『MOOSIC LAB 2012』

SPOTTED PRODUCTIONS主宰【音楽(MUSIC)×映画(MOVIE)の実験室】=「MOOSIC LAB 2012」第2弾。新進気鋭のインディーズ映画監督×ミュージシャンによる劇映画、ドキュメンタリー、アニメーションなど全12作品を観る。

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『MOOSIC LAB 2012』
短いものは11分〜長いもので、65分と十二者十二様に見事なものから破綻してるものまで色んなバリエーションがありますね。ドラマ付きPVなものから、ちゃんと映画になってるものまで。どんだけとっ散らかろうが、ストーリーが成立しまいが最後に曲を流しちゃえば良くも悪くもPVっぽくまとめられるなという印象。が、これも関わってるミュージシャンがしっかりした核をもってるからであって。作品によっては、ミュージシャンが勝ってるもの(ミュージシャンのカリスマ性ありき)から、監督とミュージシャンの相乗効果を発揮してるもの、監督の世界観が全面に出てるものとあるね。以下大まかに個人的感想。観た順番に。


●『サマーセール』
 岩淵弘樹監督 45min
大森靖子さんのPV(ドキュメンタリー)を撮ろうとして失敗した男の話。片想い。コンセプトが曖昧な状態で見切り発車してしまった感じ。途中で反省・ダメ出しを挟みつつ後半、大森さんの曲でまるく収めている(収められている)。劇中で監督が大森靖子さんに”いつも一人に見える。隣にいてあげたい”と言うが、そんな支えはなくとも大森靖子さんは一人どっしりとたくましく生きてはるし、大森さんへの接し方も何とか威厳を保とうと変に強い口調になったりと、中々痛々しい。こういう片想いの情けない感じは、誰にでも経験があると思うし。映画的に失敗とも取れるが、この監督のヘッポコさの対比で大森さんの凄さが増すので、そういう意味ではPV(ドキュメンタリー)としては成功?なのかもしれない。自転車二人乗りの画が良かった。
・『サマーセール』予告篇
・『サマーセール、その後』


●『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』
 内藤瑛亮監督 30min
『牛乳王子』『先生を流産させる会』の内藤監督。『童貞。をプロデュース』『おんなの河童』梅澤くんが出てることもあり楽しみにしていた作品。梅澤くんが出てるだけで面白いし、梅澤くんのことが好きな可愛い妹が梅澤くんを他の女子から守るというシチュエーションがまた凄い。井口昇監督『恋する幼虫』『クルシメさん』にも通ずる様な部分もあるね。内藤監督作品は『牛乳王子』しか観れてない(『先生を流産させる会』、『廃墟少女』早く関西に来て!)から一概には言えないけど、撮りたい部分だけ撮ってキャラの細かいバックグラウンドはそんなに重要視してないのかもしれないね。ま、短編なのでそこまで細かく描けないし描く必要はないんだろうけど。ホラーだけどギャグ映画ですね。
・『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』予告篇


●『nico』 今泉力哉監督 63min
今泉監督の映画は観たことないけど、今作やTVドラマ『エアーズロック』の感じから山下敦弘監督系のクスッとさせる会話劇系の人なのかな?会話が噛み合なさ具合もイヤらしさがなく結構好きなタイプ。ドラマと劇中劇を境目なくミックスしていて、それがファンタジーな世界観を生むも、北村早樹子さんの曲でドラマ入りPVな感じでまとまっている。曲が入れば丸く収まるのがミュージシャンの凄さと言うかズルさと言うか。それだけの腕があるんだろうけど。今泉力哉監督作品もっと観たいな。


●『恋はパレードのように』 天野千尋監督 50min
森下くるみさんが初脚本をしている作品。紅一点女性監督っぽい繊細な作品(小物やファッションの気の使い方が他の男子監督とは明らかに違う)。SPOTTED701(zine)周辺で平賀さち枝さんの存在は知ってたが、今回初めてちゃんと曲を聴いたけどイイね。映像やストーリー、ファンタジーな感じも平賀さち枝さん(さっちゃん)の雰囲気にピッタリだね。森下くるみさんもカメオ出演してたし、山田真歩さんがえらく大人なキャラで雰囲気がちょっと森下くるみさんっぽかった。平賀さち枝さんの魅力が伝わって良かった。
・平賀さち枝 “恋は朝に” PV


●『家をたてること』
 長谷部大輔監督 36min
これ結構好き。他の住民の生活感のない団地(マンション)で遠くで聞こえる工事の音?が『三月のライオン』っぽい(エヴァンゲリオンの綾波レイの家の周辺的な)。起こってるドラマに対して優しい曲のギャップがコントだね。ビックリする展開もあり、36分の中にキレイにコンパクトにまとまっててバランスがいい。子供もエエ表情してたな。長谷部大輔監督の他作品もチェックしてみよ!
・『家をたてること』予告篇


●『ムージック探偵 曲菊彦』 田中羊一ヤング・ポール共同監督 50min
”ムージック”をタイトルに入れ挑戦的でいい。ただ、おもしろいかおもしろくないかで言うと、微妙かな。けどこれまた、最後曲が掛かると何となくまとまってる風に収まるな。良くも悪くも。オシャレ〜な画的にCMやそれこそPV(1曲分)の尺の方が合いそうな気がするかな。ストーリーどうこうより空気感というか。ラストのシーン良かった。


●『home home home』
 手塚一紀監督 50min
4組のミュージシャンのインタビュー+曲の音楽ドキュメンタリー。
プロモーション的インタビューなので、こういう人らがいるんやねくらいで、感想どうこうってのではないね。ムージックのバリエーションの1つな感じかな。やまはき玲さん結構タイプやな。


●『きたなくて、めんどうくさい、あなたに』 吉田浩太監督 11min
11分1カット(16mmフィルムの限界)で撮った作品。曲も1曲入れつつドラマチックな展開で有効な1カットだね。これは見事!の一言。MV(ミュージックビデオ)としても短編映画としても完成度が高い!”映画<MV”の作品(曲やミュージシャンが勝ってる(ミュージシャンを立ててる)もの)が多い中、これは見事に”映画=MV”になってるね。吉田浩太監督作品は、どれも好きです。


●『労働者階級の悪役』
 平波亘監督 65min
クラシックなドラマや設定やね。時代背景や国籍(日本なのか日本っぽい国なのか)は謎だけど、監督はこういうクラシックな感じが好きなんかな?と思いつつ。そのわりにギターケースがえらく現代的やったけど。漫画の様な分りやすい展開だけどメッセージ性もあって、これは”映画>MV”とちゃんと映画になってるね。劇中でずっと歌ってた松野泉さん(本業は映画監督)の作品は観たことないけど、気になる存在やね。年齢不詳やけど、調べたら年下(31歳!!)やがな!えらい貫禄やね。映画の質感のせいもあるけど。ビックリ。
・『労働者階級の悪役』特報


●『新しい戦争を始めよう』
 竹内道宏監督 50min
フェイクドキュメンタリーで、監督が自分で出てるけど演技が大根過ぎるね。妹役の佐津川愛美さんとの演技の差が激しい。笹口騒音ハーモニカのカッコ良さと交友関係・登場人物の豪華さでもってる感じかなぁ。笹口騒音ハーモニカはカッチョよかった。
・『新しい戦争を始めよう』特報


●『Big Boss』 岩井澤健治監督 15min
キャラクターデザインを大橋裕之さんがやってるアニメーション。ゆるい絵に対して、歌が滅茶苦茶シブくて、そのギャップが凄い!勝(まさる)さん凄いなぁ。これはPVというより、ちゃんと短編アニメ映画になってるね。


●『アイドル・イズ・デッド』 加藤行宏 61min
これ1番好き!アイドルもんかと思ったら、アクションもんやね。
今作でBis(新生アイドル研究会)っていうアイドルの存在を知ったけど凄いね!初めて知ったから和田みささんも実際のメンバーかと思ったら違うんやね。この和田みささんイイ演技するしイイ味出してる!『SRサイタマノラッパー』TOMさんも出てたし、『SRサイタマノラッパー2』に出てた加藤真弓さん、美人でカッコイイ感じやったけど、今作ではまた強烈な演技してるね。吹っ切れててイイ!Bis自体もアイドルながら(元々メタアイドル的なことをしてるみたいやけど)、可愛さ度外視のパフォーマンスを見せてる(それがイイ)にもかかわらず、ちゃんとアイドル映画としても成立してるのが凄い。短い尺の中で成長するし、感動すら覚える。もちろんガールズアクションものとして成立していて面白い!これはソフト化されたら是非とも購入したいし、加藤行宏監督の『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』まだ未見だったけど、俄然観たくなりました。”MOOSIC LAB 2013”で是非『アイドル・イズ・デッド2』やって欲しいな。渇望!
・『アイドル・イズ・デッド予告篇


と、言う感じでそれぞれ違った味わいがあって面白かったなぁ。出来るだけ種類を観るのがいいね。要注目監督が集まってるし、知らないミュージシャンとの出会いもあってMOOSIC LAB熱いなぁ。要注目ですよ!

・『MOOSIC LAB 2012』
・『MOOSIC LAB 2012』予告編
・『MOOSIC LAB 2012-名古屋?音楽と映画のはらわた編-』予告編
↑噂では京都編も制作中らしいいよ?!

おまけ。
・恐怖バーUSTアーカイブ・SPOTTED直井さん出演回。MOOSIC LABを語る。

『少年と自転車』

京都シネマで、ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ監督
『少年と自転車』を観る。
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『少年と自転車』(2011年/ベルギー・フランス・イタリア/87min)


リアルで痛々しくもあり、え?!そんな終わらし方?!みたいな部分もあったけど、観終わった後味的に、まぁ良かったんかなぁ〜って感じかな。主人公の少年シリルがまたイイ演技するなぁ。取りあえずは、チャリンコにはカギしなアカンなということやね。

・『少年と自転車』
・『少年と自転車』予告

『恋するクソ野郎』チラシ制作。

というわけで、昨日作ったパーツを組み合わせて
谷口恒平監督映画『恋するクソ野郎』が5/8(火)に京都みなみ会館で公開されるのに際してチラシを制作しました。

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『恋するクソ野郎』(2012年/日本/57min)

というか、
かなり、どインディーの自主映画なので絵だけでなく、チラシの表裏のデザイン全部僕が作りましたがな。デザインは本業ではないのでちょっと変なとこもあるかもしれないけど、味ということで。センスと勢いです。

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↑コチラ、でっかい画像(クリックで拡大)。

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↑コチラ、裏面(クリックで拡大)。

ということで、
ま、このチラシの絵の女子開脚ポーズは劇中でも象徴的シーンなんだけど、女子開脚構図の映画チラシでよくあるコレ参照)ので、ちょっと知恵を絞る。我ながらエエ感じになったんちゃうかなと思うんですが。

とりあえず、5/8(火)に京都みなみ会館の特集”Mogen Sie Kino? 映画は好きですか? vol.1 京都の映画作家”内で、1日限定上映で、これから色々展開していく様だ。
で、この日は谷口監督も登壇してトークもあるそうだ。
詳しくは、京都みなみ会館”Mogen Sie Kino? 映画は好きですか? vol.1 京都の映画作家”特設ページで!

・『恋するクソ野郎』予告篇

映画『恋するクソ野郎』チラシ原画。

谷口恒平監督『恋するクソ野郎』の映画チラシ用の絵を制作。
以下原画が出来るまで。

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ヒロイン・吉田さんの顔。

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マフラーを巻く。

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ニットのセーターを着る。

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ノースフェイス的な、マウンテンパーカーを用意。

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着せる。

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下半身。スカート・足・タイツと別パーツで構成されてます。

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組み合わせて完成。

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続いて、他の登場人物を用意。
この他、雲なんかも用意。

つづく。

『メランコリア』

新京極シネラリーベで、ラース・フォン・トリアー監督『メランコリア』を観る。
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『メランコリア』
(2011年/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア/135min)


シャルロット・ゲンズブール
キルスティン・ダンストに、シャーロット・ランプリングと主役級の人らの豪華な面子やね。『ドラゴン・タトゥーの女』マルティンも出てたね。キルスティン・ダンストは、作品によって可愛いかったブサイクだったりするけど、今回は後者かな。
兎に角、冒頭のスローモーションの映像は素晴らしいね。精神的に病んでいるジャスティン(キルスティン・ダンスト)のイメージの世界を表してるんやけど、予告篇の様なダイジェストの様な感じなので、それを観せつつ本編で現実視点で描いてるんだけど、1回ダイジェストを観せられてるので、話の向かう方向は分るので、どんでん返しがあるのか?と思ったらそのままやったね。最後どういう表現するのかと思ったらコントの様な終わり方やね。実際あんなことなったら、もうどうにもならんもんね。それを想像すると怖いね。カメラワークも手持ちの不安定で忙しない感じ(第三者の誰かが覗き見してる様な視線)と、クラシックの曲が不安感を無茶苦茶煽るし。結婚式のシーンもちょっと長い気もしつつ。ま、映像美を楽しむ感じかな。うん、冒頭部分はよかった。
あと、『去年マリエンバートで』(まだ観れてないんだけど)の庭に似てたね。三角形の植木とか。


・『メランコリア』

・『メランコリア』Trailer
・『メランコリア』冒頭シーン

『ゾンビアス』2回目。

そして、いよいよ井口昇監督『ゾンビアス』京都みなみ会館上映始まりました。ということで、観に行ってきました。
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『ゾンビアス』(2011年/日本/85min)

何回観ても面白いし、井口監督色全開で僕大好きな作品ですは。
DVDが待ち遠しい!詳しい感想は1回目観た時ので>>

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ということで、先日作った京都みなみ会館限定『ゾンビアス』をより楽しむための冊子で着ましたよ。

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300部限定ですよ!京都みなみ会館にて(他の劇場にも若干送る予定です)無料配布中!これを見てもらうと、井口監督の”う○こ感”を分ってもらえるんじゃないかなと思います。”う○こ”のその向こうにあるテーマを読み取って欲しいです。

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こちら、京都みなみ会館の男子トイレ。

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こんな特製”トイレットPOP”も作ったので、是非トイレを利用してもらえればと。女子の方にも貼ってあるらしいよ!

この機会に京都みなみ会館『ゾンビアス』を!
4/7(土)〜13(金)20:20-21:50
4/14(土),15(日)18:05-19:35
4/16(月)〜20(金)17:30-19:00


です!
・『ゾンビアス』
・『ゾンビアス』予告編
・『ゾンビアス』予告編(ディレクターズ・カット版)
・『ゾンビアス』井口昇監督インタビュー ←必見

・“和製ティム・バートン”井口昇監督週プレインタビュー

・@nifty映画 井口監督インタビュー
・@nifty映画 中村有沙&菅野麻由&護あさなインタビュー
・ORICON STYLE 中村有沙インタビュー
・ORICON STYLE 中村有沙インタビュー動画

・『楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女』予告篇

”ノボルアス”

4/7〜京都みなみ会館井口昇監督『ゾンビアス』が公開されるのに合わせて、京都みなみ会館限定の盛り上げよう企画として、井口監督を描く。

20120406a.jpg顔部分。左頬にだけエクボがあるのが特徴ですね。

20120406b.jpg手とお腹も。

20120406c.jpg”ゾンビアスTシャツ”とジーパン。

20120406d.jpgニューバランスのスニーカー。井口監督はニューバランスのスニーカーを好んで履いてはるみたいですね。

20120406e.jpg猟銃。

20120406f.jpg映画に出て来る寄生虫”ネクロゲドロ”

20120406g.jpg全パーツ。

20120406h.jpg合体させて完成。

20120406i.jpgつづいて、”ウン・デッド”(汚物まみれゾンビ)。

20120406j.jpg井口監督の名著『恋の腹痛、見ちゃイヤ!イヤ!』。を汚物まみれに。

20120406k.jpgそれをウン・デッドに持たせる。

20120406l.jpgつづいて、
ウン・デッドが出てくる、ぼっとん便所。

20120406m.jpgこんな感じで組み合わせつつ、ハエも描きつつ。

20120406n.jpg合わせてこんな感じで完成。背景は仮に白い紙を置いてるだけです。

20120406o.jpgPCに取り込んで文字入れして完成したもの。
『ゾンビアス』ポスターのパロディという名のオマージュですね。

『サウダーヂ』

新京極シネラリーベ富田克也監督『スウダーヂ』を観る。
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『スウダーヂ』(2011年/日本/167min)


おもしろかったですね。起こってる状況や当事者はキツいだろうけど、
第三者の客観的なところから観ると滑稽で面白いですね。地方のどうしようもないブルーになる感じだけど、何かクスッとくるキャラクターたち。それぞれ、こんな人おるな的にしっかりキャラが立っている。あまり芝居芝居してなくてねんなリアリティがあって、おもしろかったかな。日本やけど、あんまスポットライトの当たらない独特な世界やね。外界から断絶された様な、ちょっとファンタジーな感じもしたかな。何度も観るにはちょっと体力いる系やね。同じロードサイド系映画の『SRサイタマノラッパー』よりもシリアスで生々しく描いてるね。タイの女の子の歌も踊りもなんか良かったね。沁みると言うかね。


・『スウダーヂ』

・『スウダーヂ』予告篇
・『スウダーヂ』予告篇2

・『サウダーヂ』アーミーヴィレッジのスピンオフ物語

『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』

神戸ファッション美術館『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』を観に行く。何とか最終日間に合った。

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『感じる服 考える服:東京ファッションの現在形』

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神戸ファッション美術館、10年以上振りに着たかもしれんね。

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いや〜、おもしろかった。出展ブランドは10組だけど凄い時間を掛けて観てしまった。好きなブランドも多く出てたし。ネットや雑誌の媒体じゃなくて、本物観るとやっぱ凄いですね。
ANREALAGEは仕組みは分ってても、視覚的に面白い錯覚を起こすし。
SOMARTAに関しては、もうため息しか出ませんね。初めて本物の無縫製ニットのボディウエアを見たけど、凄い仕事してますね。マネキンが着てるんだけど、全身を覆われてるってのもあって、凄く艶かしい。エロいって言ったら響きが卑猥だけど、凄くエロティックで身体(しんたい)を感じたね。角度や見る距離によってボディウエアの濃淡が変わって見えるし。圧巻だは。
先日NHK BSの『東京ファッションエクスプレス』で、この『感じる服〜』東京会場の様子がやってたけど、あの梁の仕切りは効果的じゃないね。潜るという行為はいいけど、引きで借景として見た時にあんまキレイじゃないね。SOMARTAも神戸展の展示は背景は濃紺系のダークな世界観だったので、神戸の方がイイ見せ方だったね。
各デザイナーがデザインした10ブランド計450部限定のカタログが欲しかったけど、そら当然ないはな。

そして、自分の絵は、ネットや印刷物では伝わりづらいし、効果的ではない細かいことしてるけど、この細かい仕事は大事やなと改めて再確認したのでした。


・SOMARTA A/W 2012-2013 COLLECTION
・SOMARTA S/S 2012 COLLECTION

・デザイナー・廣川玉枝×SOMARTA(前編)
・デザイナー・廣川玉枝×SOMARTA(後編)

中村さんと森口さんの。

先日のDMO ARTSでの個展が大成功だったのが記憶に新しい、爽やかの申し子ごとムーチョが結婚するということで。行って参りました。

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大阪府内某所にて、中村さんと森口さんの結婚式。

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あいにくの雨の中、一人だけ晴れてる男がおるよ。

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本日の主役の中村さんと森口さんもおるよ。

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普通の人が着たらバカ殿みたいになる羽織袴も、
ムーチョが着ると爽やかな装いになるよ。

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親族だけのシークレットな式に、写真撮影役で喚ばれたよ。

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『孔雀王』みたいなことしてるよ。
臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!

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シンメトリーやね。

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写真家のKyarryさんもおるよ。寝ても覚めてもLampだよ。

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呉服屋のカタログか!画になる二人だね。

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そら、鼻の下も伸びますね。

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お祝いに、多めに動かしとこう。

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この画もおもろいね。車の後ろに空き缶いっぱい付けたいくらいやね。
お二人さん、お幸せに!

『劇場版 はらぺこヤマガミくん』 DVD

パバーン・オリジナル企画第1弾『劇場版 はらぺこヤマガミくん』 を観る。
井口監督西村監督塩崎遵監督による、ネットで1話3分全25話で公開されてた着ぐるみファンタジー。

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『劇場版 はらぺこヤマガミくん』(2011年/日本/79min)


ネットでは20話公開されており、それ+未配信5話による構成。
それぞれのキャラの声が、ヤマガミくん井口監督)、イソベくん福井真奈プロデューサー)、カワカミくん(音楽の福田裕彦さん。主題歌も歌ってる!)、キノシタちゃん水井真希さん)、ツチダさん(VFXの鹿角さん)、ほかにもパバーン周辺のいつものお馴染みの面々が登場してます。ドジちゃん桃瀬美咲さん)も出ててカワイイね。
個人的にイソベくんが好きかな。イイ声してるよね。
そして、ストーリーの方は3分で1話終わることをいいことに(1でリセットされるので)、好き放題やってますね。西村監督回はカオスですね〜。
メイキングで井口監督が出て来ると、ヤマガミくんに見えてきますね。デモ田中さんのリミックスもおもしろ過ぎやね。
みんな味があるキャラなので、いつか描いてみよかね。


・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』
・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』How to はらぺこヤマガミくん
・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』予告篇
・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』劇場用予告篇
・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』予告篇 キノシタちゃんver.
・『劇場版 はらぺこヤマガミくん』 桃瀬美咲か?舞台挨拶に登場!

『電人ザボーガー』Blu-ray

ついに待ちに待った井口昇監督『電人ザボーガー』Blu-rayが出ましたね!
ザボーガーが家で観れるぞい!!!サントラも付いてて嬉しい!!

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『電人ザボーガー』(2011年/日本/114min)


ま、本編の感想は以前劇場で観た時ので(1回目2回目)。
そして、イイねぇ〜ザボーガー。何回観てもおもしろいし、井口作品は各シーン単体でも面白いので、エンドレスでBGV的に流しっぱなしでも観れるよね。
そして、井口監督はセリフがイイねぇ。”愛するが故に破壊する”とか”雑草は、見えない所で花を咲かすもんだよ。”とか沁みるセリフが多い!ただバカバカしいことをしてるんじゃなくてちゃんと感動するんだよね。そしてちゃんと面白いし。井口監督はやっぱ凄いね。
あと、個人的にミスボーグAKIKOなんかの女子キャラに感情移入しちゃうなんな。ブラックホーク(井口版ザボーガーではロボットに変身して、なおかつ性別は女子なのだ)の最後もちょっとかわいそうやねんな。
あと、40代50代になって観ると多分、熟年期大門やニコニコ同盟に無茶苦茶感情移入しちゃうんやろな。そんな感じで観る年代によって観え方が変わってくる、長く観れる作品になりそうだ。
そして、青年期大門の古原靖久さんと秋月の宮下雄也で大成功でしたね。あのエエ声で熱くかぶくのはイイね。この二人で旧TV設定の青年期大門・秋月で新テレビ版が観たいね。

あと、井口監督作品は、コメンタリーやメイキングも魅力の一つ。(今回は本編のコメンタリーはなかったね)だね。メイキングにコメンタリーが付いてて、スタッフ陣がプライベートで楽しめる様なプライベートの力が抜けた感じでいいですね。個人的にヒロインを交えたコメンタリーは、それでいいけどその人を立てるので井口監督なんかは遠慮しはるけど、特殊造形の西村さんVFXの鹿角さんデモ田中さんの気心の知れたスタッフ陣だけのコメンタリーが好きなので今回も嬉しかったかな。

で、電人ザボーガーの中の人はアクション・コーディネーターのカラサワイサオさんなんだけど、大門や秋月の吹替え(スタント)もやってて、凄いですね。主人公に主人公が乗ってるバイクが変身したザボーガーをやって、敵というかライバルもやって。凄い構造だね。とにかくカラサワさんが凄い!って映画でもあるね。

ザボーガーはリメイクもので大成功な例だね。他の人ではこうは行かんし、井口監督は大好きだは。


・『電人ザボーガー』
・『電人ザボーガー』特報
・『電人ザボーガー』予告篇
・『電人ザボーガー』予告篇(ロングバージョン)

・スピンオフ ・ミニドラマ『がんばれ!ザボーガー!』

・高野次郎『戦え!電人ザボーガー』
・高野次郎『おれの兄弟電人ザボーガー』
・スーパージョッキー『電人ザボーガー名場面Best 10』

・ザボーガーの中の人、カラサワイサオさん

『Balenciaga SS 2012』…8

BalenciagaのSS 2012コレクションの絵を描いてみた。8人目。
ますます、小さくなっていきます。

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こんな感じで。

以下making。
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全パーツ。顔のサイズが1cmくらいですね。
(背景のカッティングマットの1マスが1cmです)

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合わせて完成。

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小さいのは小さいので、このミニチュア感がイイですね。