京都みなみ会館でジョシュ・リード監督『共喰山』を観る。
『共喰山』(2010年/オーストラリア/84min)
色々設定的につっこむとこも多いけども。ネタバレなしに書きにくいけど、最後のあの巨大なアレはなんなんだ?!そして男は全然ダメですね。登場人物も最小限で84分だしコンパクト(小ぢんまりと)でサクッと観れたかな。
トッド・フィリップス監督『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を観る。
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年/アメリカ/100min)
うん、おもろかった。二日酔いで記憶がなくなってるのを辿ってくのが、ミステリー的なハラハラした感じでなく、コメディなので安心してポカーンと観れるかな。男子のこうう感じイイね。新郎ダグが全然出て来ないからどんな顔やったかちょっと忘れちゃうけど。おもろかった。
・『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
・『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』Trailer
ミヒャエル・ハネケ監督『白いリボン』を観る。
『白いリボン』(2009年/オーストリア・フランス・イタリア・/ドイツ/144min)
現代の都会で起こるバイオレンスな描写じゃなく、田舎(第一次世界大戦直前の北ドイツ)の無垢な人らのそれぞれの葛藤がなんかやるせないね。具体的に完結させるでもなく、観終わった後にモヤモヤ考えさせられる感じだね。『ファニーゲーム』が投げっぱなしジャーマンをかけるだけかけて控え室に帰ってしまう感じなら、この『白いリボン』は、投げっぱなしジャーマンで”どう思う?”的な正々堂々突きつけてくる感じというか。正当派というか。
今の時代に生まれてて良かったと思いつつも、今の社会のあらゆるコミュニティに置き換えられる感じが恐いね。
京都国際マンガミュージアムで、楳図かずお先生と竹熊健太郎さんのトークショー『楳図かずお・グワシやギョエーを語る ギャグとホラーとロックンロールなトークショー』を観に行く。
『楳図かずお・グワシやギョエーを語る ギャグとホラーとロックンロールなトークショー』
そんなわけで2時間強みっちりトークとまことちゃん音頭を堪能したのでした。
楳図先生曰く『14歳』は”動物マンガ”らしいよ。
その後、京都国際マンガミュージアムの壁に先生がサインをしてはりましたよ。
その後、急遽サイン会が始まったんだけど、色紙もグッズも何も持って行ってなかったので、渋々あきらめる。。。チクショー!!次こそは。
その後は、また何人かで呑みに行って濃ゆい話で盛り上がったのでした。
京都シネマで、白石和彌監督『ロストパラダイス・イン・トーキョー』を観る。
やっと京都に来ましたね。遅っ!京都シネマは公開待ちの映画が渋滞してて他の地域ではとっくに公開されてるのが中々公開されないよね。ヒドい時は公開よりもDVDが先に出ちゃったりするよね。なんて、思いつつ。
『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(2009年/日本/115min)
良かったね。ダウナーな世界観ながら、傷をなめ合う3人の関係・雰囲気がイイ感じなので、内容に反してそこまでブルーにはならないというか。ちゃんと救いもあるので、良かった良かったと言う感じかな。内田慈さんも年齢不詳な感じだけど、魅力的でした。お兄さんの落書きも結構イイ感じやった。
木村好克監督『KG』のDVD、結局買うてまう。
本編の感想は前観た時ので。>>
正直全然良くないけど、武田梨奈さん目当てでやっぱ買てしまった。
『KG』(2011年/日本/91min)
内容の方は、やっぱ良くない。西冬彦さんは今回プロデューサーなんだけど、この人に脚本やらしたらダメだと思う。非常にちゃっちい(アクション監督をやるぶんには何の問題もない)。役者に演技で空手をさせるんじゃなくて、本気の格闘家に演じさせる(リアルな実闘シーンを撮るために)ので、アクションはやっぱ凄いな思った。と同時にその逆で、格闘技はプロでも役者ではないんで、演技の部分でなんかもっちゃりしてるのが何か醒めるね。
(※以下ネタバレあり)
ラスト、車いすの堀部さん、拳を握って攻撃に出ようとするも、前のシーンできっちり車いすのブレーキ掛けてるし、あの間合いでは絶対届かないので、全然敵として恐くないのに、そんな相手に対して止めを刺すのは良いのか?と思った。
でも、まぁアクションは凄いと思う。彩夏の妹役の飛松陽菜さんの足技凄いね。
で、
劇中で武田梨奈さんがヌンチャクを使うんだけど、そう言えばヌンチャク(プラスチック)持ってたなと思って探したら出て来たよ。ちょっと練習しよ。
京都みなみ会館で堀禎一監督『魔法少女を忘れない』をあらめて観に行く。
初日のすぅちゃん祭の日は、準備で不眠で臨んでしまい、、、失礼ながらここだけの話ウトウトしまったので、、、あらためて!
『魔法少女を忘れない』(2011年/日本/90min)
イイですよ!これ!大林宣彦監督的な世界観というか。学園ものっていうと、なんちゃらガールズやボーイズの青春系から、DT系の青臭い系は昨今多いけど、これはあまり他にない世界観かもしれない(あえて言うと大林監督的な)。原作はライトノベルということで、登場人物のキャラも変な時代劇風の言葉を使ったり、妹萌えや委員長メガネっ娘萌えて的などちらかというとオタク的な男子が喜びそうな世界だけど、決してエロにもDT的な汗臭い方向にもいかない。あるキスシーンも口元の接着面は映してなかった。男子生徒も非常に爽やかで、それでいて少女漫画チックににもなっていない。観てて非常にサラッと肌触りの良い感じだ。そしてあつかってるのが魔法少女ということで、一般の人間との苦悩があり中々切ない。凄くグッときたし、また観たいなと思える作品。
すぅちゃん演じる”委員長こと千花ちゃん”のキャラが時代劇風の言葉を喋るのがたまりません。個人的にだけど、女の子が方言を使ったり、変な言い回しをするのに非常にグッとくるようだ。そしてその時代劇風ツンデレキャラにもちゃんと理由があってそれにまつわるエピソードもちょっともらい泣きしてしまった。。。
そして、元・魔法少女みらいを演じる谷内里早さんは、妹キャラってものあるけど、非常に幼い(といっても実際17歳)というか、まだ物心がついてるかついてないか分らないくらいの表情をしてて、セリフも少なく良い意味で何を考えてるか読めないというかそこが非常に魔法少女やエスパー的なキャラにバッチリハマってると思う。これ書いてて谷内里早さんと僕同じ誕生日(12月11日)ですやん。ちょっと親近感。
そして、主人公・悠也演じる高橋龍輝さん、この人って『ハイキック・ガール』に出て来たあの頼りない男の子だったということをたまたま『ハイキック・ガール』を観てて気付く。男前に成長してますね。どの男子のキャラも嫌みがなく。良かった。
担任の前田亜季さんも大人の女性になってますねぇ。
とにかく、この映画ベタな様な新しい様な、凄く不思議な心地良さのある映画でした。うん、良かった。原作を読んでみたくなったので、初めてライトノベルってのを買ってみた。
すぅちゃん祭の日、打ち上げで堀監督とちょっとお話する機会があったけど、非常に優しい目をして話を聞いてくれる感じで非常にイイ人でした。
京都みなみ会館では〜7/1までですよ〜!!是非!!
・『魔法少女を忘れない』
・『魔法少女を忘れない』予告篇
・『魔法少女を忘れない』すぅちゃんシーン多め篇←必見
・『魔法少女を忘れない』舞台挨拶
その後、
元・フランス軍外国人部隊隊員中年の友人宅で呑み食い。
現在、ガンアクショントレーナーなんかもしてるので、そんな話を色々聞きつつ、盛り上がったのでした。
先日すぅちゃん祭の取材で行った”新座ラーメン”さんなのだが、
なんと!!!
17日付けで閉店(移転して和食の店になるんだとか)しちゃったそうだ!!
取材から2日後のことである。あらら残念。
ということで、行かれてもないので注意して下さい。
そして、京都みなみ会館での『魔法少女を忘れない』公開記念
“すぅちゃん祭”当日ですよ。
堀禎一監督とすぅちゃん祭の主役、森田涼花さん来館ですよ。
寺田めぐみさん作の、1分でわかるすぅちゃん紹介があったり。
そして開演が近づいて来て、おっ!列が出来てますね〜。
早い人は昨日の夕方から列んではったとか。
そんなわけで、すぅちゃんと堀監督の舞台挨拶とサイン会も大盛り上がりで終了。
以前作った、”鉄仮面”も展示してますよ。(奥はSPOTTEDの直井さん)
そして!!!な、なんと!!!
西村映造さんの協力により!『戦闘少女-血の鉄仮面伝説』で実際に使われた作り物が!これは主役の凛(杉本有美さん)の右手ですね。
こちらは、玲(高山侑子さん)のパーツですね。
こちらは我らが佳恵(森田涼花さん)のタコ手とタコ口ですよ!
想像よりも小さかったというか、役者さんそれぞれが凄く華奢なんでしょうね。
そして!ついに!ついに!本物の鉄仮面と遭遇しましたよ!!!!!
実際の鉄仮面は凄く小さい!杉本有美さんの顔、凄く小さいんですね。
そして!
すぅちゃんに自作鉄仮面を被ってもらいました!中の人すぅちゃんです。
(顔出てないから画像使ってもギリギリセーフだよね。。。多分。)
そして、さらに!
鉄仮面にサインしてもらったぞーーー!!!!ギャーーー!!!!
今後井口監督や西村監督や関係者の人が来館されたらサインしていって欲しいなぁ。
西村映造さんの作り物はこの日1日限りだったんですが、
『魔法少女を忘れない』は〜7/1までですよ〜!この鉄仮面は置いたあるのかな?
・『魔法少女を忘れない』予告篇
・『戦闘少女-血の鉄仮面伝説-』予告編
・戦闘少女外伝『ヨシエZERO』予告編
つづいて『魔法少女を忘れない』から委員長こと千花ちゃん。
正直あんまり似てないかもしれないね。
京都みなみ会館で6/19〜『魔法少女を忘れない』の公開を記念して、京都出身の森田涼花さん(通称すぅちゃん)の特集上映があるのですが、それに関連した絵を何点か制作。
『魔法少女を忘れない』の佐々木千花ちゃんに『戦闘少女』のヨシエのタコ手をミックスした感じですね。手は”オッケ〜”ってなってます。
これも『戦闘少女』のスピンオフ『ヨシエ ZERO』の”オッケ〜”のポーズですね。
こちらはシンケンジャーのシンケンイエローですね。
こちらも『ヨシエ ZERO』から。+『電人ザボーガー』からキングアフリカ。
6/19〜京都みなみ会館ある”すぅちゃん祭”の取材の一環として、すぅちゃんがお気に入りという一乗寺にあるラーメン屋さん”新座(しんくら)”へ。
みなみ会館の藤原さんと、イラストレーター の寺田めぐみさんと行ってきました。
”新座(しんくら)”
藤原さんは”はんなりラーメン”。すぅちゃんはこれを頼むそうだ。
寺田さんは”こってりラーメン”。
ここだけの話、密かに僕もこってりがよかったけど違うみんな違う種類がいいかなと、身を退く。そして、美味しく頂いたのでした。
そして!!この新座さん、、、
後日驚愕の事実が発覚するのであった!!
京都みなみ会館で深田晃司監督『歓待』を観る。
3日連続みなみ会館ですね。
『歓待』(2010年/日本/96min)
ヒロインでもありプロデューサーでもある杉野希妃さんのトークもありキレイな方でした。
内容の方は、うん、おもしろかった。
昨日一昨日とキシケン監督『未来の記録』の濃い濃い感じのを観たあとなので、凄いあっさりで凄く楽に観れたというか。何も考えずに楽しめるタイプの映画だね。凄い楽に感じた(どっちの作品も全く別物だし両方おもしろいよ)。
段々面倒くさいことに巻き込まれていくんだけど、それが最後は”ま、ええか”みたいなおもしろい感覚になるね。古舘寛治さんも本当イイ味出してたし、おもろかったと思う。
そして、昨日に引き続き、
京都みなみ会館で岸建太朗監督『未来の記録』を観ました。
昨日キシケンさんから話を聞いたってのもあるし、2回目ということで、映画の内容(やりたいこと)が滅茶苦茶理解出来る!そして観れば観るほど細かい発見があるし、これは中毒性があるね。明るい内容ではないけどおもしろいこれ。噛めば噛むほど味が出てくるよ。観終わった後に、内容についてこんなに議論出来る作品は中々ないし、凄い作品だと思う。
(題材やストーリーは違うけど)エヴァンゲリオンを、最初観た時にどういうこっちゃ?ってなって何回も観たり調べたりすることで、ああ!そういうことか!って見えてくるあの感じに近いかもしれない。
そして、本日もキシケン監督らと呑みに。また朝までコースでした。
そして、朝5時頃みんな帰ってしまって、キシケンさんと本家第一旭 たかばし本店へ。僕は新福菜館より断然こっち派ですね。
そして、キシケンさんにおごってもらっちゃいました。ご馳走さまです。
早朝にもかかわらず映画の話を色々聞けて面白かったです。
中々作った人に、ここまで深く内容について質問出来ることないので、非常に貴重で贅沢でした。そして『未来の記録』、また観たくなってきました。
京都みなみ会館で岸建太朗監督『未来の記録』を観る。
キシケン監督のトーク付きだ!
『未来の記録』(2010年/日本/92min)
キシケンさんと言えば、井口昇監督・西村喜廣監督作品になくてはならない存在の役者さんで激しく個性的なキャラ(ダイナミックプロ系の)のイメージが強かったんだけど、本作は、そのイメージとは打って変わって非常に繊細でビックリした。
内容の方は、時系列だったり、現実とイメージ(記憶や見えないものが見えたり)をコラージュした様な作品で、情報も少なく観る方がこれはどういうことなんだ?と頭で整理しつつ必死でついて行かないといけないタイプの映画だったけど、何とかついていけた。
上映後に、キシケン監督と映画監督の西尾孔志さんのトークがあり。
(その様子はこのサイトで見れるよ。ちなみに写真は僕が撮りました)
色々制作意図や解説を聞いて、もう一度観たくなる。
作るのに3年半かかったらしく、不器用なのか器用なのか分らない様な作り方をされてるみたいだ。映画というより、演劇を作ってる様な手法で何度も作って壊してを繰り返したそう。
あと、会場にポールダンサーの泉カイさんがいらしてたよ。
『戦闘少女-血の鉄仮面伝説-』にも出演してるキシケンさんに、以前作った鉄仮面を被ってもらう。おおお〜〜!!!
その後、キシケンさんやみんなで朝まで呑みに行き、映画のことを色々聞けてまた観たくなりました。井口・西村作品の激しいキャラと違って(もちろんそういう役なんだけど)、ご本人は凄く優しく紳士的な方でした。こんな例え方したら怒られるかもしれないけど、映画のキャラがジャイアンとしたら、普段の感じは、”きれいなジャイアン”くらいのギャップ?があり、凄いイイ人でした。