『白いリボン』

ミヒャエル・ハネケ監督『白いリボン』を観る。
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『白いリボン』(2009年/オーストリア・フランス・イタリア・/ドイツ/144min)


現代の都会で起こるバイオレンスな描写じゃなく、田舎(第一次世界大戦直前の北ドイツ)の無垢な人らのそれぞれの葛藤がなんかやるせないね。具体的に完結させるでもなく、観終わった後にモヤモヤ考えさせられる感じだね。『ファニーゲーム』が投げっぱなしジャーマンをかけるだけかけて控え室に帰ってしまう感じなら、この『白いリボン』は、投げっぱなしジャーマンで”どう思う?”的な正々堂々突きつけてくる感じというか。正当派というか。
今の時代に生まれてて良かったと思いつつも、今の社会のあらゆるコミュニティに置き換えられる感じが恐いね。

・『白いリボン』
・『白いリボン』Trailer