”無花果の香り”

あの黒木仁史氏が所属する、今福岡で最も熱いイラストレーター集団 ”eightt(エイト)”
Facebook上で毎日メンバーで”絵しりとり”をされているのですが100日目記念週間のゲスト枠で、しりとりに参加させてもらいました。

107日目の栗須恵子さんの”パン大好き兄妹”からの”い”で。

108日目/”無花果の香り” (↑クリックで拡大します)


以下、メイキング。


顔パーツ。

目を入れます。

首を付けます。

シャツパーツ。

シャツを着せます。

髪の毛パーツ。

生やします。

背後の髪の毛も。これで人物完成。

手のパーツ。

無花果(いちじく)。この種の部分の独特なヒダがおもしろいなと思ってチョイス。

手に持たせます。

合わせて完成。(↑クリックで拡大)


しりとりは毎朝10時に更新され、次の人(今回のゲスト枠に関して)は夜の23時締め切りだったので制作時間は13時間。僕の場合、普段の制作時間は1枚描くのに早くても2日(PC作業込み)、複雑な絵でも1週間から10日位掛かるので、今回は時間との戦い。
朝10時に”い”から始まる絵という事が判明、1時間半(11時半)考えて”無花果の香り”に決定。そこから時計を前に置きなんとか18時半頃に原画が完成、そこからPCに取り込み色調補正だったり細かいホコリを取ったりしつつ、なんとか22時過ぎ頃に最終データ完成。そこから必要なテキストを考えて何とか23時前に送信完了しました。
いや〜、時間的にかなりキツかった。実質的な制作時間もだけど、寝かして熟成させる期間(客観的考える時間)もなく、普段はここから足したり引いたり色々判断する期間が欲しいけど今回はないのでかなりキツかった。けどなんとか成功。

ちなみに、
僕の次を引き継いだのが黒木仁史氏。彼の”り”から作品はコレだ>>

 

『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』

T・ジョイ京都竹中直人監督『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』を観る。

『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』(2012年/日本/106min)


“サービス残業や社会のいじめでストレスを抱えるOLの百合亜は、自らを縛り上げることを密かな趣味にして、ストレスを解放していた。やがてブログを通じて知り合った「運命の人」と出会った百合亜は、次第に大胆になっていき…。”って話。
コメディ要素も多く、ちょいちょい竹中直人さんっぽいギャグを挟んでくるね。これは腐すわけじゃないけど、竹中直人さんの箍が外れたコメディアン的な部分って世間的におもしろいとされてるけど、個人的におもしろいと感じなくて(やり過ぎなパターン)クスリともしないんだけど、そんなんより人から与えられた役だったり、渋い役やそれに微量のギャグを入れるのは好き。今作は本人が演じてるわけじゃないのでそんなに嫌みな感じはなかったけど、もうちょっとだけコメディ要素を抑えて、シリアスめにした方が個人的には好みかな。何かちょっと軽かったかも。もうちょっと課外活動やBlogの記事でバリエーション観せて欲しかったね。女性でも観やすいポップさにはなってけど。
自分で緊縛する行為はその過程が見せ場で、縛り終わっちゃうと一人ポツンと横たわる状態になる(多少もだえはするけど)ので、その後は映画のシーン的にも短いし絶頂の達っする部分も観えにくい。その辺があんまり描かれてない(描きにくい)感じかな。人のオナニーを観せられてるような間抜けさもあって。そういう話なんやけど。

平田薫さんは、体当たりな演技で攻めてるね。スレンダーで好みのタイプやわ。『魁!!男塾』の時にちょっとカワイイなと思ってて、その頃は普通にグラビアアイドルの一人って感じやったけど『深夜食堂』でショートヘアになっておもしろい役やってて、今回さらに一皮むけた感じ?飛び飛びでしか観てないけどエエ感じの役者の方に来てはるね。ちょっと影のある表情が印象的やもんね。今後どうなってかはるのか楽しみだ。あと、馬渕英俚可さんの首筋や襟足具合?が妙にセクシーやったな。

あと、T・ジョイ京都って↓こんな劇場あるよね。

2人掛けのソファーシート。

稼動式で、シートをどけたらスタンディングのライブハウスっぽい空間。
2人掛けシート×14=定員28人で、この劇場に当たると何か曖昧な笑みを浮かべてしまうね。日曜のレイトやったってのもあるけど、自分入れて客3人やし。公開2日目でここ当てがわれてる残念さ。客3人やし劇場側の判断は正しいけど。あららら、ってなるね。

・『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』公式サイト
・『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』予告篇

『カラカラ』

MOVIX京都で我らがクロード・ガニオン監督、宮平貴子製作・プロデュース『カラカラ』を観る。そう、『Revival Blues』でお世話になった監督だ。

『カラカラ』(2012年/日本・カナダ合作/104min)


”かねてから念願だった沖縄へやってきたカナダの元大学教授ピエールは、旅の途中で道に迷っていたところを、東京から沖縄へ移住してきたという主婦の純子と知り合う。夫婦喧嘩で夫に殴られ、家を飛び出してきた純子は、ピエールの旅に同行することになり、2人の間には次第に奇妙な友情が芽生えていく。”というロードムービー。

いや〜、良かったですね。沖縄を舞台にしてるんだけどベタな”空!海!ハイビスカス!ハイサイおじさん!”な画でなく、洗練されてて当たり前だけど構図や撮り方上手いなぁ〜という感じだし、とはいえ料理やカチャーシー的な”沖縄!”って部分や、基地問題なんかも入れつつ。沖縄行きて〜〜!!ってなったね。そして、知ってる人がちょいちょいカメオ出演してて笑ってしまった。さらに宮平貴子プロデューサーの父が経営するレインボーホテルがフル活用されてて、父は嬉しいだろね(映画にも出てはったし、観ててニヤニヤしてしまった)。そんなドタバタな前半、二人旅の中盤、そして後半と色が違ってあんなにドタバタしてたのに気付いたらス〜〜ッとここ地位静かな感じ(芭蕉布の工房シーンはドキュメンタリー風でもあり)で流石やな〜と、でエンディングの三弦(三線)とギターとベースの曲もカッチョよかったし、全体通してクロード・ガニオン監督にしか撮れない沖縄だと思った。
で、前作『KAMATAKI-窯焚-』でも思ったけど、日本を舞台にした作品で日本人(の文化)の中に入ってくる外国人役の人は、クロード・ガニオン監督自身の姿だし、監督自身が現地で見聞き体験し感じたことが凄い反映されてるのが分かるね。あと、ガニオン監督の映画って、晴れというより曇天のイメージが強いね。沖縄だろうが。物悲しさというか厳しさみたいなものがあるというか。好きな色調かな。
出演者もアイドルだったり有名な女優さんが出てるわけでもなく、こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、大人の(恋愛でもなく友情?というか日常に疲れた2人が傷を埋め合うというか)映画というか。だからリアリティがあるのかもしれないし。商業映画!とは違い、監督が本当に描きたいことを描いた感じですね。良かった。

・『カラカラ』オフィシャルサイト
・『カラカラ』予告篇

『ザ・ウーマン』

京都みなみ会館ジャック・ケッチャム原作、ラッキー・マッキー監督
『ザ・ウーマン』を観る。

『ザ・ウーマン』(2011年/アメリカ/104min)


”弁護士のクリスは、妻ベラ、長女ペギー、長男ブライアンそして幼い次女ダーリンと幸せな暮らしをしていた。そんなある日、趣味であるハンティングから帰った彼が獲物として捕まえてきたのは、野生の女だった!この女をこの家の倉庫で飼育すると家族に宣言する父親。家畜の世話をするように、手足を縛りつけた女の世話をする家族たち。やがて、ある事件をきっかけに、この家族の異常性が露呈していく・・・・。実は野生の女は、食人一家の、最後の生き残りの女だったのだ”って話。
狂った一家やな。独裁的な男(父・息子)と従わされる女(母・姉妹・人食い女)。酷い親父なので、最後しっぺ返しくるのは想像出来たし観客をそれを望んでるんだろし。監禁された人食い女は最後、妙にカッコよく見えてくる(あの3人並んだビジュアル、なんか妙にカッコよかったな)。ケチャム版もののけ姫って感じかな。ギャグみたいな描写もありつつ。中々感想に困る内容やし、人に薦めにくい作品ではあるね。

・『ザ・ウーマン』公式サイト
・『ザ・ウーマン』Trailer

『巳年だよ!スピカ杯ボーリング大会!!』

毎年恒例の『巳年だよ!スピカ杯ボーリング大会!!』へ。
去年は不参加だったんだけど。↓寅年と卯年の様子。
・『寅年だよ!スピカ杯ボーリング大会!!』
・『卯年だよ!スピカ杯ボーリング大会!!』

ということで、今年も聖地・心斎橋ROUND1へ。

1フロア12レーン貸し切りでの対決。

スピカ(旧)社長の挨拶のもと。

今年もマックスボルテージです。

豪華賞品の発表に、

俄然盛り上がります。

1ゲーム目は132、2ゲーム目は80ちょいと惨敗。。。ブービー賞もろた!

その後、打ち上げのアメ村のdigmeout A&Dへ。

こっちも貸し切りで。

大いに盛り上がったのでした。

その後、味穂へ。

アカペラを歌ってるわけじゃないですよ。
指の一本締めにてお開き。

『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』

TVでやってた猪股隆一監督『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』を観る。

『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』(2010年/日本/120min)


よくある部活ガールズもの(部活の数だけ作れるね)別に何の期待もしてないし、よくあるパターンなので一々否定的な事は言わないけど。”書道パフォーマンス”って競技自体の完成度が低いしカラフルな絵の具使ったり何かダサいね。もちろん取り組んでる人らは一心不乱頑張ってるんだけど、”よさこい”的なこっ恥ずかしさ?があるというか、洗練された感がないんよね。まぁ、高校生が楽しんでやってるんやし好きにしたらいいんやけど。
僕自身ターゲットマーケット(高校生やファミリー向け)に入ってないんやろし、どうこう言う感じでもないね。山下リオさんはカワイイかったかな。鳴海璃子さんは『武士道シックスティーン』の時もやけど、ドタドタしてるというか何かもっちゃりてるねんなぁ。

・『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』公式サイト
・『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』予告篇

『デッドちらし寿司』

井口昇監督『デッド寿司』が、京都みなみ会館で2月9日〜公開されるんですが、それを大いに盛り上げるべく、みなみ会館チームで、こんなキャラちらしを作りました。
『デッド寿司』の映画チラシ(ポスター)のビジュアルを、ちらし寿司で再現。。。

う〜〜〜ん、大分思ってたのと違う仕上がりになったけど、これはこれで愛着沸いてきましたね。どこかの田舎のかかしコンテストに出展してる人の気持ちが分かりました。

そして、
こんなフリーマガジン作りました。京都みなみ会館にて無料配布中です。

こんな手作りのラックも作りました。

井口昇監督『デッド寿司』
京都みなみ会館で2月9日〜公開ですよ!!

・『デッド寿司』公式サイト
・『デッド寿司』予告篇

『フラッシュバックメモリーズ 3D』

T・ジョイ京都松江哲明監督『フラッシュバックメモリーズ 3D』を観る。
シネコンで松江監督作品観るの新鮮やね。しかも3Dやし。

『フラッシュバックメモリーズ 3D』(2012年/日本/72min)


結論から言うと、滅茶苦茶よかった!! 2013年度ベスト5(個人的)に入るは。
1位は『デッド寿司』やけどね。内容は、交通事故による高次脳機能障害で記憶が消えてしまうディジュリドゥ奏者GOMAの華麗なる復活を描く、革命的3Dドキュメンタリー。

松江監督は、どっちかって言うとサブカル文科系の湿り気のあるような世界観だったけど、今作はカラッとスタイリッシュでお洒落(軽い意味のお洒落じゃなく、垢抜け感?)で、でもそれがカッコつけたかんじじゃなく骨太で重厚感があるね。そもそも事故や脳機能障害は抜きにしてGOMA(& The Jungle Rhythm Section)のパフォーマンスが良いという前提があり、そこに不慮の事故や脳機能障害というアクシデント、自身や家族、音楽と向きあう作業。そこからの復活。最初は何で3D?って思ったけど、GOMAさんの脳で起こってる現象の具現化でもあり、ディジュリドゥを演奏してるところを正面から撮っちゃうと、線が点になって画的にキビしいけど3Dだとディジュリドゥの長い形状が見事に表現出来てるし効果的。他のメンバーのパーカッションの楽器のレイヤー感がや回り込んだり押し寄せてきたりする感じが無茶苦茶気持ちいいな。これは3Dで正解やわ。プリミティブなリズムだけで72分持つのも凄いし、人間の本能の部分で心地良く反応してしまうリズムなんだろね。全く飽きなかったしどんどんアップテンポになって、あぁ〜終わっちゃう〜!!って感じやった。マニマック!(←アボリジニの言葉で”最高!”みたいな意味らしい)

松江監督の真骨頂を観た感じやった。
これソフト化されてもTVやPCの画面で楽しめんことはないやろうけど、劇場で体感した方が良いと思う。T・ジョイ京都は上映延長が決まったり全国でも続々上映館追加されてるし。しかも、3Dやのに1チケット代1,500円やし。これは良かった。

『フラッシュバックメモリーズ 3D』公式サイト
『フラッシュバックメモリーズ 3D』予告篇内藤瑛亮監督制作)

『井口昇監督 幻の6作品上映会 -映画「デッド寿司」公開記念-』

『デッド寿司』公開を記念して、ニコニコ生放送で『井口昇監督 幻の6作品上映会 -映画「デッド寿司」公開記念-』をやってたので観る。

■「幻の6作品」ラインナップ
『クルシメさん』(1998年/56分)
『わびしゃび』(1988年/36分)
『アトピー刑事』(2003年/10分)
『中身刑事』(2004年/15分)
『そんな無茶な!「おばあちゃんキス」』(2007年/103分)
『魔悪子が来る!!』(2008年/45分)

『中身刑事』『そんな無茶な!「おばあちゃんキス」』だけ観たことなかったので観れて感激!共にサイコーやった。他の作品も久々に観たけど、昔からやってること変わらないし、共通点は”愛”を描いてるとこだね。『中身刑事』『そんな無茶な!「おばあちゃんキス」』は未ソフト化なので、それをまとめて『愛の井口昇劇場 2』出して欲しいね。

『籠の中の乙女』

京都シネマヨルゴス・ランティモス監督『籠の中の乙女』を観る。

『籠の中の乙女』(2009年/ギリシャ/96min)


ギリシャ郊外に暮らすある裕福な一家は、外の汚らわしい世界から守るためと、子どもたちを家の中から一歩も出さずに育ててきた。厳格で奇妙なルールの下、子どもたちは何も知らずに成長していくが、ある日、年頃の長男のために父親が外の世界からクリスティーヌという女性を連れてきたことから、家庭の中に思わぬ波紋が広がっていく。って話。
こういう歪んだ感じの話は好みだね。なんだろ、家族規模の『エコール』のような感じかな。子供に物の名前(共通認識の名称)を違う名前で教えたたらどうなるんやろ?(象のことを、あれはキリンやでみたいな感じで)ってのは僕も考えたことがあるね。そこはそんなメインじゃなかったけど。ヨーロッパのこういう滑稽なコンテンポラリーダンスはグッとくるね。(『ルンバ!』のアベル&ゴードン的な)歪んだ家族で狂気的な部分もあるけど、妙に滑稽でこういう世界観は好き。
ラストはえ?そこで終わり?って感じだったけど、ギリシャっぽいというか珍妙な世界観にもあってるのかもね。奇をてらった感じじゃなく、あの後どうなるかは想像出来るし。

・『籠の中の乙女』
・『籠の中の乙女』Trailer

『インビジブル2』

今日も透明人間もの。クラウディオ・ファエ監督『インビジブル2』を観る。
前作のポール・バーホーベン監督は、今回製作総指揮。

『インビジブル2』(2006年/アメリカ/91min)


2006年ということで、大分最近の特殊技術になってきたね。かなり技術が上がってるし、タイムトラベルにしろ透明人間ものにしろ作られた各時代の技術を観る事が出来て、比べるとおもしろい。本作は前作から5年後くらいで、登場人物はガラリと替わり1については以前こういう事故があったと言葉でチラッと触れるだけだけど年月が経っての続編ということみたいだね。そういうこともあり、透明人間研究も大分進んでいて兵器(兵士)として使おうとする域に。
撮影自体はCGももちろん多様してるけど、結構ワイヤーや棒で人物をしたりして人間に力を加えてるのを後から消す作業も多くしてて、それが結構上手い事見えない力を表現出来てるね。
前作は普通の人間やったのに超人的な力を発揮してておかしかったけど、今作は設定が元軍人の男が透明人間になってるので、戦闘力の高さはクリア。なんやけど車に轢かれたりビルの3階(4階?)から落ちたら動かれへん(死んでもおかしくない)のに普通に動くし、さらに雨なんか浴びたら痛ーてしゃーないと思うけどね。
盲目の人とのやりとりは良かったね。あと、ヒロインのローラ・レーガンは美人やった。

そんなわけで、透明人間ものは大体性格悪なって見えない敵と闘う恐怖方向になるね。それよりはもっとコメディよりのイタズラやエロい方が楽しくて好きかな。全部エロにしちゃうとAVでよくある感じになるんやろうけど。そういうエロ系じゃなくて、イエジー・スコリモフスキ系のヨーロッパの物悲しい雰囲気の変態系ので透明人間ものやっても面白そうやね。『アンナと過ごした4日間』みたいな感じで中年のしょぼくれたオッサンが何かのきっかけで透明になれるようになり、エロいことや好きな女性にイタズらしようとするけど、気弱な性格が邪魔してうまくいかなくて、最後は誰にも気付かれず車に轢かれて終わりみたいな感じで。どやろか?
まぁ、また何年後かに定期的に透明人間やタイムマシンものは作られてくだろうね。ちゅーかH・G・ウェルズは凄いね。

・『インビジブル2』
・『インビジブル2』Trailer

『インビジブル』

今日も透明人間もの。
ポール・バーホーベン監督『インビジブル』を観る。

『インビジブル』(2000年/アメリカ/112min)


ちょっと前の作品かと思ってたらもう13年前なんやね。
過去の透明人間ものに比べると格段にCGやモーションキャプチャーが発達してるね。この2013年現在ではさらに進歩してるけど、筋肉、内蔵、神経、骨と消えてく表現は今観ても全然凄いと思う。とはいえ、前提として普通の人間が透明になり精神にも異常をきたすということだけど、腕力だったり身体能力が超人的になるのは違うんちゃうの?あんなに全身燃えたり、爆発の中にいたのに全然平気やし、血を全身浴びたら中々取れないと思うのに次の場面でキレイになってるし、無敵過ぎるな。
あと、主人公の女性はエレベーターの構造をあんな知ってるのもおかしいね。ってな具合でツッコミどころも多いけど、まぁ楽しめたかな。メイキング観たけど、ケビン・ベーコン本人が実際にモーションキャプチャーとかやってたんやね。

・『インビジブル』
・『インビジブル』Trailer

『透明人間』(2001年版)

今日も透明人間。
ジョシュア・バトラー監督『透明人間』(2001年版)を観る。

『透明人間』(2001年/アメリカ/80min)


酷いなコレ。何にもおもしろくないなぁ。雑過ぎて、観るのしんどいわ。
DVDスルーみたいやけど、これは海外ドラマ?(たまにアイキャッチが入る)。検索してもあんま情報がないけど。
微妙にコメディ要素を入れてきてるけど、何にもおもしろくないし、スベりまくってるね。しかもそれがサラッとぶっこんできて、今のボケやったん?って感じ。透明人間の原理や効果、能力の設定が穴だらけ(腕を繋がれてた人物が透明になったとたん、力がついて拘束具を引きちぎるし、服や手に持った銃ごと透明になるのに、車を透明にしたらボディーだけ消えそれ以外の部品や中の人は消えない)やし、登場人物に全く魅力がなくて、なんでそのキャラクター選び?って感じ。色々安っぽ過ぎて酷いなぁ。ネタにもならへんおもしろくなさやね。
途中から中国人が透明になる技術を盗もうと(コピーしようと)としてくるの風刺っぽく(北朝鮮の核施設的なギャグ?って装置だったり)ていいし、ある意味その胡散臭さは言い得て妙やけど。ちょっと観るのしんどかったぁ?。

・『透明人間』
・『透明人間』intro

『透明人間』(1992年版)

今日も透明人間もの。
ジョン・カーペンター監督『透明人間』(1992年版)を観る。

『透明人間』(1992年/アメリカ/99min)


これは、昔TVでやってるの観ておもしろかった憶えがあるね。
コメディ要素のある透明人間もの。透明人間になるきっかけってのが、パソコンのキーボードにコーヒーこぼしたらその建物中のコンピューターが壊れちゃって、どんなけ精密な(やわい)キーボードとシステムや?!と思いつつ、それが原因でビルやその周辺が透明化してしまい、たまたま逃げ遅れた主人公も透明人間になってしまう話。
透明人間っていうとやっぱエロいことやイタズラをしたくなるけど、そこは抑えめに透明人間は良い物じゃない的苦労(誰にも存在を気付いてもらえなかったり車に轢かれそうになったり系の)も描きつつ、果たしてどうやって戻るのか?というところだけど、なるほどそっちパターンね。
1992年って微妙な年で、最近な気もするけど結構前やね。メイキングが少し付いてたけどこの頃はCGの黎明期的な時で、今のVFXはかなり進歩してるけど、この当時のはこれはこれで味のある質感。そして、表現として、視聴者には主人公の姿が見える透明人間の体(てい)をとってる部分、逆にそこにいる体(てい)の演技、一人芝居だったりがコントっぽくていいね。

透明人間映画は、人物を映さずにその時代その時代の特撮技術を映し出す映画ですね。
あと、顔に包帯でチェックの襟のガウンスタイル『透明人間』(1933年)のオマージュをしてるね。1933年版観てたから気付いた。

・『透明人間』
・『透明人間』Trailer

『透明人間』(1933年版)

去年はタイムトラベルもの括りで映画観ましたが、透明人間しばりで観ましょうかね。H・G・ウェルズ原作、ジェームズ・ホエール監督『透明人間』(1933年版)を観る。

『透明人間』(1933年/アメリカ/70min)


80年前の作品か、凄いなぁ。
80年前でこの合成の技術あるんやね。結構力入れて作ってるな。当然今とは比べ物にならないチープな技術だけど、当時の画質(モノクロで鮮明でない)が逆に粗を隠しててピッタリ。当時のシリアスなドラマも誇張したコメディ(コント)要素が入ってたり、めちゃくちゃ説明ゼリフだったり時代を感じますね。今ではやらんようなストーリーや設定(穴やツッコミどころも多い)だけど、古典作品なのでここから今後のSFものがどう進化していくか、その後の透明人間ものとの差やオマージュを楽しめるんやろね。当時の人は、これ観てビックリしただろうし、さらに今の技術を当時の人に観せたらひっくり返るだろね。

・『透明人間』
・『透明人間』Trailer

Y・A・I 新年会

美術研究所時代の友人との新年会へ。

大阪は天満にある南イタリア居酒屋”れもんや”さん。

当時お世話になった先輩の店なのだ。”阪ケン”a.k.a阪口さん(写真右)。

気付けば10数年も経ってるんですね。

一応動かしときましょうかね。

前菜的なものから、

生ハムやサラミの盛り合わせ的なもの、

カルパッチョ的なもの、

揚げ物的なもの、

揚げピッツァ的なものや、

魚介のパスタなんぞを堪能したわけで。

誰かに似てると思ったら、トニー谷のモノマネをする清水アキラさんに似てると気付いたわけで。

色々語り合ったわけで。

なんやかんや盛り上がったのであった。

その後、、、

京都へ帰るべくホロ酔い気分でJRの終電に飛び乗り、ウトウトしてしまったところ、、、
気付いたら石山寺(滋賀県)まで行ってもたがな!!!!!
そんなこともあったわけで。。。