『蛇のひと』

修理に出してたカメラが無事直って帰ってくる。
電気屋さんより、サービスセンターより、直接工場に送ったので早く帰ってきた。なるほど、送料は掛かるけど、大阪のサービスセンターに行く交通費と時間を考えるとこっちの方が良いのね。

三好晶子脚本、森淳一監督『蛇のひと』を観る。
永作博美さんってだけで観ちゃうし、西島秀俊さんを始め脇を固める役者さんもみなイイ感じの人だし、何でもWOWOWシナリオ大賞ってのを受賞した作品だとか。良さげな匂いがしますね。
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『蛇のひと』(2010年/日本/102min)


うん、良かった。西島さんの失踪を追いつつ彼に関わった色んな人物のドラマが短編のオムニバスの様な変化をみせ、それが自然で知らん間に入り込んでしまう。サスペンスの様なミステリーの様な、でもそんな事件性はなく西島さん(の役)は何者なんだ?的な興味をそそられる。
また凄く丁寧に作ってる。構図や色味など画作りが非常にキレいでいやらしくなく気持ちいい。引きの画(登場人物がいなくても成立する構図)に、永作博美さんのシルエットが効いてるし、センスを感じる。ラストはちょっと尻窄みな感じもあるけど、観終わった後の印象は良いね。

・『蛇のひと』
・『蛇のひと』 予告篇