八箇所や行く行くはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路なんかも!
そんなザ・カイドウズ成長記録的逸品です。今後の動きが楽しみなユニットだ!

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↑このビジュアル、凄いイイじゃないですか。
”ザ・コブラツイスターズ”ニューマキシシングル発売!みたいな。

っていう、辛辣な意見で斬って良いとのことだったんだけど、
田岡くんどうだろうか?

『ダメジン』

三木聡監督『ダメジン』を観る。
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『ダメジン』(2006年/日本)


全然ネガティブな観方をしてないけど何か入り込めんかった。
これも小ネタや細かいところを作り込んでて、それがびっちり詰まってて全然ゆるくない。そういう狙いや作風なんだろうけど。個人的にダメな人の映画好きだけど、これはポジティブ過ぎるなダメな人らだなぁ。みんな全力でやってて脱力系ではないね。狙いまくってる感がちょっとしんどいけど、2周目観たらだんだんおもろなってきたかも。温水洋一さん絡みのシーンはおもしろい。他の役者さんもみんな豪華で個性的で嫌みがある人はいないし、各々が自分の仕事をしてはる。個人的にクスっとくる笑いではないけど、3周4周と観返すともっとおもろなってくのかな。他の三木作品も何本か観ていくと、小ネタやお約束なんかも分かってくるのかもしれないね。

『亀は意外と速く泳ぐ』の予告篇が付いてて観たけど、これも何かしゃら臭い空気を感じて手が伸びにくいかも。『時効警察』は麻生久美子さんが一枚のっかってるので観れると思うが。

・『ダメジン』
・『ダメジン』予告篇

『イン・ザ・プール』

三木聡監督『イン・ザ・プール』を観る。
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『イン・ザ・プール』(2004年/日本)


んん〜〜〜〜〜、どうだろ。2004年の作品ということで若干古さも感じつつ、あんまりグッと来なかったかなぁ。松尾スズキさんや、きたろうさんは放っといてもおもしろいんだけど。他の人は何だろ、シュールに笑かしたろ感が強くて、小ネタや細かい部分も作り込んでるんだけど面白くかったかも。悪くはないんだろうけど、個人的に面白いと感じる部分の趣味とちょっと外れてるのかもしれない。

あと、原作は読んでないんだけど、観ながらちょっと前に深夜アニメで『空中ブランコ』ってのと話が似てるなと思ったら、同じ原作の人なんですね。なのでかぶる話もあったけど、そのアニメが最初の3話か4話ぐらいまで頑張って観たけど、1コも面白くなくて絵や演出(実写や絵で紙人形劇みたくしたり、安いサイケな感じとか)の悪印象があったので、その嫌なイメージに今回引っ張られちゃったのかもしれないが。
”M&M’S”的なカラフルなチョコを各色で分けてたのは良いなと思った。
2回目観るのは、ちとしんどいかなぁ。あくまで個人的な趣味だけど。
コメンタリーで、井口監督の話がチラッと出てたね。

・『イン・ザ・プール』
・『イン・ザ・プール』予告篇